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最終更新日2002年11月分 |
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「タバコに
火を付け
れる。」
なるテロップを堂々と流した本日の体感if!。キャバクラ嬢のサービスの基本を説明したものだが、影響力あるテレビで“ら抜き”言葉はやめてもらいたい。いい加減なテレビ局が(私の少ない経験から推測しても)書き言葉までのチェックをしているはずもないのだが。
●No.566/02.11.30
「自然体で
やりたい
ことを
やっていき
たい。」
若者達を肯定している諸富千葉大助教授(経営者会報12月号)。つまりフリーターなる生き方を認めているのだが、間違っている。氏はまたスローフードを例にあげスローライフを、と勧めているが江戸時代の町民達は別にやりたいことをやって生きていたわけではない。
●No.565/02.11.29
「日本は
教育が
非常に
良く
行き届き、
洗練され、
同質的な
社会だと
思う。」
日本経済新聞本日朝刊のルイス・ガースナー米IBM会長の言葉。氏が現在の日本の子供達の状況を知ったら何と言うだろう。私はこの指摘は最早正しくないと思う。朝日新聞に連載の「学ぶ意欲」によれば、既に10年以上前から子供の学習意欲の低下が見られるという。
●No.564/02.11.28
「今年の
風邪は」
要注意!」
と、取材で出かけたJR 平井駅構内の薬局にかけられていた大きなPOPの文字。インフルエンザが猛威を振るう予想もあるが、基本的に「今年の風邪はしつこい」なる台詞は自らの免疫力が下がっている証だと思う。曰く、食生活に問題があると言っているようなものだ。
●No.563/02.11.27
「お金
持ち〜。」
と、たかの友梨氏は写真に収まる時「チーズ!」の代わりに口にするそうだ。アエラ(12/2号)が年商180億を稼ぐこのビューティークリニックの経営者を特集している。最初の離婚の時、管理職養成の「地獄の特訓」で立ち直ったという。筋金入りの、正に女王だ。
●No.562/02.11.26
「それも
これも
インタ
ビュー
から始まる
のだ。」
と岩見隆夫氏が本日発売のサンデー毎日で述べている。曽我ひとみさんの家族のインタビューが掲載された「週刊金曜日」に批判が集まる風潮に真っ向から反論している。この“拉致ブーム”とも言える過剰報道の中、鳥越俊太郎氏と岩見氏だけが孤軍奮闘している。拍手。
●No.561/02.11.25
「学ぶ
意欲。」
なるタイトルで本日から朝日新聞の教育シリーズが始まった。小泉首相がデフレを問題視してこなかったように、文科省は学力低下を無視し続けてきた。証拠がないからだと言う。では学力が低下していない証拠はあったのか?
学ぶ意欲に欠けた今の子供達はもう手遅れだ。
●No.560/02.11.24
「技術の
島津の
社長
としては、
異色の
経歴
である。」
と朝日新聞本日朝刊。島津製作所の矢嶋社長の紹介記事だが、この後にその経歴を続けるなら「技術の島津の社長として、その経歴は異色である。」としないと読みにくい。冒頭の文章は一連の経歴を述べた後で使うにふさわしい表現だ。当社スタッフの原稿なら修正する。
●No.559/02.11.23
「532
兆円。」
97年1-3月、00年1-3月、そして本年7-9月のGDPの数字だ(朝日新聞本日夕刊)。日本のGDPがここ数年上下し殆ど成長していないのは世界でも有名とのこと。ノーベル賞に浮かれてもよいが私も含め国民全てが自らを振り返らないとダメなのではないか。
●No.558/02.11.22
「ハナモク
って
死語
だよね。」
と本日の田園都市線・渋谷駅23時発急行の乗客の会話。確かに車内は平日としては空いていた。yomiDASは東京新聞88年7月5日朝刊の「木曜日に街がにぎわう、いわゆる“ハナモク(花木)”現象」なる記事を紹介しているが、もちろんバブル経済崩壊以前だ。
●No.557/02.11.21
「なぜか
名主役とは
言わ
ない。」
と朝日新聞本日夕刊。正に“名脇役”だった女優・沢村貞子さんの「いつも花のうしろから、ソッと枝葉をのぞかせるばかりだった」との言葉を紹介しつつ。今の政界には主役もいないが、名脇役と言いたい味のある傑物も皆無。政治家の定義は大きく変わっていると思う。
●No.556/02.11.20
「夢とは、
夢を
かなえよう
とする
心意気
だ。」
とは本日のはなまるマーケット出演の松本幸四郎氏。この言葉にFA行使前の松井秀喜選手が頷いていたとか。取り立てて洗練された表現ではないが、この人が語ると嫌味なく純粋に響く。夢は見るものでなく語るものでもない。この人の君が代を初めて聴いたがよかった。
●No.555/02.11.19
「銀行の
主張は
大嘘。」
週刊朝日(11/29号)の木村剛KFi代表の言葉。「信用リスクに見合った貸出金利を設定している」という主張に対するものだが、この他にも金融庁検査に反した不良債権額の自己査定など、銀行の対応には不信感が募る。最早、狂っているという形容を与えていい。
●No.554/02.11.18
「あなた、
帽子
とら
んか。」
本日の情熱大陸は舞台美術家の朝倉摂。この言葉は、大分県本耶馬渓町で彼女が手がけた「青の洞門」がテーマのミュージカル終演後、僧禅海を演じた町民の父親から出た。帽子を被ったまま取材に答える妻の非礼を正したのだが、昔日の日本人の美しさを思い起こさせた。
●No.553/02.11.17
「おまえ、
その体を
保つのには
うんと
走らなきゃ
いかん
なぁ。」
とは藤田元司巨人軍元監督がかつて大久保捕手に言った言葉(ほぼ日刊イトイ新聞)。大久保曰く「ぼくにヤセろと言わなかった監督は、藤田さんだけです。」藤田氏はそこで「人の心を傷つける言葉を使っちゃいけないな」と思ったという。人生を考えさせる対談終わる。
●No.552/02.11.16
「部屋を
きれいに
片づける。
洗濯物を
きちんと
たたむ。」
そんな日々の小さな営みを大切にすることが生きることであると、本日のいのちの対話で鎌田実医師。苦しみや悲しみや絶望から立ち直る秘訣も同じだ。その言葉にラジオを聴く人々が「生きる勇気を与えられた」と声を寄せる。私は仕事の手を休め朝の光の中で涙を流す。
●No.551/02.11.15
「小泉さん、
時間が
ない。」
という見出しが朝日新聞の本日社説に。「日本は結局立ち直れないのではないか。」とある。本当にこの人を見ているとそう思う。結局、この人は自民党派閥を無視して党内の仕組みは変えたが、あとは掛け声倒ればかりだ。しかしいい気にさせているのは我が国民である。
●No.550/02.11.14
「赤字。」
なる言葉が日本経済新聞本日朝刊の見出しに計6個使用されていた。この数が通常と比較してどうなのかは分からない。しかしスポーツ欄(「赤字球団大半」)から始まり6個も目にすると多い印象を受ける。不況下、私は政治家以上に(小泉支持の)国民に失望している。
●No.549/02.11.13
「首相の
性格から
すると。」
青木自民党参院幹事長が講演でこの言葉に続け「補正予算の大合唱になると逆効果」という意味のことを語ったとTBS朝のニュース。政策を進言するのに性格云々は何の意味があるのか。こんな低レベルで田舎臭い発言をする人物が党内ナンバー1の実力者なのは何故か?
●No.548/02.11.12
「シュ
ミズ。」
なる言葉が某メールマガジンの通販にあったので検索してみると「シミーズはスリップの旧称のシュミーズが訛ったもので誤用。しかも死語」とある。でもシュミズだって定着していない。誤用でまかり通っている外来語はたくさんあるのにシミーズ消失は寂しい気もする。
●No.547/02.11.11
「日本人の
テレビの
視聴者は
そんなもん
よりまだ
まだ
『拉致
問題』が
お好き
らしい。」
と、ほぼ日刊イトイ新聞で鳥越俊太郎氏。ここで言う「そんなもん」はバリ島でのテロ。拉致被害者の毎日を追っているだけでいいのか、マスコミ。私は今でも小泉首相がいい格好だけした国交正常化交渉の調印が間違っていたと思う。お得意の無責任でやっちゃったのだ。
●No.546/02.11.10
「継続は
力。」
という話題で妻と話す。妻の友人が毎年地道に開催してきたテディベアの個展で作家として認められてきたという話題。「継続」という行いは時に才能を上回るある種の奇跡を起こすのかもしれない。「今日の気になる言葉」本日で2周年。現在163日間連続更新中です。
●No.545/02.11.9
「指導監督を
徹底
したい。」
と本日、今年8人目の逮捕者を出した神奈川県警。最近は、企業内に不祥事があるとこの言葉が常套句になっているが、ここまでみんな同じ言い回しだと「具体的には何もやらない」と言っているのと同じに聞こえる。この言葉を使う人は何を思って使っているのだろうか。
●No.544/02.11.8
「人に
後ろ
指を
さされる
ような
ことは
するな。」
という言葉が品川区某小学校の配布物に。現在の道徳教育で見失われている言葉としてあげられているが「見てなきゃ、いい」が昨今の風潮だから同感。でも新学習指導要領の「未来を拓く道徳教育」の意味は分からない。そんな悠長なこと言っている日本の状況ではない。
●No.543/02.11.7
「どよ
もす。」
今朝のおはよう!グッデイで露木茂アナが産経新聞のコラムから「とよもす(正しくは、どよもす)」を紹介。圧倒するほど鳴り響くの意らしいが知らなかった。ちなみに同番組内のいまどき日本語力の街頭取材では、「ぞんざい」がみんな分からない。日本語よ、どこへ。
●No.542/02.11.6
「哲学的な
ことを
考えて
いる。」
妻が、自分のブティックのあるテナントピルの警備員とバッタリ電車で乗り合わせ話したところによると、時間があるので思考がどんどん哲学的になるとのこと。以前、警備員が主人公のドラマはあった気がするが、警備員の思考を綴った小説があっても面白いと思った。
●No.541/02.11.5
「ナンタ
ケット
バス
ケット。」
「白鯨」の舞台・ナンタケット島で作られる籐のバスケットパース(バッグ)。オードリー・ヘップバーンも愛用したこのバッグにいま妻が夢中だ。仕事で見た洋書に掲載されたバッグの可愛いさに魅せられネット検索中だが購入できるサイトがない。お知りの方は情報を。
●No.540/02.11.4
「選抜剣道
八段優勝
大会。」
とは、全員50歳以上の教士八段による全剣連設立50周年記念のトーナメント(本日NHKで放送)。この放送の前は日本シニアオープンの中継で、こちらも50歳以上が参加資格だ。NHKも心憎い番組を並べる。今後益々こうした大会が見直されることは間違いない。
●No.539/02.11.3
「世界中で
一番うまい
ものって、
人間味
だな。」
本日のいつか行く旅アラスカ(再)で岩城 滉一氏が語った言葉。弱冠46歳の私だが、この言葉は分かる。似たような言葉を私も言ったことがあった。独立して9年、私なりに危機はあったから。辛いこともある人生だけど耐えて凌ぐ自分を讃えてあげたいこともあるのだ。
●No.538/02.11.2
「経費削減は
全く行われ
てい
ない。」
昨夜のきょうの出来事は、銀行員による覆面座談会。この言葉を始め「金を貸してという人には貸すな」「自分がやっているのになぜ手数料払わなきゃいけないの、と思う」「給料は、はっきり言ってもらい過ぎ」など、ともかく痛快。なんでこんな銀行に税金を使うのか。
●No.537/02.11.1 |


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