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最近作ご紹介 (’09.1〜6)
GMアジア・パシフィック・ジャパン(株)

3月7日の日本経済新聞朝刊・広告特集「CHANGE!」(4頁)で、(1) キャデラックオーナーのジャズ・トランペッター日野皓正氏のインタビュー記事(2) アメリカ史とGM史を絡めながら「キャデラック・コンバージ」へストーリー展開するエッセイ(3) 「キャデラックCTS」で実際に富士五湖周辺をドライブした紀行文(4)同社代表取締役のリック・ブラウン氏のインタビュー記事を作成した。


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〔コピー事例/アメリカ史とGM史を絡めたエッセイ〕

《キャッチフレーズ》左

アメリカ国民がCHANGEを選んだように、
アメリカの伝統はいまエコを選んだ。

《キャッチフレーズ》右

「環境」への妥協なき意思が結晶する。


《本文》

米国初の黒人大統領の誕生。


アメリカは変わる。その意思を、明確に全世界にメッセージしたのがアメリカ初の黒人大統領、バラク・オバマの登場だった。アメリカ国民の多くが失政を認めるジョージ・W・ブッシュの共和党政権に変わって誕生したオバマ民主党政権に、全世界の視線が注がれている。
大統領就任演説で「我々は若い国家であり続ける」と語ったオバマの言葉とは反して、黒人大統領の誕生までには幾多の変遷を経てきた。
リンカーンが調印した「奴隷解放宣言」からはるか150年、バスの白人専用座席を譲らなかった黒人女性、ローザ・パークスの事件を契機に起こった公民権運 動から半世紀以上もの年月を経てたどり着いた黒人大統領の誕生。そこにはアメリカ国民の断固たる決意がにじみ出ていた。
「我々が試練の時に旅を終えることを拒否し、引き返すことも、たじろぐこともなかったということを語り継がせようではないか」とオバマは語った。黒人初の 大統領誕生は、確かに大きなCHANGEだったが、アメリカのCHANGEの歩みは、正にこれからが正念場となる。


アメリカと共に変わるクルマ。

オバマ大統領誕生のあと、「試練の時」の象徴としてスポットライトを浴びたのはアメリカのシンボルたる自動車産業だった。アメリカが変わらねばならないの と同じように、アメリカ車も変わることを求められた。そして、未曾有の金融危機に晒されながらも、変化に向けてかじを切るGM=ゼネラルモーターズが先頭 に立つことが期待されている。
1908年、GMは米国・ミシガン州で誕生した。つまりオバマ大統領が誕生した2008年はくしくもGM100周年とほぼ時を同じくした。しかも、オバマ を選んだ昨年の大統領選挙の投票率64.1%は100年前のGM誕生年の大統領選挙の65.7%以来の高投票率となった。ちなみにこの年の選挙で選ばれた ウィリアム・ハワード・タフト大統領は、首都ワシントンのポトマック河畔に桜の木を植えたことでも知られる。
1908年から2008年へ、アメリカ国民の改革への思いは100年の時の流れを隔てながらも一致した。そしてまたGMも同じような境遇に立つ。

オバマと共に変わる「環境」。

しばしば「環境」は、新たなクルマの方向性を示す象徴として挙げられるが、アメリカは、環境政策でもこれまでの孤立主義的傾向とは逆のアプローチを採ることになる。
グリーン・ニューディール。1933年にフランクリン・ルーズベルト大統領が世界恐慌克服のために行った緊急経済施策から名を取ったこの新たな経済対策 は、環境に配慮した無公害の“グリーン”エネルギーへの投資を中核に据える。それは新たなアメリカへのCHANGEの象徴でもある。太陽光発電や風力発電 など再生可能エネルギーへの1500億ドルの投資や500万人の雇用創出などを掲げ、いわゆる「エコカー」へのシフトもその重要な戦略に位置づけられる。
GMも、地球上の人々が直面する最も重要な課題の1つ、つまり石油代替燃料によるクルマの推進装置の開発において、業界をリードすべく進化を重ねている。

電気自動車としての革命。

クルマという乗り物は、必然的に生まれる石油消費のために時折、批判されることがある。少なくとも歴史的には、エコロジーとは相いれない存在として語られてきたと言って間違いはないだろう。
このようなクルマの見方を打ち破るべくGMが出した回答が、革新的な電気推進技術「ボルテック(Voltec)」である。
独自に開発したこのシステムによって、GMは長距離走行可能な電気自動車という新たなクルマの未来を手に入れた。ガソリンを使わずに排出ガスゼロで最大 64kmまで走行でき、最高速度も161 km/hとそのパフォーマンスに一切の妥協はない。走行中にバッテリー残量が少なくなると、小型の内燃エンジンが動きだし、モーターへの電力供給とバッテ リーの充電を始めるため、引き続き数百kmの走行が楽しめる。もちろんどちらのモードでも走行性能に差はない。充電は家庭用のコンセントからも可能で、 240Vで3時間、120 Vなら8時間以内で完了してしまう。わざわざガソリンスタンドに立ち寄らなくていいのも大きな魅力といえるだろう。

エコ・フレンドリーなクルマ。

GMが地球環境を考えて発表した4人乗りコンセプトカー「キャデラック コンバージ」。この新たな提案には、「ボルテック」をはじめ環境に貢献するためのきめ細かな工夫が至るところで感じられる。
車内のアクセサリー用の電力をまかなうため全面ガラスのルーフに備えられたソーラーパネル。ウール製のカーペットや再生素材配合のスウェード調ステアリン グホイールなど再利用可能な材料を取り入れた内装。回生ブレーキにより、バッテリーを充電する技術にも無駄がない。キャデラックが誇るラグジュアリーなデ ザインや躍動感に満ちたパフォーマンスにも、エコ・フレンドリーなクルマへと進化した足跡がしっかりと見て取れる。
「環境」への妥協なき意思の結晶として誕生したエコ・フレンドリーなクルマ「キャデラック コンバージ」。GMの“CHALLENGE”への並々ならぬ決意がこのクルマから鮮やかに伝わってくる。


フォルクスワーゲン グループ ジャパン(株)
6月6日の日本経済新聞朝刊・広告特集「CHANGE!」(4頁)で、(1)書道家・武田双雲氏のインタビュー記事(2)「ゴルフY」とアスリートの大記録を絡めたエッセイ(3)「シロッコ」で都内〜横浜をドライブし試乗レポート(4) 「ゴルフY」に試乗しエコドライブに関するインタビュー記事を作成した。

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〔コピー事例/「ゴルフY」とアスリートの大記録を絡めたエッセイ〕

破れない記録

トップアスリートが前人未到の大記録を樹立した瞬間、スポーツ実況で「今世紀中は破れない」などと表現することがある。一流選手の記録はそれほど強烈なインパクトで常にファンに迎えられる。
オリンピック・世界選手権で実施される陸上競技の屋外種目に限定した場合、男女で最も長い間破られていない世界記録(2009年5月20日現在)は、1983年7月26日に生まれた「女子800メートル」の記録1分53秒28である。
陸上競技における肉体の理論やシューズ機能などが日進月歩にある環境下で、26年間も世界記録であり続けること自体、奇跡かもしれない。 トップアスリートという存在が以前より英雄視されるのは、新たな記録樹立を多くの人が待っている表れでもある。人類の頂点に立つ最高の記録は今や、アスリートのものであると同時に、ファンのものでもあるといえよう。


ゴルフY、クルマの本質

「これ以上のクルマはつくれない」−−。開発者にこうまで言わしめた、クルマがある。
トップアスリートの記録と同じように感動をもって迎えられたゴルフYだ。クルマづくりにおけるこの「記録」もまた、ファンであるドライバーの存在抜きには語れない。社名にVolks(=国民)のWagen(=車両)を冠するフォルクスワーゲンであれば、なおさらだ。 自動車発祥の地、ドイツは今なお世界に冠たる自動車大国だ。その大きな源流となっているのは、世界で唯一といわれる速度無制限の高速道路「アウトバーン」である。世界に先駆け1935年に開通したこの高速道路を自由に乗りこなすために、高速で乗り心地がよく、安全性を重視したクルマが求められた。
日常的に時速200キロを使いこなす国民には、未完成の技術はすぐ見破られてしまう。彼らは、常に性能を実証しながら生活しているといっていいほどだ。例えば燃費もカタログ数値だけでなく自分のパターンに合った実用燃費を尊重する。カタログの最高速度は、瞬間的に出せる速度ではなく、ずっと維持できる数字を意味する。そうした国柄でクルマが鍛えられていることが、ドイツ車を性能面で世界をリードし続ける存在になし得たといえる。
とりわけフォルクスワーゲンは、高度なクルマ社会の中ですべてのユーザーが安心して満足を得られるよう、車種にこだわらずに技術革新の結果を惜しげもなく投入してきた。「誰もが得られる最高性能」こそが彼らのフィロソフィーであり、自動車メーカーとして、非常に稀有(けう)な存在といえる。

新記録に匹敵する感動

そんなフォルクスワーゲンが初代ゴルフを生み出したのは1974年。前輪駆動を採用し、コンパクトながらも大人5人が余裕を持って座れるパッケージングで世界にセンセーションを巻き起こした。その衝撃的な「記録」以来、フォルクスワーゲンの顔となったゴルフには、すべての世代で最新技術が注ぎ込まれてきた。それは、時代ごとのクルマの本質を見つめ、可能性を追求してきた歴史でもあった。
そして2009年、初代ゴルフ以来の衝撃で迎えられたのが、ゴルフYである。それこそまさに「今世紀中は破れない」と表現される新記録の感動に匹敵する。これまで限られたドライバーのみが享受できた静粛性、エンジンパワーをスムーズに効率的に伝えるパワートレーン、高級なインテリアのしつらえとともに、現代に必須の驚くべき燃費性能。クラスを超えたこれらの性能が主力車種ゴルフすべてのグレードに備わったのである。

可能性の極限へ

ひとつのクルマの到達点を予感させるゴルフY誕生の裏には、これまでクルマの常識をくつがえした同社の「Reset Your Values.」というコンセプトがある。ラグジュアリーカーだから高級感があるとか、エコカーだから環境性能が高いなどという “常識”や“思い込み”は、ゴルフYで変わるという考えだ。実際、ゴルフYを体験すれば、われわれがこれまでクルマに求めていたすべての価値観をリセットさせられてしまう。
ゴルフYには、クルマに乗るすべての人が革新的な技術や高品質の恩恵を受けるべきだという、フォルクスワーゲンのフィロソフィーを見て取れる。これこそが「国民のクルマ」を意味する社名を冠する、フォルクスワーゲンのDNAといってもいいだろう。 遠い未来を考えれば、これ以上のゴルフが生まれる可能性はもちろんある。しかし、ゴルフYはそれを想像することさえ許さない完成度に達成している。まさにトップアスリートの出した世界記録と同じだ。

(株)第一興商
自分の歌をPCやケータイで発信できる同社サービス「DAM★とも」の小冊子(20p)にお いて、(既存コピーを使用した)表紙を除く全コピーを作成。DAM端末のあるカラオケ 店・飲食店で見かけたら思い出してください。
トヨタ自動車(株)
「トヨタハイブリッドシステム進化論」と題し、初代・二代目「プリウス」の開発者、09年に発売した三代目「プリウス」の開発者それぞれと作家・村上龍氏の対談記事を作成。プリウスの開発過程の話や自動車論まで幅広く展開した内容を見開き2ページで2回シリーズにて紹介。
※次の数字をクリックすると各回の画像をご覧いただけます。1 2

「選択の視点」と題し、カリスマバイヤーとして名を馳せる藤巻幸夫氏にインタビューし、いいモノの定義とそれを選ぶ基準について語る記事を作成した。※「カムリ」の純広と連動。
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「触れる地球」の考案者である竹村真一・京都造形芸術大学教授にインタビューし、地球環境問題についての斬新な話題を紹介する記事を作成した。※「レクサス」の純広と連動。
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KDDI (株)
au by KDDI「LISMO」における“尾崎豊着うたフル解禁”の全15段新聞広告のコピーを作成した。
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(株)新教育創研
横浜を中心に同社が運営する進学塾「合格塾」のCIに基づく新ブランド「FULL MARKS(フルマーク)」のネーミングを作成。


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