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"出きる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
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2006年3月
「私は
 芸に悩む
 時に、
 死んだ
 祖父と
 霊界通信を
 します。」
と松本幸四郎丈(本日の『朝日新聞』夕刊)。芸術家にも「神が降りる」「霊とつながる」などの感覚を語る方が多い。前世は呪術師、鎌倉時代の武士などと言われた私も美輪&江原の「オーラの泉」などは大好き。ただし“霊界と交信する”能力は、持ち合わせていない。
●No.1804/06.3.31
「会って
 話さないと
 ダメ。」
と本日訪れた某県Uターン転職担当者。電話での問合せに資料を送ってもその後、連絡がないとか。“デジタル・ワークモデル社会”を取り上げた先日の日経記事も結局は話し合いが大切と説いた。ちなみに紙媒体経由の求人応募者よりネット応募の方が消極的な気がする。
●No.1803/06.3.30
「韓流
 時間。」
と題し本日の「朝日新聞」夕刊が韓国文化を特集している。韓流ブームに全く興味のなかった私は、実は93年公開の「シバジ」を観ている。先日の慰安婦のドキュメンタリーは深刻だったし、我が父以前の世代にはまだ偏見も滲む。難しい関係だが乗り越えねばならない。
●No.1802/06.3.29
「新聞文章
 なんて、
 文章じゃ
 ないよ。
 ただの
 報告文
 だよ。」
と故大岡昇平氏に言われたことがあると川村二郎氏(本日の『朝日新聞』夕刊)。(記事には華美な修飾もないし)批判した意図も分からないではないが、(私も書く)新聞記事には一定の法則があり無駄も許されない。大岡氏だって果たして書けたかどうかは分からない。
●No.1801/06.3.28
「母は
 死んだ。
 今は
 助かる。」
そんな見出しで遺伝性のFAP(家族性アミロイドポリニューロパシー)と闘う人々を紹介した「朝日新聞」本日夕刊。私が自分は利己主義だと思うのは、先端医療で両親に長生きしてほしいと思うと同時に未来の老人社会に円滑なコミュニケーションを想像できない時だ。
●No.1800/06.3.27
「小泉後。」
という言葉がマスコミ界を賑わせている。この男の後釜探しこそマスコミの収入源なのだから文句は言うまい。しかし我々はこの小泉という男が首相にいた期間の日本人の凋落こそ問うべきではないか。数多くの識者の諦めにも似た日本人批判を私はこの間、目にし続けた。 ●No.1799/06.3.26
「ワンセグ
 わくわく
 。」
と「朝日新聞」本日夕刊。携帯電話による無料の地上デジタル放送受信サービスだ。音楽聴いて検索するなど便利になるのは結構だが、これで車内にテレビの音声が聞こえるようになるかと思うと憂鬱になる。ユビキタス社会の進化に伴い、公共マナーの再構築こそ急務だ。
●No.1798/06.3.25
「きのうA局、
 きょうは
 B局と
 渡り歩いて
 同じことを
 同じように
 言うだけの
 解説者を
 各局用いる
 のはなぜ
 だろう。」
と「朝日新聞」本日夕刊。全くその通りだが、児童虐待なら「親や学校がもう一度子供のことを考える必要がある」、前科者の犯罪なら「犯罪者達を社会がどう受け入れていくかを考え直す時期」などと、自分そっちのけの偽善者的な意見しか吐けない者こそ消えるべきだ。
●No.1797/06.3.24
「お客様
 番号。」
が未確認だと教えられないと日本テレコム。「ご迷惑をおかけし」と意味不明の返金通知が届いたので訊ねるとこう来た。請求書に“お客様コード”、通知に“ お問合せ番号”があるのに用をなさない。メンテナンス等の質問ならまだ分かるが通知文を含め極めて不親切だ。
●No.1796/06.3.23
「チームが
 まとまって
 きた。」
ベースボール世界一に輝いた日本チームのなかで試合前に宮本慎也選手が語ったこの言葉が一番印象的だった。チームスポーツは、結局はいかにチームワークを発揮できるかにかかっているという真理を証明したという意味でだ。おめでとう日本プロ野球!! さて視聴率は?
●No.1795/06.3.22
「日韓戦
 最高視聴率
 50.3%
 。」
という昨日の「朝日新聞」夕刊見出しがなぜかうれしかった。小学校の時、サッカー部だった私でさえ野球をする時間の方が多かったし、中学・高校と進んでも遊びでやったのは野球だ。長嶋茂雄の引退式は終業のチャイムと同時に家路を急いだ。やった! 野球が復活した。
●No.1794/06.3.21
「絹は
 伸び縮み
 するけど、
 麻はすぐ
 切れる
 んですよ。
 カッとなる
 人じゃ
 だめですね
 。」
とは新潟県魚沼地方に伝わる「越後上布」の職人である佐藤サクさんの言葉(『日経マガジン』3月号)。根気強く穏やかな人でないと織りがきれいに仕上がらないとか。最近になって “我慢”の大切さをよく考える。我慢強く、という言葉を成し遂げた者だけが勝利する。
●No.1793/06.3.20
「私は認知症
 です。」
と宣言して自分の過去と現在を語られた60代後半の男性。昨日、地元大和市で開かれた「認知症の正しい理解に向けて」なる講演会での質疑応答の一コマだ。「地域がいかに認知症の方を受け入れるか」という、その前会場で討議されたテーマそのものを体現してくれた。
●No.1792/06.3.19
「古新聞で
 袋を
 子供たちと
 つくって
 みては
 どうで
 しょう。」
とチャタジー公子氏(『生活と自治』3月号)。ベンガル人のご主人と20年前に結婚しインドでNGO活動を続ける彼女は、インドで使われる古新聞の袋作りを提唱する。インドでは葉っぱの皿など使い捨てのリサイクルが浸透する。私は先日、古新聞で植木鉢を作った。
●No.1791/06.3.18
「自己チュー
 タメ口
 機種変。」
は最近のケータイ辞書で定着したと本日の「日本経済新聞」朝刊。10万件に及ぶデータから登載する言葉を選び四半期毎に見直しているのだとか。ということは携帯電話は若者言語を取り入れる辞書機能の点でも進化を繰り返し、よって機種変が必要になるということか。
●No.1790/06.3.17
「ふらここ
 。」
「美人の日本語」の本日はこの言葉。ブランコの異称だそうだ。ぶらここ、ぶらこ、ふらんど、ゆさはりとも言われるらしい。革偏に「秋」、やはり革偏に「遷」と書く二つの漢字を組み「しゅうせん」と言うのも異称。 ブランコ乗ってないなぁ。なぜ校庭から撤去するの?
●No.1789/06.3.16
「モバオク
 。」
私、この言葉(『朝日新聞』本日夕刊)知りませんでした。モバイルのオークションですか? 確かにネットオークションは妻も売買していますが、本を読まない人間が増えるわけですね。私は電車内で1カ月に数度しか携帯電話の画面を見ませんが、みんな何を見ているの?
●No.1788/06.3.15
「ご厚意
 どうも
 ありがとう
 ござい
 ました。」
と丁寧にお礼を述べた、本日の山手線13時過ぎの外回りに乗車のご婦人。実は(立っていた)私ではない男性が席を譲った行為に対する謝辞である。マナーが廃絶した電車内風景を見慣れてしまった私にとって久々の清涼感。しかし何故か天然記念物でも見る気分だった。
●No.1787/06.3.14
「戦後
 ここまで
 国家の
 威信を
 失わせた
 総理も
 めずらしい
 。」
という鈴木康史・元東京都北区議(89)の痛烈な小泉批判を紹介した岩見隆夫氏(本日発売の『サンデー毎日』)。「米国に守られているから親米」だからイラクの殺戮に手を貸した。この論理を肯定し小泉政権を選ぶ皆さんはもう「命が大切」などと言わないでほしい。
●No.1786/06.3.13
「強情な
 北風。
 思いやりの
 ない寒さ
 。」
と3月の気候に毒づいたチェコの劇作家、カレル・チャペック(本日の『日本経済新聞』朝刊) 。私も3月は嫌い。「好きな季節は?」という質問があるが、私は夏が最も好きで春が一番嫌い。3月は上記の通りで4月の“思いやりのない寒さ”も嫌い、5 月はもう初夏だ。
●No.1785/06.3.12
「引き
 継ぎ術。」
について述べた本日の「日本経済新聞」朝刊。組織の価値を示す“方向性”、困った時の対処法を含む“手順”、組織の人脈活用などの“関連情報”の3点で説明。この春、全国でこの引き継ぎがなされるのだろうが、相手が何も知らない前提での説明を肝に銘じるべきだ。
●No.1784/06.3.11
「もっと
 豊かに
 という
 経済成長の
 巨大な
 物語は破綻
 しちゃって
 いるん
 ですよ。」
とスローライフの権化、辻信一・明治学院大学教授(本日の『朝日新聞』夕刊)。この人の論理には「ではどうするか」という提案が欠落している。イベントとしてオーストラリアの自然に親しむのではなく、巨大な財政赤字に悩む日本がスローに生きる術を提示すべきだ。
●No.1783/3.10
「非戦を
 めざす
 政治には
 どんな
 展望、
 どんな
 戦略が
 あるのか
 。」
と「朝日新聞」昨日夕刊。「愛と平和」と描かれた社民党10周年のケーキと福島瑞穂党首を皮肉って。非戦に戦略も何もない。侵略される前にそれを防ぐ政治力があってしかるべきだし、仮に侵略されたら死を覚悟して家族を守る。集団的自衛権の行使などもっての他だ。
●No.1782/06.3.9
「御社。」
という言葉を口にした学生に対し、入社試験の面接官だった当時、バツをつけたと「週刊朝日」元編集長の川村二郎氏(昨日の『朝日新聞』夕刊)。私も応募者の「御社は」には閉口する。ただ「自己PRは“です、ます調”はやめる」という助言には、そうかな? と思う。
●No.1781/06.3.8
「ブワダラ
 。」
と3枚におろし一塩した真鱈を呼ぶと浅田尚子氏(『サンデー毎日』3.19号)。塩をすると味が引き立ち身も崩れにくくなるのだとか。鮮度が落ちて身がブワブワした真鱈を塩で締め固くして食べたことに由来するとネットにあり。「プワブワ」って表現面白いですね。
●No.1780/06.3.7
「時間
 過ぎるの
 早い。」
と、東京拘置所での独房生活が40日を超えた堀江貴文容疑者(昨日の『朝日新聞』朝刊)。全くふてぶてしいばかりの精神力と言える。どちらかといえば支持していた私にとって書きにくい現状だが、株価操作はともかく粉飾決算に対しどう交わしているのか興味がある。
●No.1779/06.3.6
「うまさ
 爆裂。」
と昨日の「王様のブランチ」ナレーター。うまさが爆裂して果たして本当においしいのだろうか? インパクトある表現を過剰に求めるテレビという徒花が生んだ言葉の悲劇だが、味覚障害が広がる現代を如実に表しているとも言える。いずれにしてもこの国の行方は深刻だ。
●No.1778/06.3.5
「男の人は
 みんな
 元気がない
 。」
とは当社求人の電話を受け付けている女性スタッフの言葉。それがいまの社会を写しているといえるのだろうか。それから、面接では嘘でも自信を持ってしかも謙虚に。自信のなさは魅力的でなく謙虚でないのは人間が浅く見える。しかし元気を出して求職中の男の皆さん!
●No.1777/06.3.4
「タカラ
 ジェンヌ
 。」
がまた今年も生まれる。昨日は宝塚音楽学校の卒業式(『朝日新聞』昨日夕刊)。宝塚歌劇を最後に観たのはいつだったか。あの場でしか味わえぬ純粋な愛の世界がたまらなく好きだったし今でも行きたい気持ちはある。一つの世界を全員で創りあげる情熱に触れたくなる。
●No.1776/06.3.3
「時化。」
を「試験」の「しけ」の発音で語った本日朝の「生活ほっとモーニング」のNHKアナ。この人は「時化」を知らないのだろうか。“書き言葉1億語集約”を豪語する(サイト内の和文に『,』を使う)国立国語研究所の皆さんは、これら話し言葉の崩壊にお気づきですか?
●No.1775/06.3.2
「ファッ
 ション
 センスの
 ない男って
 足元が、
 全く無防備
 なのね。」
と北村薫氏の新聞小説「ひとがた流し」(『朝日新聞』昨日夕刊)。同年代の男性より多少なりともファッションに気遣っていると自負する私も、つい足元はおろそかになる。それはお洒落ではないのだ。同夕刊には岸田一郎・レオン編集長の対談も。これもちょっと違う。
●No.1774/06.3.1

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