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"出きる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
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2007年3月
「通ると
 思って
 ないよ。」
と桜金造氏(『サンデー毎日』4,8号)。近所の孤独死に影響されたと言うが、黒川紀章氏といい桜氏といい、私は石原都知事の援護射撃の臭いを感じて仕方ない。方やかつての盟友、方や創価学会のあの池田大作名誉会長のお気に入りだ。週刊誌すら書かない憶測だが。
●No.2170/07.3.31
「高校の
 現実。」
なる公立高校の生徒指導部長を務める喜入克氏が著した本を「朝日新聞」本日夕刊で紹介。「私は傷ついた。その事についてまず謝ってほしい」と生徒が教師に宣う事例を挙げ教師や学校の指導力不足を非難する消費者としての生徒を指摘。忍び足で去りたくなるこの日本。
●No.2169/07.3.30
「寒苦鳥。」
「文藝春秋」(四月特別号)「生活の中の仏教用語」でこの言葉を紹介している。夜は寒苦に震え巣を作ろうと思うのだが、朝日の暖かさにまた1日遊び呆ける鳥を言うらしい。これ正に人間そのものじゃないですか。そしてもちろん私そのもの、という感覚で読みました。
●No.2168/07.3.29
「松岡利勝
 農水相。」
に新たに「インド文化協会」なる団体からの不透明な資金疑惑が浮上している(『週刊朝日』4/6特大号)。事務所経費の不正記載もなぜあんな答弁で許されるのか。私は小泉議員が政治の言葉の倫理基準を貶めたからだと言いたい。それを日本の国民が許したのである。
●No.2167/07.3.28
「特別警戒
 実施中。」
が目立つような日本社会の過剰なセキュリティを、映画監督の森田達也氏が指摘(『朝日新聞』本日夕刊)。異物を排除する雰囲気は攻撃的で協調する考えが後退すると言う。私はこの言葉を信頼していない。なおテロの脅威は日本人がイラク侵攻を支援した時点に始まる。
●No.2166/07.3.27
「口べにの
 とき。」
写真家・上田義彦氏と直木賞作家・角田光代氏がこのタイトルによる展示会をハウスオブシセイドウで開催中(『コマーシャルフォト』4月号)。口紅をさす女性達の写真とショートストーリーのコラボレーション、興味をかきたてられる。何とも艶やかな言葉の組合わせ。
●No.2165/07.3.26
「桜色。」
桜も満開間近だがこの色はもちろん日本の伝統色(『ファミリー109』3月号)。桃色、鴇色、灰桜、桜鼠と微妙な色合いの展開を浮かべると、やわらかくやさしく和んでくる。この桜、家紋にも多く用いられる。江戸桜、輪違い桜、裏桜蝶、雀口桜、細川桜、ああ日本。
●No.2164/07.3.25
「政治的選択
 とは、悪さ
 加減の選択
 。」
という福沢諭吉の言葉を「サンデー毎日」(4/1号)で紹介している。かの政治学の巨人・丸山真男氏の全集からの引用らしいが、諭吉の時代から、政治ってその程度のものだったのだろうか。神奈川県知事選はともかく、東京都知事選は投票したい人が本当にいません。
●No.2163/07.3.24
「彼はまだ、
 競争の
 中にいる
 。」
とは桑田真澄投手が所属するパイレーツのリトルフィールド・ゼネラルマネージャー(本日の『朝日新聞』夕刊)。2試合連続無失点の好投を見せてもなお、ライバル達との激しいサバイバルが待っている。もちろんとても厳しい状況ではあるのですが、羨ましい気も少し。
●No.2162/07.3.23
「学位授与式
 。」
取材で武蔵工業大学の学位授与式(卒業式)に出席し、昨日は会社前の「ゆうぽうと」で自由が丘産能短大の学位授与式。父娘で並んだ記念写真を母が撮る場面など何とも微笑ましいが、「緊張感を失って怠惰と甘えが目立つ」と現代を表した武蔵工業大学長の言葉に納得。
●No.2161/07.3.22
「肉じゃが
 。」
は昭和39年に生まれた料理だった(本日の『きょうの料理50年』)。もっと昔からあると思っていた。よく「私、料理できないんですよ」という方がいるがあれは嘘。「泳げない」などと違い、味覚があり手足が動けば料理は誰にだってできる。私、肉じゃが作れます。
●No.2160/07.3.21
「私の
 アナログな
 時間。」
14日にも紹介したホームレスの方が販売する雑誌「ビッグイシュー」日本版の68号を再び、西新宿・三井ビル前で購入。これは27歳・WEB制作の女性から寄せられた声。つまり販売者を探す時間や購入時の会話をこう表現したのだ。確かに私にもそんな実感はある。
●No.2159/07.3.20
「0度。」
月曜早朝の都内取材のため、宿泊先の神奈川・山北「あしがら荘」自慢の朝食を食べずに駅へ向かう。すると丹沢湖付近の道路表示にこの数字が。久しぶりで体感する0度は、昔の0度より暖かな気さえする。霜柱もないしね。しかし、0度は0度で変わりないはずですが。
●No.2158/07.3.19
「サン
 キュー。」
箱根「ポーラ美術館」を出て、近くの「十割蕎麦」の店にて昼食。4人まとめて支払おうとすると、素っ気ない接客をしていたお店の老女が3,900円の合計額を見てこう口走る。そこから少し2人で雪談議を。例年より暖かな箱根も、ちょっと雪が降ったみたいでした。
●No.2157/07.3.18
「春の
 ない国。」
「メトロポリターナ」3月号で「春のない国には私、住めないかも。」という「そうだ京都、行こう。」キャンペーンの広告が掲載されている(太田恵美さんの作?)。でも、何か毎春書いている気もしますが、春嵐や花冷えなんて優柔不断な春の気候が私は嫌いなのです。
●No.2156/07.3.17
「反省を
 致している
 ところで
 あります
 。」
って、民主党の中井洽元法相のこの言い方は何なんだ。自らの資金管理団体が政治資金収支報告書に光熱水費を虚偽記載していた報告会見で、こののんべんだらりとした物言い。地元の支持者に言うのと全く同じ感覚。本当に民主党って自民党と同じくらい言語感覚不足だ。
●No.2155/07.3.16
「落選しても
 フリー
 ターに
 戻れば
 いい。」
昨日のフリーターの話題と180度違う“統一地方選に挑戦”するフリーターの話だ(本日の『朝日新聞』夕刊)。政治を仕事として選ぶ人達、と言うのだが、かの杉村太蔵議員の「絶対に投票に行くこと」が第一歩と私も思う。選挙に行かずに何を言っても摂理に反する。
●No.2154/07.3.15
「貧困問題
 。」
本欄でも紹介したホームレスの方が販売する雑誌「ビッグイシュー」日本版の67号をやっと本日、西新宿・三井ビル前で購入。フリーターのインタビュー特集「出口なき若者たち」が印象的だ。家賃が払えず閉め出され漫画喫茶暮らしからホームレスへ。格差でなく貧困。
●No.2153/07.3.14
「今度の
 参議院
 選挙で
 自民党が
 負けても
 責任を取る
 ことはない
 。」
と安倍議員に言った小泉議員を「政権選択の権利がない参議院で郵政民営化が否決されたのを逆恨みに衆議院を解散したのは確か一昨年の事だったよね」と皮肉った松崎菊也氏(昨日発売の『サンデー毎日』)。こんな馬鹿げた政治論理を看過し喜んだのが日本国民なのだ。
●No.2152/07.3.13
「小泉訪朝
 破綻した
 欺瞞の
 外交。」
いささか古くなったが、「文藝春秋」三月特別号で手嶋龍一氏がこう題して小泉訪朝について糾弾している。昨日の「サンデープロジェクト」でも孤立するしないと騒がしかったが、平壌宣言を手放しで喜んだ日本マスコミは間抜けにも、もう小泉訪朝批判が不可能なのだ。
●No.2151/07.3.12
「福祉・
 教育は
 全国最下位
 クラス。」
共産党神奈川県議会議員候補のビラから。特に地方自治で共産党の広報物が貴重なのは、現政権のマイナス情報を明らかにしてくれる点で有権者として平衡感覚を保つ役割を演じてくれる。それにしても教育機関から老人ホーム数まで、軒並み全国40位台の神奈川県とは。
●No.2150/07.3.11
「カフェ・
 ロッソ。」
とは島根県安来市にあるカフェの名(『ブルータス』3/15号)。こんな地(失礼、しかし驚き)に「WBC(世界バリスタ選手権)」で世界第2位に輝いたバリスタがいるという。水鳥が舞い降りるウォーターフロントのテラスで、ぜひその珈琲を飲んでみたくなった。
●No.2149/07.3.10
「スーパー
 ざっくり
 。」
本日、五反田の路上から聞こえてきた“業界風”の男の言葉。「ラフに」という意味の「ざっくり」も線引きが曖昧で嫌いな言葉だが、何だこりゃ! 私は「アバウト」もまた好きではないが、こんな言い方をされたら逆に具体的に定義しその範囲を確認するしかないだろう。
●No.2148/07.3. 9
「テロ
 続発。
 51人
 死亡。」
と本日の「朝日新聞」夕刊。2日間で計200人が死亡している。米英はこのイラクの惨状に結びついたイラク侵攻について真摯に反省し始めている。何もしないのが日本だ。日本国民はあの時、紛れもなくイラク侵攻を支持した。そんな国民が平和を語れるのであろうか。
●No.2147/07.3.8
「拉致を  協議。」
と日朝部会で北朝鮮高官(本日の『朝日新聞』夕刊)。非常に楽しみだ。私はもちろん、拉致問題の解決を望むが、小泉議員の2度の訪朝こそが北朝鮮に反論の機会を与えたと思う私は、日本のマスコミが恐くて追求できない日本の拉致外交の誤りが晒される事も願うのだ。
●No.2146/07.3.7
「墓参りに
 行く人が
 減って
 いる。」
と、有田芳生氏(『週刊朝日』3/16号)。紅白歌合戦で秋川雅史さんが歌った「千の風になって」の「私のお墓の前で泣かないでください、そこに私はいません」という歌詞に影響されたと言うのだが本当なのか? だとすれば想像力の復活ではなく、枯渇極まれり、だ。
●No.2145/07.3.6
「ペコちゃん
 焼き復活
 。」
と本日の「朝日新聞」夕刊。私は買ったことはないが、東京・新宿区「不二家・神楽坂店」の名物「ペコちゃん焼き」が本社の洋菓子販売再開を受けて復活した。ただ、不二家の再開会見には深い反省を感じられず、厚顔無恥な政治家の如き言い回しだった。何か気になる。
●No.2144/07.3.5
「愛称。
 相性。」
元フジテレビアナの内田恭子氏が「LIVE/中国線就航20周年/ANA」のCMの最後で、パンダがデザインされたボーイング767の愛称募集をPRしている。さて、「おかしい」と思われた方はいらっしゃるか。「相性募集」なんて発音されても意味が分からない。
●No.2143/07.3.4
「松坂氏、
 あなたは
 どうか私の
 野球に署名
 できます
 。」
なるボードを掲げたフロリダ州フォートマイヤーズの少年(本日の『朝日新聞』夕刊)。「Could you sign」が「署名できます」に誤訳されたのか。同様の誤りが日本人の英語にも多いのだろう。だけど、これを見た松坂投手、サインしてくれますよね、きっと。
●No.2142/07.3.3
「フリーター
 200万人を
 下回る。」
と「朝日新聞」夕刊。フリーターの定義は「15〜34歳でパートやアルバイトとして働いている人」で、当社の採用時に出会う人間も殆どがこの層だ。対してニートは「15〜34歳で就労や通学、家事をしていない人」で、これも2万人減とか。景気回復は本物らしい。
●No.2141/07.3.2
「ジャクソン
 ・ポロック
 。」
の一枚の絵が164億円で売れたと「ツインアーチ」3月号で布施英利氏が紹介。絵の具を垂らすというアクション・ペインティングの手法が「アメリカ独自の視覚言語」と表された。もう世界ナンバーワンはゴッホでもピカソでもなく、このポロックになったということ?
●No.2140/07.3.1

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