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"出きる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
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2008年12月
「紅白は
年に一度の
幸せの確認
作業です。」
なる古館一郎アナの紅白司会時の言葉を引用した放送作家の寺坂直毅氏(26日の『日本経済新聞』朝刊)。この方、紅白歌合戦の舞台のミニチュアを作成し本番と同時進行でセットを替える趣味を12年間続けているという。理屈抜きに見てみたい! NHK、取材すべし。
●No.2810/08.12.31
「北朝鮮の
工作船を
日本が
沈めない
からだ。」
だから日本周辺に近づくのだと語った田母神俊雄氏の昨夜の「TVタックル」内での狂気の発言を放置し、やれ自衛隊は軍隊だの何だのと気色張った三宅久之、勝谷誠彦両氏をはじめ番組全体を右傾化させた低レベルな進行に心底、失望と怒りを覚えた。これぞ醜悪の権化!
●No.2809/08.12.30
「マスコミが
批判すれば
反対する。」
定額給付金に国民の7割が反対する事実に公明党・高木陽介議員はこう疑問を呈した(昨日の『サンデープロジェクト』)。公明党のプリンスともされる高木議員だが(政策でなく)有権者への論評で稚拙な物言いが目立つ。真実かも知れないがそれを言ったらお仕舞いだ。
●No.2808/08.12.29
「国民生活
防衛の
ためなら
どんな
批判も恐れず
何でも
やりぬく
覚悟だ。」
来年度予算案の閣議決定後に出た麻生議員の言葉を本日の「サンデープロジェクト」が再び紹介。この「どんな批判も恐れず」が意味不明だ。この種の表現は主に、既得権益の軋轢が生じても断固決行する意味で用いられる。今回は財源を解決できれば批判は免れたはずだ。
●No.2807/08.12.28
「こんな体じゃ、
年は
越せない。」
と1年納めの? カイロプラクティックにて言われる。どうも骨盤が左右非対称だったようだ。そんな風にちょっとした体の歪みを察知し取ってくださる先生を信じもう17年、時あらば通っている。お陰様で年越しの準備も体は万端、明日は1年感謝の江島神社参拝である。
●No.2806/08.12.27
「モノ
クローム
写真の
誘惑。」
を特集した「コマーシャル・フォト」(2009.1月号)。「被写体に対する撮り手の情熱や人間性が、よりはっきりと現れる」とL.A.TOMARI氏。世界が古びていくのが早過ぎるからなのだろうか。(レベル的に)全く関係ないのだが、私のブログもモノクロ。
●No.2805/08.12.26
「旗。」
自民党内の明らかな反主流の議員達の間でこの言葉が盛んに使われ始めている。「(第二次補正予算案への)造反の動きが広がる」と渡辺元行革相(本日の『朝日新聞』夕刊)。「広がらない」と言う麻生議員に旗は見当たらない。逆に、民主党からは2、3本出てもいい。
●No.2804/08.12.25
「経営責任を
取って
役員給与を
カット
すれば。」
「何百人かの非正規雇用者を追い出す人件費など賄える」と続く年の瀬のタクシーのお客様の話を紹介した58歳運転手の方(本日の『朝日新聞』声)。正規・非正規の別がないヨーロッパ諸国に比べ、非正規雇用者の特定視を放置してきた政治や我々自身にも問題がある。
●No.2803/08.12.24
「ご利用、
ご利用!」
という食品売場の売り声はいつ頃始まったのだろうか。「食べ物を利用する」では、例えばエコロジーや食の安全のために意図的に選択するという意味が強くなる。「ならばいいのでは?」という声が聞こえそうだが、どうも日常的な場に不似合いな表現のような気がする。
●No.2802/08.12.23
「大ラフ
と呼んで
いる。」
と、広告制作でラフの前段階の大まかなラフを指すこの言葉を説明した昨夜の「ソロモン流」。“絵地図師”として人気上昇中の高橋美江氏の仕事の紹介でだが、受動態(呼ばれる)で言わないとたまたま高橋さんがそう呼んでいると誤解される。専門用語はだから難しい。
●No.2801/08.12.22
「岳食。」
本日、アウトドア用のガスバーナを探しに入店した「モンベル」で偶然見つけた。カレーうどんや山菜そばなど多彩。「学食」と掛け合わせているのは明白だが「岳」がアウトドアに直接結びついており、いわゆる“駄洒落ネーミング”としての仕上がりはいい。購入せず。
●No.2800/08.12.21
「人の心を
動かす
ところに
詩の
値打ちが
ある。」
と西條八十氏(20日早朝の『あの人に会いたい』再)。およそ50年も前に「いまの詩は音楽に付く言葉」と嘆いておられるが、新旧のせめぎあいに、改めて時代は関係ないのだなと思う。昭和育ちの私も昭和の歌謡曲の詩が遥かに情緒的と思うが、現在も「詩」はある。
●No.2799/08.12.20
「日本人は
これまで
どんな人が
受賞したの?」
この問いはノーベル賞の受賞者の事で、米国籍を取得した南部陽一郎氏を除きその数15名(『4946File』JANUARY)。私が小学校低学年の頃までは湯川秀樹氏ただ一人でノーベル賞って難しいものだと思っていた記憶がある。ちなみに15名は世界第8位。
●No.2798/08.12.19
「たんまり。」
とは「金額・時間などが十分にあって満足できる様子」(新明解国語辞典/第三版)で「たんまり儲ける」などと使われるが、本日朝の「おはよう日本」で“平板読みの旗手”田村泰崇アナが「寿司がたんまり盛られた」と表現。NHKには、日本語を守る意思を感じない。
●No.2797/08.12.18
「PLAY!」
いまこれに「年賀状」という言葉が付いてキャノン「PIXUS」のキャッチフレーズとして使われている。丸の内再開発のCMや第一興商の店頭キャンペーンのスローガンもこの言葉だ。東芝もインターネット関連媒体でplayをキーワードに使う。意外と使いやすい?
●No.2796/08.12.17
「踏むと発電
するよ。」
というメッセージが付いた「発電床」が東京・渋谷のハチ公前広場に5日から埋め込まれていたなんて知らなかった(『サンデー毎日』12.28号)。黄色のボードの上で体重60キロの人が2回足踏みすると0.5ワット発電するのだそうだ。全ての道をこうすれば?!
●No.2795/08.12.16
「このコートは
旦那さんに
着てもらうの
待っていたの
かもね。」
妻が文化服装学院の貧乏学生だった、もう20年も前に当時の身では大枚5万円を出して購入したコート(もちろん女性物)を数年前から着ている。これは妻の言葉だが、モノとの縁も面白い。使うことはないと思っていたモノが役立ったり、待ってくれていた気がしたり。
●No.2794/08.12.15
「胃は
大まかに
2つの
部分に
分けられる。」
と本日の「朝日新聞」朝刊/be。上部は食べ物が入ると膨らむ部分で、下部は上部からきた食べ物を十二指腸に送り出すのだとか。「ご飯が喉を通らない」状態とはこの上部が膨らまないためで原因はストレス。私は心配性で神経質だがストレスを敵対視したことがない。
●No.2793/08.12.14
「俳句と鮨は
似ている。」
本日の「俳句王国」出演者の東京都武蔵野市在住・菊池麻美さんが、俳句と出合った動機をこう話す。単に「サンデー毎日」に投稿するだけの俳句愛好者である私も“凝縮”という共通点で合点がいく。「おでん屋に最初の嘘をつきとおす」彼女、俳句のセンスもよかった。
●No.2792/08.12.13
「幻の
西洋梨。」
くどいようだが、11月21日に本欄で取り上げた「ル レクチエ」の事。今度は「メトロポリターナ」(12月号)で紹介している。ライバル関係にある企業のPR誌故、使いまわしネタではない。この再会は明らかに脚光を浴びている証左だ。ますます気になる果物だ。
●No.2791/08.12.12
「はい、
○○です。」
本日、都営地下鉄三田線「三田」駅15:49発の「三崎口」行きの電車に乗った瞬間、着信した携帯にこう答えホームに降り残ったあなた、そんな人を見るのが初めてだなんて。利己主義が蔓延するこの世、こんな当たり前の事が稀有だなんて(私は切って、乗ります)。
●No.2790/08.12.11
「低価格で
高品質。」
がヒットの理由とH&Mを評した「宣伝会議」(12/1号)。この言い方は間違っている。独自のコラボレーション戦略を始めデザイン性の演出は上手いが、素材や縫製で品質を落としているのは業界では周知の事実。何でもかんでも高品質と言うのは止めてもらいたい。
●No.2789/08.12.10
「宝の麩。」
ふやき御汁「宝の麩」なる物が従妹から送られてきた。ワカメ・ネギなどの具材が入った麩に穴を開け添付の味噌を入れて熱湯を注ぐとお味噌汁が完成。驚いたのはその麩の形。箱に詰められた様はまるで最中で、和菓子好きの私は味噌汁と知って落胆したりまた喜んだり。
●No.2788/08.12.9
「世界一の
交差点。」
東京・渋谷駅ハチ公口スクランブル交差点はタイムズスクエアやピカデリーサーカスと並ぶ世界トップの交差点なのだとか(昨日の『朝日新聞』朝刊be)。「まるでアリの行列の様な法則性で人が流れる」と書くが、最近は歩きのマナーにも法則無視が多発し殺伐とする。
●No.2787/08.12.8
「1足限定。」
某スニーカー店で物色中の妻、お気に入りのカラーを見つけたが値引き付の会員カードを置き忘れていた。しかしPOPのこの言葉に刺激されサイズがぴったりだったため購入。ところが中敷を入れるため実はサイズが合わない事を履いた後で気づく。これぞ「限定」の罠。
●No.2786/08.12.7
「2次補正は
1月
早々に。」
とまたまた麻生議員(本日の『朝日新聞』夕刊)。「本年度に出しても民主党が先延ばしする」と以前から申されるが、企業の人員削減が進む中でそんな馬鹿げた(馬鹿げた以下の)理由を述べるこの方に心底失望する。支持率が20%代に落ちたらしいが、まだ高すぎる。
●No.2785/08.12.6
「翡翠銀杏。」
なるメニューをご近所の和食処で発見。我が家は結構、山で採った銀杏を食べるのだが、あの艶やかな色合いは正に「翡翠」と呼ぶに相応しい。植物学的な種別とも違うようだが、銀杏を炊き込んだ「翡翠ご飯」なる献立もあるらしい。銀杏の自給率はどの程度なのだろう。
●No.2784/08.12.5
「歩き
タバコ率。」
先日、勝手に「譲り合い度」を“住みやすい町”の基準として挙げたが、これは町の風紀の悪さ、つまり“住みにくい町”を測る私の勝手な基準だ。嫌いな町は行かないから正当性はないのだが、東京・六本木の夜はこの率が極めて高い。しかしこの行為、正に神経を疑う。
●No.2783/08.12.4
「ちょっと
したおかず。」
なんて書きつつ、黒胡麻をすりつぶし調味料を加え「黒胡麻味噌」をつくり薄味で煮た里芋や蓮根にかける料理を紹介した沢村貞子著「わたしの献立日記」。またまた神奈川・逗子のカフェ「coya」で見つけたこの本、昭和の家庭文化がぎっしり詰まった贅沢さだった。
●No.2782/08.12.3
「日本人の
顔の
幼稚化。」
を半年毎に日本に帰る度に感じると塩野七生氏(『yomyom』vol.7)。「若いのでなく幼い」と言う。顔の幼稚化は精神の幼稚化が原因と考えるのが適当だろう。もちろん私も人の事を言えた顔ではないが、これを読み改めて暮らし方の見直しの大切さを感じた。 v ●No.2781/08.12.2
「新国立劇場
演劇
研究所。」
井上ひさし氏曰く「日本史上最初の国立の俳優学校」なるこの施設の存在を知る(本日の『朝日新聞』夕刊)。1期生の内田亜希子氏は魅力的だ。政治家も国で養成してほしい程だが、それでは国を批判できない。議員定数削減で品質を高め厳正な目で選別すべきなのだが。
●No.2780/08.12.1

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