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"出きる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
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2007年11月
「中央環状
 品川線
 換気所の
 景観。」
についての調査結果が届いた。(地下高速道路内を換気する)換気所のデザインに関する集計だが、都内のごく狭い範囲でも地区による違いが出る点が面白かった。モノレールが近い大井は見え方を重視し、五反田は「汚れにくい」が2位。中目黒は散策路との調和に関心。
●No.2414/07.11.30
「銀杏を洗う
 洗濯機。」
そんな機器がある事を初めて知った。当社スタッフ・岡崎と先日行った銀杏洗いについて話していたら、友達がこの機械を買ったと言う。自宅周辺にイチョウの木があるのは確実だが、よほどの銀杏好きだ。銀杏の実は異常に臭かったが、ザル一杯洗う内に慣れてしまった。
●No.2413/07.11.29
「『あたら
 しい
 ふつう』を
 言葉の
 うえでも
 示して
 ほしいと
 思う。」
と日本郵便「ひとりを愛せる日本へ」に辛口の批評を浴びせた「広告批評」11月号。業界誌「宣伝会議」「ブレーン」では無縁の欠点の指摘だ。「あたらしいふつう」なる理念を具体的に語れと言うが、そこまでケチをつけ始めたら貴誌で紹介する広告はなくなりますよ。
●No.2412/07.11.28
「驚きの
 結末は
 CMの
 あと!」
なる告知は86%の視聴者を不愉快にさせ、その商品も34%が買いたくないと思うという調査結果を本日の「天声人語」で紹介。先日のATP賞ではないが、観たい番組はNHKに多く民放は頭が悪くなりそう。真剣に考える時間がないからこの種のテロップも生まれる。
●No.2411/07.11.27
「便利さは
 人の智恵を
 どこかで
 奪って
 いく。」
と崔洋一氏(『宣伝会議』11/1号)。かつての映画人が(セットの部屋を回転させて壁や天井を歩き回るF・アステアを表現したように)人間の知恵を絞り創りあげたものを、デジタルが、映画で言えばCGが奪っている。やはりネタ帳で案を練る習慣は大切にしよう。
●No.2410/07.11.26
「マッチ!」
行きつけのスタンドでガソリンを溢れさせたスタッフに向かって義父がこう言うと、慌てたそのアルバイトの彼は駆け足でマッチを取ってきたそうだ。後でスタンドの上司と大笑いになったというが、喧嘩っ早い義父の口調が恐かったか。みんなこうして成長するのだから。
●No.2409/07.11.25
「竹澤健介、
 早稲田大学
 の4年生
 です。」
と繰り返し誤った昨日の「2007国際千葉駅伝」第1放送車実況の長坂哲夫アナ。もちろん昨今のスポーツ中継ではこの種の根本的かつ基本的なミス(竹澤選手は3年生)も謝る事は皆無だ。卑しくもスポーツ担当アナがこんな事も把握していないなんてアマ以下である。
●No.2408/07.11.24
「ATP賞
 。」
本日、たまたま授賞式の模様を観た。ドラマ・ドキュメンタリー・情報番組・バラエティの4部門を対象に「社団法人全日本テレビ番組製作社連盟」が優秀作を決める。グランプリはテレビ朝日だったが大半がNHKなのは当然。いま最も過激で挑戦的なのがこの局である。
●No.2407/07.11.23
「私が
 死んだら
 主人に
 いくら
 年金が入り
 ますか?
 と訊く人は
 ゼロ。」
当社の社労士事務所担当者の言葉。前職で年金関連の仕事に10年携わった彼女は、その間「私が死んだら妻にいくら残せるか」という夫の相談は何度も受けたが、妻は「夫が死んだら私にいくら入るか」なる質問ばかりだったとか。私の妻も既に自分の年金額は調べ済み。
●No.2406/07.11.22
「空気の
 ような
 存在。」
と、よく夫が妻の存在を(いい意味として)表すが、よく考えれば何の配慮もしない関係の言い換えでナンセンスだ。「料理はできない」人間はいないし、「家の事は任せてある(しない)」では夫婦関係の平衡を失う。私はこの3語を恥ずべき家庭の決まり文句と考える。
●No.2405/07.11.21
「品川・東京
 方面には
 参りません
 。」
東京を環状に走るJR山手線「五反田」駅隣に「大崎」駅があり「大崎止まり」が存在する。この言葉は五反田駅に「大崎止まり」が到着する際のアナウンスだが「品川・東京方面」であることに変わりないのだから「品川駅(大崎の次)より先には参りません」が正しい。
●No.2404/07.11.20
「ホーム
 ページと
 違う。」
店舗取材した際に最近、問題となるのはWEB情報との違いだ。中高生の頃からインターネットと親しんできた10〜20代はネット情報を絶対と思いがちだが、まずネットの情報は時に古く間違いが放置されていると警戒して対すべき。生の取材の方が正しいのは当然だ。
●No.2403/07.11.19
「自民党と
 民主党は
 伊勢丹と
 イトー
 ヨーカ堂に
 なって
 いない。」
と田中康夫・新党日本代表(本日の『サンデープロジェクト』)。「大丸と松坂屋だ」というのは、全くその通り。田中氏は親しい小沢代表と政界再編の話をしているのだろうか。防衛・外交という根幹に関わる問題では既に自民・民主の枠組みが機能しないのは明らかだ。
●No.2402/07.11.18
「主任
 (とり)
 という
 ものは、
 お客様を
 気持ちよう
 帰さな
 あきません
 。」
と「愛宕山」で3年ぶりの高座に上がった徒然亭草若師匠(渡瀬恒彦)。息子の小草若(茂山宗彦)が父親の思い出に泣き崩れた高座を救った本日の「ちりとてちん」。弟子達が師匠の復活に涙する一方、和田家の面々も父親(米倉斉加年)の思い出の噺に涙。私も泣いた。
●No.2401/07.11.17
「ビールと
 プリン。」
レミオロメン(本日の『プレミアム10』恋歌)。コンビニにビールとプリンを買いに行って彼女と喧嘩するこの歌がなぜ彼らの「恋歌」の象徴なのか。松任谷由実「A HAPPY NEW YEAR」の後で詩情のとてつもない差に驚く。もちろん世代間ギャップは承知だが。
●No.2400/07.11.16
「恋を何年、
 休んで
 いますか
 ?」
似たような題名のTBS系ドラマがあったが、これは真木準氏による昔の伊勢丹のキャッチフレーズ。なぜ取り上げたかというと、先日送られてきたスパムメールのタイトルだったのだ。まさかコピーライターが書いているんじゃないだろうなぁ。確かに休んでいるけど。
●No.2399/07.11.15
「もう
 独りに
 しない。」
何の見出しかと思ったら小沢代表が参加する会合を連日開き、孤独にしない“作戦”とか(本日の『朝日新聞』朝刊)。これ以上恥ずかしいことはやめにしてほしい。民主党の意思疎通の脆弱さが露呈する。民主党支持の私は、世間の民主党支持が減っていないことが驚き。
●No.2398/07.11.14
「ムーミンの
 表紙が
 人気の
 東洋大。」
ムーミンをキャラクターにした東洋大の入学案内が人気ランキング第1位となった(『サンデー毎日』11/25号)。ムーミン人気と「分かりやすい」が支持理由だが、一度中身を見てみたい。読解力が落ちているといわれる高校生にとっての“分かりやすさ”とは何か。
●No.2397/07.11.13
「家庭に
 おける
 規則正しい
 食生活。」
食育がもてはやされるがマスコミは食物のトレーサビリティや料理法など消費者教育や興味本位の内容ばかりを重視。「浅草寺」(10月号)で田中昭成氏は冒頭の言葉を掲げ挨拶の大切さにまで言及する。ごく普通の「日本」が壊れており“自分勝手”もここに起因する。
●No.2396/07.11.12
「平壌宣言の
 時、被害者
 の尊厳を
 考えて
 いたのか
 。」
という蓮池透氏の疑問に誰も答えず無視した本日の「サンデープロジェクト」。これこそ私が平壌宣言の翌日、某WEBで指摘した点で蓮池氏と天木直人氏しか言及していない問題だ。拉致被害者帰国にただ浮かれたあの時の日本人に、私はこの質問を同じように問いたい。
●No.2395/07.11.11
番組最後に「全員生存が前提と言うならなぜ平壌宣言にサインしたのか」と訊ねた蓮池透氏。全くその通り!
私は今もはっきりと覚えている。帰国後のインタビューで、あの小泉純一郎が「では椅子を蹴って帰ってくればよかったのか」と開き直ったことを。もちろん喧嘩する(椅子を蹴る)必要はないが、正々堂々と金正日に疑問を提示し、宣言に署名をせず帰国すべきだった。少なくとも日本人であるなら。 あの日、会談で知らされた同胞の死を、私は全く釈然としない気持ちで受け取り、当時、コラムを担当していた「URL TODAY→その後閉鎖」というWEBにその旨を書いて深夜に送信し、翌朝の新聞とテレビを見て唖然とし混乱した。マスコミの論調、そして多くの日本人は、あの時の小泉を英雄視し、被害者の帰国のみを手放しで喜ぶばかりだった。天木氏も、持ち帰って日本で相談すべきだったとこの第1回目の訪朝で知らされた事実の深刻さを指摘している。それをしなかった小泉は、正しく蓮池氏の言う通り、“政治決着”という手柄を急いだのである。なぜあの時、誰もその点を指摘しなかったのか。 拉致問題は、あの平壌宣言になぜ我が国の首相がサインしたのかという日本側の反省から出発しない限り、解決しない。なぜなら北朝鮮の論拠は正しく、日本国が北朝鮮の矛盾を認めてしまったあの日の対応にあるのだから。 小泉純一郎、あんな男をなぜ日本人は、英雄にしてしまったのか。
「困った人、
 増えて
 ますよね、
 最近。」
と辛坊治郎氏(本日の『ウェークアップ!』)。増大する不法投棄の撤去に血税が使われているというニュースに対してだが全く同感。自宅を“ゴミ屋敷”にする犯罪者はともかく、普通の人間が安閑と不法投棄する時世。スプレー缶一つの捨て方に迷う私には理解不能だ。
●No.2394/07.11.10
「ビター
 スウィ
 ート
 サンバ。」
ご存知「オールナイトニッポン」のテーマ曲だ(本日の『朝日新聞』夕刊)。この深夜のラジオ番組が40周年を迎えるらしい。放送開始が67年、恐らく私は69年から聴き始めた。あの糸居五郎さんの渋い声が今も耳に残る。リクエストは読まれなかったけど私の青春。
●No.2393/07.11.9
「すみ
 ません。」
という言葉を彼女は発しなかった。本日午前のJR山手線「恵比寿」駅で発車間際に駆け込んできたその女性はドアにはさまれ、脇にいた男性がドアを引き戻して乗車することができた。しかし彼女はメールに夢中で頭さえ下げなかった。明らかに人間の質は低下している。
●No.2392/07.11.8
「小沢
 代表が
 辞意
 撤回。」
と本日の「日本経済新聞」朝刊。「衆院選では勝てない」と言い放った男に頼み込んで代表に留まらせるとは何たることか。しかも会見からは一連の流れや、民主党批判にどう責任を取るのかという点が全く伝わってこない。もちろん代表交代はあまりにも深刻な代償だが。
●No.2391/07.11.7
「困ら
 ない。」
「本を読まなくても困らない」が“1ヶ月で1冊も本を読まなかった”人の理由の一つ(『サンデー毎日』11/18号)。この「困らない」は蔓延する利己主義の象徴だ。挨拶無視も、歩き煙草も、大声の会話も、車内化粧も、給食費不払いも、「自分」は困らないのだ。
●No.2390/07.11.6
「自民、
 くすぶる
 再編劇。」
小沢辞任を受け小沢離党へと関心が広がる自民党(本日の『日本経済新聞』朝刊)。しかし考えてみれば、軸をどこに据えるかで現在の自民・民主の区分は全く違うものになる。その意味で国民は不幸なのだ。ただ、「反官僚組織」という意味で民主に期待していたのだが。
●No.2389/07.11.5
「小沢
 辞任。」
“壊し屋”と揶揄されてきた小沢一郎の“面目躍如”だ。もちろんこの場面での辞任は許されないが、会見で「民主は力不足。衆院選では勝てない」と口走る体たらくは、この男の人間としての粗悪ぶりを露呈した。これを裏切りと言わず何と呼ぶ。政治家の資格既になし。
●No.2388/07.11.4
「To the
 beautiful
 country.」
と先日のテレビで久々の来日を語ったセリーヌ・ディオン。訳せば「美しい国」になるこの英語は、しかし安倍議員が口走った日本語とは違う。「美しい国」とはやはり国家が目指す目標ではなく、日本人個々が自然に創りだすべきものであった。山を清潔にすることから。
●No.2387/07.11.3
「簡単な
 事務的
 ミス。」
使っていない経費を計上したのも、給油量を差し替えたのも、航海日誌を捨てたのも、み〜んな「意図せずつい、やった」で済ませる昨今の国民を馬鹿にした自民の態度は何だ。マスコミは正々堂々とこれを糾弾せずに政局としてしか扱わない。だから似非マスコミなのだ。
●No.2386/07.11.2
「本格
 焼酎。」
この名は単なる広告的な表現ではなく「単式蒸留焼酎(蒸留機で1度だけ蒸留)」の中で酒税法の規定を満たした焼酎の正式名称らしい(本日の『日本経済新聞』広告特集)。奄美大島に旅した折に黒糖焼酎の虜になって以来、外食の際は必ずその繊細な味を求めてしまう。。
●No.2385/07.11.1

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