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"出きる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
10年間にわたるバックナンバーはこちらから

2007年12月
「日本が
 こわれて
 いって
 るんじゃ
 ないか。」
受け継いできた老舗のプライドを失い消費者を欺いた今年の「偽装」問題をこう表した三反園訓氏(本日の『やじうまプラス』)。27日でも取り上げたこの種の表現が識者の間でここ2年ほど急増している。私は自省を込めなお言いたい。現状で日本の救われる道はない。
●No.2445/07.12.31
「利根川で
 鰻が獲れた
 時代の。」
と成田山新勝寺参道の鰻のお店の味を紹介した昨夜の「出没!アド街ック天国」。テレビのナレーションやテロップを信用してはいけない。利根川で鰻はまだ獲れるし、それを売り物にする鰻の名店は多い。テレビには夥しい誤りが溢れる。制作の過程に余裕がないからだ。
●No.2444/07.12.30
「文庫本
 しづかに
 ひらく
 両隣り
 朝の
 電車の
 一つ
 幸せ。」
日経歌壇の今年の秀歌だ(本日の『日本経済新聞』朝刊)。気持ち、分かりますね。いまは両隣りがメール中という場合が一番多いが、その忙しなさが私は大嫌いで、もちろん車中メールはしない。あの姿を見る度、何がスローライフだと言いたくなる。本を読みましょう。
●No.2443/07.12.29
「自転車
 教則。」
が30年ぶりに改正と昨日の「朝日新聞」夕刊。携帯電話やヘッドホンの使用禁止は当然だが、「歩道でむやみにベルを鳴らす」も警告対象に。しかし所詮、マナーの域を出ないこれらの教則を現代人が守るとは考えにくいが、ついでに歩きながらのメールも加えてほしい。
●No.2442/07.12.28
「劣化した
 日本人。」
をいかに治すか、と「週刊ダイヤモンド」(12/29-1/5)の養老孟司&香山リカ両氏の対談。もう一つの特集は「こわれたニッポン再生への処方箋」。これらをマイナス思考の悲観主義と皆さんは思われるか。政治家じゃあるまいし、危機感はいまの日本で当然だ。
●No.2441/07.12.27
「これを
 読んで
 コピー
 ライターに
 なりたいと
 思い
 ました。」
当社が取材・コピーを担当する京浜急行電鉄発行の「普通電車の旅」というフリーペーパーにこんな声を寄せてくださったお客様がいらしたそうだ。素直にうれしい。いま5号めを作成していて、毎号、毎号、独自ノウハウを積み重ねており、同種類の仕事に活用している。
●No.2440/07.12.26

※上記リンク内の下段に紹介しています。
「メリー
 グリーン
 クリスマス
 。」
クリスマスイブの昨日、東京の新宿・伊勢丹へ。「地球のために、子どもたちのために、未来へつづくクリスマス」と銘打ち、1階にミニ庭園を設け緑のクマの「ベアサンタ」が歩き回るキャンペーンの真っ最中。これも大切、でもなぜみんなエコバッグを使わないんだろ。
●No.2439/07.12.25
「中身の方、
 簡潔に
 書きたい
 ので。」
とコンビニ店員。宅配便の伝票に「品名」を書き忘れた自分も非はあるが、本来必要なのはこの後の「中身は何でしょうか?」という質問だと思うが言わない。これは言葉の変化でなく間違いなく退化だ。なぜなら国際的なコミュニケーションはこれでは成立しないからだ。
●No.2438/07.12.24
「落陽。」
やっぱり拓郎だった、70〜80年代。昨夜の「日本のフォーク&ロック」で第1位に輝いたのはこの曲。もちろん中学生だった私も歌ったが、今日の1位は、老いてきた我が身と病を抱える人生をさらけ出す拓郎とを、重ね合わせる世代の複雑な励ましではなかったのか。
●No.2437/07.12.23
※誤字ではなかったですか? NHKさん。
「シュガー
 社員が
 会社を
 溶かす。」
社労士の田北百樹子氏が、顧問先企業の若手社員の奇行に端を発し著した書籍(本日の『ウェークアップ!』)。(外回り先から)アイス買ってきておいて。(気の合わぬ同僚がいて)あの人と仕事したくない。(上司の注意に)親にも怒られた事ないのに。最早驚かない。
●No.2436/07.12.22
「気分が悪く
 なった
 お客様。」
のために昨夜と今夜続けて、帰る電車が遅れた。飲みすぎはやめて。そして2〜3週間に1回は人身事故で電車が遅れる。これはまず政権交代から? さらに「線路内に侵入するお客様」も増加中だ。電車へのいたずらが多発していると東急電鉄。いずれも最早驚かない。
●No.2435/07.12.21
「恋空と
 君空。」
今日乗ったタクシーの女性運転手の席に「君空」があり、涙が出て仕事にならなくて車庫に車を停め読み終えて来たと言う。「君空」は男の視点で描いていていじらしいと。「あんな本は出してはいけない」という人もいたが正に人それぞれ。私はページを開いた事もない。
●No.2434/07.12.20
「都市部で
 過半数。」
誰も言わないが総選挙の票読みを、こんな状況下で堂々と記者会見で発言するという行為(本日の『日本経済新聞』朝刊)はおかしいではないか、小沢さん。投票する国民の意思を蔑ろに、票集めの戦術のみを披露するこの男は誤っている。ねぇ、似非マスコミの皆さんよ。
●No.2433/07.12.19
「年金
 おとぼけ
 発言へ反発
 らしい。」
と本日の「朝日新聞」夕刊・素粒子。来年3月末までの年金記録問題の全面解決断念に「公約違反というほど大げさなものなのかどうか」ととぼけた福田議員の発言が各社内閣支持率の急落につながった。誰だ「手ごわい」なんてぬかしたのは。もともとこの男はこんな奴。
●No.2432/07.12.18
「は〜。」
からしゃべり始める人がいる、とKinKi Kids・堂本光一さん(昨夜の『新堂本兄弟』)。つまり、相手が話す内容を受けて省略して続けているのだが、この日のゲスト・柳原可奈子さんも正にこのスタイルで話していた。気づいていたがそれほど気にならず、迂闊。
●No.2431/07.12.17
「公約。」
「最後の一人まで記録をチェックして年金をお支払いする」と述べた安倍前首相の発言が“公約”か否かで時間を費やした伊吹・北側両幹事長らの姿を見ると暗澹たる気分になる(本日の『日曜討論』)。自民は年金問題の対応を見誤った。野党を巻き込めばよかったのだ。
●No.2430/07.12.16
「カンが
 さえる時。
 キー
 ワードは、
 狭い場所と
 南西の
 方角。」
中華街某店舗の「フォーチュンクッキー」の占いの言葉。「狭い場所って、トイレ?」なんて疑問はさて置き、こんな見え透いた“幸運”にも悪い気はしないから不思議。そういえば八白土星の来年の運勢は「追風に帆かけて」よろしく上昇気配とか。これは期待しちゃう。
●No.2429/07.12.15
「オニ安。」
さくらやのCMでこんな言葉を使っているそうだが、インターネットでは賛否両論。「言葉はインフレする」と昔、誰かが言ったが安売りの表現は正にこれに当たる。激安、爆安を上回る言葉を「鬼」に求めたセンスは認められないし中高年は嫌うだろうが話題性はあるか。
●No.2428/07.12.14
「視察。」
日本相撲協会は“外部の有識者による視察”を全部屋で実施するというが、北の湖理事長が辞めない限り立ち直れないのではないか(本日の『ニュース&スポーツ』)。こんな見え透いた対策でごまかすより、大相撲を辞めていった若者達の聞き取り調査こそ必要なのでは。
●No.2427/07.12.13
「不安
 過敏症。」
の現代人達が広告への瑣末な批判を増加させていると鈴木謙介・国際大学GLOCOM研究員(『宣伝会議』12/1号)。私はクレーム増の原因には利己主義と権利者意識のはき違えがあると思う。ただ「インターネットが不安を助長する」という説は素直にうなづける。
●No.2426/07.12.12
「木づかい。」
木材は製造時の二酸化炭素排出量がアルミや鋼材に比べて格段に低い。この言葉は、木製製品を選んで暮らしに取り入れる運動の名だ(『グリーンスタイル』vol.11)。知らなかったが10月にはキャンペーンもやっていたそう。この視点からも暮らしを見直したい。
●No.2425/07.12.11
「Long
 time
 no
 see!」
私も実は“NOVA難民”。しかし1月にフランスから義妹の婚約者が来日するし英語力を錆付かせてもおけない、という訳で会社近くの某校で無料体験入学。これはそこで再会したNOVA教師が言った「久しぶり」の挨拶。生徒も先生もNOVAからの転入が多いとか。
●No.2424/07.12.10
「拉致問題を
 本当に
 解決
 したいと
 思っている
 。」
と高村正彦外相(本日の『サンデープロジェクト』)。こんなこと政治家が言うのは当然も当然。解決(行方不明の拉致被害者の帰国・死亡事実の証明)すれば英雄なんだから。これは「犯罪者にはなりたくないと本当に思っている」と言うのと全く同じで低レベルすぎる。
●No.2423/07.12.9
「言語学に
 言葉の
 乱れは
 ない。」
そう語った田中克彦・一橋大名誉教授(4日の『爆問学問』)。言葉の乱れと言うが、古代から言葉はその時代毎に非難され続けてきた。そう考えると本欄では成立しない内容がかなり抽出される。乱れは“変化”なのだろうが、言葉の仕事であるアナが先導してよいのか。
●No.2422/07.12.8
「『つぶれる
 ブタ...
 だけど元に
 戻るブタ
 ...』。」
投げつけると、ぐちゃっと形を変えてつぶれるのだがすぐ元に戻るブタの形のストレス解消グッズを本日の「はなまるマーケット」で紹介。ストレスを発散したいのは子供だけじゃなかった。しかし、それが普通の現代人の殺気立った行動に変わるのが私は本当に恐ろしい。
●No.2421/07.12.7
「100円の
 ガチャ
 ポンで
 へんなのが
 出た。」
“最近むかついていること”を書かせる授業が各地の小学校で広がっている(本日の『朝日新聞』夕刊)。私は知らない。しかし本記事では現役教師が「90年代から子供たちが心を閉ざした」と証言。と言ってもこれを「むかつく」と思う、それ自体が問題ではないのか。
●No.2420/07.12.6
「フランス人
 『日本熱』
 。」
なる「朝日新聞」本日夕刊の見出しに注目した。何しろ来年1月に我が家にフランス人青年がやって来る。婚約中の義妹と共に短期間の日本滞在をする訳だが英語も話せる彼との交流が楽しみだ。漫画人気でフランス人の来日者数が10年で2倍とか。彼もその1人になる。
●No.2419/07.12.5
「大伽藍。」
帰宅後、午前深夜から「にっぽん 心の仏像」を観ている。寄せられた便りで50代男女の割合が高かったが、仏に愛着を感じる年になったのか。寺の建物を表す「だいがらん」という言葉の雄大で艶やかな響きが好きだ。先日、浅草寺のコピーで書いたが気持ちがよかった。
●No.2418/07.12.4
「選挙の
 公正さ
 米独懸念
 。」
と「朝日新聞」本日夕刊。ロシア下院選挙でプーチン大統領が筆頭候補になった「統一ロシア」が圧勝した結果を受けた記事だが早くも不正とは。後進国の選挙ではよくあることだが、この国にしてからが。独裁とは、あるいは社会主義とはここまで腐敗を招くものなのか。
●No.2417/07.12.3
「一からと
 ゼロから
 。」
先月末日、横綱・朝青龍とWBCフライ級タイトル戦で失態を演じた亀田大毅選手がいずれも謝罪会見を行った。この言葉の前者は横綱、後者は亀田選手のもので再出発の原点として口にしている。“一から”には自負が残る。“ゼロから”には自己否定がある、はずだが。
●No.2416/07.12.2
「一つ目、
 二つ目
 でなく
 一番目、
 二番目と
 言うように
 。」
と席位置の説明を指示した山崎奈保子・シアタークリエ支配人(29日の『にっぽんの現場』)。主要劇場では史上最年少の28歳の支配人だ。確かに日本語としてはより正しく繊細な言語感覚に満ちる。この水準で見ると世の中の「注意書き」には多くの欠陥が見つかる。
●No.2415/07.12.1

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