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1.「東京・五反田」論
5つのゾーンに、語られない「五反田」がある。
そこには、知らせたい「五反田」の5つの特色がある。
■1.都内有数のビジネスゾーン
西口の桜田通りを南西方向に歩いてみてほしい。中小のビル群が建つ街並は、 ビジネスの活気にあふれている。学研ホールディングス(西五反田2丁目)、ポーラ(西五反田2丁目)、レナウンダーバンホールディングス(西五反田8丁目)の各本社、資生堂のオフィスや日本IBMのソフトウエア事業拠点(旧ロータス)、DNP(大日本印刷)の印刷と情報を融合させたビジネス戦略拠点である五反田ビルなど、大手企業の核となるオフィスも数多い。ちなみに当社のあるビルには、認知度は高くないものの産業用金物のトップ企業として君臨するタキゲン製造本社も置かれる。
また、忘れてならないのは「TOC」でおなじみの東京卸売センター。 約300社が集うビルは、その名の通り安価で買い物ができる隠れた名所だ。丸井主催のバーゲン当日は、若者達で街全体が“渋谷化”するほどである。 さらに東口に目を移せば、シーメンス、イマジカが本社を置く。また、都市銀行の支店がすべて駅周辺に揃い、おまけにシティバンクや城南信用金庫(信用金庫中の預金量・貸出金量第2位)本店まで置く街は、それほど多くないはずだ。それだけの金融需要のある街なのである。また、このエリアには地方の優良企業の東京支社も多く、品川税務署にとって納税実績の優良地域という説もある(地元不動産屋情報)。1993年、さくら銀行(当時)が、コンビニエンスストアでのATM機運用を他でもない五反田駅前の「am pm」でスタートさせたのも十分に頷ける話なのである。
五反田駅西口「桜田通り」沿いのビル群 五反田駅西口「桜田通り」沿いのビル群
■2.城南地区の新たな消費・娯楽ゾーン
2008年「五反田の変」

2008年春は、それまでの五反田エリアのイメージを一新するエポックメイキングがあった。 まず3月14日、JR東日本グループの東京圏駅ビル開発が進める“より地域に密着した小規模タイプのアトレ(ショッピングセンター/attrait(仏)=魅力)ブランド”である「attrait vie(アトレ・ヴィ):vie(仏)=生活」五反田店がオープンした。上階の飲食店も土地勘のない方には手軽で便利だが、特に1階にある「成城石井(輸入食材を扱うやや高額のスーパーマーケット)」はJR駅構内に本格的なショッピング施設のなかった五反田の利便性向上に大きく寄与した。 さらに4月24日には東急池上線「五反田」駅直結の「remy gotanda(レミィ五反田): re(英)=『再び』を示す接頭語+my(英)=私の」がオープン。ファッションから美容、旅行、飲食まで20〜30代の働く女性をメインターゲットとした東京急行電鉄の新事業の記念すべき第1号店である。これまで「アフター5に五反田でショッピング!」というOLは(書籍を除き)皆無であったといって過言ではない駅周辺の状況であったが、その地図が「remy」によって塗り替えられた感がある。

五反田駅西口「桜田通り」沿いのビル群 「アトレ・ヴィ五反田」がそびえるJR「五反田」駅西口風景。
五反田駅西口「桜田通り」沿いのビル群

 

再開発進行中の五反田の街中にある「レミィ五反田」(東急池上線『五反田』駅直結)。

五反田活性化の理由
下記にある当社WEBの過去の紹介文が示すように、隣接するJR山手線各駅に遅れをとっていた「五反田」駅が、一挙に様変わりしたのには大きく2つ理由がある。
1つ目の理由は、大規模再開発による昼夜の人口増である。ビジネス・商業から文化・娯楽・住居まで多様な生活機能を備えた広域的な拠点を定めた東京都「副都心整備計画」にお隣の大崎地区が挙げられているが、この地区に隣接する東五反田エリアも現在、大型分譲マンションの建設が数棟進み、「品川区市街地再開発事業」による大規模な再開発計画が進展している。
2つ目の理由は、2004年11月に「劇団四季」がミュージカル「CATS」上演のために新設した専用劇場「キャッツ・シアター」(東五反田2丁目/JR・東急『五反田』駅徒歩8分)だ。83年11月の初演以来、国内に例がない上演回数7000回、総入場者数710万人を記録したこの未曾有の人気ミュージカルは、時折開催される「五反田ゆうぽうと」の(バレエ・演劇などの)公演以外、休日に出かけるエリアではなかった五反田に、いきなり日本有数のレジャーシーンを持ち込んだのである。この「キャッツ・シアター」の登場により、五反田に“娯楽ゾーン”の顔が加わった。
と書いていたら、2009年5月3日、4年半にわたるロングラン公演の幕を閉じてしまった。いまのところ、これに代わる娯楽の新顔は五反田に現れていない。
五反田駅西口「桜田通り」沿いのビル群 東五反田エリアの再開発風景(2008年7月撮影)。
五反田駅西口「桜田通り」沿いのビル群 背景に東五反田の再開発ビルが見える「キャッツ・シアター」(2008年7月当時)。
◎参考:〔『五反田』駅再開発前(2007年以前)の当社WEBの記述〕
昔ながらの気質が残る五反田の商店
はっきり言って、五反田は山の手線沿線の都市開発から遅れをとっている。 ステーションビルもない。しかしその反面 、昔ながらの店並が残されているのがいい。ただ、「中でもガード下の 飲み屋街は、意外にネタも新鮮で比較的気軽に入店できる」と紹介してきたゾーンは、分譲マンションの建設で取り壊され、昔からの専門店が徐々に消えていくのも淋しい。消費地として見ると低ランクの地域ではあるが、商店間の連携は深く、お女将さん同志の昔ながらのつき合いは“下町気質”を感じさせて好きだ。近年、商店連合会の独自イベントも注目されている。
秋祭りの風物詩であった“おばあちゃん御輿”は、「六十歳はまだ若手といわれる元気さで五反田町内を(ほんの数十歩)練り歩いた」と紹介してきたが、いまは行われていない。
乗車人員に見る五反田の勢い
(2008年7月 記)
再開発はまだ途上だが、昨年までの数字を見ても五反田エリアのパワーアップは明らかだ。JR東日本の統計によると2004年の1日平均乗車人員数が124,967人でJR東日本エリア内23位だった「五反田」駅は、その後確実に人数を増やし2007年は134,324人で22位に浮上している。ちなみに同データにおける04→07年の「五反田」駅の増加率7.5%は、1日平均乗車人員数1位の「新宿」駅の5.9%、2位「池袋」駅の5.2%、3位「渋谷」駅の6.0%をいずれも上回り、都内でも顕著な利用客増が続いている。
さらに2008年は“五反田の変”効果が加わる。前述の周辺企業の事例に、新たな有名企業が加わる可能性も今後はありそうだ。

(2009年10月 追記)
と書いた2008年の1日平均乗車人員数は134,512人。04年比の増加率は7.6%にアップし増加傾向は続いている。ちなみにエリア内の順位はやはり22位。情報誌的には知名度上位の「恵比寿」駅にあと104人に迫っている(2009年10月)。

(2011年10月 追記)
こうして増加傾向が続いた「五反田」駅の1日平均乗車人員数は、2009年が132,176人、2010年が129,154人と、ほぼ06年(129,354人)の水準にまで落ち込んでいる。
実際のところ、その理由は分からない。一つの仮説として、05年に始まる日本の人口減少傾向が挙げられるが、山手線の全ての駅の乗車人員数が減少しているわけではないのだ。ちなみにJR東日本による1日平均の乗車人員数上位10駅の06年と10年の数値を比較したのが次の表である。※()内は対06年比の%

  2006年 2010年
1.新宿 757,013 736,715( 97)
2.池袋 570,650 544,222( 95)
3.渋谷 430,675 403,277( 94)
4.横浜 391,185 398,052(102)
5.東京 382,242 381,704( 99.9)
6.品川 308,681 321,711(104)
7.新橋 240,512 244,916(102)
8.大宮 233,719 235,151(101)
9.秋葉原 200,025 226,646(113)
10.高田馬場 203,781 202,396( 99)
     
22.五反田 129,354 129,154(99.8)

06年と10年の比較で乗車人員数が減少しているのは、新宿・池袋・渋谷・東京・高田馬場の5駅に止まる(+五反田)。他駅のなかで特に秋葉原は、周辺エリアのイメージづくりが功を奏したか2桁の増加をみせた。したがって日本の人口減少傾向は鉄道会社にとって深刻なテーマではあるものの、現時点ではまだ直接的な影響を与えていない。
各駅の増減の原因を探るまでの余裕は残念ながらないが、しかし減少している駅にはそれなりの理由があるように思える。駅周辺の再開発の多寡や接続する私鉄沿線エリアの動向など要因は考えられるが、「五反田」駅の減少傾向はこのまま続くのか、歯止めがかかるのか、その変化の原因は何なのか。しばらくは推移を見守りたい。
JR「五反田」駅100周年
2011年10月15日(土)、JR「五反田」駅は開業100周年を迎えた(1911年10月15日開業)。といっても「五反田」駅がことさら古い駅というわけではなく、近隣の恵比寿・目黒・大崎・品川と比べても最も新しいのだが、当日は下記のイベントが開催された。
1.子供駅長写真撮影会
2.記念マグカッププレゼント
3.五反田駅写真展開催
4.五反田駅年表掲示
5.100周年記念スタンプ設置
6.記念ウォーク開催
五反田駅西口「桜田通り」沿いのビル群 100周年を告知する駅構内のフラッグ。
五反田駅西口「桜田通り」沿いのビル群 駅構内で最も目立っていた「as Leaf」の100周年記念セール(『電車パン』も発売)。
五反田駅西口「桜田通り」沿いのビル群 100周年記念スタンプ(上)と五反田駅の既存スタンプ(下)
■3.そう言えば学生たちが多い文教ゾーン
駅周辺の大学を挙げると、これも意外と多い。立正大学・清泉女子大学・東京医療保険大学の3大学が駅周辺にあり、明治学院大学の最寄り駅でもある。中・高・短大がある攻玉社学園、さらに関東逓信病院の高等看護学校まである。学生街・五反田といってもよいほどの街なのである。
五反田駅西口「桜田通り」沿いのビル群 地下3階・地上11階建の「立正大学総合学術情報センター」
五反田駅西口「桜田通り」沿いのビル群 本館は旧島津公爵邸という清泉女子大学
■4.皇族とも関連の深い高級住宅街ゾーン
東口に広がる池田山・島津山・御殿山といえば、昔からのいわゆるお屋敷街。’03年は、東五反田にある美智子皇后の生家が話題を集めたが、 皇后が独身時代に五反田の和菓子屋さんに勤めていた話は意外と知られていない(五反田の美容院で聞いた地元の方の話です。真相を知っておられる方、情報をお寄せください)。ちなみに小泉純一郎元首相の仮公邸も東五反田にあったが、現在では貴乃花親方の豪邸が有名である。
五反田駅西口「桜田通り」沿いのビル群 池田山に広がる高級住宅街の一角。
■5.隠れたインターナショナルゾーン
東五反田五丁目にあるのは「インドネシア共和国大使館」、東口駅前右手のビル内には「ブラジル連邦共和国総領事館」・「ペルー共和国総領事館」が連なる。その東口駅前左手、桜田通り沿いの「東京デザインセンター」では、かのイームズの椅子も陳列されている「ハーマンミラージャパン」(アメリカ/オフィス家具)、「フリデリシア・ファニチャー」(デンマーク/家具)、クリエーションバウマン(スイス/テキスタイル)など、建築・インテリア関連 の数々の有名ブランドを目にすることができる。また同センター内の「デザインブックス」は、インテリア関連の洋書が充実し関係者には重宝な存在だ。さらに、駅周辺にはイタリアンレストランが数多く(居酒屋ももちろん多いが)、よく人にすすめる点だ。そのいくつかを「プレゼントのおすすめMAP」で紹介している(フレンチの名店『ヌキテパ』『おはらス』も川中のお気に入り)。
五反田駅西口「桜田通り」沿いのビル群 赤い旗が目印の「東京デザインセンター」。
インドネシア共和国大使館正門。
2.ようこそプレゼントへ(当社への道順ご案内)
当社への道順を、全くテイストの違う2つの通りでご案内(もちろんMAP付きです)。
3.プレゼントのおすすめMAP
プレゼントが独断でお奨めする五反田駅周辺の”見る・食べる・遊ぶ”スポットです。
情報はこちらまで
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