プレゼントのアピール&プロフィールコピーライターのプレゼント
"出きる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
10年間にわたるバックナンバーはこちらから

2008年8月
「オンライン
 署名。」
恥ずかしながらこの存在を昨日知った。小田急線「相模大野」駅前でもらったチラシに「中国政府のチベット人に対する不当な拷問」への抗議のため提出先は国連拷問禁止委員会とある。署名は決めていないが、この方法があったか。いつか“オンライン選挙”も訪れるか。
●No.2689/08.8.31
「適切に
 ノートを
 取る。」
それが無回答率を下げると全国学力テストの結果を振り返った本日の「日本経済新聞」朝刊。私が子供の頃、ノートを取らない学友はいたのだろうか。「考える習慣づけが大切」などとつまらぬ分析口調はいらぬ。ノートを取らない態度の向こうに空恐ろしい空虚が広がる。
●No.2688/08.8.30
「しかし、
 実のところ
 そうした
 事件は
 何の「象徴」
 でもない、
 単に例外的な
 出来事である
 にすぎない
 場合も多い。」
世を憂える女子高生の悩みにそう答えた哲学者の永井均氏(本日の『朝日新聞』夕刊)。無差別殺傷事件を指した物言いは「場合も多い」という逃げも卑怯だが、例外的とは何を証拠に。日本人の凶暴化を肌で感じぬのは最早鈍感と言える。その日本人が事件の分母なのだ。
●No.2687/08.8.29
「猛烈な雨。」
7月29日の本欄で「激しい雷雨」と書いたが、本日の「ニュース&スポーツ」では、40ミリ〜100ミリの降水量を関東東海で記録した状況をこの言葉で表した。悲惨な水の事故が相次ぐが、根本に異常気象への対応遅れがある。天は人類の何に怒っているのだろうか。
●No.2686/08.8.28
「ダンディ4。」
ウルトラマンの黒部進、ウルトラセブンの森次晃嗣、ウルトラマンジャックの団時朗、ウルトラマンエースの高峰圭二のウルトラシリーズ4俳優をこう呼ぶそうだ(『ハマジン』Vol.07)。来月、映画で復活。私の場合は68年のセブンまで。今もコアなファン多し。
●No.2685/08.8.27
「137億光年。」
は宇宙の果てまでの距離。それが分かっているのも凄いが“すばる望遠鏡”だと128億光年まで見えるのも驚き(本日の『爆笑問題のニッポンの教養〜128億光年の宇宙見物』)。林正彦先生は軽妙でよかったが太田氏の哲学的ワールドは、この方も理解できなかった。
●No.2684/08.8.26
「景気対策と
 財政再建。」
の枠組みを巡り麻生幹事長が積極発言(本日の『日本経済新聞』朝刊)。私は(非論理的でも世の中渡れる式の)言葉を小馬鹿にした小泉純一郎が心底嫌いだが、これを見ると官僚の無駄遣いも負債無視の景気対策も見逃すことはできず、方法は別としてやや小泉側になる。
●No.2683/08.8.25
「今はそんな
 美しい
 地帯は
 江東区
 あたりには
 ぜんぜん
 あり
 ません。」
本日出かけた神奈川県横須賀市の観音崎にある谷内六郎館で見た谷内さん筆「週刊新潮」表紙の言葉。絵をご存知の方も多いはずだが毎号、言葉を付けていたとは。これは65年2月1日号の一言だが、40年以上も前に環境悪化を憂えている。開発との永遠のせめぎあい。
●No.2682/08.8.24
「野田氏、
 出馬断念。」
民主党の野田佳彦広報委員長が代表選出馬を見送った(本日の『日本経済新聞』朝刊)。プラス、マイナスどちらの見方もできるだろう。確かに衆院選準備を前提にすれば党に利点はない。しかし、代表選を素材にマスコミを通じ党のメッセージを送る意義を無視するのか。
●No.2681/08.8.23
「観光も
 外需頼み。」
と本日の「日本経済新聞」朝刊。一体誰がこの記事を許したのだろう。本年度上期の訪日外国人旅行客数が前期比10%増となり、日本人の海外旅行需要低迷に比してこう結んだのだが、日本が対外的な観光アピールに欠けるのは周知の事実で論旨が明らかに間違っている。
●No.2680/08.8.22
「麻生太郎
 と
 麻生
 久美子。」
mixiに「麻生太郎も麻生久美子も好き」なんてコミュニティが存在するらしい((ブルータス』9/1号)。私は残念ながら前者が好きではないので入れない。それにしても着実に若年層に食い込むこの幹事長の売名戦術は巧みだ。麻生久美子も太郎が気になるらしい。
●No.2679/08.8.21
「給油活動
 継続
 法案に
 民主反対
 なら解散も。」
と中川秀直議員(本日午前深夜の『ニュース&スポーツ』)。もちろんこれは夥しい失政を給油活動法案1点で誤魔化そうとする小賢しい策略だ。マスコミは調子づいて郵政民営化の過ちを二度と犯さないでほしい。そして日本人よ、憲法が大切と叫ぶなら賛成しない事だ。
●No.2678/08.8.20
「ニッポンを、
 再起動!」
と、甘利明前経産相のポスター。再起動だから現在を何らかのトラブル時と捉えている訳だが、自民党の中枢にいて何を寝ぼけた事をと思ったらこの人、早くF首相を降ろし麻生幹事長を首相にしたかったんだ。その意味では辻褄は合うが自民党を辞めてから言ってほしい。
●No.2677/08.8.19
「一つの曲を
 2時間で書き
 あげた。」
昨夜の「作詞家・阿久悠の世界〜時代を作り 時代を紡いだ歌」で披露されたエピソードの一つだ。2時間で書き上げられなかった時は原稿用紙を破って捨てたのだとか。この背後にあるのは、強烈なる時代認識への自負だ。古い奴と言われようが、当然ながら全て名曲、涙。
●No.2676/08.8.18
「すぐ
 始まる?!
 行って!
 行って!」
と松岡修造氏(本日の『北京五輪2008』)。ハンマー投げの室伏重信の4投目、しかし順番は3投目の成績下位からと実況している訳だから視聴者はすぐ始まらない事は承知だ。織田裕二の「この後すぐ!」式の詐欺実況が罷り通る。熱いのはいいが嘘ついてどうする。
●No.2675/08.8.17
「動かぬ夏。」
と本日の「日本経済新聞」朝刊。海外旅行は昨年比7%下がり高速道路の渋滞が例年より少ない。昨日、五反田の街は確かに人が少なかったが帰りの山手線ではそれほど感じなかった。まして朝の混雑率は殆ど変わらぬ。お盆に一斉に休む習慣が消えつつあるのも一因だが。
●No.2674/08.8.16
「僕たちに
 たくさんの
 感動を与えて
 くれて
 ありがとう
 ござい
 ました。」
いいのかもしれない。苦言を呈する方がおかしいのかもしれない。北京五輪女子柔道78キロ超級で塚田真希選手が金メダルを逃した後で言った小学生男子の言葉。しかし、この言葉にオリジナリティは皆無だ。まして日本語の下手なアナの常套句を今から使ってどうする。
●No.2673/08.8.15
「銀座と名が
 つく街は、
 幾多あれど、
 銀座はひとつ
 しかない。」
と伊集院静氏(『文藝春秋』九月特別号)。この方が言うと違う味があるが商店がまばらな我が自宅の最寄り駅にもある「銀座」と東京の銀座が違うのは当然だ。知った店はあるが馴染みの店はない私の「東京銀座」だが思い出はある。銀座、紛れもない日本文化、と思う。
●No.2672/08.8.14
「WEB
 コンサル
 タント。」
なる言葉を「宣伝会議」(8/1号)で発見。今頃? なんて思われますか(しかしそんな肩書きの名刺は頂いた事がない)。コピーの場合、紙媒体よりWEBは制約が少なくSEO対策を除くと大差ないのだが、WEB固有の技術は奥深く、この職務名も分からぬではない。
●No.2671/08.8.13
「婚活。」
「就活」ならぬ結婚(に向けた)活動の略語があるらしい事を妻のセレクトショップのお客様の20代独身女性を介して知る。試しにヤフー検索すると何と453,000件も。知らなかったのは遅れていると反省すべきか。ちなみにお盆は婚活シーズンなのだとか。本当?
●No.2670/08.8.12
「消費者が
 やかましい
 から、徹底
 してやって
 いく。」
と太田誠一農相(本日の『日本経済新聞』朝刊)。「消費者が正当な権利を主張できる」のが真意だって? 国民を馬鹿にするとはこの事。麻生幹事長が民主党をナチスに喩えた際の釈明も日本語の歪曲以外何物でもない。日本語を堕落させたコイズミ以降の非道理な悪習だ。
●No.2669/08.8.11
「暴行件数は
 4倍に
 増加。」
との数字(出所非確認)を本日の「サンデープロジェクト」で紹介。これが頻発する不条理殺人の分母で、我々はこの恐るべき社会の当事者なのだ。気鋭の論客が病巣を探ったが、結局は社会規範を思い起こすべし、のような結論に。社会は30年前から崩壊しているのに。
●No.2668/08.8.10
「何が
 あったのか。」
既に谷亮子の敗戦でこのような言葉が聞かれたが、北京五輪の最中にメダル候補の敗戦や不調にテレビ局はこの言葉を使い続けるであろう。そんな暇があったら追求すべき事柄はいくらでもある。加熱するばかりのおバカな実況口調に、「戦士」という言葉も止めてほしい。
●No.2667/08.8.9
「志。」
先頃亡くなった長沼健・元日本サッカー協会会長が好んで使ったという言葉です(本日の『朝日新聞』夕刊)。「志」という漢字、「十一の心つまりイレブンのスピリット」を指すのだとか。確かに。さて、志を抱けるか、それを活かせるのか、第2戦以降の五輪イレブン。
●No.2666/08.8.8
「エコ好き。」
といわゆる環境保護をはき違えた人種(もいる)を揶揄した「サンデー毎日」(8.17号)。「エコバッグの大量生産に石油が使われる」というのは間違いではないが、布製バッグが語られていないし何よりゴミを減らす意識を無視している。エコ批判は一部歪んでいる。
●No.2665/08.8.7
「ごはんだ。」
「ご飯だ」じゃありません。某通信系企業のセールスで電話口の女性が「五反田」をこう発音したのだ。土地勘がなかったって? 昔から「五反」は「ごたん」と読むに決まってる。尺貫法はもうないなんて言い訳にはならない。これは日本の文化だ。本、読んでないね彼女。
●No.2664/08.8.6
「平成っ子
 初関取へ
 快走中。」
そうか、まだだったかと思った平成生まれの関取(十両以上の力士)候補を本日の「朝日新聞」夕刊で紹介。中学卒業後の初土俵は稀勢の里らと同じ“たたき上げ”だ。幕内上位に外国人力士が並び、優勝争いに日本人力士が絡みもしない悲惨な現状。この舛ノ山に、期待。
●No.2663/08.8.5
「醗酵熟成
 黒にんにく。」
6玉セット3,780円(税込)の広告を、ゆるんだ眼鏡のネジを直しに行ったメガネスーパーの店頭で発見。こんな所で衝動買いする人なんているのか、あるいは視力の悪さにつけこんで、なんて事は考えず、あくまで商魂たくましいこの会社を見習いたいと思った次第。
●No.2662/08.8.4
「火葬場
 パンク
 寸前。」
団塊の世代が平均寿命を迎える約20年後から現在の1.5倍の火葬場需要が続くとの予測があるそうだ(本日の『朝日新聞』朝刊)。嫌な話題だけど気になる。対象に団塊後の私達の世代も含まれるのではないか。何もかも後手の行政、足りなくなっても不思議ではない。
●No.2661/08.8.3
「自衛隊
 国防
 焼きソバ。」
こんな強烈なネーミング久しぶり! 本日、神奈川県の座間キャンプ花火大会(米軍と地元の交流目的で実施)に出かけたが、キャンプ内駐屯の自衛隊が出店していた屋台のメニューだ。「国を守っています」なんて言いながら忙しそうに調理。3パック買ったが好評だった。
●No.2660/08.8.2
「自民
 幹事長に
 麻生氏。」
と本日の「朝日新聞」夕刊。麻生さん、よく受けた。しかし、政権浮揚へ他人の力を借りるという発想がそもそも奇異ではないか。いじりがいも何もないF首相に代わって麻生さんをマスコミは放っておかないだろう。日本の首相の影がますます薄くなることは間違いない。
●No.2659/08.8.1

川中紀行のブログ「いいコトバ」 「再現批評」もぜひご覧ください。
10年間にわたるバックナンバーはこちらから
マンスリー広告批評
プレゼントのアピール&プロフィール
プレゼントNOW(作品)
プレゼントNOW(近況)
プレゼントの五反田MAP
PRESENT MAGAZINE
言葉の展覧会
今日の気になる言葉123
英語インタビュー
コピー無料作成
コンパクト・パブ・システム
Thank&Write PRESENT CO.LTD