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"出きる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
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2007年5月
「55
 世代。」
“松坂世代”“ハンカチ世代”と20代の事と思っていた「世代」に久々、年上が(本日の『日本経済新聞』朝刊)。ビル・ゲイツ、ステイーブ・ジョブズ、エリック・シュミットと55年生まれの3名。説明不要の富豪達がネット覇権を競っているとか。引退は少し早い。
●No.2231/07.5.31
「一転、
 小沢氏
 標的。」
と本日の「朝日新聞」朝刊。松岡議員の自殺で事務所費追求の相手が消えたと思ったらこれだ。もちろん疑惑が持たれる点は明らかにしてほしい。しかしどう見ても自民党は断末魔の様相だ。小沢さん、ここをしっかり守れば自民党は崩壊する。いや崩れ去るべき党である。
●No.2230/07.5.30
「しっかり
 朝食
 学校
 楽しい。」
主食と主菜、副菜、一汁が揃う朝食を食べている小学5年生の61.8%が「学校が楽しい」と言い、夜更かしも少ない(本日の『日本経済新聞』朝刊)。深夜のファーストフードで幼児にフライドポテトを食べさせる親がいる。知らぬ間に子に異変が起きて不思議はない。
●No.2229/07.5.29
「みっとも
 ない。」
中野翠氏が朝青龍関の暴力的行為をこう評し「力士は(中略)強ければいい、勝てばいい、というものではない」と批判(本日発売の『サンデー毎日』)。この言葉、いまの日本人にぴったりだ。給食費滞納、車内の化粧・携帯・ゲーム・飲食、三社祭の逮捕者まで、あぁ。
●No.2228/07.5.28
「ワーク・
 ライフ・
 バランス
 。」
を政府の教育再生会議が企業に求めているらしい(本日の『日本経済新聞』朝刊)。読んで字の通り「仕事と生活の調和」という意味である。古いと言われようが構わない、私はこの言葉に一時の“会社人間批判”と同じニオイを感じる。あたかも労働を貶めるかのような。
●No.2227/07.5.27
「それで
 国を守れる
 のか?」
平和憲法を掲げると改憲(改悪)側は決まってこう批判する(今朝の『朝まで生テレビ』)。しかし本当に国を守れるかどうかを問うなら改憲側の論理も極めて怪しい。6年前、米国でさえ白昼の襲撃を防げなかったテロ蔓延のこの世、例えば北のテロを防ぐ方法はあるか?
●No.2226/07.5.26
「二酸化炭素
 排出量
 半減。」
を安倍議員が発表した(本日の『日本経済新聞』朝刊)。ではなぜ、電車や大型店舗の冷房を規制しない。過剰包装を全業界に指示しない。繰り返すが、ジェットタオルを製造中止にしない(省エネの精神を明らかにするという点で)。みんなで我慢できることはまだある。
●No.2225/07.5.25
「持込み
 ゴミ。」
について明日、NHKが特集を組むとか。日本人の美意識や道徳観は根底から溶解してしまった。想像すると本当に悲しい気分になる自分がいる。この醜態を日本人を擁護する方々に問いたい。カッコつけちゃいない。私はゴミを正しく分け収集日に収集場所に出している。
●No.2224/07.5.24
「広告。」
スタッフに「広告の知識を深めたい」と言われ、格好な手引書を求めて出かけた旭屋銀座店。電通が築地にあった当時から「広告関連の書籍が充実している」という印象が私の中にまだある。しかし売場を示す「広告」のプレートがなく往生した。なぜだ? 需要が減ったか。
●No.2223/07.5.23
「若い世代
 免疫力
 低下。」
10〜20代のはしか感染に、こう警鐘を鳴らした本日の「日本経済新聞」朝刊。私は国会論戦に教育を持ち込むべきと20年前から思っていたが、いまは若者の脳と食物・電子レンジ調理との因果関係や、断熱など生活環境変化と神経系との関連を国家に調査してほしい。
●No.2222/07.5.22
「自転車の
 マナー。」
について先週の大阪の死亡事故を取り上げつつ報じた本日のNHKニュース。なぜあんなにスピードを出すのか、なぜ歩道を走る上に堂々とベルまで鳴らすのか、なぜあんなに人間の近くを通るのか。思考能力が退化しているのだ、歩きタバコも、車内マナーも、躾さえも。
●No.2221/07.5.21
「憲法改正に
 反対
 している
 んじゃない
 んです。
 改悪に反対
 している
 んです。」
と久々の土井たか子さん(本日の『サンデープロジェクト』)。9条改悪に執着する安倍議員に「イラクの現状を見れば、最早、武力で平和が訪れないのは明らか」とはその通り! それを問うても、ごまかさず答えられる与党議員は皆無だろう。おたかさん、まだまだ元気。
●No.2220/07.5.20
「国民束縛
 法案。」
なるタイトルのメッセージが「広告批評」5月号に1枚差し込まれている。国民投票法案が実は“国民束縛法案”であるという批判的視点で書かれた内容でこの種の雑誌としては異例な手法。そうです! 恐ろしいのです安倍内閣は。こんな形で伝える努力に敬意を表します。
●No.2219/07.5.19
「新茶汲む
 終わりの
 雫汲み
 わけて。」
「朝日新聞」本日夕刊で久女のこの句を紹介している。新茶の季節は毎年、仕事でお世話になった方に故郷・静岡の新茶を贈る。私の生家でもある菊川市で従兄弟がお茶を販売しているのだ。珈琲を毎朝淹れて紅茶もいろんな種類を飲む私だが、この季節の日本茶はうまい。
●No.2218/07.5.18
「日本の
 軍人は
 悲劇の中に
 巻き
 込まれた
 立派な人達
 ばかりに
 なって
 しまって
 いる。」
そう言って橋本治氏は右傾化する日本と日本人を憂える(『広告批評』5月号)。最近の映画は全てそんな印象を受ける。自民党の政治家は「自衛隊は軍」だと言う。たしかにそれを否定できないが、そう言わない選択もある。そして、そう言う党を日本人は支持している。
●No.2217/07.5.17
「遺骨。」
沖縄戦の遺骨収集を進めるNPOの塩川さんは今日も沖縄の、しかも首里城公園にまで眠る英霊の遺骨を掘り続ける(昨夜の『ニュース23』)。いま日本人は忌わしい過去を忘れ、戦争に出よと宣う政党を支持する。それが我が身のためならもう平和は語らないでほしい。
●No.2216/07.5.16
「国会
 中継
 。」
がいま終わった。私も正直、見る機会はあまりない。しかし無責任でいい加減な民放の情報番組でなく、この安倍政権の低劣さを安穏とした国民に理解させる術はないのか。それすらも不可能な日本に私は強烈な焦燥と失望を覚える。社民党・安部知子議員、よかったです。
●No.2215/07.5.15
「大日本人
 。」
と言えばダウンタウンの松ちゃんの映画監督デビュー作(本日発売の『サンデー毎日』)。どうなんでしょうか。某誌映画評でしばしば「飽きる」を連発していた彼は自作を「僕の映画は絶対それを感じさせない」と言っているとか。うーんもう一度、どうなんでしょうか。
●No.2214/07.5.14
「吉祥寺。」
なる街が東京にあり「世代を問わず住みたい街として人気が高い」のだそうだ(『日本経済新聞』本日朝刊)。私は実は雑多なこの街が嫌い。都内では学生時代の通学路でもあった目黒から白金(30年前はこんなに注目されてなかった)にかけてが好き。街にもすきずき。
●No.2213/07.5.13
「鳴門。」
「四国新聞」本日朝刊でこの名が消えた鳴門市の施設を紹介。鳴門陸上競技場がポカリスエットスタジアム、鳴門球場がオロナミンC球場、鳴門県民体育館がアミノバリューホール他2事例。徳島県が大塚製薬に命名権を売却した。財政的には仕方ないが意味的には不親切。
●No.2212/07.5.12
「こんなに
 波がある
 。」
香川県坂出市の瀬戸内海で育った妻の友人のシブちゃんは神奈川県藤沢市である仕事の修行をしていた当時、初めて湘南の海を見た時にこう言って驚いたそうだ。だから四国のサーフィンの本場は太平洋側の高知県。海を話題に取り上げただけでこれだけ個性あふれる日本。
●No.2211/07.5.11
「神奇的
 杏仁豆腐
 。」
奇跡的杏仁豆腐という意の中国語で、なめらかタイプなのだそうだ(『ブルータス』5.15号)。日本からの逆輸入でいま爆発的なブームとか。中国人の舌もなめらかに傾くか。最近の若者の顔の骨格に“中村俊輔”タイプが多くなったのは噛む回数の減少からというが。
●No.2210/07.5.10
「クレメンス
 効果
 。」
“引退が下手な”ロジャー・クレメンスがヤンキースに帰ってくる(本日の『朝日新聞』夕刊)。年俸2,800万ドル、44歳にしてなお150キロを投げるこのMLB随一の投手も、プロレスラー・越中と同じ意味で今後、注目。団塊世代ターゲットのCMに登場する?
●No.2209/07.5.9
「ヒップ
 アタック
 。」
48歳のプロレスラー・越中詩郎さんの得意技(本日の『朝日新聞』夕刊)。全く知らなかった。“中年の星”として先日のタイトル戦は東京・後楽園ホールが満員札止め2千人で埋まったらしい。団塊世代の退職を前に似た話題が多いが果たしてこの技どこまで効くのか。
●No.2208/07.5.8
「坊ちゃん
 。」
夏目漱石の名著「坊ちゃん」の舞台である松山市を訪ねる取材のため、改めてこの小説を読み直している。新潮文庫の解説で江藤淳氏は本作を「寂しいが暖かい」と述べているが、結局は相手にされなかった坊ちゃんに漱石は神経衰弱だった自らの何を投影したのだろうか。
●No.2207/07.5.7
「夜市
 。」
読書家の親友が勧めてくれていたこの小説(恒川光太郎著『日本ホラー小説大賞』受賞)を先日、手渡された。いや有り難い。彼に言わせると「ここ最近読んだ中ではダントツにいい!」とのこと。「割といいよ」じゃなくて“ダントツ”なんだから期待はいよいよ高まる。
●No.2206/07.5.6
「小学生の
 野球の
 プロ化が
 進んで
 いる。」
と本日の「日本経済新聞」土曜版。試合で負けてばかりいると親からクレームがついて監督が交代させられてしまうらしい。全員がプロ野球を目指している訳でもあるまいに。効率という名の下に純粋なプレーの楽しさは失われ、同じ視線が今度は公共マナーを破っている。
●No.2205/07.5.5
「患者様で
 いいの?」
大病院にこれまで全く縁がなく実感がなかったが「患者様」なる呼び方の見直しを示す小見出しが「朝日新聞」2日夕刊に。デパートなどが「お名前様」と言うのと同じ感覚か。無節操に丁寧になり過ぎるのは日本語に対する鈍感さを示すもので日本語の乱れと全く同根だ。
●No.2204/07.5.4
「作った
 メニューの
 記録は
 残さない
 。」
と神奈川県大和市にあるフレンチレストラン「Sakamoto」のオーナーシェフ。本日、ディナーを食す。帰り際に以前食べたメニューを訊ねた際の返事。1人なので楽しみながらやっている雰囲気が伝わる。しかし私にとっては都内を含め変わらぬフレンチNo.1。
●No.2203/07.5.3
「おまもり
 カフェ
 。」
神奈川県は「相模大野」駅前にあるカフェの名でゴールデンウィーク前半に出かけた。レジで店名の由来を訊ねると「食事を通してお客様を守りたいという思いを表しました」との返事。行く前は神社の御守りをイメージしていたので意外だったが食文化としては真っ当だ。
●No.2202/07.5.2
「日本語。」
の授業を教育特区を使って運用し始めた東京都世田谷区(本日の『ニュース23』)。小学校低学年から古典を学ばせるのだという。素晴らしいと思う。しかし私はニュース映像を見ながら、NHKから民放までの全てのアナウンサーにこの授業を受けさせるべきと思った。
●No.2201/07.5.1

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