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"出きる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
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2008年10月
「数学は
 論理的
 思考を
 学ぶもの。」
この背景には数学は公式を覚える学問でも計算する学問でもないという意味があるが、本日取材した某大学の某学部長の言葉だ。およそ「勉強をする」中には多分にこの「考え方」を学ぶという価値がある。考える事をしない子供達の脳は、一体どこがどう退化し歪むのか。
●No.2749/08.10.31
「住民を含む
 数十万人が
 死んだ。
 中に、
 米国の若者
 4千人が
 いる。」
と本日の「朝日新聞」朝刊・天声人語。ブッシュを選んだ米国民は悔いているのだろうか。しかし、この死者の数を「テロとの戦い」なる常套句で済ませてよいはずがない。何よりイラク戦争支持が過ちだったと認めない自民党と、その党に投票する人々の平和意識を疑う。
●No.2748/08.10.30
「県民性。」
が何かと話題だが、ふるさと意識はどんどん希薄になっている気がする。たとえば私は著名人で静岡県出身だと敏感に反応するのだが、若い世代ではそれほどでもないのでは? それより何より日本地図における自分の県の位置すら分からない地理音痴の増加が最も気になる。 ●No.2747/08.10.29
「人に
 やさしい。」
私も書いただろうか、この言葉。主に商品の使い勝手がよい意味で用いられるが、主語を現代の「人」に置き換えると首を横に振らざるを得ない。だからこそこの言葉の安易な流布が気になる。歩き煙草、傘の先を人に向ける動作、電車内の荷物の上げ下ろし、全てに荒い。
●No.2747/08.10.28
「聖域。」
読売ジャイアンツの4番をそう呼んだ男(本日の『朝日新聞』夕刊)がワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表監督に就任する。原辰徳。週刊誌の皮肉たっぷりの見出しが容易に想像できるが、優勝して当然の評判の中で優勝する非凡さは誰も語らない。
●No.2746/08.10.27
「視聴率。」
先日、NHK朝の連続TV小説の視聴率が振るわないという話題があったが、セリーグのクライマックスシリーズの低視聴率も批判された。だが今朝の「日本経済新聞」によると昨夜の東京ドームは史上最高の観客動員。テレビを見ない層が激増している点を見逃している。
●No.2745/08.10.26
「アツい。」
をkeywordに取り上げる「お〜い、ニッポン・私の好きな・鹿児島県」。番組宣伝は「熱い」「暑い」と「厚い」をしっかり分け発音しているが、やればできると思うと共に、番組内では徹底できるのかと疑う。いま「熱い」は95%以上「厚い」と発音されている。
●No.2744/08.10.25
「おまえ。」
を巡る家庭・職場など様々な関係下での感じ方をアンケート(本日の『朝日新聞』夕刊)。8割が「不快」としたが、夫婦間でこの言葉を嫌だと言うのも何か寂しい気がする。我が家ではお互いに使うし批判めいた内容の場面も多いが、別にこの言葉自体は問題にならない。
●No.2743/08.10.24
「ホテルの
 バーは
 安い。」
20日に紹介のホテルを利用した懇談会批判にこう反論(本日の『日本経済新聞』朝刊)し「もっと安い所で営業妨害になったらどうする?!」と息巻いたそうだが、何も居酒屋でやれと言ってはいない。自腹で安いと言うなら月間経費を公表すべし。国会で求めてもいい。
●No.2742/08.10.23
「広告会社。」
この言葉について私は「マンスリー広告批評」でその正当性に疑問を投げかけているが、本日、朝日新聞の校正担当の方と会い、広告代理店なる言葉が広告会社に訂正されている事実を知った。しかも部署の専門家が総じて理由に疑問を感じているらしい。正に安直の極み。
●No.2741/08.10.22
「エア。」
と付けばいま“あやや”か“ケイ”か。その両方に目を配りながら軽快なエッセイにまとめた甘糟りり子氏(『サンデー毎日』11.2号)。個人的には、いかにも腰を痛めそうな錦織圭選手の空中姿勢が心配だが、それより何より“エア”より軽い麻生内閣が一番恐怖だ。
●No.2740/08.10.21
「街の景気を
 肌でと
 スーパー
 視察の後、
 夕食は
 帝国ホテルの
 麻生首相。」
と本日の「朝日新聞」夕刊・素粒子。そういえばニュースでも伝えていたニコニコ顔のスーパー視察。パフォーマンス批判を恐れないばかりか、その後帝国ホテルで食事とは全く恐れ入る。「今日ぐらいは」と考えが及ばない点が徹底して庶民離れしていて呆れるばかりだ。
●No.2739/08.10.20
「もうあまり
 残ってない。
 ない、ない。
 何がないか、
 愛がない。」
夕飯時のスーパーの推奨販売はたまにおかしなトークと出会えるが、これには夫婦揃って苦笑(何かの肉の推販だったのだが)。以前、弊店間際に、仕上がった島陳列の売場をじっと眺めながらカメラに収めている営業マンを見た時は、一言「お疲れ様」と言いたくなった。
●No.2738/08.10.19
「工房
 からの
 風。」
知り合いの「グリ工房 」さんが出展されているこのイベント に本日出かける。北は秋田から南は奄美大島(グリさん)まで木工・陶磁・染物・ガラス器など工房の作り手達が一堂に会した。「いい波動が流れてる」が第一印象。お知らせ遅すぎましたが、ご近所の方はぜひ。
●No.2737/08.10.18
「弱冷房車は
 色変えて
 ほしいっす
 よね〜。」
小春日和だった先日、山手線の車内でこう言いながら乗車してきたビジネスマンがいた。世の中の環境意識とはおよそこの程度なのだろう。完璧に環境貢献している訳でもない私でさえ、冷暖房の効きすぎが気になって仕方ないのに。「明日のエコ」以下なんだよ、みんな。
●No.2736/08.10.17
「争点が
 ない。」
11月下旬総選挙が色濃くなてきたようだ。もちろん、ここまで景気停滞が深刻度を増すと解散もどうかと思うが、ずっと言ってるこの麻生議員のこの「争点がない」という言い草も全く矛盾している。過去にそんな選挙はあったし、第一今回は「信任」という争点がある。
●No.2735/08.10.16
「会社都合
 による
 退職。」
がいつになく多い。ただいま欠員補充の面接中なのだが、差し出される履歴書にこの言葉が目立つのだ。また最近、仕事の打合せ前に「いい話、聞かないね」という枕詞も多い。広告業界にも景気後退の波は確実に訪れている。さて、この荒波どう乗り切るか、プレゼント。
●No.2734/08.10.15
「原因を
 究明し、
 再発防止を
 期したい。」
と杉本・呉地方総監(本日の『朝日新聞』朝刊)。この類の釈明を何度聞いたか。それはいいが、再発防止の策をどう講じ、改善したかの結果報告を聞いたことがない。マスコミが蔑ろにしているのか。イラクの外交官殺害も瀋陽総領事館侵入も全てに“検証”不足の日本。
●No.2733/08.10.14
「セラピー
 ガーデン。」
神奈川・本厚木で手にした東京農大厚木キャンパス第9回「収穫祭」のチラシにこの催し名が。「ハーブティーや植え替え体験で癒されてみませんか?」とある。土いじりが精神にプラスの作用を施すのは理解できるが、「癒し」はいま社会のどの位置を占めるのだろうか。
●No.2732/08.10.13
「真剣な
 地球規模の
 対応が
 求められて
 いる。」
G7の財務相らをホワイトハウスに招き要請したブッシュ大統領(本日の『日本経済新聞』朝刊)。頼む前に陳謝したのだろうか。サブプライムローンは、安易に住宅価の上昇を見込んで貧困層に売った米国の失敗に起因しているのに。極めて人間的な愚かさは戦争と同じ。
●No.2731/08.10.12
「フスコデ錠。」
喉の痛みと咳が止まらず掛かりつけの内科へ。今週2度目なので先生曰く「これ以上は麻薬になっちゃう」というこの薬を加えてもらう。医療用とはいえネットでは「咳中枢に作用する麻薬性中枢性鎮咳薬の部類」とある。もちろん感覚は何ともないがお陰様で治った模様。
●No.2730/08.10.11
「プロ
 ボクシング
 ヘビー級
 史上最強の
 一人。」
本日の「朝日新聞」夕刊でこう記述されたその主は、ウクライナの元WBC王者、ビタリ・クリチコ。モハメド・アリ、ジョー・フレイジャー、ジョージ・フォアマン、ジェリー・クォーリー(ウィキペディアにも掲載なし)と、米国ヘビー級の黄金時代知る身には寂しい。
●No.2729/08.10.10
「華奢。」
を「新明解国語辞典」(第三版)で調べると「ほっそりとしていてスタイルは悪くないが、いかにも弱よわしい様子」とあり多少ネガティブな意味が込められた言葉だったが、女性誌では今、いい意味の繊細さを持つ言葉として使われる。ネットでは「上品」という意味も。
●No.2728/08.10.9
「人の物、
 さわんじゃ
 ねぇよ、
 口で言えよ。」
電車内後方で青年のこの言葉。満員の車内で大きなバッグを置いていて、近くの人にどけられたらしい。先日見た電車内マナー広報に、大きな荷物の置き方があった。この言葉も、世の中が自分中心で動いているという心根が透けて見える。昨今、口で言うのも勇気がいる。
●No.2727/08.10.8
「米国自身にも
 原因がある。」
と民主党の山口衆院議員(『サンデー毎日』10.19号)。9.11同時多発テロの原因だ。その悲惨さ故にイスラム国VS米国なる図式が消えがちだが、当時その関係は最悪だった。麻生議員は武力によるテロ撲滅に何の疑問も抱かないようだが、それでは人類が困る。
●No.2726/08.10.7
「スリープレス
 ナイト。」
昨日のスプリンターズステークスを快勝したこの馬名が久々に洒落ていた。父クロフネにちなみ、1853年のペリー提督率いる黒船来航時の狂歌「泰平のねむりをさます上喜撰 たった四はいで夜も眠れず」から「眠れない夜」と名付けたとか。冠馬名全盛の競馬会に一石。
●No.2725/08.10.6
「衆院は3日。」
だか2日だか知らないが、本日朝の各局政治番組で自民・大森、民主・山岡両国会対策委員長は国会審議のこの日程だけを巡り批判の応酬を繰り返した。国家の予算を(いや、それを含む諸問題を)たったこれだけの日数で片付けようとする点が常人の理解を逸脱している。
●No.2724/08.10.5
「カテール。」
通常8本のビニール傘の骨を10本に増やし各所を補強、ビニールの材質まで変えた政治家の選挙演説専用傘の名だ(本日の『ぶらり途中下車の旅』)。確かに演説中に傘が壊れては選挙に「勝てる」はずもない。開発したホワイトローズはビニール傘そのものも発案した。
●No.2723/08.10.4
「日本の
 再生が
 私の
 使命です。」
と甘利明議員の政策が語られた「自由民主」がポストに入っていた。私の住む神奈川第13選挙区に甘利さんの敵はいなかったはずで、過去に記憶がないチラシである。次回の衆院選ばかりはこの人も心穏やかでないのか。麻生議員も登場しているが勘違いはやめてほしい。
●No.2722/08.10.3
「B’z」
の2人の活動が特集される6日(月)の「NHKスペシャル」の番組宣伝がいま盛んにオンエアされている。問題はその中における「ビーズ」の発音だ。アナウンサー(名前不明)は、これを「ビール」と同じアクセントで口走る。NHKは平板読みもその逆にも無関心だ。
●No.2721/08.10.2
※番組内でご当人が「ビール」の発音で自らのグループ名を発音されていたそうです。NHK様大変失礼いたしました。申し訳ありません。

「下院議長は
 女性。それで
 破裂した。」
米国議会下院の金融安定化法案否決を受け、こう語ったという自民党の笹川尭総務会長(本日の『朝日新聞』朝刊)。福島瑞穂社民党党首らの批判に「女性だからまとめられなかったとは言っていない」と平然と返したそうだが、日本語を理解しているとはとても思えない。
●No.2720/08.10.1

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