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"出きる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
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2008年11月
「0系。」
64年の新幹線開通時の車両である「0系」の営業運転が本日で終了した。ラストランの模様を知らせるニュースがこれでもかとテレビで流された。私も「新幹線を描け」と言われて描けるのはこのデザインしかない。なぜか日本が保持すべき伝統が失われる象徴と感じる。
●No.2779/08.11.30
「安リッチ。」
なる言葉で特集を組んだ「MORE」1月特大号。夏フェス、辛グルメ、モテ道、ハデカワと来て、Love可愛着まわし28daysだなんて、女性誌をチェックすれば、すぐにこんな“圧縮WORD”が捕獲できる。文章を組み立てる能力は確実に退化しているはずだ。
●No.2778/08.11.29
「苦立て。」
青山フラワーマーケット機関誌「hanashi」(dec)で、お正月飾りを飾ってはいけない12月29日をこう呼ぶと紹介。31日を「一夜飾り」と呼ぶのは知っていたが、この言葉は知らなかった。私は毎年、お飾りを付けがてら30日にその年最後の出勤をする。
●No.2777/08.11.28
「今日は、
 ふみちゃんに
 告白
 しました。」
日曜日に訪れた神奈川・鎌倉のカフェ「一花屋」さんに置いてあった「想い出ノート」に残されていたメッセージの一つ。縁側のある有名なこのカフェ、初めて夫婦で行って、夕暮れの薄明かりの中で利用者が綴った言葉の隣に私も書く。「歩き疲れた」とかつまらぬ事を。
●No.2776/08.11.27
「柿。」
についての話題で、ついに「牡蠣」と発音したNHKの島津有理子アナ(本日の『おはよう日本』)。ついに、とは何度も本欄で書いている“平板読み”がここまで来たかという思いなのだ。いまプロの語り手達は基本的に語頭のアクセントを忘れているから本当に悲惨だ。
●No.2775/08.11.26
「新輝合成
 株式会社。」
この企業と仕事をした訳でも、個人的な関係がある訳でもないのだが、実はもう5年も使っている弁当箱のメーカーだという事を偶然、底の表記を見て知ったのである。しかも、この企業の本社が他ならぬ当社所在地と同じ五反田にあると知りさらに愛着が湧いたのである。
●No.2774/08.11.25
「譲り
 合い度。」
住みやすい町の基準の一つに私が勝手に挙げているのがこれ。狭い商店街などですれ違う時に自然に譲り合う雰囲気を醸し出す人々がいる事が、住むためのルールを守り文化を育てている町だと感じさせる。私が神奈川県の逗子という町を好きになった大きな理由でもある。
●No.2773/08.11.24
「鶏肉の
 トマト
 煮込み。」
魔裟斗氏を迎えた昨日の「チューボーですよ!」はこの料理。実は先日、神奈川・相模大野に出かけた日に(トマトとナスが特長の)「シチリア風」と名の付くメニューを2度目にし「シチリア風ブーム?」と勝手に思い込んだが、この煮込みにはナスが入らずブームも謎。
●No.2772/08.11.23
「実験。」
本日、取材で某工業大の学園祭へ。空気の存在を確かめる実験に参加し久しぶりで大学の教室に座ったが、定年後に講座に通う楽しさが分かった。文系の私は、広げた新聞紙1枚にセロテープで止めた糸を思い切り上に引きテープを切る実験に驚き。上からの空気圧を実感。
●No.2771/08.11.22
「ル
 レクチエ。」
なる北フランス生まれ新潟育ちの果物を「サルース」(12月号)で紹介。「果肉はキメ細かく滑らか。ずば抜けた香りと甘さ」はじめ絶賛された表現を読むと食べたくてたまらなくなる。義弟・オリヴィエの住むコルマー(アルザス地方)でも育てられているのだろうか。
●No.2770/08.11.21
「口福。」
なる言葉が使われた亀屋万年堂と銀座アスターの車内広告が偶然同じ側に設置され、いずれも「美味がもたらす幸福感」を示す。「口福」は不思議な言葉で、広告や出版の世界でしか見ないのに一般社会に浸透しているかの錯覚がある。しかし、もちろん我が辞書にはない。
●No.2769/08.11.20
「ペットボトル
 リサイクルの
 危機。」
国内飲料メーカー向けでなく中国にも輸出していたペットボトルが、中国側の輸入禁止措置の影響で処理に滞りが見られるとか(本日の『おはよう日本』)。私は缶やペットボトル入り飲料を殆ど買わないしペットボトルは再利用する。この事態は日本人の浪費への警鐘だ。
●No.2768/08.11.19
「貧困研究。」
青木紀・北海道大学教授が編集長となる学術誌の名だ(本日の『朝日新聞』夕刊)。いま仕事で「なぜ自動車が売れないか」について考えているのだが、大きな要因として派遣社員の増加など低所得が挙げられる。将来の不安を、自民党がなくしてくれるとなぜ思えるのか。
●No.2767/08.11.18
「老朽化。」
「私達シロウトはこの言葉に弱い」と指摘し、東京・東銀座「歌舞伎座」の全面建替えへの憤りを綴った中野翠氏(本日発売の『サンデー毎日』)。歌舞伎座の耐震性の高さを賞賛する専門家もおり老朽化には納得できないばかりか現在の姿を消し去るのは時代に逆行する。
●No.2766/08.11.17
「裁判官に
 なる方に、
 今月末
 から通知が
 届きます。」
と内閣政府広報室の政府広報(本日の『朝日新聞』朝刊折り込み)。最高裁判所名義で裁判員候補者名簿登録の知らせが届く。「(殺人事件など)一定の重大な犯罪」が対象になるのだが、客観的判断がどこまで可能なのか。あるいは司法はどこまでそれを求めているのか。
●No.2765/08.11.16
「ごちそう
 さま。」
先日、某大学の幼児教育の先生に取材した折、嘆いておられたのがこの言葉。昨今のPTAなるものは「給食費を支払っているのだから『ごちそうさま』を言う必要はない」と宣うらしい。呆れるというより私はこの国に住んでいる事自体に恐怖を覚える。正にモンスター。
●No.2764/08.11.15
「にいがた
 和牛。」
を紹介した東急沿線スタイルマガジン「サルース」11月号。「全国肉用牛枝肉共励会」で2度、日本一に輝いた肉が新潟にあったとは。1200年前、佐渡に流れ着いた牛に起源を発するというこの肉を扱う名店が様々紹介されているが、近くにいろいろ。近く行きたい。
●No.2763/08.11.14
「頻繁。」
を「はんざつ」と読み「踏襲」を「ふしゅう」と読んだのを「単なる読み間違い」と一蹴(『ひとけり』じゃないですよ)した麻生議員。定額給付金の自治体任せへの「混乱しない」発言に何も言えぬ記者も情けないが、そんな馬鹿げた政治家の人気が上がるのも解せない。
●No.2762/08.11.13
「所得制限
 自治体
 任せ。」
と本日の「朝日新聞」夕刊一面見出し。民主党の政権担当能力を指摘する資格はもう麻生議員にない。自分で決められない事柄を市区町村に押し付け、挙句の果てに「地方分権」ときた。それを平然とできる人間が我が国のトップである現実を心底恥じる。麻生、哀れなり。
●No.2761/08.11.12
「日本語は
 スリムにする
 必要がある。」
と山口仲美・明治大学国際日本学部教授(本日の『爆笑問題のニッポンの教養』)。これは昨今の日本人の会話と離れた定量的な見方である。私が指摘した「カタチ」の乱用 は悪化するばかりだし、ほめ言葉は「カワイイ!」だけ。それは「語彙が増え続け」とは正反対だ。
●No.2760/08.11.11
「咳ぜんそく。」
にかかる人が最近増えているとか(土曜の『日本経済新聞』NIKKEI PLUS1)。風邪の症状はないのに咳が治まらない病気で、温度や気流の変化が気道の粘膜を刺激する。実は私も風邪が治った後約1ヶ月、咳が止まらず難儀した。何とか完治したがこれも現代病?
●No.2759/08.11.10
「ジャイアンツと
 戦えることを
 粋に
 感じている。」
と渡辺久信・西武ライオンズ監督の言葉を紹介した日本テレビの平川健太郎アナ(本日の「プロ野球日本シリーズ」第7戦)。正しく熱戦に水をさす実況だ。もちろんこの「粋」とは「意気」である。最近のアナウンサーやナレーター達は殆ど語頭にアクセントを置けない。
●No.2758/08.11.9
「バタン
 キュー。」
本日、24時近くの電車内で20代前半の女の子が「いつもバタンキューなんです」と相手男性に言っていた。この言葉、死語かと思っていた(死語のサイトにも登録あり)が実はそうではない。同世代の女性のメールでも見かけるのだが、復活したとしたら原因はどこに。
●No.2757/08.11.8
「国費の
 無駄
 1253億円。」
と本日の「朝日新聞」夕刊。件数・金額共に過去最多だ。“居酒屋タクシー”問題をはじめ、10国立大学法人が通勤手当を6ヶ月で報告すべきを1ヶ月定期の金額で出すなど、その実態は姑息以外の何物でもない。我が身に当てはめても、役人の道徳的腐敗はひどすぎる。
●No.2756/08.11.7
「ラジオ
 タレントと
 ウエア
 リスト。」
岡本太郎氏の「明日の神話」を検索していて、作品の“プライベートな応援団”と称する方々のリストに出合う。これは前者が永六輔氏、後者が山口小夜子氏の肩書き。いずれもお二人だけが使われる名称だろう。 05年当時の名簿で山口氏も筑紫哲也氏も鬼籍に入られた。
●No.2755/08.11.6
「これは
 旬だな。」
が「めざましテレビ」での情報選択基準とフジテレビの角谷センターチーフプロデューサー(『宣伝会議』9/15号→旬でなくてすみません)。実は当社近くの「親父ギャグが飛び交うスナック」が同番組で放送されたのだが、先日、開店半年ほどで閉店。旬ははかない。
●No.2754/08.11.5
「和気
 あいあい。」
宇津城の代わりのスタッフがようやく決定。当社は考えながら書く仕事なので「ずっと話さない時間がある」と二次面接で説明したのだが、当社の社労士さん曰く、「和気あいあい」を標榜する会社よりも個々が独立していて好印象とか。当社は和気あいあいでもあります。
●No.2753/08.11.4
「メール
 オペ
 レーター。」
という職業を初めて知った。毎日悩まされているSPAMメールなどの入力役である。何の気なしに取ったフリーペーパーがアンダーグラウンド系職種満載の求人情報誌だったため偶然知ったのだが、月収60万円という数字に、これで救われる人種もいるのかと想像する。
●No.2752/08.11.3
「雪れい茸。」
五反田駅前の某野菜料理専門店で多彩なキノコを扱った御膳を注文。壁のPOPにこの名が記され別名「キノコの王子」とある。中国の天山山脈に自生する高級種らしいが結局判別つかず。だが“王子ブーム”以前に王子の名を冠したのは気になる。世は正にキノコの季節。
●No.2751/08.11.2
「女と
 男。」
本日の「ETVワイド ともに生きる LGBT」を観た。LGBTとは、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの頭文字。しかし女が男になるという事は、洗濯を干すパートナーの隣で威張って新聞を広げる事ではないはずだ。誰か指摘したのだろうか。
●No.2750/08.11.1

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