「It’not
News。」
日本人(拉致被害者)が自動車教習所に行くことがなぜニュースなのか? 今日はアメリカ人英会話教師と北朝鮮問題を話す。これは25日の教師と同意見。いかに日本のテレビがいま恥ずかしい報道をしているかの証明だ。それを見て何も感じぬ日本人はもっと恥ずかしい。
●No.656/03.2.28
「日朝間では
平壌宣言に
基づく
テーブルが
ある。」
と安倍晋三官房副長官(日本経済新聞本日朝刊)。では、どこにいまあるのか教えてほしい。そのテーブルを壊してしまったのはあなたではなかったか?
核開発問題など取りあげてごまかさないでほしい。核云々よりも以前に、北朝鮮とのテーブルはあったはずではないか。
●No.655/03.2.27
「小泉
内閣を
支持
する。」
と答えた44%の方々に言いたい(朝日新聞本日朝刊世論調査)。嘘をつく人物を信じるのか? と。あるいは、嘘をつかない政治家はいないという前提で支持するのか?
と。世論に支えられて来たはずなのに世論調査を軽んじるこの人物を、それでもまだ支持するのか? と。
●No.654/03.2.26
「One-
Sided。」
であると日本のマスコミを批判したオーストラリア人英会話教師。北朝鮮のミサイル発射について話した後で拉致問題を語り合った。「世界に多くの重要なニュースがあるのに、なぜ拉致被害者の日常風景をニュースで流すのか?」おっしゃる通り! 情けなくて言葉もない。
●No.653/03.2.25
「安保理
内部の
抵抗
勢力。」
なる表現を用いた本日の「ニュースJAPAN」。 安易で鈍感だ。いまこの言葉が保守的でネガティブな意味合いを含んでいる点に全く留意していない。それともフジテレビは米国支持を明確にしたいがために、あえてイラク攻撃に反対する国々をこう表現したのだろうか?
●No.652/03.2.24
「ベース
アップ。」
この後に(ベア)とさらに略語で補足しているが本末転倒だ(本日の日本経済新聞朝刊)。「賃金基準の引き上げ」と日本語で説明して初めて補足説明になると思う。ベアと定期昇給の区別は分かりづらいし何よりカタカナ語にカタカナで補足するのはいかにも愚かである。
●No.651/03.2.23
「でな
おし。」
という名の居酒屋が妻の実家のある神奈川県「伊勢原」駅近くに。あまり飲みたくない店だけど「振り出しに戻ってやり直す」(新明解国語辞典/第三版)の意からすると主人は日々新たにする想いを込めたか。少なくともいろんな面で日本は“でなおし”が求められるが。
●No.650/03.2.22
「東洋
屈指の
高架駅。」
「しながわ区のお知らせ2/21号」は五反田特集。これは開業当時の駅のキャッチフレーズ。確かに山手線ホームからの眺めはいい。美智子皇后の生家もこの五反田なのに、なぜか人気はいま一つ。しかし40年以上神奈川県民の私も都内で一番好きな街は五反田なのだ。
●No.649/03.2.21
「目標が
ないと
生きて
いる意味が
ない。」
いま東京FMで一般の女性達が次々と自らの仕事について語っている。面接で聞く多くの女性達の言葉と同じだ。現在の仕事や環境を軽率に否定しすぎる。無論真実は分からぬが、書く仕事だってものすごく楽しく充実しているわけじゃないと、言いたくなってしまうのだ。
●No.648/03.2.20
「乗客に
日本人は
含まれて
おり
ません。」
なるコメントは日本人だけのものという指摘を多くの評論家から聞かされてきた。本日、イングランド出身の英会話教師と韓国の地下鉄放火事件について話していたら、海外の惨事ではイングランド人の被災者の有無について最初に告げると言っていた。似非日本人論多し。
●No.647/03.2.19
「踏んだり
蹴ったり
ですね。」
本日の「はなまるマーケット」でベッカムが負傷したニュースを読んだ岡田アナは最後にこう言って胸を張った。この言葉は“蹴ったり”がサッカーに掛かっているだけで駄洒落にもなっていない。ファーガソン監督は“踏んだり”したわけではない。日本語教育が必要だ。
●No.646/03.2.18
「うちの子、
本嫌い
です
から。」
との一言で終わりなのだそうだ。読書を勧める教師に対する親の反応である(アエラ2/17号)。私も小学校中学年で読んだ江戸川乱歩は、いま中学生向けらしい。子供達の読解力が落ち、文章を書けない児童が増えているそうだ。おぞましく荒涼とした親子の図である。
●No.645/03.2.17
「風呂から
あがっても
夜がまだ
長いよう
でしたら、
私の部屋に
いらっ
しゃい。」
とセンセイは呟くように誘う。月子は「月子さんよ、期待するなかれ」と自らを窘める。 川上弘美の「センセイの鞄」をWOWOWが本日初めてドラマにした。原作を読んだ時の想像より、柄本明のセンセイは少々カッコ悪く、小泉今日子の月子は美人すぎたが、よかった。
●No.644/03.2.16
「しょっぱい
ドライブ。」
大道珠貴氏の第128回芥川賞受賞作物を「文藝春秋」三月特別号が掲載。選評で二氏がタイトルを批判した。「稚拙すぎる。工夫が足りない」と言うが工夫のない題名の傑作は多い。港町の物語に「塩辛い」と「物足りない」の二つの意味を掛けたのを気付かないのでは?
●No.643/03.2.15
「縦書きは
重く、
苦しいが、
文は
まとまり
やすい。」
尊敬する石川九楊氏が、教え子に縦書き・横書き両方で同主題の文を書かせた際の縦書きに対する学生の感想だ(文藝春秋三月特別号)。横書きは軽く筆は進むが文は散漫になるとか。氏は「縦書きは書中の中に天を孕む」とも。横書きは一層の心構えが必要ということか。
●No.642/03.2.14
「ユンソナ。」
別に光り輝く名言を発したわけではない。彼女を取りあげたのは、ここ数日「はなまるマーケット」「おしゃれカンケイ」そして本日0時40分からの「自分電視台」と立て続けに出演し、その全てで自室を公開し冷蔵庫のキムチを紹介していたからという理由に過ぎない。
●No.641/03.2.13
「コーポ
レート
ブランド
経営。」
なる理論を伊藤邦雄一橋大学教授が提唱(日経広告手帖2月号)。いつかマンスリー広告批評で扱うが、「暖簾を大事にしましょう」と言うのと大差ない気がする。ここ数年、業界誌は様々な職種や理論をあたかも新発見の如く伝えるが、その場限りのでっち上げばかりだ。
●No.640/03.2.12
「初恋は
ウマヅラ
ハギ。」
本日の「はなまるマーケット」出演のさかなクンの言葉。高校時代に吹奏楽部に入った理由が“水槽”学部と勘違いしたからとか、異次元の魚好き。ダイバーとして海に潜り、魚のイラストレーターとしても活躍。商品としての徹底した差別化がこの人の人気を支えている。
●No.639/03.2.11
「スロー
ライフは
おいしい
生活と
同じ意味
だろ?」
と糸井重里氏の活動の停滞ぶりを揶揄した本日発売「噂の真相」。スローライフに対する完全なる誤解だ。バブル経済終焉以前の「おいしい生活」と右肩上がり経済を批判するスローライフは全く正反対の概念である。このような誤った認識が本当にスローライフには多い。
●No.638/03.2.10
「333。」
相模大野のベトナム料理店「HOA・SEN」でこの現地ビールを注文。ベトナム語で3は「バー」なので「バーバーバー」と読むとか。スーパードライを追随してどんどん辛くなっている気がする日本のビールに比べ口当たりはソフト。辛目の料理にはこれがいいのかな?
●No.637/03.2.9
「どったな
時でも
自分を
捨てて
かかるん
だよ。」
「今日はテレビの誕生日」を本日、総集編でもう一度観た。この言葉は「おしん」に出演した長岡輝子氏が20年後のおしんに宛てた朗読から。95歳の氏の元気さにも驚いたが言葉の一つひとつが身にしみた。私も含め国民全員がそう思えば不況からも脱出できるだろう。
●No.636/03.2.8
「何
言ってんの
ずっと
だよ。」
とプロゴルファー青木功氏(インプレッション2月号)。シニアツアーに「何歳まで挑戦するのですか?」という問いへの答えだ。私も最近「いつまでこの仕事できるのかな」と考えることがある。どこかで“広告文を書く”仕事から“書く仕事”に変えたいと思うのだが。
●No.635/03.2.7
「横長
デザ
イン。」
が巷で人気らしい(ブルータス2/15号)。カルティエの時計に始まり、ソニーのVAIO、パナソニックのデジカメまで。“不安に対する代理満足”と茶化しているがどうかな。デザイナーに尋ねてみたいところだが、不況による縮み志向に対する自己主張ともとれる。
●No.634/03.2.6
「物理学は
いかに
創られた
か。」
とは小柴昌俊東大名誉教授が中学生時代に長期入院した際、担任の金子先生が持ってきてくれた書籍の名(本日の日本経済新聞朝刊)。氏に「物理というのはおもしろいことをやるんだなあ」と思わせた。私にも人生に影響を与えてくれた恩師がいる。幸せなことだと思う。
●No.633/03.2.5
「変身
ヒー
ロー。」
日経エンタテインメント!(3月号)で仮面ライダー、ガオレンジャー等の俳優を特集。いずれも高視聴率らしい。1月のある土曜日、五反田駅が異常に混んでいたので理由をネットで調べた私は、それが仮面ライダーのイベントが催される簡易保険ホールにあると知った。
●No.632/03.2.4
「家事に
めざめた
男たち。」
なる特集を組んだアエラ(2.10号)。かく言う私も本特集で言うところの「中年、実年、熟年の中途家事めざめ組」だ。その動機をビジネス手法と結びつけたり、男の仕切る喜びと関連づけたりしているが、(家事ではない)料理って、やはりクリエイティブだと思う。
●No.631/03.2.3
「自分を
偽らなくて
いい。」
とは現実の学校と比べたドラマの印象を尋ねられた女子中学生の呟き(本日の『中学生日記』)。授業を「つまんない。嫌いなものはイヤ」と言い、ナレーションが「授業が楽しく分かるものになれば居場所になる」と続ける。なぜそこまで教育が迎合する必要があるのか。
●No.630/03.2.2
「ニュースが
無限に
増えて
いった
歴史
だった。」
と本日の「今日はテレビの誕生日」で糸井重里氏。それにしても磯村尚徳・勝部領樹・山室英男・岡村和夫と並んだNHKのニュースキャスターの面々の迫力は凄かった。テレビなる媒体の良識を久々に感じた。それに比べ先日、テレビ番組関係者から聞いた裏話ときたら。
●No.629/03.2.1 |