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"出きる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
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2008年2月
「覚えて
いない。」
と2人の人命が深刻視される重大事故に伴う事情聴取に対し増田好平防衛省事務次官はこう言ってのけた。普通、人はこの種の人間を若年性老人性痴呆症と言う。ロッキード事件の「記憶にございません」よりはるかに性質が悪い。民主党は「病院に行け!」と迫るべきだ。
●No.2505/08.2.29
「Yoga
at
Pema
。」
しつこいようだが、またしてもヨーガだ(本日の『朝日新聞』夕刊)。東京・代々木公園で行われるこの教室で坂本美雨さんが取っているポーズはで、片脚を曲げ片脚を持ち上げてそれを両手で持つ。もちろん流行は言うまでもないのだが、あまりに露出し過ぎの感もある。
●No.2504/08.2.28
「=。」
などATM機付属の電卓の文字が磨耗により消えている三菱東京UFJ銀行五反田支店。顧客サービスとはこうした点から始まるのでは。また、警備員の接客研修もあの態度では実施していないだろう。「電卓は原則的にお客様に持参いただきたい」と言われるのがオチか。
●No.2503/08.2.27
「YOGA。」
ふとページをめくっていたら最初と最後に同じようなヨーガの写真が(『サルス』3月号)。1枚は東電の「エコキュート」の広告、もう1枚は千葉麗子のYOGAレッスンの告知でいずれも両脚を左右に広げ上体を真横に倒す。そういえば妻も週2回、教室に通っている。
●No.2502/08.2.26
「なんだよ、
じじい!」
発車間際の朝の田園都市線の座席は埋まり私のいた車両は吊革につかまる人が左右両側にチラホラ。この声はその間を立ち止まりもせず言葉も発せず、ぶつかりながら通り過ぎた“若い女性”のものだ。凶悪犯の分母はこうした人種である。最早それは、異常でなく日常だ。
●No.2501/08.2.25
「国は
守っても
国民は
守らない
。」
とイージス艦衝突事故で高野孟氏(本日の『サンデープロジェクト』)。自衛隊、いや軍隊の宿命で本欄にて私も父の理不尽な戦地体験について書いた。そのようにならない状況を作り出すのが外交の役割だが、世論調査を見る限り日本人は戦争を望んでいるとしか思えぬ。
●No.2500/08.2.24
「平成19年
10月約定
支払分
以降の
請求権を
放棄。」
と(株)クォークからの通知。(株)NOVAの経営破綻に基づく請求停止措置以降の対応が決定した。私と同じ町内に住む甘利明経済産業大臣の意向が働いたか。当然と言えば当然だが、とりあえずまた先を見て進める。既に通学中のイングリッシュ・ビレッジで頑張る。
●No.2499/08.2.23
「面白くて、
巧くて、
大器。」
と中野翠氏が第138回芥川賞作家の川上未映子氏を絶賛(『サンデー毎日』3/2号)。私以上に言葉に厳しいこの方が「微妙にヘンな言葉づかい(中略)がよくわからないまま(中略)読まされてしまう」と書く。サッと数ページ読んでみた。う〜ん、詳しくは後ほど。
●No.2498/08.2.22
「カフェ。」
と呼んでほしいと日本マクドナルドの記事広告(『ブルータス』3/1号)。日本人初のイタリアでのバリスタ認定なる経歴を持つ横山千尋氏を登場させている。「マックのコーヒーが変わった」という話は聞いていたが“1杯100円の本格”はなぜにして生まれるのか。
●No.2497/08.2.21
「錦織圭。」
にしこりけい。男子テニス史上2人目のツアー優勝を果たした18歳は、盛田正明日本テニス協会会長が私財を投じた英才教育で鍛えられた(本日の『朝日新聞』朝刊)。それにしても女子に比べて情けなかった男子テニスに現れた久々の新星。やはり育成システムは大切。
●No.2496/08.2.20
「イージス艦
漁船と
衝突 。」
多くが指摘したように“たるんで”いるとしか言えぬ。自衛隊の根底に規律の欠けた意識が蔓延している。比較しようもないが昨年、当社でとんでもない“うっかりミス”が発生した時、私は事を起こした当人はもちろん当社自体のたるみを感じ規律を正す見直しを行った。
●No.2495/08.2.19
「復唱。」
新千歳空港にて日航機が無許可で離陸滑走した件で訓練中の飛行士が管制塔の離陸関連指示の復唱を規則に反して怠ったと本日の「NHKニュース」。重要事項の再確認ほど大切な事柄はない。暗黙の了解などもってのほかで、しつこいほどの確認が仕事でも大切、なのに。
●No.2494/08.2.18
「ハウス
栽培の
ミカンは
路地物に
比べ
56倍。」
収穫までのCO2の量の比較だ(『日経マガジン』2月)。同じ比較でピーマンは18倍、トマトは8倍のCO2を排出する。旬でない時期に重油などでハウス内を暖めるからであり、当然見直す必要がある。そして我々はこれほど環境負荷の高い食材をいとも簡単に残す。
●No.2493/08.2.17
「負担感が
増す。」
学習指導要領改訂による授業時間と内容増をこう批判した本田由紀・東大大学院教育学研究科准教授。教育には百人百様の意見があろうが子供時代にひたすら学ぶ必要があるのは世の道理だ。政治・経済・地理・文化の基本的な知識の低下は目に余る。増加は負担ではない。
●No.2492/08.2.16
「ハサミ
売り場
です。」
ハサミはどこですか? と訊ねてこう答える店員の話を本日の「朝日新聞」夕刊「三枝の新・笑ウインドウ」で紹介しているが本当には笑えない。誤りではないが虚無的なこの返答は正に現代人を象徴する。折りしも朝日夕刊の火〜金で無着成恭氏が教育論を展開、正に必見。
●No.2491/08.2.15
「今日に
ぴったりの
カップ
です。」
広報誌の現地調査で訪れた神奈川県横浜市「日ノ出町」駅近くのコーヒーショップ(カフェではない)でジャーマンローストを頼みカップを選ぶとこう言われた。「後で分かります」と言うのだが、カップを持つとソーサーにハートとLOVEの文字。本日、バレンタイン。
●No.2490/08.2.14
「広告
アイデアを
調査に
かけるのを
止めて ほしい。」
とマッキャンエリクソン・ニューヨークのシニア・アートディレクター、クリスタル・キンダー氏(『ブレーン』2月号)。日本では、既に露出しているCMが数人の視聴者の苦言で中止になる事がある。そんなこと言い始めたら、男尊女卑の広告など苦言はいくらもある。
●No.2489/08.2.13
「すいすい
理解る
現代
アート。」
を特集した「ブルータス」(2/15号)。「アートだね」と日常生活でもよく言うが正にそんな感じの“現代アート”の数々。技術に裏付けられた作品もあるが、一見、小学生のいたずらと見えるのは私の見識不足のなせる業か。しかしここでもプロとアマの境界の融解。
●No.2488/08.2.12
「しっかり
タッチ。」
と東急田園都市線の自動改札挿入口に書いてあるが“しっかりタッチ”しない人が多い。他者に影響がなければよいのだが、不完全な接触のまま通過すると後方の人に迷惑がかかる。だけどなぜあんなにも、かったるそうにタッチするんだろ。勤労意欲と似ている気がする。
●No.2487/08.2.11
「バイス
ブロスト
。」
は豚肉だけで作ったミュンヘン名物のソーセージ。今日は、遠く奄美大島から来た友人と共に近所のハム・ソーセージの名店で購入したこの味わいに、やはりご近所の無農薬野菜をたっぷり合わせ蒸し野菜パーティ。ちょっと高めだが、安い品にはそれなりの訳があるから。
●No.2486/08.2.10
「衛。」
20代〜60代以上男女67名が受けた漢字テストで53.7%が書けなかった(小学校で習う)漢字(本日の『日本経済新聞』朝刊)。不正解率上位20漢字が並んでおり、書いてみたが私も常用漢字で書けない文字あり。もちろん記事も指摘している変換キーが原因だ。
●No.2485/08.2.9
「兄弟子が
怖い。」
と言い電話は切れたとか(本日の『朝日新聞』朝刊)。私は大相撲時津風部屋の殺人事件に現代社会の縮図を感じる。斉藤俊介さんを苛めた兄弟子の意識は昨今のブログ炎上の原因と似る。北の湖親方の無責任はどこかの老舗の女将と似る。何より暴力は世界の対立と似る。
●No.2484/08.2.8
「東京の
コピー
ライター
。」
という情報しか伝わっていないフランス・コルマールの義妹の親戚に、赤いコートを着た私の写真が届き「ああ東京のコピーライターならね」と妙に納得されたらしい。ファッションの国(古いか、この表現)フランスで、私の身なりはどう映ったのであろうか、やや心配。
●No.2483/08.2.7
「東証、
一時
600円安
。」
と「朝日新聞」本日夕刊。竹中平蔵氏の言を待つまでもなく日本の国力が疑われているのであり、サブプライムローンの影響云々ではない。人口増加に私は貢献していない。GDPにも貢献していないのと同じだ。だから何が言える訳でもないのだが、危機感がなさ過ぎる。
●No.2482/08.2.6
「KY語
。」
なる言葉を本日の「朝日新聞」夕刊・素粒子で紹介。早速、ネットで調べると「KY式日本語」なる本が。「JK」が女子高生で「CB」が超微妙、「YN」で夢がない? 効率主義で刹那的な昨今の日本人像とも重なる。漢字と平仮名の組み合わせで迷う事なんてないのね。
●No.2481/08.2.5
「エコ
表示
根拠
示して。」
と本日の「朝日新聞」夕刊見出し。私はかつて環境関連の雑誌のインタビューに答えた際、企業の安易な「エコ」の使用を戒めた。要するに、ペーパレスを謳うオフィスでホチキスの針ごと可燃ごみとして捨てる類の愚を指摘した。企業の環境メッセージは丸呑みできない。
●No.2480/08.2.4
「アール・
ブリュット
。」
とは「生の芸術」という意の仏語。artは芸術、brutは生(き)のままの状態を指し正規の美術教育を受けていない人による絵画や造形。旭川美術館で開催中の展覧会を本日の「新日曜美術館」で紹介したが、いわゆる素人なのに面白かった。東京には来ないみたい。
●No.2479/08.2.3
「大学から
茫洋とした
ものが
なくなって
しまった
。」
と野矢茂樹・東京大学超域文化科学教授(本日の『爆笑問題のニッポンの教養』新年会スペシャル再)。それを野矢氏は何でも書類にまとめ成果を目指し集中・離散を繰り返す世に原因を求めた。私も思う。大学がこんなに専門学校化していいかと。即戦力? でいいのかと。
●No.2478/08.2.2
「いよいよ、
日本でも。
金融資産
1,000万円の
お客様の
ための
専門銀行、
始まる。」
とHSBC PREMIER全15段広告(本日の『日本経済新聞』朝刊)。これは格差の問題ではなく、貯蓄志向一辺倒だった日本人の資産運用意識の変化も意味している。当社の案件も自然にその方面の仕事が多くなった(ここ3ヶ月で別々のクライアントから計4件)。
●No.2477/08.2.1

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