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"出きる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
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2009年1月
「勤勉手当。」
「盆や暮れに一時的に増える生計費を補うため支給される」この手当が賞与の他に全国の公務員に届けられる。そして赤字が続く智頭町でも年末だけで20万円以上が一律で支払われていた(本日の『にっぽんの現場』)。この最悪の日本で自民党に公務員改革はできない。
●No.2841/09.1.31
「内定
 取り消し。」
が過去最高の1215人になったとか(本日の『朝日新聞』夕刊)。同紙には「辞めろと言われた時の対応マニュアル」のページも。この内定取り消しは、社会的に存在する企業としてあってよい事なのか。派遣契約の解除とは全く違う意味の経営者の無責任さが許せない。
●No.2840/09.1.30
「柳家
 小満ん。」
落語通でないとこの名は知らないだろうが桂小勇の頃から期待していた。と言っても高座を見たのはただの1回だが、なぜかファンとして年賀状の交換を続けている。師匠の会が本日の「朝日新聞」夕刊で紹介されていた。ますます渋さを増したろうなぁ、また見てみたい。
●No.2839/09.1.29
「閉店の
 お知らせ。」
当社のある東京・五反田は、一等地とは言えぬものの都内でそこそこのビジネス拠点だが、駅前の好立地にあった「ドトール」のこの告知が昨年26日に貼りだされて1ヶ月、ついに剥がされる事はなかった。一昨日、景気のいい事を書いたばかりだが、こんな現実もある。
●No.2838/09.1.28
「草食男子。」
とは恋愛やセックスに興味のない中性的な男性のこととか(『サンデー毎日』2.8号)。「肉食女子」なる言葉も逆にありこちらも読んで字の如くだ。人間の凶暴化を憂える私にとって、草食男子にも凶暴性はあると断ずる。もしくは草食であっても優しくはない、かだ。
●No.2837/09.1.27
「5日残して
 今月の
 目標を達成。」
したという某ショッピングセンター内の衣料品関連売場に勤務のよっちゃんが「忙しい」と言う。セレクトショップを営む妻の得意先も繁盛しているとか。「景気後退のなかでも売れているブランドはある」と先日、仕事で書いたばかりの私。当社も昨年1月に比べて好調。
●No.2836/09.1.26
「お気を
 つけて。」
昨日の滋賀から山口県光市への強行日程。取材を終えJR山陽新幹線「徳山」駅構内の「軽食喫茶サルビア」で待ち時間にホットミルクを頼み、支払いを済ませた後、このように言われた。上野でも東京でも品川でも新宿でも、売店のスタッフは恐らくこう言わないだろう。
●No.2835/09.1.25
「まいど
 おおきに。」
セミナーの取材で滋賀県近江八幡市に昨夜、宿泊。23時で駅前でも飲食施設は営業しておらず、仕方なく10分歩いて最寄のコンビニへ。支払いを済ませるとこの言葉が聞こえてきた。もう50年近く神奈川県民の私には新鮮。大阪出身の鈴木に訊くと大阪とは違う模様。
●No.2834/09.1.24
「できる
 んです。」
96年衆院選で新進党から出馬した伊藤達也元金融担当相(現自民)の選挙演説の素案を手伝った。その時、伊藤議員が街頭演説で使ったフレーズがこれだ。オバマ新米国大統領の「Yes we can」を先取りしていたと自画自賛している。スピーチライターをやりたい。
●No.2833/09.1.23
「りんご。」
といえば私にとってポール・セザンヌと岸田劉生だった。その両者も並んだ「セザンヌ主義」(横浜美術館)を先週末鑑賞。写実という点に絞れば恐らく誰もが後者を選ぶだろう。その岸田がセザンヌに影響を受けていたとは知らなかったが、私はそのセザンヌが捨て難い。
●No.2832/09.1.22
「私は
 何でも
 できる。」
と黒人の少女は言った(本日の『ABCニュース』)。米国第44代大統領にして黒人初のトップの座に就いたバラク・オバマ氏の登場はこれほどまでに期待感を抱かせている。人種差別という暗部をも改善しようとする大統領の誕生に何よりも黒人の表情が印象的だった。
●No.2831/09.1.21
「さりながら。」
フィリップ・フォレスト著のこの本をいま読んでいる。タイトルは小林一茶の句「露の世は 露の世ながら さりながら」より。この世は儚いが、そうは言ってもしかし。妻を子を次々に失った一茶の漂白の胸中がこの一言から伝わる。しかし「しかし」の後も人は生きていく。
●No.2830/09.1.20
「アジェンダ。」
議題・検討課題を意味する「Agenda」なる言葉がビジネスで使われ始めており、昨日の「サンデープロジェクト」でも平然と使われた。英語教育の必要性を論じる前に(というか関係なく) スペルを知っているかも怪しいそうした方々の乱用をまず戒めるべきである。
●No.2829/09.1.19
「バレン
 タイン。」
本日、神奈川・相模原のパン屋でこの名前が冠されたパンを発見。そう言えば近所のスーパーでは、松の内も明けない時期から「恵方巻き」のポスターが貼られた。一体いま季節の催事の販促の平均スタート時期はどのくらい前なのか。Xmasは恐らく約半年前だと思う。
●No.2828/09.1.18
「いちばん
 来るのは
 残尿感
 かな。」
還暦を迎えた谷村新司さんが挙げた年齢を意識する瞬間(本日の『BSまるごと大全集/日本のフォーク&ロック』)。ラジオの深夜放送時代の「天才・秀才・バカシリーズ」にも笑った。佐藤公彦さんなんて40年振りで聴いたほどの懐かしさ。青春は遠く、なぜか近い。
●No.2827/09.1.17
「あなたの池。」
に例えて他人の心を描写した谷川俊太郎氏(本日の『朝日新聞』夕刊)。「深いのか浅いのか分からないからためらってしまう」というのは正に言い得て妙。空気のような関係、腹を割った仲というが、言わぬが花、腹の探りあいというのも人間関係の永遠の宿命だと思う。
●No.2826/09.1.16
「魂の
 中小企業。」
なるタイトルで「朝日新聞」が夕刊連載を展開している。いわゆる“下町の世界企業”を紹介している訳ではない。今日は「おれが死んだら、生命保険いくら入る?」なんてつぶやくような修羅場をくぐり抜けた社長さん達の物語だ。とても及ばない。でも勇気付けられる。
●No.2825/09.1.15
「お客様
 トラブルで
 40分遅れ。」
今朝の田園都市線でこんな駅構内放送が流れており経路を変えた。酔った帰りの電車なら分かるが朝は記憶がない。またこうした現象は鉄道各線で首都圏以外でも多発しているのか、10年前より増加しているのか知りたい。いずれにせよ人間が凶暴化している事は確かだ。
●No.2824/09.1.14
「熟年
 成人式。」
新潟県燕市で昨日、60歳の還暦から20年目という意味を込めてこの耳慣れない成人式が行われた(昨日の『NHKニュース』)。私の父母共にもう少しで80歳を越える。人生80年、と言っておかしくはない昨今、私自身も身体をいたわらないと、と改めて意識した。
●No.2823/09.1.13
「『応援して
 ください』
 は禁止。」
というルールをチームに課しているという渡辺久信・西武ライオンズ監督(本日の『はなまるマーケット』)。会見でのファンに対するステレオタイプな表現を防止するためで大いに感心。昨春のキャンプでも会話の講座を開いたというからその方針のユニークさが際立つ。
●No.2822/09.1.12
「私が。
 私自身が。」
と2度も「私」を繰り返した内閣記者会インタビューでの麻生議員。これは本日の「日本経済新聞」朝刊で確認したのみだから実際にはもっと多かった事が容易に想像できる。多分に野党を意識した物言いだとは思うが、側近がいない危うさの一つの証明のような気もする。
●No.2821/09.1.11
「どげんか
 せんと
 いかん。」
ご存知「2007年度新語・流行語大賞」年間大賞を受賞した東国原英夫・宮崎県知事の言葉。宮崎発の邦画の仕事で昨日から初の現地訪問。聞けば知事が代わり変わったと地元の面々。一番街から若草通り、さらに四季通り、橘通りへと2時間歩いて活気を確かに感ずる。
●No.2820/09.1.10
「さもしい。」
高額所得者が定額給付金を受け取る行為をこう表現した麻生議員に対し、なぜ「撤回するか?」と訊ねるのか(『朝日新聞』本日朝刊)。記者達は単に“発言撤回”を記事にするため質問しているに過ぎない。制度の欠陥を厚顔無恥にも無視した下劣さこそ糺すべきなのに。
●No.2819/09.1.9
「こんな
 時代に。」
「こんな時代だからこそ負けないで、というメッセージをキャッチフレーズにしてほしい」という依頼を受けた日の午後、メガネスーパー五反田店で知らない女性歌手が「こんな時代に」と繰り返し歌っていた、正にそんな時代。加藤ミリヤ?  違う。どなたか教えてほしい。
●No.2818/09.1.8
「貧欲タイム。」
なるコーナータイトルを見た途端、「貪欲の『貪』が『貧』になってるぅ!」と誤りを指摘した中川翔子さん(本日の『カトパン』)。正月のNHK BS「夢の美術館 江戸の絵画・100選」でも感受性を武器にそつなくコメントを披露していた頭脳は、全くあなどれない。
●No.2817/09.1.7
「パレスチナ。」
本日の「朝日新聞」朝刊でパレスチナ問題をQ&A方式で説明。実は私は「サンデー毎日」93年10.10号の切抜きを持っているのだがタイトルは「何が何なの? パレスチナ」。「喉元過ぎれば」ですぐ忘れてしまう私だが、その憎悪の関係は痛いほど複雑に入り組む。
●No.2816/09.1.6
「理解促進。」
「宣伝会議」(1/1号)の「2009年WEBマーケティングに何を期待しますか?」でこの項目を最初に挙げた宣伝担当者は半数の6社中3社。WEBの役割はいま本当はどこに。インターネットの拡大は既に限界とも言われるが、理解促進のためのWEBとは如何に?
●No.2815/09.1.5
「自民党の
 終わりの
 始まり。」
なる題名で自民党崩壊に関連する記述を分析した「日本経済新聞」本日朝刊。消費税導入と参院選初の過半数割り込みのあった89年(平成元年)を“始まり”と位置づけた。自民党がダメになったのか(民主党含む)日本政治に限界が来たのかについては書かれていない。
●No.2814/09.1.4
「2009年、
 どんな目標を
 立てますか。」
というインターネット調査の結果を本日の「日本経済新聞」朝刊・日経プラスワンで紹介。何と第一位は「節約してお金をためる」だ。これは、未だ日本人が諸悪の根源である拝金主義から抜け出せないでいる証左だ。「ためる」以前の行いを無視する事の驚くべき愚かさ。
●No.2813/09.1.3
「神を超えた
 神童です。」
箱根駅伝山登りの5区で早大を逆転した東洋大学・柏原竜二選手のゴール前の実況の言葉だ。「神童」は神と比較する言葉ではないし19歳を「童」と言うのも違う。しかもこの言葉を“神より上”を表すため事前に用意したように感じられる事が二重の意味で恥ずかしい。
●No.2812/09.1.2
「教育。
 教育。
 また教育。」
と今年の提言を集約した勝間和代氏(元旦の『NHKスペシャル/激論2009』)。市場主義と反市場主義のかみ合わぬ議論に終始したが、この言葉はもちろん私自身も含めた社会人教育を含んでおり全く同感である。しかし我が国は“ゆとり教育”すら総括していない。
●No.2811/09.1.1

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