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"出きる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
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2008年9月
「パッション
 がない。」
10日間のフランス滞在という限定の上だが、閉店時間前に店を閉め、商品を物色していると「早く帰りたいのに」という声が聞こえ、笑顔で接客しないフランス人に落胆した妻が、ある人に話した際の返事だ。その方の友人はソムリエ修行で渡仏した際にこう感じたとか。
●No.2719/08.9.30
「政局を
 第一義とし。」
と民主党を批判した麻生議員の不(所)信表明演説。正に政局のみを考えて国政を投げ出したFに指名された自分自身の立場も省みず、自民党自身の姿勢を反省せず、何たる言い草! 政治は溶解の加速度を増し恥を忘れて言いたい放題。その根幹に小泉純一郎がいたのだが。
●No.2718/08.9.29
「petit!」
妹の結婚式のため渡仏した妻が「日本で一番有名なフランス人は?」という問い(関心て意外に同じなんですね)に「サルコジ」と答えた際のフランス人青年の反応だ。人差し指と親指で“ちっぽけ”という仕草も見せたのだとか。政治家の価値低下はいずこも同じらしい。
●No.2717/08.9.28
「言葉足らず。」
と中山国土交通相。自らの失言をこう釈明したのだが、(全ての日本人に言いたいが)もっと自分の言葉で語ってほしい。昨今あまりにステレオタイプな表現が多過ぎ。中山議員は「ご迷惑をおかけした」とも。国民は別に迷惑はかけられていない。ただ呆れているだけだ。
●No.2716/08.9.27
「服従させる
 ためでなく、
 防衛のため。」
米原子力空母ジョージ・ワシントンの横須賀基地配備の式典におけるシーファー駐日大使の演説をAFN(American Forces Network)でずっと聞いていた。この言葉はその一節だが、通訳の日本女性の声がなぜか戦時中の放送のような調子に聞こえた。
●No.2715/08.9.26
「国民本位の
 政策。」
を閣僚に(わざわざ)指示したと昨日の就任会見で麻生新首相。では、そもそも国民本位でない政策とは何か。あえて言うのは、これまでの政策が国民を無視していたという事か。それでは自民党が導いた日本の戦後とは何か。国民を馬鹿にするのもいい加減にしてほしい。
●No.2714/08.9.25
「断じて勝つ!
 何が何でも
 勝つ!」
と昨日の公明党大会で太田昭宏代表(昨夜の『ニュース23』)。いかに内輪の大会であろうと筋が違うだろ。選挙に勝つ前にやること言うことはあるはずで、それを行う前に「勝つ」などと言って胸が痛まない政治家を我々は、断固消し去るべきである(小沢さんもか)。
●No.2713/08.9.24
「いつ
 出て行って
 くださいと
 電話が
 あるか。」
10月から後期高齢者の脳卒中・認知症患者は90日以上の一般病棟入院が極めて困難となる。これは母親を病院に預ける娘の悲痛な叫びだ(本日の『報道ステーション』)もちろん本法を作ったのは小泉純一郎である。国家予算に「バランス」と言える国なのか、日本は。
●No.2712/08.9.23
「大場より
 急場。」
趣味の囲碁で、日本を不利な局面の急場に例え、現在の日本を変えることが有利な局面の大場につながると演説した小沢民主党代表(昨日の『民主党臨時党大会』)。予算分捕りを目指す官僚から、納税者に選ばれた議員が予算を管理するシステムへの転換を私は支持する。
●No.2711/08.9.22
「Running
 Mate.」
副大統領候補者という意味のこの英語を、未確認情報として日本語での捕手の別称「女房役」の英訳と紹介(本日の西武・ソフトバンク24回戦)。どちらも投手を主に見立てている思想は同じだ。ただ女房をサブの役割に位置づける点がずっと男尊女卑だった日本らしい。
●No.2710/08.9.21
「ら。
 だら。」
連休中に郷里・静岡に墓参りに行こうと思っていたら、偶然、静岡県庁の取材が入り、それならと父方、母方の墓参を済ませる。3歳で神奈川に転居した私も、久々聞いたこの独特の語尾とのんびりしたイントネーションに接すると都内でも静岡県民と分かる。訛り懐かし。
●No.2709/08.9.20
「自民、
 関心はや
 人事。」
一国の首相が辞める前から選挙だけを見据えて政権を投げ、それを反省もせず5人も候補を繰り出し、挙句の果てがこれだ(本日の『日本経済新聞』朝刊)。もちろんマスコミの視点だが元々Fの辞任時から明白だ。そもそも国民をはぐらかす意図が国民を馬鹿にしている。
●No.2708/08.9.19
「黒砂糖と
 白砂糖。」
さとうきびの搾り汁を煮詰めて固めたのが黒砂糖で、搾り汁を精製し取り出した砂糖の結晶が白砂糖(『ファミリー109』9月号)。限られた二世議員という人材の中で煮詰めるしかないという意味で衆院議員は黒砂糖か。候補を精製して取り出せる手段が選挙なのだが。
●No.2707/08.9.18
「厚生年金
 改ざん。」
社保庁による標準報酬月額の改ざん、マスコミが自民党総裁選にうつつを抜かしている間に何か普通のニュースになっていた。改ざんは社保庁の主導(『サンデー毎日』9.28号)なのは当然で、言語道断な官僚の犯罪である。この点でも自民の策は甘い。なぜ批判せぬ。
●No.2706/08.9.17
「分かり
 にくい。」
新制度が生まれると決まってこの言葉が調査で発信される。もちろん政府の説明は分かり難いのだが、以前取り上げた胃カメラ検査前日の正しい対応率の低下に象徴されるように、日本人の理解する力の低下がある。“おバカ”タレントをもてはやす側の頭脳も危機なのだ。
●No.2705/08.9.16
「カントリー。」
インテリアの通販にテイスト別の訴求が始まったのは私が盛んに通販カタログを担当していた20年前位からだろうか。アメリカ西部開拓時代のカントリーテイストの説明に、少なくともポップやエスプリなんて言葉は使わなかった。今はインテリアの言葉までいい加減だ。
●No.2704/08.9.15
「41時間
 22分13秒。
 3時間
 51分17秒。。」
上がこの5日から11日の間にマスコミが自民党報道に費やした時間で、下が同期間に民主党報道に費やした時間だ。当然、予想された事だが、そもそもマスコミとはこれまでもずっと自民党の大宣伝機関であった。“ぶらさがり会見”で矛盾に突っ込んだ例が一度もない。
●No.2703/08.9.14
「通路側の
 席が全部、
 都合八人
 すでに
 埋まって
 いる。」
「浜松町」駅発のモノレールのこの状況を日本の「すさんだ利己的風潮」の象徴と批判した岩見隆夫氏(『サンデー毎日』9.21号)。つまり後から座る乗客に何ら配慮する事なく通路側で膝をつけて座る男女をこう位置づけたのだが納得。日本没落の象徴はきりがない。
●No.2702/08.9.13
「国民的
 人気の
 根強い。」
と小泉純一郎を形容(本日の『朝日新聞』夕刊)している限り日本は立ち直れない。政治の言葉を堕落させ、イラク侵攻という愚挙を支持したまま省みることをしない日本を創りあげた力は確かに相当なものだ。功績もあろう、しかし根本を腐らせた罪はとてつもなく深い。
●No.2701/08.9.12
「目から
 鱗が
 落ちる。」
って「新約聖書/使徒行伝・パウロの回心」から出た言葉って知らなかった(『サルス』9月号)。盲目になったパウロのため教徒が祈ると目から鱗のようなものが剥がれ落ち見えるようになる。「目からウロコ」という常套句があるが、常套句としては私は好きではない。
●No.2700/08.9.11
「総裁選告示。」
今朝のNHKニュースしか見ていないので民放の無節操ぶりが確認できぬが、某国メディアに“パン食い競争”と揶揄されてなお挙行した恥知らずな総裁選を私はやはり許せない。「責任」を今取らずしていつ取るのか。自民党に「国益」と言う資格はないし消えてほしい。
●No.2699/08.9.10
「民主党
 政権で
 大丈夫
 なのか。」
それが問われていると「朝日新聞」本日社説。財政危機の中、予算の無駄をなくせば財源は容易に捻出できると今夜のNHKテレビで小沢党首。それしかないと私も思うからこそ民主党を支持する。「期待外れ」と批判する朝日に謝らせるくらいの痛快な政策を期待したい。
●No.2698/08.9.9
「選挙の顔。」
になれるかどうかで総裁を選ぶと、古賀何某という選対委員長が公然と言い放つ党の支持率がなぜ上がるのか。マイクを向けられれば「生活が苦しい」と誰もが言ってのける様は、単にテレビがそう言っているから言うに過ぎないのか。日本人はそこまで思考を失ったのか。
●No.2697/08.9.8
「私は失敗
 だったと
 思います。」
と棚橋泰文議員(本日の『サンデープロジェクト』)。もちろん過去2回の総裁選びについてだ。当然である。総裁選はもう止められないがどの局も一つ質問してほしい。「なぜ自ら政権を移譲しなかったか」と。回答は容易に予想されるが、本来は許されない選挙である。
●No.2696/08.9.7
「カフェ。」
本日、フランスの老舗パン店「PAUL」都内某店で軽食。メニューに「カフェ」とあったので「カフェ」と注文すると「ホットコーヒーですね」との返答。確認の意味もあったのだろうが、客が大と言い店員がグランデと言い直すお店のこれは逆。それが嫌で言ったのに。
●No.2695/08.9.6
「若手や
 中堅“挙手”
 次々。」
と「朝日新聞」本日朝刊。こうまで総裁の座が軽くなると派閥領袖の権力構造で動いた時代が懐かしい。歴史の評価に任せたいが私には自民党末期の姿に映る。しかし、この好機を支持率に生かせぬ民主党も含め政界再編の必要を強く感じる。告示後のテレビが今から辛い。
●No.2694/08.9.5
「77、
 64、
 61%。」
この数字は今回のF議員の首相辞任を「無責任だ」と思う比率で、順に民主党支持、無党派、自民支持の方々(本日の『朝日新聞』朝刊)。今回の辞任を無責任と考えない層がこれだけ存在する事実に暗澹たる思いだ。星野仙一監督を含め日本人の責任観は歪んでしまった。
●No.2693/08.9.4
「野党に譲って
 民意を
 問え。」
と「朝日新聞」昨日朝刊で星浩編集委員。当然だ、当然ではないか。2人続けて一国の首相が職を投げ出すという体たらくを演じたというのに、一夜明ければやれ小池だ何だと恥ずかしげもなく。マスコミよ、多少なりとも心があるなら総裁選断固批判の報道をしてほしい。
●No.2692/08.9.3
「麻生氏、
 総裁選
 出馬へ。」
なる「朝日新聞」本日夕刊の見出しは勝手だが、その横の福田康夫の笑顔の写真に怒りを覚えた。しかし私は街頭の声を信じない。これほど世界に恥を晒しながら何ら責任を取らず「投開票は民主代表選にらむ」と国民を馬鹿にする政党にまた5割の支持を与えるのだから。
●No.2691/08.9.2
「私は 
 自分自身の
 ことは
 客観的に
 見ることが
 できる。」
だったらなぜ首相になったか。その程度は言ってほしかった(記者会見では無理だろうが)今夜のテレビ、情けない。一国のトップとして誠に醜き断末魔であった。国益、国益と宣う政治家がかくの如き行動に出るのは断じて許されない。国家でなく選挙を見るとは何事か。
●No.2690/08.9.1

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