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"出きる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
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2007年9月
「前行性
 健忘。」
とは新しい体験や知識を保つことができず、記憶が数分間しかもたなかったり一晩眠ると消えていたりする病だ(本日の『朝日新聞』朝刊)。「明日の記憶」の主人公と同年代の私は原作を読んでいたたまれなかった。もちろん記憶力は落ちている。だからこそ注意を払う。。
●No.2353/07.9.30
「治ったと
 思う。」
と朝青龍が言ったらしい(本日の『日本経済新聞』朝刊)。治療した医師は「精神疾患の中でも軽いものだった」とか。全く大相撲はなめられたものだ。そんな脆弱体質が序の口力士の死亡事件を生んだのだと考える。北の湖理事長は引責辞任しなければ安倍議員と同じだ。
●No.2352/07.9.29
「誠に
 残念な
 ことが
 起こったと
 思います
 よ。」
と福田議員(本日の『ニュースウォッチ9』)。ミャンマーでの長井健司氏銃撃事件に対する感想だが「よ」はこの男の口癖だ。終助詞「よ」は感情・意見の相手への押し付けである。つまり、福田議員の言葉は全てに高圧的なのだ。こんな悲嘆の情を押し付けてどうする。
●No.2351/07.9.28
「さっぱり
 わかり
 ません。
 どういう
 ことです
 かね。」
全くその通りだ福田さん(本日の『朝日新聞』夕刊)。朝日でさえ53%の内閣支持は本当に分からない。「期待」は分かるがなぜ「支持」か。これで間違いなくマスコミは“自民支持”に回るだろう。福田議員が何を言った、あるいはやったというのか、お笑い種の日本。
●No.2350/07.9.27
「税理士に
 まかせれば
 いい。」
と本日午前深夜の新閣僚記者会見で舛添要一厚労相。誰もがそう思っていて、肝心な点は受身のマスコミだけが糾弾しなかった事務所経費問題に堂々と返した。安倍辞任以降、自民の先生方が途端に曖昧な返事に変わった国民の年金記録通知も明言した。素直に評価したい。
●No.2349/07.9.26
「福田さんは
 受けが
 うまい。」
おいおい、だから民主党は攻めあぐむだって? そんな甘〜い視点だから、政府の拉致問題の手詰まりも、教育政策の根本的な欠陥も、何より小泉純一郎の矛盾も衝けないのだ。福田議員のいい加減で曖昧で節操のない論理にへつらうのでなく冷徹に見つめよ、されば分かる!
●No.2348/07.9.25
「親子2代
 初の
 総裁。」
おやっ? と思った。よく考えれば小泉・安倍と2世議員ではあったが父親は総裁ではないのだ。見渡せば、親子2代の政治家が多過ぎる。もちろんブッシュだって2世だが、いい加減に“オラが国の先生”意識は捨てて真に政策・人柄・将来性・清廉さで選んでもらいたい。
●No.2347/07.9.24
「福田さんは
 手堅い。」
と片山虎之助前自民参院幹事長(本日の『サンデープロジェクト』)。テレビ局の論調も同様だ。いま開票中だが、手堅いのは政治家間の調整手腕だろう。選挙期間中の議論も福田議員はより抽象的で頼りなく質問に正確に答えないのは安倍議員と同様。なぜそう言えない。
●No.2346/07.9.23
「クーデ
 ター説。」
麻生自民党幹事長が安倍議員の辞任を画策したとする噂だが、たまに民放のニュースを見ると、かなりの時間を割いている。なぜくだらぬ3流週刊誌的ネタをいつまでもたれ流すのか。こんな芸能誌的視点を無反省に引きずっているから、水準が惨めに下がるばかりなのだ。
●No.2345/07.9.22
「お袋
 は?」
母のことではない。先日、コンビニで買い物した折、ビニール袋は必要かと訊かれた時の言葉だ。以前、クリーニング店の「お仕上げは?」について書いたが、変な「お」の付け方をする一方で丁寧語を使うべき箇所に使わない。もちろん最近の日本語はそれ以前なのだが。
●No.2344/07.9.21
「よね
 まん
 じゅう。」
とは民謡「お江戸日本橋」で「鶴と亀とのよねまんじゅう」と歌われた銘菓だが、先日、横浜・鶴見に残った老舗に取材した。それが本日の「陽炎の辻」の台詞の中にも登場してきて驚く。時代考証の一端を見せられた気がした。餅米を用いた皮がなめらかで美味であった。
●No.2343/07.9.20
「エア
 ガール。」
と呼ばれた最初の“天女”たちを「朝日新聞」本日夕刊で紹介。やがてスチュワーデスからキャビンアテンダントに名が変わるが、今はCAと書くとか。この英語の頭文字による省略、やめてほしいですね、DBとかPWDとか。まっ、言語はそもそも記号ではありますが。
●No.2342/07.9.19
「卵をぶつけ
 られたら
 どうしよう
 なんて
 本気で
 心配
 してた。」
と関口知宏氏(本日の『朝日新聞』朝刊)。もちろん「中国鉄道大紀行」の前のことだ。私も楽しみな番組だが、撮影現場ではそんなトラブルもあったのだろうと思っていた。しかし実際の中国人達は皆、友好的で、環境保護のために夜の街は消灯していたとか。潜入観だ。
●No.2341/07.9.18
「塩。」
駅前のタリーズで「ソルティ・キャラメル・ラテ」に「塩キャラメルマロン」を食べ、スーパーで買い物をしていると「塩ポン酢」なる商品が。我が家ではこの夏、夏野菜を焼いて塩味で何度も食したが、塩ブームで日本人の腎臓を気遣う意見も。摂取量は増えているのか。
●No.2340/07.9.17
「拉致
 被害者の
 帰還。
 真相の
 究明。
 責任者の
 引渡し。」
これが日本政府の拉致問題解決の条件と麻生太郎議員(本日の『サンデープロジェクト』)。今さら何を! 日本似非マスコミは全く追求しないが、この条件を小泉議員が金正日に断固伝えたか否かが明確になっていない。実を捨て名(中途半端な帰還)を取ったあの訪朝で。
●No.2339/07.9.16
「(自民
 派閥の)
 福田
 支持。」
を伝えた本日午前深夜の「ニュース&スポーツ」。このままだと小泉・安倍に続く町村派の首相となるが、2人の前任者に匹敵するこの福田康夫という男の強引で支離滅裂な言語感覚を似非マスコミは官房長官時代に脳天気にも称賛した。一体誰が真実を暴けるというのだ。
●No.2338/07.9.15
「I can’t
 understand
 this
 war。」
と、ある米国人女性は言った(本日の『ニュースウォッチ9』)。多くの米国人が悩むイラク戦争の是非をなぜ日本は考えない? 私は一貫しイラク戦争参加に反対してきた。教育も反省できない日本にイラクは無理か。まして日本人の変質を憂う想像力はない。日本、墜落。
●No.2337/07.9.14
「給油継続
 深まる
 混迷。」
と「朝日新聞」本日朝刊。つまり誰が首相になっても給油活動の継続・撤退の判断は厳しくなる。改めて再び質したい。後継選びと安倍議員の病状を三文記事的に追うばかりの日本似非マスコミよ、給油の是非に日本外交の根幹が問われているのだ、なぜ何も論じないのか。
●No.2336/07.9.13
「拉致問題に
 対する
 厳しい
 姿勢で
 国民の
 支持を
 集め。」
と辞任した安倍議員の経歴を記した本日の「朝日新聞」夕刊。私にはこの方の拉致問題に対する成果が全く理解できない。小泉議員も同罪だが、あの訪朝こそが北朝鮮にいいようにされる原因になっているのだから。小泉、安倍をなぜ支持してきたのか国民にこそ問いたい。
●No.2335/07.9.12
「インド洋
 での給油
 。」
に民主党は反対し、安倍議員はこだわる。もちろん私は小沢氏主導の方向に賛成で、二大政党の片方が異なる意見を持つことの健全さを支持する。しかし給油の否定は、小泉議員が尻尾を振ってきた米国に楯突く大方針転換であることが似非マスコミからは伝わってこない。
●No.2334/07.9.11
「改革を
 止めては
 ならない
 。」
と安倍議員は所信表明演説で言ったそうだ(本日の『朝日新聞』夕刊)。この言葉は、視聴率と販売部数を追いかけるマスコミがついにその妄言を追及し得なかった小泉純一郎にだけに(結果的に)許された言葉だ。改革のない政治はない。だから安倍議員が言うと空しい。
●No.2333/07.9.10
「政治
 決断。」
で全国民の年金記録の照合を来年3月までと決めたらしい、安倍議員は(本日の『サンデープロジェクト』)。誰も保証していないのに“政治決断”で言ったと舛添要一氏。じゃあ「専門家ができると言っている」とした国会答弁は嘘だったのか。なんだこの、日本の首相。
●No.2332/07.9.9
「西暦と
 と和暦。」
西暦・和暦共に2桁となる2010年から混乱がより高まると山根一眞氏(本日の『日本経済新聞』土曜版)。03年が2003年、3年は平成3年と頭の0で識別していた手法が不可能になるという訳だ。私は基本的に西暦だが歴史を語る時は両暦併記がいい場合もある。
●No.2331/07.9.8
「秋来ぬと
 目には
 さやかに
 見えねども
 風の音にぞ
 おどろかれ
 ぬる。」
日本人なら誰もが知る(と昔は言えたはずの)藤原敏行の和歌を「サルース」(9月号)で紹介。8月下旬、赤とんぼが飛んでるなぁ、と思ったら夜、虫の音が聞こえてきて、いつの間にか青い柿の実がなっていて、風呂上りが涼しくなり、しばらくエアコンは不要のはず。
●No.2330/07.9.7
「単純で
 事務的な
 ミス。」
丹羽元厚労相よ、かくの如き非常識な事務所の釈明を許した時点で政治家いや社会人としての資格すらない。領収書を少なくとも申告のためにコピーすることなどありえる訳もなく、その額510,800円と知りなお驚く。この卑しい言語感覚の源こそ小泉純一郎にある。
●No.2329/07.9.6
「埼玉県
 草加市の
 路上で
 男性が突然
 刺されて
 死亡。」
と「朝日新聞」本日夕刊。犯人が家賃滞納で立ち退きを迫られていたというから、またもテレビはいい加減な理屈を垂れ流したのだろうが、いかなる“解説”も不要だ。普通の町の普通の場所で、特別でもない時間に正常な人間が殺人。警察ではなく政府が動くべきである。
●No.2328/07.9.5
「拝金主義
 ではなく
 親を大切に
 する心を
 伝えたい
 。」
急速な経済成長の陰で、中国の農村では我が子からの仕送りが途絶え、生活に苦しむ老夫婦が増えているのだとか(本日の『おはよう日本』)。この言葉は、そうした実態を演劇にし若者に伝えようとする一市民の思いだ。世界はおよそこのように堕落していくのだろうか。
●No.2327/07.9.4
「一割程度の
 増加は
 まず妥当な
 水準と
 いえよう。」
と「日本経済新聞」本日社説。何と無責任な。「ゆとり教育」を総括しない中教審への批判は当然だが、授業時間はそもそも明確な目標を前提として決められるべきで数字合わせではない。「外国の水準と同じ」という誰かの国会答弁を思い出した。教育をどうしたいのか!
●No.2326/07.9.3
「ド・ロ
 さま
 そうめん
 。」
妻の友人が勤務先の自然食品店で販売中というこのそうめんを送ってくれて、そのおいしさに直接、注文。この名を音だけで聞いていた私は勝手に“泥様そうめん”と思っていたが、実は明治12年に長崎・出津に赴任したマルコ・マリ・ド・ロ神父考案の長崎名物。美味。
●No.2325/07.9.2
「綾波
 レイ。」
「新世紀エヴァンゲリオン」零号機パイロットの少女を「日本経済新聞」本日朝刊・春秋で紹介。日経1面だからその存在が立派に親父世代にも認められた証左だ。“自分の命への執着が希薄”をはじめ昨今の若者分析そのもののキャラ。しかし私は現実の彼らを知らない。
●No.2324/07.9.1

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