プレゼントのアピール&プロフィールコピーライターのプレゼント
"出きる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
10年間にわたるバックナンバーはこちらから

2006年12月
「詩の
 ボクシング
 全国大会
 。」
29日放送の模様が楽しかった。「伝える」ことを前提としない現代詩の非論理的で安易な枠組みを取り払った表現がとっても新鮮。木村恵美さんの即興詩も凄い。ただし、日本朗読ボクシング協会代表の楠かつのりさん、「鎌」を「釜」と発音していては伝わりませんよ。
●No.2080/06.12.31
「地域環境
 科学部。」
は東京農大の学部で「足元をちゃんとできないのに地球を語っても無理」との意図があると進士五十八・東京農業大学地域環境科学部造園学科教授(『広報やまと』1/1号)。私も同意見で市民のゴミのルール違反に失望しているが、地球を語っても原点は地域のはずだ。
●No.2079/06.12.30
「メキシコ産
 生本まぐろ
 5,980円
 。」
本日入ってきたジャスコの折り込みチラシにおける31日の目玉商品。折しも「日本経済新聞」は「食糧-世界が奪い合う」を特集。鮪漁獲量は90年に比べ3割増したが増加分は他国の消費に向けられているとか。しかしこの世は飽食の極みで皆あっけらかんと食べ残す。
●No.2078/06.12.29
「江戸
 ソバリエ
 。」
ご存じ蕎麦通を認定する民間資格(昨日の『日本経済新聞』朝刊)。「押し寄せる団塊」なる特集記事内での話題だ。つまり退職後の主に男性の趣味の一例としてこの資格が取り上げられている。同じ理由でブログ市場も急拡大とか。私はとりあえず来年、油絵を描きたい。
●No.2077/06.12.28
「本当の
 自分の
 現象学。」
なる書籍を紹介した「沿線リビング」(1月号)。「本当の自分とは? と考えた事がある人は多いはず」と書くが、なぜ“本当の自分”を探すのかが分からない。うまくいかない自分を正面から見つめることをせず架空の別の自分に助け船を期待している、としか思えない。
●No.2076/06.12.27
「パねぇ。
 とりま。
 デコる。」
それぞれ半端じゃなく、とりあえずまぁ、(プリクラ帳などを)デコレーションするの意で女子中学生言葉(『L25』12/1→12/14)。日本語の乱れを問題視する以前だ。仲間内ならいいが、今の10代の変質ぶりを見ると大人社会を浸食する可能性は低くない。
●No.2075/06.12.26
「小林祐梨子
 と伊藤翔
 。」
いずれも18歳の2人の名前が本日の「日本経済新聞」スポーツ欄に踊った。小林さんは全国高校女子駅伝2区で20人抜きを達成し須磨学園の優勝に貢献。伊藤君はサッカー仏2部リーグのグルノーブル入りした。2人とも今後世界を狙ってほしい逸材で今後が楽しみだ。
●No.2074/06.12.25
「バッピー
 。」
つまりバッティングピッチャーとして還暦まで務めて今年引退した選手がいたと知った(本日の『日本経済新聞』朝刊)。山本浩二・田淵幸一・星野仙一・山田久志という黄金世代と同期というから古い。水谷宏。生涯5勝の無名選手がキャンプで胴上げされた。いい話だ。
●No.2073/06.12.24
「クー。」
冬眠中の“行動展示”が話題を集めている上野動物園の二ホンツキノワグマの雌の名(本日の『日本経済新聞』朝刊)。国会の行動展示=テレビ中継での居眠りが全く問題とならないのは何故なのだろう。緊張感のない議論がこの国の行く末を決めている。いいはずがない。
●No.2072/06.12.23
「雑草軍団の
 箱根駅伝
 。」
は今年の箱根駅伝で優勝した亜細亜大学陸上部監督・岡田正裕氏の著書のタイトルだ(本日の『朝日新聞』夕刊)。三浦しをん著「風が強く吹いている」も架空の寛政大学を舞台にした箱根駅伝の小説だったが、箱根はやはりいつも感動的だ。唯一、テレビ実況の質が低い。
●No.2071/06.12.22
「新入
 社員は
 終身志向
 。」
と社会経済生産性本部の意識調査(本日の『朝日新聞』夕刊)。先日まで関わった某社の若者意識調査でも、出世を目指さずラクに生きたいとする層が主流を占めた。テレビが映す一攫千金狙いの若者は少数派なのか。でもこの調査、明らかに賃金を価値基準に置いている。
●No.2070/06.12.21
「昨夜、
 隣で
 ごそごそ
 してたけど
 寝られ
 なかったの
 ?」
なんて話題を満員電車で話さないでほしい、田園都市線「鷺沼」駅で下車した大学生男女よ。クリスマスに食事する店を「今夜調べようか」なんて吊革につかまって車両中に聞こえる声で相談しないでほしい。これも数多くのマナー逸脱と同根。前頭葉との関連が知りたい。
●No.2069/06.12.20
「ノロ
 ウイルス
 。」
“いじめ”もそうだが、この怪しい菌の報道も混乱している。食中毒なのだから衛生管理が大切なはずなのに吐瀉物のみを感染源に挙げる。そもそもなぜ今年増加したのか説明がない。私は日本人の衛生に対する意識低下に目を向けるべきと思う。厚労省、調査してほしい。
●No.2068/06.12.19
「書く。」
という行為を特集した「日経マガジン」12月号。恐れ入りました。「書く仕事」などとホームページに記しながら、こうしてパソコンのキーボードを叩き文字という記号を変換し続ける私は本当にどうして「書く」ことと向き合えばよいのか、もう原稿用紙には戻れない。
●No.2067/06.12.18
「目と鼻の
 先現象。」
とは「正解ではないがそれに非常に近い言葉が出る」こと、と歌人で同い年の小島ゆかり氏(『日本経済新聞』本日朝刊)。喉まで出かかっているが出ない「のどまで現象」、言葉が出てこなくなる「鼻塞(はなひせ)現象」と続く。これらの兆候つとにあり。いとおかし。
●No.2066/06.12.17
「抜け道の
 恐怖。」
交通規制の関係で、登校時の児童すれすれに次々自動車が通る某市の模様を報道した本日の「報道特捜プロジェクト」。年に数回しか(タクシーを含め)車に乗ることがない私は、住宅街を通る度に車に嫌悪感を抱いてきた。自動車免許に性格診断と脳検査を科してほしい。
●No.2065/06.12.16
「嫌われ系
 。」
つまり昆虫や爬虫類をリアルに再現したアクセサリーが人気なのだそうだ(『朝日新聞』本日夕刊)。「生きてる虫は見るのも嫌だけどアクセサリーになると何だかかわいい」と20代女性。第一、生きてるどんな虫を見たのだろう。自然がバーチャルになってきた証左だ。
●No.2064/06.12.15
「セントラル
 ヒー
 ティング
 大国。」
と米国を皮肉った本日の「日本経済新聞」朝刊・春秋。このまま米国が石油を燃やし二酸化炭素を排出し続けると2040年には北極の氷が消えるのだとか。いま私は自室で暖房なしでこれを書いている。それにしても、ウォームビズはあまり騒がれていない気がしますが。
●No.2063/06.12.14
「あ、
 これ、
 全部
 ユニクロ
 なんだ
 よね〜。」
と本気で自慢する47歳上司の流行とのズレを語る24歳OL(『サンデー毎日』12.17号)。恐るべし広告の力、と言えようか。益永みつ枝氏は「ユニクロはモードではない。ただの衣料」と喝破。私もユニクロ嫌いだが、ユニクロのCMはすぐそれと分かる。凄い。
●No.2062/06.12.13
「やらせ
 質問、
 約15回
 。」
文科省調査の“いじめ”回数は実態と著しく乖離する。“やらせ”のこの政府調査も信用できる訳がないが、タウンミーティングで許される行為では全くない(本日の『朝日新聞』夕刊)。でも、ここに広告代理店の作為はなかったのか、もちろん業界マスコミは追わない。
●No.2061/06.12.12
「運動が
 嫌い。
 つい
 食べ過ぎて
 しまう。
 続かない
 。」
「忙しい現代人にとってダイエットを続けるって結構大変です」と続く某サプリメント大手のDMコピー。どこにも「普通に動く」という人間の行為を勧めていない(当然だが)。第一「つい食べ過ぎてしまう」原因がなぜ「忙しい」からなのか。“現代人”は歪んでいる。
●No.2060/06.12.11
「給料は
 そんなに
 上がって
 いないのに
 税金や
 社会
 保険料が
 アップし、
 手元に
 残るお金が
 減っている
 。」
という厚生労働省調査における徳島県の主婦の声を掲載した本日の「日本経済新聞」朝刊。殆どの庶民の実感ではないか。10月から高齢者の医療費負担が増えた。だからこそタウンミーティングを始めとする国の無駄が許せないのだ。なのになぜ与党を許してしまうのだ。
●No.2059/06.12.10
「(親の
 在り方
 として)
 父親が
 仕事の
 失敗を
 子供に
 聞かせる
 ことも必要
 。」
いじめ一辺倒の状況はあの拉致騒ぎと同じだ。本日の「ETV特集」で石田衣良氏はこう述べた。他の教育評論家も同様の論理を宣うが果たしてテレビなる大衆メディア(一応)で言うべき事か。私にとって父は完璧な仕事のプロであり、これは万人向けの処方箋ではない。
●No.2058/06.12.9
「放送。」
のこの一年を回顧した「朝日新聞」本日夕刊。来年からは「テレビ」と「インターネット」に分かれるのだろうか。4氏が各3作、合計12作を成果として並べるが私は観ていない。バラエティと民放のニュースを一切観ないのは、観ている自分自身が情けなくなるからだ。
●No.2057/06.12.8
「体も心も
 栄養失調の
 時代。」
と岸朝子さん(『美感遊創』第50号)。動物性脂質の多い欧米型の食事を嘆き、朝食を食べない子供達の栄養不足を心配する。食というものを一から見直すべき、と言われるが本当にそうだ。我が家はよそ様より食の配慮はあるが、私もコンビニ弁当を実は買ってしまう。
●No.2056/06.12.7
「私、
 翻訳小説
 特有の
 倒置法や
 体言止めの
 多い文章
 って、
 読むのに  5倍くらい
 時間が
 かかって
 しまう
 んです。」
と眞鍋かをりさん(『朝日新聞』本日朝刊)。私もそうです。中学生時代までは読んでいたのですが、どうもダメで、村上春樹氏の翻訳を買って途中で止めたのが最後かな。その村上氏訳のスコット・フィッツジェラルド「グレート・ギャツビー」の評価が高い。どうする?
●No.2055/06.12.6
「私は。」
本日の「朝日新聞」夕刊で「『私は』を主語に自立の練習を」と社会人になる前の学生にアドバイスした立教大学コオプ・コーディネーターの小島貴子氏。これは全学生に当てはまらないだろう。自意識が強く独善的な思考の持ち主にはむしろ「私は」を見直せと言いたい。
●No.2054/06.12.5
「現代文の
 ◯◯先生、
 好きだなぁ
 。」
本日、田園都市線で聞いた中学生の言葉。「授業面白いもんな」と続いたこの先生の教え方を見てみたい。先日見た教育テレビ「わくわく授業」の諏訪友美先生の算数も物凄く創造的だった。私も年数回、環境教育の授業を取材するが、日本にももちろん、いい先生はいる。
●No.2053/06.12.4
「そら、
 すな、
 びわ、
 あずき、
 ゆき。」
本日、「Francfranc」で見つけたパーソナル加湿器の色の名称。カラーのネーミングも何度か作成したがこれは新鮮。乾燥が高まっているので寝室用の小さな加湿器を探していたのだが、果たして(寝静まった状態で)音がどの程度なのかで思案し、購入未決定。
●No.2052/06.12.3
「国民
 投票
 法案。」
の投票権年齢の本則が18歳以上に決まりそうだ(2日の『日本経済新聞』朝刊)。28日本欄の岩見隆夫氏の体験からも10代の政治意識は未知数だが、自衛隊や集団的自衛権に関する投票では右寄りの結果が予想される。日本の武力行使がますます現実化を帯びてくる。
●No.2051/06.12.2
「人間臭い
 路地
 みたいな
 ものが
 減って
 いくのは
 寂しい。」
と鎌田実諏訪中央病院名誉院長(『ツインアーチ』12月号)。確かに会社のある東京・五反田からも昔ながらの路地がなくなり個性のないビルが建ち並ぶ。「時に弱く汚く怪しいところがないとつまらない」と言うが確かに。五反田にもガード下の飲屋街があったのだが。
●No.2050/06.12.1

川中紀行のブログ「いいコトバ」 「再現批評」もぜひご覧ください。
バックナンバー
10年間にわたるバックナンバーはこちらから
マンスリー広告批評
プレゼントのアピール&プロフィール
プレゼントNOW(作品)
プレゼントNOW(近況)
プレゼントの五反田MAP
PRESENT MAGAZINE
言葉の展覧会
今日の気になる言葉123
英語インタビュー
コピー無料作成
コンパクト・パブ・システム
Thank&Write PRESENT CO.LTD