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"出きる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
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2005年10月
「新しい
 芸人、
 本当にいい
 芸人たちが
 注目を
 浴びて
 伸びるなら
 いいが、
 変な
 ファンに
 駄目に
 されちゃう
 芸人って
 のも
 いるから。」
と立川談志師(本日の『朝日新聞』夕刊)。この人が「芸人」って言うと様になるが、近頃のタレント達がやたらと自らを芸人と呼ぶのは何か不自然だ。もっと昔、桂文楽の時代の「芸人」にはある種の劣等感さえあった。いまは芸のない彼らの誤魔化しの具と化している。
●No.1652/05.10.31
「ロハス。」
を取り上げた「朝日新聞」本日朝刊。最近目にするが「Lifestyles of Health and Sustainability(健康的で持続可能な生活スタイル)」の頭文字。どちらかといえば消費社会寄りでいかにも米国流の発想だ。節電は含まれるか知りたい。
●No.1651/05.10.30
「アメリカ人
 一人が
 かけている
 負担は、
 インド人
 一人の
 負担の
 何十倍も
 多い。」
と米国の浪費を批判した坂本龍一氏(本日午前深夜の『ニュース23』)。「エゴからエコへ」を提唱し音楽活動を通じ環境問題を発信する。風力発電の電力だけでライブを行う計画も進行中とか。その実行力に敬意。我が家も連結コンセントでやっと待機電力をなくした。
●No.1650/05.10.29
「ソニー
 72%
 減益。」
う〜ん、ショックでした。仕事はしていても特にソニー商品の信奉者ではない私ですが、盛田昭夫ファンであることは確かで井深大さんと築かれたソニー文化も素晴らしいです。穿った見方かもしれませんが、お二人に比べ最近の経営幹部の顔つきの貧相さが気になります。
●No.1649/05.10.28
「マウジー 。」
渋谷109でカリスマ店員と呼ばれた森本容子さん設立のブランド名(昨夜の『世界バリバリバリュー』)。気取りがなくていいなと思っていたら「弟が亡くなったことに比べれば(仕事は)辛くない」と純粋な一面を見せる。彼女を小馬鹿にする馬鹿な男共がいるそうだ。
●No.1648/05.10.27
「125まで
 生きる。」
という抗加齢医学の第一人者である坪田一男教授の言葉にアンチエイジングを行い始めた秋元康氏(『ギンザ』11月号)。先日まで女性向けに「食事と睡眠と運動が美しさへの3要素」なんてコピーを書いていた私は自他共に認める運動不足。自然に運動できればと願う。
●No.1647/05.10.26
「成長って
 止まら
 ないと
 思う
 んです。」
と159cmのセッター・竹下佳江選手(昨日の『朝日新聞』夕刊)。一流アスリートって本当にポジティブ。私も日々老いを感じつつ、同時に僅かに技術アップしてる自分も感じる。自らの未熟さを知らされていると言い換えてもいい。人はいくつになっても成長できる。
●No.1646/05.10.25
「心が
 強い。」
とアテネオリンピック800m自由形金メダルの勝因を挙げた柴田亜衣選手(昨夜の『トップランナー』)。試合で負けてもくよくよしないで翌日はまた次の目標に向かって頑張れる、と胸を張った。失敗が尾を引かないのは成功者の常だが、改めてその大切さを確認した。
●No.1645/05.10.24
「自己
 ごみ化。」
と表現されたその写真は電車内で太股丸出しにして座り込む3名と立て膝で座席に座る1名他数名の女子高生を写したものだった。撮影したのはあの藤原新也氏(『メトロミニッツ』10月号) 。氏はそれを“異次元の光景”とも書いたが、私はいまの日本の原点だと思う。
●No.1644/05.10.23
「こいつ。」
と片山さつき議員が民主党の前原代表を呼んだのだそうだ。彼女は、自らが陥っている非常識な思考に気づいていない。役人で常に人(市民)を見下ろして生きてきた人間は、気づかぬ内に居丈高な思考にはまる。問題はその役人であった彼女が政治家になった点だ。失格!
●No.1643/05.10.22
「ちょいと
 どこで
 しょうね 。」
と出火場所を案じる下宿屋の娘の東京弁にうっとりしたという泉鏡花(『ツインアーチ』11月号)。そういえば「ちょいと」は死語ですね。この鏡花、酒を「ひだり」と読ませたり、言葉遊びが好きだったようです。言葉遊びはいいけど、言葉を知らない誤用はちょいと。
●No.1642/05.10.21
「きのこの
 アドバイ
 ザー。」
なる資格がある(『THE NIKKEI MAGAZINE』10月号)。初心者にきのこの鑑定や調理方法を教える。先日、丹沢トレッキングの際に義父が、きのこ中毒で家族全員3日間寝込んだ子供の頃の話を聞かせてくれた。山には見たこともないきのこが溢れていた。
●No.1641/05.10.20
「十人が
 全員ほめる
 ような
 ものは
 大体ダメ。」
と上山英介・大日本除虫菊会長(『広告批評』10月号)。「KINCHO120年」の広告特集が圧巻。広告業界の並み居る一流クリエイターが賛辞を寄せる。殆どのCMが思い出深く改めてCM界に築いたその実績を感じた。こんなことが言える上山さんだからですね。
●No.1640/05.10.19
「ATM狙い
 隠し
 カメラ。」
と「朝日新聞」本日夕刊。確かに姑息で卑怯な手口だ。ただ私は何となく思う。恥ずかしげもなく公共の場に置かれた空き缶や、平然と自動改札を飛び越え、安易に電車の窓ガラスを傷つける人間を見て、日本人の道徳観は根底から崩れさっていると。いい世の中ではない。
●No.1639/05.10.18
「旅に
 持って
 いく本。」
を特集した「ブルータス」(11/1号)。しかし単に人が好きな本を並べただけじゃないか。本来は軽くて小さい本を条件とすべきで、個人的にはある人間の生涯を描いた小説がよいかもしれない。オススメ本のなかでは宮崎あおいちゃんの「世界地図」に最も納得した。
●No.1638/05.10.17
「(角田さん
 からの
 手紙が)
 たった一つ
 手書き
 だった。」
とスターバックスコーポレーション現チェアマンのハワード・シュルツ氏(本日の『がっちりマンデー』) 。日本法人の角田雄二現CEOのことだ。私も請求書に入れるご挨拶は下手な手書きで記す。数年前はよく「手書きでいい」と言われたが手書きの方が手間がかかる。
●No.1637/05.10.16
「(幸せを)
 薄めながら
 生きて
 いけるかな 。」
と故横山操の妻・横山基子さん(本日の『美の巨人たち』)。結婚生活の中身が濃く幸せだったという述懐がたまらない。「そんなの嫌」と我が妻は言うが、哀しくて切なくて愛しくて、とても深い言葉だなと思う。それにしても横山操の描く黒と赤の日本画の迫力、凄し。
●No.1636/05.10.15
「晩年の
 楽聖
 苦悩の推敲。」
と本日の「朝日新聞」夕刊。「大フーガ変ロ長調」のベートーベン自筆の楽譜が発見されたらしい。紙に穴があくほどの消し跡を「苦悩」と表させたのはこの作曲家のイメージか。しかし、何かを作る過程の試行錯誤を苦悩で済ませるのは創造の歓びを知らない方だと思う。
●No.1635/05.10.14
「13時
 15 分に
 待ち
 合わせ。」
なるメールを12時40分に受信した。待ち合わせ場所まで乗車時間だけで45分はかかる。急ぎ確認すると“15時15分”の誤りだった。午後3時と混同したのだろう。メール文化は誤字脱字、添付ファイル忘れが日常茶飯事で、この私とて同様だ。他山の石としたい。
●No.1634/05.10.13
「日歯連側も
 会計
 責任者も
 そう証言
 してるなら
 それが
 客観的事実
 だと
 思う。
 しかし、
 私は記憶に
 ない。」
は昨年11月の衆院・政治倫理審査会での橋本元首相の言葉(本日の『日本経済新聞』朝刊)。先日の裁判での言い訳も同じだ。なぜこの問題をもっと批判しないのか。先日の衆院選で自民党に投票した国民の果たして何割がこの事実を認識していたか。考えるとうそ寒い。
●No.1633/05.10.12
「暴風雨の
 死者
 1000人
 超す
 恐れ。」
と本日の「朝日新聞」夕刊。中米を襲った熱帯暴風雨により死者が1000人を超す恐れがあるとグアテマラ政府が発表した。パキスタン地震の陰でこんな自然災害も。米国の洪水や日本の集中豪雨など自然災害が多発する。地球は最早「愛」よりも「救い」を求めている。
●No.1632/05.10.11
「老害という
 概念は
 若い人
 だけで
 構成される
 社会のもの
 です。」
と岡本行夫氏(『日本経済新聞』本日朝刊)。「人生において十代が最も輝かしい年代であるかのように思わせている」とシニアへの風当たりの強さに苦言を呈する。人により老害はあるし“レオン”人気に見られる如くシニアの概念も変わる。要は人への思いやり次第だ。
●No.1631/05.10.10
「井川君が
 打たれたら
 裏切りと
 言われる。」
と桑田真澄投手(本日の『情熱大陸』)。自分が「引退、引退」と言われるのも他人がいろいろ書かれるのも「心が痛い」と。確かに本人にとっては罪を犯した訳でもないのに「戦犯」などと言われたら気分が悪いのだろう。原巨人で来年、復活したクワタを見せてほしい。
●No.1630/05.10.9
「オシャレ
 魔女
 ラブand
 ベリー。」
カードを集めお洒落のセンスとダンスを競うゲームの名(本日の『読売新聞』夕刊)。偶然、本日訪れた神奈川県山北町の蕎麦店でお孫さん・ユーナちゃん自慢のコレクションを見せてもらったところだ。近所のスーパーでも列を作る。しかし一人画面に向かう姿は不気味。
●No.1629/05.10.8
「女性
 3候補
 対決。」
と本日の「日本経済新聞」朝刊。もちろん昨日公示の私の地元、参院神奈川選挙区の補欠選挙だ。牧山弘恵・畑野君枝・川口順子の3氏だが、注目したい。いまのところ小泉議員は失点をしてはいないが有権者は早く目覚めてほしい。米弁護士資格を持つ民主・牧山氏とは?
●No.1628/05.10.7
「これだけの
 墓標を前に
 誰が「正当
 な戦争の
 やむを
 えない
 犠牲」と
 いえるで
 あろうか。」
と寺島実郎・(財)日本総合研究所理事長(本日の『朝日新聞』夕刊)。もちろんイラク戦争のことだ。米軍兵士の死者は2千人近くに上りイラク人死者は少なくとも4万人を超えるとか。しかし日本人はこの戦争を許し、未だに看過し続けている。なぜ自民党に投票した!
●No.1627/05.10.6
「W・
 シェークス
 ピア。」
の名だけで「妙に意味深長な感じがしてくる」と三谷幸喜氏(本日の『朝日新聞』夕刊)。自身の監督作で場面設定をテロップで出すことになり大晦日を表す名言を探したのだとか。結局、シェークスピアにはなく井原西鶴の言葉もダメ。だけどこの氏の説は納得できます。
●No.1626/05.10.5
「ボキャ
 ブラリーが
 ある程度
 豊富で
 あれば、
 一つの
 言葉の
 守備範囲は
 そんなに
 広く
 なくても
 いいん
 ですよ。」
と川崎徹氏(『ブレーン』11月号)。レストランで「お水、大丈夫ですか?」と確認されるという話題の後で。話せる言葉が少なくなってきたから言葉の奇異な用法が増える。 話す行為を通じた頭脳の訓練は激減している。小泉議員勝利の原因は日本人の語彙の貧弱化か。
●No.1625/05.10.4
「今、
 ヒトラー
 みたいな
 人が
 出てきたら
 引っ張られ
 そうな
 気が
 します。」
と為末大選手(本日の『日本経済新聞』朝刊)。衆院選で応援演説をした際に「出馬はいつ?」と訊かれた体験を例に「日本は、政治を語る人が特別という思いが根強い」とも。それにしても小泉ごときに踊らされる日本人なんてヒトラーが来たらひとたまりもありません。
●No.1624/05.10.3
「今世紀の
 終わりには
 日本人の
 平均寿命は
 百歳に
 限りなく
 近づく
 だろう。」
と長寿研究の第一人者である東京都老人総合研究所の白澤卓二研究部長(本日の『日本経済新聞』朝刊)。国内外の動物実験で与える餌の量を減らすと寿命が延びることが分かっているのだとか。肥満で長寿の人はいないからこれは貴重な戒め。ただ、少子化でどうなるの?
●No.1623/05.10.2
「気になる
 言葉
 づかい。」
を「日本経済新聞」本日朝刊「何でもランキング」で紹介。1位は「◯◯でよろしかったでしょうか?」2位が「◯◯からお預かりします。」3位は「私って ◯◯じゃないですか。」言葉の推移には賛否あるが、疑う余地のない傾向は言葉を出す際に頭を使わない点である。
●No.1622/05.10.1

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