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"出きる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
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2006年7月
「規模は
 大きい
 ですか?」
オフィスの転居の見積りに来てほしいと依頼した引っ越し業者が電話口でこう訊ねてきたので、「どのくらいの規模ですか?」ならまだ分かるが「そんな相対的な質問には答えられない」と返事をした。当社も電話で依頼されるが見る前から「作業量は?」なんて聞かない。
●No.1926/06.7.31
「Knock
 over pins
 for hot
 Communi-
 cations.」
ボーリング場の広告で見たとNOVA教師。ピンを倒す英語がknock overと私は知らなかった。つまりこのコピーライターは正しい英語に試みているのになぜ最後が“ホットコミュニケーション”なのか。日本語英語を使っておきながら文法に則っている例も多し。
●No.1925/06.7.30
「白味噌と
 赤味噌。」
違い、知りませんでした。白味噌は色づきを減らすため大豆の皮をむき煮て熟成期間も短かめな分、すっきり。赤味噌は色づきを気にせず皮むきや煮る作業がない分、しっかりとした風味なのだとか(『ミオ』8月号)。味噌汁を飲む家庭も減っているのでしょうね恐らく。
●No.1924/06.7.29
「食育。」
について服部幸應氏が語っている(『プディング』vol.22)。食を選ぶ力、食事作法、食料自給率と全く正しいが大事な事が欠けている。食品添加物と電子レンジ調理。私も少なからず恩恵を受けているが、食物が子供と若年層の頭脳を侵している事を知らせるべき。
●No.1923/06.7.28
「摘出手術
 。」
昨日の「トリビアの泉」で出された“フジテレビ系列各局アナウンサーの投票による言い難い言葉”のナンバーワン。「老若男女」なんて言葉をアナウンサーがあげていいのかと思ったが、そんな事より簡単な動詞や固有名詞を正しい発音で読む能力から鍛え直してほしい。
●No.1922/06.7.27
「スーパー
 サウルス
 。」
「世界の恐竜博2006」と平行して各媒体で恐竜の露出が目立つ。実は私もブログで一度取り上げたら検索ワードの上位に食い込んだ。体長33メートルで世界最大級の恐竜。食糧危機に地球温暖化危機、エネルギー危機も考えられる人類は自らの絶滅を危惧すべきでは?
●No.1921/06.7.26
「ご迷惑を
 おかけした
 ことを深く
 お詫び
 したいと
 思います
 。」
またか。しかも天下の新聞社の社長が。社員のインサイダー取引疑惑での謝罪会見における言葉だが、「思います」だからお詫びはしていないし、お詫びすると決断もしていない。杉田社長は次に本当にお詫びする機会を作るべきである。「ご迷惑」も許せないが、これは。
●No.1920/06.7.25
「心の中で
 分祀を
 している
 。」
と古賀誠日本遺族会会長(本日発売の『サンデー毎日』)。つまり靖国神社で祈る遺族の中には「昭和殉難者(戦犯・虐待による死者・自決者)には祈っていない」と心で呟く層がいると。志願兵だった我が父は(遺族の立場から)靖国支持。今度この問題について話そう。
●No.1919/06.7.24
「アリコ
 さんは、
 あまり
 宣伝が
 早すぎる
 。」
とアリコジャパンの(一種の)テスティモニアル。辛辣な口調で顧客に近い企業姿勢を訴えるが、一般の説明型CMを暗に批判した点が面白い。ある量の情報を伝えるCMの場合、送り手(例えば教師)と状況設定(例えば授業)だけ決めればいい安易な案が多すぎないか。
●No.1918/06.7.23
「2時間全て
 クライ
 マックス
 。」
と本日午前深夜「ニュース23」の「M:i:III」に対する紹介。CGばかり、という昨今のハリウッド映画批判があるが、こんな映画イヤだなぁ。と言っても年数本の映画鑑賞になってしまった私に何を言う資格もない。日本映画は前より遙かに品質向上しているが。
●No.1917/06.7.22
「終の
 すみかは
 どこ?」
と本日のNHK。50歳を目前にし子供はおらず妻は看取ると決めている私は常に考える。「一人で死んでも孤老ではない」とある老女。確かに人は死ぬ瞬間は一人なのだ。ただ誰かに見守られて死にたい。「死は予測できないから悩んでもダメ」と某社社長は私に言った。
●No.1916/06.7.21
「NO
 ATTEN-
 TION
 .」
オーストラリア出身で元小学校の先生というNOVA教師と“切れる”子供について話す。注意力のない子の増加は豪州も日本も同じ状況で、日本の次はもっと酷いUKで教えたいとか。主因は“食べ物”にあり、 ストレスを強いる親や睡眠不足も一因と100%意見一致。
●No.1915/06.7.20
「日本は
 正に
 アメリカの
 衛星プチ
 帝国。」
と「ルポ改憲潮流」の著者、斎藤貴男氏(『サンデー毎日』7.30号)。石油のない北朝鮮には及び腰のブッシュ。日本が攻撃を受けた場合、反撃はしてくれるのか? まだ小泉議員に酔っている皆さん、貧富の格差拡大も他国から指摘される始末で、彼は一体何をしたの?
●No.1914/06.7.19
「妨害を
 受けて
 いない
 のに
 倒れたり
 。」
などの例を挙げサッカーのマナーそのものに苦言を呈した「朝日新聞」本日朝刊「声」欄の62歳の男性。誰も指摘しないがサッカー選手のような倒れ方を、野球選手はしない。明らかに「私は倒れた」と主張するようなポーズをとる。その時私には気色の悪い感覚が残る。
●No.1913/06.7.18
「結い。」
加計呂麻島育ちの友達の母上は、昔はみんなで助けてくれたから90歳でも平気で一人暮らしができたと。農作業などを助け合う「ゆい」という制度。それも少しずつ変わっているみたい。「昔は木陰で年寄りが話していた」のにいまはエアコンがあるので出歩かないそう。
●No.1912/06.7.17
「置かして
 もらお。」
そう言って勝手に空き家の玄関に荷物を置いて散歩。15日夕方から奄美大島に来ています。今日はお隣の加計呂麻島へ。海に潜ったら荷物は砂浜に置きっ放しでランチ。物が盗まれたという話を聞かないそうです。都内と違うのは気候や人の数だけじゃありません。心も。
●No.1911/06.7.16
「暴力行為
 。」
ブログでさんざんジダン選手について書いたのにまた書きます(同じ内容じゃないか!)。私は全く関係なくイラク侵攻を思い出します。「暴力! 暴力!」と言う方は、非論理的に殺人を犯したあの戦争をどう考えるのかと。ブッシュを許しといてジダン批判はいけません。
●No.1910/06.7.15
「ランゲージ
 バリア
 フリーへ
 。」
どうしたんだベルリッツ、このスローガンは。念のためNOVA教師に確認したが、「バリアフリー」は和製英語だった。「見るのは日本人だから」という考え方は間違っていると思う。仮にも英会話学校なのだから正しい英語を使ってほしい。先生にチェックさせないの?
●No.1909/06.7.14
「巨人の
 二軍という
 井戸は
 カラカラと
 乾いた
 音がする
 。」
と豊田泰光氏(『日本経済新聞』本日朝刊)。巨人軍ファンサイトを見ても「二軍には全く人材がいない」との声多し。最早、痛々しさを通り越し世間が不感症になったジャイアンツの連敗。今日の試合の選手交代も焦りを感じる。せめていまの一、二番は固定してほしい。
●No.1908/06.7.13
「彼が
 脱ぎ捨てた
 シャツを
 100回
 刻んで
 媚薬を
 かける
 レコード
 。」
松任谷由実さん作318曲をPC入力し単語に分解、法則化したデータベースを使って作詞したものだそうだ(『朝日新聞』本日夕刊)。「ITは(創作する、考えるなど)最も人間らしいと考える知的活動にも新しい光を当てる」と結ぶ。広告文が浸食されるのはいつか。
●No.1907/06.7.12
「ひとり
 ワンマン
 ショー。」
「この言葉は馬から落馬と同じ」とゲストのmihimaru GTに突っ込みを入れたベッキー(本日午前深夜の『月光音楽団』)。間違っています。これはワンマンショー遊びを観客なしでしていたという意味。もちろんこんなムキになる事ではないと分かっていますが。
●No.1906/06.7.11
「いつもより
 早く仕事が
 終わり
 そうな日
 。」
の過ごし方の提案としてディズニーランドを勧める「メトロポリターナ」7月号の記事体広告。自営で職業が書くことだとこんな日はあまりありません。でも大切だとは思う。少し前に拝聴した浅田次郎氏の講演での1日の過ごし方(午後は毎日読書)も羨ましかったなぁ。
●No.1905/06.7.10
「キャップ
 シール
 プラ。
 容器
 紙
 上ブタ:
 PP
 下ブタ:
 スチール
 。」
某社の粉チーズのパッケージに記載された材質の表記だ。地元の大和市では7月1日からプラスチックの分別収集が開始された。つまりこの容器は、3つに分けてゴミ収集に出さねばならぬのだが、分解し正しく分けるのは至難の業である。メーカー側の意識が遅れている。
●No.1904/06.7.9
「皆さまに
 ご迷惑を
 おかけ
 します
 ことを。」
と「弊社に対する行政処分についてのお詫びとご報告」が三井住友海上火災から届いた。文面を見る限りこの「ご迷惑」は過去形でなく業務の一部停止による今後の業務を指し、顧客に対して今回の信じ難き行為を詫びてはいない。「悪事を働いた」と潔く謝るべきである。
●No.1903/06.7.8
「ヨロ
 ヨロン
 束芋。」
東京・品川の原美術館で開催中のアーティスト、束芋さんの個展の名(『朝日新聞』本日夕刊)。「ヨロヨロン」とは“ヨロヨロ”な自分と“世論”を掛け合わせた言葉とか。世論、世論とよく政治家は言うが何をもって世論か。小泉議員を増長させた見識も世論と呼ぶか。
●No.1902/06.7.7
「ひかり
 なで
 しこ。」
とは火花が直径60cmくらいに広がる線香花火の名前(『メトロミニッツ』No.44)。「昔の花火はもっと火花が大きかったね」というお客様の言葉に何と30 年も(その時点で昔じゃないか)研究を重ねて完成したのだとか。今年の夏は線香花火、やりましょうか。
●No.1901/06.7.6
「請求明細の
 ご確認
 ですが
 宜しいで
 しょうか
 。」
といきなりかかってきたNTTコミュニケーションズからの電話。どうやらNTTの名を騙って通話サービスを営業する業者がいるとの警告なのだが、ならばなぜこう切り出すのか? 2段階くらい先の会話から入っている。日本語の危機は、何も単語や語尾だけでは、ない。
●No.1900/06.7.5
「こだわる
 。」
は「拘泥する」と同義で「ちょっとしたことを必要以上に気にすることだ」と松崎菊也氏(『サンデー毎日』7/16号)。何かに徹底した事象や行動に対しこの言葉を見境なく使い出したのはいつからか。私は自身の文章では絶対に使わぬが先日、他人の用例を見逃した。
●No.1899/06.7.4
「砂漠。」
本日発表の直木賞候補作、50音順の最初が井坂幸太郎氏のこの小説だ。恥ずかしながら芥川賞候補作も含め読んだのはこの一冊だけで偉そうなことは言えぬのだが、作者も住む仙台が舞台の大学生達の物語「砂漠」はユカイだった。他作品も質が高い井坂氏を応援したい。
●No.1898/06.7.3
「目に見える
 モノに
 脳が
 影響される
 。」
だから余計な物は置かない、研ぎ澄まされたオフィスに感動。本日の「ソロモン流」は佐藤可士和氏。創業者社長、特に美容・ファッション業界の女性実業家等が多い本番組としては異例のアートディレクターの登場。引っ越しを機に多少なりとも我がオフィスも、と思う。
●No.1897/06.7.2
「うめいろ
 。」
体色が梅の実の色に似ていることから名付けられたという高級魚で鮮度の低下が緩やかなのが特長とか。本日、マンダリンオリエンタル東京で蒸し物を食す。 38階のレストランからの眺望を楽しみつつちょっと贅沢なランチ。それにしても、まだ知らない魚があるものだ。
●No.1896/06.7.1

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