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"出きる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
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2006年9月
「科学技術
 そのもの
 への
 陶酔。」
それが「オウムやアルカイダによるテロに一役買っている」と多和田葉子氏(『日本経済新聞』朝刊)。イラク戦争の武器の種類を嬉しそうに詳しく解説する人種の目の輝きを指摘する。国を守るということと戦争を放棄しているということ、2つの意味を改めて問いたい。
●No.1987/06.9.30
「専門性。」
に関するインターネット文化の推移についてクライアントの方と飲みつつ話す。掲示板の中でも核となる人々(一種のインフルエンサー)の影響力について。私は、今や希少性ある情報とは専門性の中にしかないという意見に言及。あなたも、何らかの(究極の)専門家に。
●No.1986/06.9.29
「戦争が
 起きても
 戦わないと
 答えた人の
 率が一番
 高かった
 のは日本
 。」
この「世界価値観調査2000」の結果を「平和憲法の教育的成果」と安閑と言ってのけた天野祐吉氏(『広告批評』9月号)。集団的自衛権支持の上昇との矛盾も指摘せず、なんたる脳天気。「覚悟はできている」と言われるが目の前で家族を虐殺されたらどうするのか。
●No.1985/06.9.28
「イラク
 戦争で
 テロ悪化
 。」
と米国政府の「国家情報評価」(『朝日新聞』本日夕刊)。これは確かではないか。英国でもブレア首相が窮地に立たされるイラク侵攻に関し、日本国民は思考停止状態だ。もし自民党議員に訊けば「精査します」と寝ぼけた返事をするのみだろう。平和とは一体何なのか。
●No.1984/06.9.27
「Real
 cloth。」
東京・渋谷を闊歩する女の子達が身につける(『CanCam』のモデルが着ているような)ファッションをこう呼ぶようだ(24日の『東京“カワイイ”ウォーズ』)。パリコレ・東コレと続く既存のファッションビジネスの対局にあったが世界はこちらに注目している。
●No.1983/06.9.26
「カウ
 パレード
 東京in
 丸の内。」
グラスファイバー製の牛のアートが64体、東京・丸の内を賑わせたイベントである(『ブレーン』10月号)。テレビでも放映され、単純にいいなと思ったが、街を楽しく歩くために、歩きタバコ・歩き携帯・不法自転車・横並び歩きをなくす意識を持ってほしいと思う。
●No.1982/06.9.25
「川崎市
 宮前区
 梶ヶ谷の
 トンネル
 。」
ここで起きた通り魔殺人のニュースをご覧になった方も多いと思う。このトンネルの南側に実家があった当時、私は真夜中によく通ったが、妹が深夜帰宅する際は必ず迎えに行った。幹線通り沿いだが人通りは全くない。このご時世、似たような場所は絶対に避けるべきだ。
●No.1981/06.9.24
「nuts。」
「日本経済新聞」本日朝刊「なるほど英語帳」でこの単語の意味を紹介。nuts about himは彼に「夢中」で、「変わり者」の意味もある。Hard nuts to crackは「難題」。ナッツって日本語でもおなじみの語だけに、「へぇ」って感じで面白かった。
●No.1980/06.9.23
「シャネルを
 着て水道を
 止められた
 女なんて
 見たこと
 ないぞ。」
これはある編集者が中村うさぎ氏をたしなめた言葉(本日の『朝日新聞』夕刊)。初めての印税で60万円のシャネルのコートを買った日から彼女の買物依存症が始まる。その後も15歳下のホスト狂いと続き、今は美容整形の欲望が止まらない。違う意味で目が離せない。
●No.1979/06.9.22
「地方。」
殆ど神奈川と東京の往復だけの人生なのに、Uターンの仕事で毎週ブログを書いていると不思議に「地方」という字が目にとまる。「コマーシャルフォト」(10月号)で生涯、鳥取に生きた植田正治の写真集をこの言葉で紹介。ずっと神奈川県民の私には、想像できない。
●No.1978/06.9.21
「デジカメの
 時代。」
と題して高性能一眼レフが安価で手に入る時代になって全てデジカメに変えた写真家、岡友幸さんを紹介している「朝日新聞」本日夕刊。私のデジカメは数年前に買ったカシオ「EXILIM」で厚さ1cm。高画質追求の現在は同種の薄型商品は皆無。何とかしてほしい。
●No.1977/06.9.20
「like.
 no.
 other
 。」
ご存じソニーの企業スローガンを「宣伝会議」(9/15号)で特集している。嘘を言っても仕方ないが、発表当時、私は某社スローガンで全く同じ案を出す寸前で気づいた。It’s a Sonyとは違い、普通に辞書に載っている言葉だ。ソニーは言葉も少し弱り気味か。
●No.1976/06.9.19
「BDF。」
地元の大和市は、学校給食の調理に使った油(BDF=バイオディーゼルフューエル)を精製し、ごみ収集車の燃料として神奈川県内で初めて本格的に導入。7月からごみ分別も細分化されたが積極的な環境貢献は大歓迎だ。ルールを守れば基本的な環境配慮を達成できる。
●No.1975/06.9.18
「信念。」
オウム真理教に関連して、いくつかの条件が重なれば人は信念の奴隷になるだろうと「日本経済新聞」本日朝刊。米国の社会学者パトリシア・スタインホフ氏の指摘だが、確かに人はそもそも信念で動くものであるが故に危険とも言える。やはり他者が見えないのだろうか。
●No.1974/06.9.17
「パスチャ
 ライズド
 牛乳。」
本日の「日本経済新聞」で、牛乳が体によいかどうかの“牛乳論争”を取り上げている。骨密度はやはり高くなるし太らない、との内容はいいが牛乳の栄養成分を変成させないこの牛乳については全く語られない。他のマスコミも同様だ。スポンサーへの配慮の臭いがする。
●No.1973/06.9.16
「レトロ
 セクシャル
 。」
体や美容に気を使わずユーモア感覚ある男をこう呼ぶのだとか(『ギンザ』10月号)。多少腹がだぶついていようといい、というのは“チョイ悪”と同概念か。目指そうにも全く個性が違う私は腕組みするしかないが、やせ過ぎモデル排除といい少し時代が変化してるか。 ●No.1972/06.9.15
「コピー
 ライターの
 ホーム
 ページ
 って少ない
 ですね。」
と本日訪問した会社のご担当者。 当社以外で「3社しかなかった」と言う。当社では未確認だが、TCC会員の方でも殆ど見あたらないしここ数年それほど増えてはいないと思う。恐らくコピーライターの方の本音は「デザインを外注してまで作るエネルギーがない」では。
●No.1971/06.9.14
「悠。」
昨日の「命名の儀」で決められた秋篠宮ご夫妻の長男の名「悠仁(ひさひと)」の「悠」の“あやかり命名”が増えると「朝日新聞」本日朝刊。明治安田生命によると、男の子の名前は最近「海」「夏」「翔」などが多いのだとか。緊張した時代を逆戻りさせる力に、なる?
●No.1970/06.9.13
「3分。」
即席カップ麺の調理時間は「日本人が待つのに長くも短くもない心地よい時間」とか(本日の『日本経済新聞』朝刊)。シチズン時計の「店のレジで待つとイライラする時間」を訊ねた際は3分が最多だった。状況によって待てる時間は変化するが短縮しているのだろうか。
●No.1969/06.9.12
「ヤマダ
 ハナコノ
 東京生活
 。」
当社転居に伴う整理で出てきた「TOKYO IN & OUT」84年創刊号の巻頭タイトル。もちろん山田花子なるタレントは存在しない。タケオキクチの服が似合う理工学部の講師が理想の恋人でNHK受信料を払わず月にチャンネルを合わせる。当然、今の記述ではない。
●No.1968/06.9.11
「私は
 日本人は
 冷たいと
 思いました
 。」
とは電車とホームの間に左足を太股まで挟んでしまった際に乗客が誰も手を貸さず声もかけられなかった経験での女子高生の感想(『朝日新聞』本日朝刊・声欄)。この状況では信じられない。ただ、このご時世、車内や駅での女性への対応に男が神経を遣うことは確かだ。
●No.1967/06.9.10
「コンタクト
 ポイント
 。」
購買前・購買時・購買後のそれぞれにおける顧客とメディアの接点について、ヤフーの井上雅博社長とNEC宣伝部長の芝尾淳一氏の対談で取り上げられている(『宣伝会議』8.15号)。インターネットの登場で複雑化しているがマスメディアの役割の漸減は否めない。
●No.1966/06.9.9
「人間の
 頭が変に
 なっている
 。」
「ゲド戦記」のキャッチフレーズだ。私は本作を見ていない。しかし、正に時代を象徴する表現だと思った。子供の、若い父母の、若者の頭が「変になっている」と言うことが大袈裟とか、誇張とは思わない。原因はいくつかある。ただし食生活の問題は検証されていない。
●No.1965/06.9.8
「キャンパス
 ショー
 。」
と東京工科大学のオープンキャンパス(この言葉は英語圏で理解可)の広告。「ショー」に反応する層に対象を絞れる効果はあり広告的には分かるが、大学選択の場にこの言葉は相応しくはない。少子化に反比例して増加する大学数に学部・学科数。さてその末路はいかに。
●No.1964/06.9.7
「シングウ様
 。」
秋篠宮妃紀子様のご出産を巡る女性週刊誌の見出しの中の「新宮(しんみや)様」を見てこう言った女子大生らしき女性(本日の23:30渋谷発田園都市線急行)。私は6日朝のあのテレ東まで含めたテレビのご出産報道にうんざりしたが、文化はこうして消失していく。
●No.1963/06.9.6
「古民家。」
を使った田舎暮らしの体験教室が盛んだ。本日の「朝日新聞」夕刊でも千葉県鴨川市の事例が紹介されており、私も先日、岐阜県飛騨市に取材した。団塊の世代が定年を迎える2007年に向けて中央と地方の人の取り合いの様相も呈するが晩年は古民家暮らしもいいかも。
●No.1962/06.9.5
「毎日、
 日本の
 どこかで
 人が
 殺されて
 いる。」
と岩見隆夫氏(本日発売の『サンデー毎日』)。8月の殺人事件の見出しが掲載されているが、東京版だけで3日に1回の割で起きており、実際に3日連続とかもあるから「毎日」という実感は大袈裟ではない。もう「なぜ?」なんて悠長な事を言っている場合では、ない。
●No.1961/06.9.4
「パソコンを
 操作する
 だけで
 いろんな
 情報を
 得られる
 。」
と本日の「朝日新聞」朝刊社説。もちろん「あらゆる情報」とは言っていないがインターネット情報は時に不完全で信頼性にも欠ける。当社はあるポピュラーな植物に関し調べているがホームページの情報量が少なく国立国会図書館を利用。連絡先の類も自主的確認が必須。
●No.1960/06.9.3
「弁舌
 さらさら
 意味不明
 。」
安倍晋三議員の自民党総裁選出馬会見への「朝日新聞」本日夕刊「素粒子」の感想だ。「思います」の語尾が多かったというだけで曖昧さが証明されている。でもこの方の日本語、多分問題にならないと思う。だって小泉議員の言語能力を許した国民とマスコミなのだから。 ●No.1959/06.9.2
「不適切。」
生活保護の受給停止を望んでいないのに辞退届けを促した福祉事務所を管轄する北九州市保護課が、この行為を「結果的には不適切」と表現した(『朝日新聞』本日朝刊)。何たる責任逃れの言い方。適切と思って行った行為がそうでなかった場合に不適切なのではないか。
●No.1958/06.9.1

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