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"出きる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
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2006年5月
「146万円の
 赤字。」
そんな女性起業家の失敗を特集した本日の「ニュースウォッチ9」。育児に時間を取られ収支のバランスが取れないとか在庫管理が杜撰とか、さも真っ当な展開は実に浅はか。男女問わずいかに多くの先輩達が低レベルの失敗を重ね成長させてきたか。これこそ女性蔑視だ。
●No.1865/06.5.31
「あなたが
 選んだ
 日本の広告
 ベスト10
 。」
とは仲畑貴志氏がクリエイターを採用する際の審査の一つ(『赤の宣伝会議』5/15号)。「選ばれた広告をその人は目指す」が理由だ。私の場合は咄嗟に訊かれても用意していないので失格か。また当社は「広告」より「書くこと」を優先するのでこの審査は少し違う。
●No.1864/06.5.30
「ケロッケ
 。」
って知らなかった。名前から想像される通りコロッケの実姉で、3人の子育てや知的障害者の作業所で動物ものまねなどの腕を磨き、タレントデビューした(『朝日新聞』本日朝刊)。弟さんとは深夜のテレビ番組の当てレコをして母を笑わせていたとか。遺伝子の威力か。
●No.1863/06.5.29
「迷惑。」
この言葉を何度、日本の企業・団体から聞けばいいのかと最近また思っていたら「日本経済新聞」本日朝刊「漢字コトバ散策」で取り上げられた。中国最古の辞書「爾雅」によると「判断がつかずおろおろした状態」を言う。社保庁は「悪いことをした」と率直に言うべき。 ●No.1862/06.5.28
「最近、
 テレビが
 つまらない
 。」
と「コマーシャルフォト」6月号にTV番組企画制作会社の求人広告。私もテレビをどんどん見なくなっている。結局、ゆっくり時間をかけて作れないからタレントに世間話やクイズや体験をさせる番組しかできないのだ。一部にいいドキュメンタリーがあるのは事実だが。
●No.1861/06.5.27
「せんべい汁  。」
取材に出かけた青森県八戸市の名物料理。仕事を終え地元の名店に出かけると、料理用に硬く白く焼かれたせんべいが出される。これを小さく割り野菜だくさんの鍋に入れ汁を吸い込んだところで食す。鶏と白身のキンキンでとったダシも美味。まだまだ知らない情報多し。 ●No.1860/06.5.26
「高校球児
 ズは
 もちろん、
 箱根
 ランナーズ
 も年下に
 なって
 しまった
 。」
と「朝日新聞」本日夕刊・投稿欄(マリオン)の女性。自分の年齢を振り返ってよく使われる言い回しだ。このほか、お相撲さんや議員も年齢の比較基準に用いられる。私の場合、既にスポーツ選手は(シニアを除き)年下以外ありえぬ。大手企業の社長は辛うじて年上だ。 ●No.1859/06.5.25
「おもて
 なしの心
 。」
を随所に感じると、東京白金台の某店を評した「サルース」6月号。先日訪れた日本で5本の指に入る伝統を持つホテルの応対に、機械的・事務的・マニュアル的味気なさを感じた私はこの言葉を信じない。「おもてなし」とは主が客を迎える心である。気安くは使えない。
●No.1858/06.5.24
「アジリ
 ティ。」
がW杯ドイツ大会初戦の豪州戦では重要だと、中田英寿選手が三浦知良選手と話し合ったエピソードを「サンデー毎日」6.4号で紹介。Agile(軽快な、敏捷な)の名詞形Agilityだが、日本チームの活路は早いパス回しにあるとの指摘もよく読む。果たして?
●No.1857/06.5.23
「モチベー
 ションの
 持論。」
つまり「人はなぜ働くか」についてリーダーは持論を持つべきだと金井壽宏・神戸大大学院教授(『東商新聞』5月20日号)。ニートの原因の一つには“働く意味”の喪失もある。労働とは、社会的には「社会への貢献」であり、主観的には「自分の価値の向上」である。
●No.1856/06.5.22
「デフォルト
 9時半。」
出社時間を訊ねてこう答える事例を挙げカタカナ語の使い方を説いた昨日の「日本経済新聞」朝刊。この場合のデフォルトの意味は「初期設定」転じて「基本的に」らしいが、初対面でこんな表現を用いること自体、コミュニケーション能力に著しく欠けるとしか言えない。
●No.1855/06.5.21
「世界は
 食糧を
 必要と
 している
 。」
とアマゾンの熱帯雨林で大豆栽培に燃えるブラジル人(昨夜の『NHKスペシャル』)。いま大豆のために日本の2倍の面積の森林伐採が進む。脅威とは本当に北朝鮮や中国の武力だけなのか。小泉議員の口から農業や教育改革の持論を聞いたことがない。いいの? 日本人。
●No.1854/06.5.20
「把瑠都
 規格外。」
という見出しで新入幕ながら2敗と健闘しているロシア出身力士の相撲を、驚きの目で見つめた本日の「日本経済新聞」朝刊。まだ数回しか土俵上の姿を見ていないが、単なる押し相撲でないところがむしろ怖ろしい。上位との取り組み次第では今年中に大関なんて予想も?
●No.1853/06.5.19
「体罰。」
の必要性を高校教師の方が「朝日新聞」本日朝刊で綴る。私は体罰OKの時代に育ったが友人を含め一、二度、教師が殴る現場を見た程度で、私自身は頭を強く拳骨で叩かれたくらい(体罰?)。現在の教育現場荒廃の原因は体罰以前の「師弟」という関係の喪失なのでは。
●No.1852/06.5.18
「時給600円
 から
 社長に。」
という見出しでパートタイマーからブックオフコーポレーション社長になった橋本真由美氏を紹介(本日の『朝日新聞』朝刊)。凄い!「だれもが入りやすい店づくり」を進めたというが、何をしてきたのか誠に興味津々。月に2〜3回は店に立っているとか。これも凄い。
●No.1851/06.5.17
「放課後会
 。」
と称する飲み会に誘う先輩と後輩社員の会話を、打合せ帰りの東急大井町線で聞いていた。2人が話す内容からそれが愚痴や同僚の品定めの場だと察しがついた。私は花王時代、仲間の愚痴が大嫌いで、会社に不満があるなら辞めるべきと思っていたがその通り私は辞めた。
●No.1850/06.5.16
「禁煙
 ファシズム
 。」
と昨今の禁煙運動家を批判する1日40本のヘビースモーカー、小谷野敦・東京大学非常勤教師(本日の『朝日新聞』朝刊)。気持ちは分かるが飲酒との比較はやめた方がいい(本欄で言及済み)。主張を読み、携帯電話とヘッドフォンステレオも制限してほしいと思った。
●No.1849/06.5.15
「僕らが
 芸人の頃は
 。」
と浅草伝法院通りの思い出を語った浅草キッド(昨日の『出没!アド街ック天国』)。「あれ? いまでも芸人では」と思った方はいますか? TVタレントが「芸人」と自らを呼ぶ度に違和感を感じていた私は彼らの線引きに納得。バラエティで生きる者を芸人とは言わない。
●No.1848/06.5.14
「カメ。」
の愛称でラジオDJとして活躍した亀淵昭信ニッポン放送・取締役相役が30 年以上も前のリスナーとの対談番組で9年ぶりに復帰するのだとか(本日の『日本経済新聞』朝刊)。ライブドア騒動の渦にも巻き込まれたが、私も“カメ&アンコー”を中高時代に聴いていた。
●No.1847/06.5.13
「マッチ箱
 。」
についての村松友視(『視』の偏は『示』)氏による随筆について語った本日の『朝日新聞』夕刊。幸田文氏の編集者当時、季節の千代紙を貼った幸田氏作のマッチ箱をもらっていたという回想だ。最近、この言葉もマッチ箱そのものも使わない。すでにレトロの域なのか。
●No.1846/06.5.12
「サステナ
 ブル・
 ジャパン
 。」
なるイベントが28日に開催される(本日の『日本経済新聞』夕刊)。ともかく無料招待希望の葉書を出した。この言葉はかつての「スローライフ」と同じく胡散臭い。ところでヤフーはトップページでずっと「ローハス」と書き続けていたが、救いようがなく恥ずかしい。
●No.1845/06.5.11
「時つ鳥。」
とは初夏を代表する鳥であるホトトギスの異称なのだとか(『美人の日本語』5月11日)。その昔は田植えの時期を教えてくれたこの鳥は、いまは手持ち無沙汰だろう。先日の夏日に皆喧しかったが、前提となっているのは空調の効いた室内。省エネの時代に誠に暢気だ。
●No.1844/06.5.10
「既得権を
 持った
 エスタブ
 リシュ
 メントの
 感覚。」
なる故江藤淳氏の「保守」の定義を引用した宮崎哲弥氏(本日の『朝日新聞』夕刊)。故新井将敬議員の定義も好きなのだが、これはこれで小泉自民を的確に批判してもいる。体制に未だ未練たらしくしがみつく自民党を認めておいて、格差論議などナンセンス極まりない。
●No.1843/06.5.9
「チームを
 組んで
 成果を
 分かち
 合える職場
 。」
を79.1%の新入社員が支持し過去最多となった(本日の『朝日新聞』夕刊)。調査した社会経済生産性本部は「成果主義への反動」と分析するが、案外、スポーツマスコミによる洗脳かも。私は「チームワークを好むのなら公共でのマナーも守ってほしい」とだけ思う。
●No.1842/06.5.8
「トカイ
 ナカ。」
とは都会生活の便利さと田舎暮らしの魅力を両立させるライフスタイル(本日の『日本経済新聞』朝刊)。たとえば、つくばエクスプレスの開通で茨城県つくばエリアが格好の地域になった。私も一時、都内移住を目指したが24時間都心ではバランスが崩れるのでやめた。
●No.1841/06.5.7
「ショッ
 ピング
 センター
 。」
という文字が長野新幹線「軽井沢」駅、駅通り沿いの建設中の土地に。南側に巨大な「軽井沢プリンスショッピングプラザ」があるのに「また?!」って感じです。しかも何となく「表参道ヒルズ」を連想させる外観。外国でもこんな痛々しい開発って、するんでしょうか。
●No.1840/06.5.6
「ムッショ
 ワール。」
とは「はなかみ」を意味する仏語でハンカチのこと(『メディア・スパイス!』032号)。フランスでは鼻水は(どんな上品な方でも)ハンカチでかむのが常識なのだとか。マナーもこれだけ国により変わる訳だから、電車で自分の部屋みたいに振る舞っても仕方ないか。
●No.1839/06.5.5
「言いたい
 ことが
 伝わって
 いない。」
ダイエットを謳ったロッテリアの新商品戦略を追った本日の「きょうの出来事」。ポスターに対する玉塚新CEOのこんなダメ出しを受けて変更された決定案に唖然とした。何も変えず上にメニューを入れただけ。作る方はもちろんこれで許す方も、どちらも理解できない。
●No.1838/06.5.4
「バブル後
 最高益
 4割。」
と上場企業の3月期経常益をまとめた本日の「日本経済新聞」朝刊。確かに外で「仕事を断っている」などと景気のいい話を聞く機会が多くなった。広告業界の端くれの当社も何となく恩恵が出始めた感覚はある。でも「勝ち組投資けん引」なんて見出しは、やめてほしい。
●No.1837/06.5.3
「新入生から
 キャリア
 教育。」
と題して大学の取り組みを紹介した本日の「朝日新聞」朝刊。私には分からない、このキャリア教育というものが。所詮は大学の差別化戦術に過ぎないんじゃないか。1年生から適性とか机上で考えても気休めになる程度じゃないのか。しかもその答えは真実を語れるのか?
●No.1836/06.5.2
「共感覚。」
なる「数字を見て色を感じたり言葉で味を感じたりする」感覚について恩田陸氏が言及(『ジェイヌード』創刊3号)。多かれ少なかれ人にあり言語の起源とも関連するとか。2はなめらかで、6は香ばしく、8は甘い。特に私にとって8は小豆色で甘納豆を連想させます。
●No.1835/06.5.1

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