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"出きる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
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2008年1月
「サメガレイ
 。」
神奈川県川崎市立宮崎小の1年生が15年前に飛ばした風船が、この魚の背に付着して千葉の海で見つかったという数日前のニュースを、「奇跡」として本日の「朝日新聞」天声人語で紹介。この小学校、実家の近所でいつも校門の前を通っている。現実って意外に不思議。
●No.2476/08.1.31
「広重が
 愛した
 絶景。」
と静岡県由比町の薩睡(さった)峠を取り上げた名鉄広報誌「Wind」(1月号)。この広重、神奈川の三浦半島も歩いているが、昔の人の行動力って本当に凄い。徳富蘆花も各所で名前を目にするし夏目漱石は全国に縁の場所を残すが一番の行動派は弘法大師・空海か。
●No.2475/08.1.30
「小泉
 チルドレン
 。」
なる似非議員の当落予想を掲載した「サンデー毎日」(2/10号)。こんな馬鹿げた状況を生み出したのも小泉なる軽薄な男の口車に乗った日本国民の仕業だ。私が見る限り日本郵政のサービスに向上はないが何より勘違いの片山さつき女史だけは別世界に葬ってほしい。
●No.2474/08.1.29
「世の中は
 よい方向に
 向かって
 いる。」
とダボス会議でビル・ゲイツ氏(『鳩山由紀夫メールマガジン』331号)。「女性、マイノリティ、政治、経済、全て昔よりよくなってきている。」それを全否定しないし貧困問題も指摘通りだが、無差別の大量殺人など昔はなかった。むしろ警鐘を鳴らしてほしかった。
●No.2473/08.1.28
「力士を
 代表して
 。」
と横綱白鵬関。大相撲初場所で3場所連続6度目の優勝を飾った後のインタビューでの言葉だ。かつて悪役といえば(そっくり返った姿勢がそう思わせた)北の湖、(人気の貴乃花と対した)曙だったが、この残された1人の力士・朝青龍は正真正銘のheel(悪役)だ。
●No.2472/08.1.27
「リノベー
 ション
 ケース
 スタディ
 。」
を掲載した「カーサ ブルータス」(特別号)。「リフォーム」でなく「リノベーション」と言うようになったのは最近のことだ。もちろんrenovateは「修繕する」の意味があり英語的には正しいのだが、なぜ日本語はまたも「リノベ」と縮め動詞化するのだろうか。
●No.2471/08.1.26
「批判の
 マナー。」
について岩見隆夫氏が「サンデー毎日」(2/3号)で語る。氏を特権階級と決めつけ戯言とけなす批判を逆批判するが内容を見ると批判側には勘違いもある。私もかつてブログの批判コメントに難儀した。1つの批判に10も矛盾があってはネットで論議は不可能である。
●No.2470/08.1.25
「道路特定
 財源に
 ついては
 一般財源化
 を前提に
 見直しを
 行う。」
2年前、首相に祀り上げられていた小泉議員は施政方針演説でこう表明した(本日の『朝日新聞』夕刊)。ところが福田議員の施政方針演説からはこの言葉が消えたという。確かに地域格差が道路で生まれる場合はある。しかし“建設ありき”ではなく選んでやってほしい。
●No.2469/08.1.24
「『私は』と
 『私が』の
 違いは、
 日本人には
 当たり前。」
生徒の6割を外国人が占めるという東京都内の夜間学級の教師の言葉だ(本日の『おはよう日本』)。そうではない。最近のアナウンサーの接続詞の誤りは目に余るし、受動態と能動態の区別すらつかない。それを“変化”と呼ぶか、コミュニケーションの危機と感づくか。
●No.2468/08.1.23
「都市
 鉱山。」
とは携帯電話をはじめとする小型家電やパソコン・CDなどに使われているインジウム・プラチナといった希少金属(レアメタル)のこと(本日の『おはよう日本』)。日本は資源輸入国だが廃棄する小型家電に眠る量を換算すれば“資源大国”なのだとか。もっとPRを。
●No.2467/08.1.22
「人材育成型
 派遣業。」
とはニートから脱し新たな生き方を探そうとする若者達を対象にした人材派遣(本日の『朝日新聞』夕刊)。勤務時間や勤務日も考慮し「人材を育てる意識が必要」と派遣先企業担当者。当社も殆ど未経験で採用してきたが「速さは強制しない」などという訳にはいかない。
●No.2466/08.1.21
「鮨に
 生きる
 男たち。」
都内を中心に17店のお鮨屋さんの成り立ちと特徴、店主の人生まで紹介した本書に感銘を受けた。毎日新聞に在籍した早瀬圭一氏の筆致も素晴らしいが、何より店に足を運んでじっくりと人間関係を築いた手間が文章から立ち上ってくる。鮨も文章も、やはり手間次第か。
●No.2465/08.1.20
「根本的に
 文化も
 違うのに
 日本料理が
 本当に
 分かる
 のか 。」
と「麻布 かどわき」のご主人はミシュラン東京に反旗を翻したとか(『文藝春秋』1月号)。そもそも16万軒の都内の飲食店から対象を1%未満の1500軒に絞り込んだ荒っぽさも友里征耶氏が批判。全ての店が料理と内装の写真付というのも他国には例がない。偽装?
●No.2464/08.1.19
「モルト
 &
 ショコラ。」
つまりシングルモルト(大麦麦芽)ウイスキーをチョコレートに合わせる提案が女性にも人気で今年のバレンタインのトレンドなのだとか(『メトロミニッツ』1.20)。私は昔から“ゆで小豆”でウイスキーを飲む。大学時代、つまみのない友人宅で初体験して以来だ。
●No.2463/08.1.18
「配合率を
 下げて
 品質を
 確保する。」
だから再生紙の配合率偽装を行ったと日本製紙の中村雅知社長(本日の『日本経済新聞』朝刊)。はぁ!? 私にとっては赤福や白い恋人より衝撃が強い。これまで環境関連のコピーでどれほどこの再生紙について書いてきたか。最早企業ではなく、日本の腐敗と捉えるべき。
●No.2462/08.1.17
「自由という
 言葉が
 蹂躙されて
 いる。」
とニューヨーク在住のジャーナリスト青木富貴子氏(本日の『朝日新聞』朝刊)。WTR を襲った9.11テロを目撃した彼女は、いまイラクで「自由のために戦っている」と言う時、そう感じるのだという。確かに。そしていま日本に間違った自由はあるが本当の自由は?
●No.2461/08.1.16
「日本人は、
 社会人で
 あることの
 教育を放棄
 しちゃって
 るんだ
 なァ。」
と橋本治氏(『広告批評』1月号)。沢尻エリカや亀田一家の謝罪会見の顛末や一連の食品偽装問題を例にこう捨てゼリフ。たとえばここに公共マナーを加えれば本当に多くの日本人があてはまる。少なくとも私は入らないと断言(守れる範囲で言っているので)。日本よ。
●No.2460/08.1.15
「里業 。」
とは、農業だけでなく林業、(川の)漁業など山里にある全ての業を対象に環境を保全しつつ循環型の山村社会を築くというコンセプト(『きとうむら通信』08.1月号)。我が家もこの里業を実践する「きとうむら」のポン酢を使っている。広がってほしく思うのだが。
●No.2459/08.1.14
「氷見の
 寒ブリが
 獲れない
 。」
今夜は久々、ご近所のなじみの鮨屋さんへ。有名な氷見の寒ブリが今年は出回っていないと言う。また昨年は秋まで夏の魚が食べられたそうで「異常気象を初めて感じた」とか。今年に入り環境の特集は多いが、政府が異常事態宣言を発しない限りみんな他人事でしかない。
●No.2458/08.1.13
「“サ入れ”
 嫌い。」
と中野翠氏(『yom yom』vol.5)。「させていただく」の類の“いい人っぽい”しゃべり方だ。ある女優の「この映画に出ささせていただく」にも笑ったが、たった今もテレビで「携わさせていただく」を聞く。日本語も間違ってるが、だいたい心が伝わらない。
●No.2457/08.1.12
「ことば
 には、
 意味がある
 。」
なるキャッチで第六版発売を訴えた「広辞苑」(本日の『朝日新聞』朝刊)。最近のテレビを“聞いて”いる限り私はこれを信じない。厚い戦い。白い旅を履く。前線で運転再開。復興を棘る。魚を砂漠。これらを平板読みと批判するか、そもそも日本語の法則は壊れたか。
●No.2456/08.1.11
「ひとりを
 愛せる
 日本へ。」
なる日本郵政のキャッチフレーズに対し「次の一歩次第では悪い読後感になる」と水口克夫氏(『コマーシャル・フォト』1月号)。またも郵政民営化を背景にした業界の過剰反応だ。それを言うなら既にサービスは切り捨てられているが、そもそも広告とはそんなものだ。
●No.2455/08.1.10
「あったかい
 お茶が
 飲みた
 かったら、
 コンビニ
 行って
 『あった
 かい』という
 ところから
 あったかい
 お茶を
 買って
 くればいい
 。」
だから、蛇口をひねってお湯すら沸かしたことがないと“都内の広告代理店にお勤め”の30代の女性(本日の『ニュースウォッチ9』)。さぞかし高級取りなのでしょう。そしてさぞかし体にかなりのダメージが加わっている事でしょう。こんな女達が母親になる、日本。
●No.2454/08.1.9
「『割安』
 でも
 買い手
 不在。」
日経平均株価の下値が見えない。過剰な買収防衛策もあるが、政局混迷と改革の逆流で市場から見放されている。本日の「日本経済新聞」朝刊は、この記事の隣に「新車販売25年ぶり低調」の見出しが。1頁めくれば「閉塞生む共同幻想」と鴻上尚史氏。日本よ、どこへ。
●No.2453/08.1.8
「打我。」
試験の点数が最も重視される異様な教育熱の渦中に現在の中国はある。これはある小学生が心中を綴った文章の中に出てきた言葉だ(昨夜の『NHKスペシャル』)。勉強を理由に母親に叩かれるらしいのだが、親達は点数主義を反省する姿勢は見せない。どうなる、中国。
●No.2452/08.1.7
「恵方巻
 ご予約
 承り中。」
のチラシを近所のストアで発見。まだ松の内なのにこの商魂。しかし我々はこんな風に広告に追い立てられながら季節を渡っていく。それにしても「特製ケース入り」とは、ごみ減量の時代に反する。だから私は“環境保護”を企業PRとTV番組の内でしか信じないのだ。
●No.2451/08.1.6
「栗あそび
 。」
長野・桜井甘精堂の菓子を軽井沢土産にいただく。「手づくり栗もなか」とあり「種皮に栗あんこをご自分でいつでもどこでもお好みに詰めて」と促す。当社も取材したが、この種の“ひと手間”商品が人気とか。分かる気もするが、それよりちゃんと料理を作ってほしい。
●No.2450/08.1.5
「石油、
 一時
 100
 ドル。」
と本日の「日本経済新聞」朝刊一面トップ。NYも東京も株価大幅安で新年を迎えた今年、「日経DI分析」は3期連続で悪化した。折りしも「縮む日本」を特集する日経だが、一人ひとりの日本人が真摯に仕事に取り組むしかない。そんな時代なのにいいのかな、これで。
●No.2449/08.1.4
「年明け
 年賀を
 書きま
 せんか。」
と本日の「朝日新聞」朝刊に日本郵便の広告。年賀状の売上が増加したそうだが、このメッセージには年賀状を再度、定着させようとする意気込みを感じた。窓口の応対は(一見)洗練されたサービスの他企業とはまだ比較しようもないが、今後の広告展開にも期待したい。
●No.2448/08.1.3
「笑顔を
 つくる
 ストレッチ
 。」
「ファミリー109」1月号で新年にふさわしいこんなストレッチを紹介している。左右の口角を上げ左右でウインク。唇を内側に巻き込み口角を10秒×5回引き上げ、目を細めるように下まぶたを上げる動きを10秒×5回。さぁ、2008年、笑顔を失わないように。
●No.2447/08.1.2
「沈む国 。」
と我が国を表した元旦の「日本経済新聞」朝刊。かつて先進7カ国で首位の1人当たりGDPは、2006年にOECD加盟国中18位に低下し20年には米国の半分へ。マイナスばかり想定しても進まぬとの反論はあるだろうが、勤労を美徳としないのだから致し方ない。
●No.2446/08.1.1

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