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"出きる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
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2005年8月
「現場で
 考えよう。
 今話しても
 しょうが
 ない。」
とは三谷幸喜監督「THE 有頂天ホテル」で撮影監督を務める山本英夫さん(本日の『朝日新聞』夕刊)。「やってみないと分からない」が持論で事前の話し合いが嫌いだそうだが、ワンマンの典型でよくいそうなタイプ。結果オーライなのだろうが周囲はたまらない感じ。
●No.1591/05.8.31
「天木直人 。」
本日、帰途に見た衆院選立候補者名簿「神奈川11区(小泉議員の選挙区)」にこの方の名を発見。小泉訪朝を正面から批判された元レバノン大使だ(私はどんなに溜飲を下げたことか)。「小泉首相がもたらしたこの国の政治の崩壊」と氏のHPに。無条件で応援したい。
●No.1590/05.8.30
「ストリート
 が、
 ぼくの
 活動の
 基本
 です。」
と路上サックス奏者の中村健佐さん(本日の『朝日新聞』夕刊)。自主制作CDが2万5千枚を突破したのは異例だそうだ。本拠地は品川駅前らしいが、もちろんこの五反田の駅前にも路上奏者はいる。じっくりと聴くことができぬ我が身に余裕のなさを感じることがある。
●No.1589/05.8.29
「俺の場合は
 家を
 出たら
 ビーチ
 クリーンは
 始まって
 いるんだ。」
と小倉敬之「JIPANG SURF」オーナー(『ECO SURFER』04)。ゴミ袋片手に海岸を清掃することだが、家の周囲でタバコの吸い殻捨てていてはしょうがない。当然のご意見です。路上は昭和の頃と比べ汚くなったのかその逆か。私は路上に何も捨てない。
●No.1588/05.8.28
「人生の
 終わりに
 あなたは
 どこに
 いるか。」
と藤原新也氏は訴えかける(『メトロミニッツ』8月号)。「定年になって自由を与えられたとき、その茫漠とした空白がただの虚無に見えてしまう人」をたくさん知っていると言う。私に虚無は訪れないだろうが、「定年」は自ら決めなければならない職業であると思う。
●No.1587/05.8.27
「今回ほど
 争点が
 はっきり
 した
 選挙は
 久しぶり。」
とテレビのコメンテイターの誰もが宣う。これ自体が小泉の言う郵政改革の賛否を問う選挙との流れに乗せられたものだ。総辞職後の選挙は別にしてYESか NOかの選択が最近の選挙になかったのは当然。しかし常に争点はあった。「ない」と言ってきたのはマスコミだ。
●No.1586/05.8.26
「憲法
 フォーク
 ジャンボ
 リー。」
が明日から2日間、東京・上野の水上音楽堂で開催される(『朝日新聞』本日夕刊)。「戦争の放棄」がテーマらしく、もちろんこの種の活動は大切なのですが、自衛隊イラク派遣の是非がなぜ今回の衆院選で話題にならないのか? 自民党じゃ、テロの危険は去りませんよ。
●No.1585/05.8.25
「手みやげ。」
を「ブルータス」(9/1号)で特集。「お取り寄せ」との違いは「自分の好みより贈る相手を優先した理性が必要」と説く。アートディレクターの佐藤可士和さんが秋元康さんらと共に登場し「手みやげは“自分を伝える作品”」と語られております。いかにも、ですね。
●No.1584/05.8.24
「伝染墓地。」
渋沢栄一が興した田園都市(株)は、大正期にはよくこう聞き間違えられたそうだ(『ツインアーチ』9月号)。全国的に有名なあの田園調布を開発した会社なのに、である。今でこそ田園都市線は首都圏私鉄でも人気上位に入るが皆さん最初は苦労されているものですね。
●No.1583/05.8.23
「イナノ
 ラバー
 ジョン。」
という競走馬を、世界選手権のマラソンに32歳で3位入賞した尾方選手とダブらせ“おくて”の好例と記した井崎脩五郎氏(『サーデー毎日』9.4号)。昭和55年デビューだが馬名は覚えている。競走馬には、本当に年を重ねる毎に強くなる馬がいる。あやかりたい。
●No.1582/05.8.22
「十五夜。」
稲作が伝わる以前、日本人の主食は里芋で、その収穫祭が満月の十五夜に行われたのが月見の始まりなる説があるのだとか(『サルース』9月号)。今年は9月18日が十五夜だそうだが、その頃笑っているのはどの党首でしょうか? 自公が勝つ情けない日本は見たくない。
●No.1581/05.8.21
「マニ
 フェスト。」
そもそもこの言葉は「数値、財源、期限が入った選挙公約」であったはずだ。ところが昨日発表された自民党の“公約”に数値は何一つ見あたらない(本日の『日本経済新聞』朝刊)。それを「民主党には数値が入っていますねぇ」と暢気にコメントするテレビ。あきれる。
●No.1580/05.8.20
「お年寄り
 から
 もらう
 温もりが
 たまらない。」
起床・着替えの介助に始まり、食事、おむつ交換、入浴と、分刻みでお年寄りの身の回りの世話をする介護職員の関久美子さん(本日午前深夜の『仕事図鑑』再)。重労働でありながらのこの一言。寝たきりを克服し、再び便座に座る努力をするお年寄りの姿がたまらない。
●No.1579/05.8.19
「郵政民営化
 反対派。」
と、あっけらかんとテレビのニュースは郵政民営化に反対票を投じた衆院議員を指すが、これは明らかな小泉自民党の宣伝である。さらに“小泉劇場”などと最近の“刺客”騒動を煽る。約束を破ったのは小泉純一郎であり民営化に反対している訳ではないと明言すべきだ。
●No.1578/05.8.18
「おばあ
 ちゃんに
 なっても、
 女の人で
 あり
 続けたい。
 贅沢を
 言えば
 『女の子』
 でいたい。」
と石田ゆり子さん(『日経インテレッセ』9月号)。「同世代なら誰もが大きく頷く」とは記者の弁ですが、どうなのでしょうか? そう言えば、去年からずいぶんと「コエンザイムQ10」について取材しました。確かにおじいちゃんじゃなくて、何か違うものになりたい。
●No.1577/05.8.17
「夢の島。」
と言えばゴミ処分場を思い出す世代が大半だろうが、本当は戦後、都民に夢を与える場所としてハワイのワイキキビーチをイメージした海水浴場として名付けられたのだとか(『メタロポリターナ』Vol.32)。12年間で都内のゴミは3割減ったがまだまだだと思う。
●No.1576/05.8.16
「空気の
 責任。」
とは人間魚雷「回天」に反対した小島大尉の残した言葉(本日の『イブニング5』)。戦時中の日本国全体の“空気”にこの悲劇を現実にした責任があると説いた。「1人で大勢を助けられると皆思った」とは「回天」隊員の妻。いま、日本の“空気”はあまりにも空虚だ。
●No.1575/05.8.15
「篠田、
 その
 湯呑みを
 三センチ
 鎌倉へ。」
と「東京暮色」(57年公開)の撮影現場で小津安二郎監督は、助監督の篠田正浩氏に命じたそうだ(本日の『日本経済新聞』朝刊)。何かこのような冗談が受け入れられた当時の空気が伝わってくる。言葉の感覚が変化しているいま、冗談の定義も難しくなったなと思う。
●No.1574/05.8.14
「彫刻とは
 子供たちの
 お尻で
 感じる
 ものだよ。」
とイサムノグチ(本日の『美の巨人たち』)。つまり、すべり台のことである。この7月に完成した札幌モエレ山公園は、1933年から構想していた彼の最初で最後の夢だった。死んでからでも永遠に自分の彫刻で遊んでくれる子供たちがいる。なんて素晴らしいことだ。
●No.1573/05.8.13
「油を
 売る。」
の語源は「油をひしゃくで量り売りすると粘度が高くなかなか切れないので、全てが注がれるまで油屋と客は世間話をして待った」ことから(『朝日新聞』本日夕刊)。こんな意味も知りませんでした。知ってる語源より知らない語源の方が圧倒的に多いのだから当たり前。
●No.1572/05.8.12
「刺客。」
という言葉が躍っている。特にテレビには格好の題材で、今回の衆院選での話題作りには困らないだろう。各調査を見ると、郵政法案に反対した議員に対抗馬を送る措置を肯定的に考える国民が多い。最近の似非正義、ヒステリックな弱者攻撃の延長にある意識が恐ろしい。
●No.1571/05.8.11
「神様の
 ような
 ものが
 いて、
 ちゃんと
 見ていて
 くれる。」
と大八木淳史・ラグビー元日本代表(本日の『朝日新聞』朝刊)。レギュラーになる人は、何か陰で努力しているのだとか。中学の陸上、大学のボクシングと、どれも中途半端に終わった私にスポーツの醍醐味を語る資格はない。しかしそこには確実に学ぶべきものがある。
●No.1570/05.8.10
「あっ、
 こんな
 オヤジ
 とじゃ
 イヤだよ
 なぁ。」
と言う上司ほど自分をオヤジとは自覚していないと「サンデー毎日」(8/21-28号)。食事の後は爪楊枝でシーハーし、社内をサンダルでベタベタ歩き、クールビズのボタンダウンが似合わない完全なオヤジなのに。どう頑張ってもオヤジはオヤジだと思う、自分も。
●No.1569/05.8.9
「自分の
 一生を
 参考にして
 人生を
 考えて
 もらえれば
 よい。」
とは先に92歳で老衰により亡くなった推測統計学者の増山元三郎氏の言葉(本日の『朝日新聞』朝刊)。死の前夜にしてこの自信と明晰さ。果たして私は人の参考になるような人生を送っているだろうか。損得抜きに好きなことをやるのが幸せということくらいだろうか。
●No.1568/05.8.8
「だから
 絶対に
 法案を
 通して
 ほしい。
 解散を
 望んでいる
 わけでは
 ない。」
と小泉議員は森元首相に語ったそうだ(本日の『日本経済新聞』朝刊)。ついこの前も「解散してほしくない気持ちが本当なら賛成してほしい」と言った。これは正しく脅しで全く論理的でない。ずっとこんな言葉で政権を担ってきたこの男をなぜここまで祭り上げたのか。
●No.1567/05.8.7
「ザクロと
 洋梨のある
 ショウガ壺。」
は、あのポール・セザンヌの描いた静物画。本日、夕食を済ませてから森アーツセンターギャラリーで催されている「フィリップス・コレクション展」に出かける。暖色と寒色のコントラストが鮮やかなこの画家が好きだ。そして、こんな言葉の組み合わせの妙も魅力的だ。
●No.1566/05.8.6
「死の時計。」
とは自分の死ぬ日を決めて入力すると画面に残りの人生の秒数が表示されカウントダウンが続くという現代美術の作品(本日の『朝日新聞』朝刊)。作者の宮島達男さんは、長崎で被爆した柿から分けた苗木の植樹活動を世界で行っている。広島は明日、60回目の原爆忌。
●No.1565/05.8.5
「合併に
 伴う
 お知らせ。」
が会社とわが家に別々に来ていた東京三菱銀行とUFJ銀行の合併が、早くとも来年1月に延期される(『朝日新聞』本日夕刊)。利用者としてもPR不足を感じていた。金融庁との意見の相違があったということは合併のルールが不統一だった証拠。DMの印刷費も無駄。
●No.1564/05.8.4
「働く
 意味って
 何
 ですか?」
とニートの若者達は訊ねるそうだ(『サンデー毎日』8.14号)。「自分らしく生きないと不幸だ」と個性重視教育が思わせている、と玄田有史・東京大学社会科学研究所助教授。働く意味とは自分を使って社会に役立つことだ。働く面白さは働いてみないと分からない。
●No.1563/05.8.3
「アッシャー。」
とドアマンのことをホテルオークラ東京ではこう呼ぶらしい(本日の『朝日新聞』夕刊)。「案内人」という意味の英語なのだが、チーフの渡辺さんは2千人の顔と名前が一致するのだとか。案内係として駆り出される名士の葬儀が同業者との「腕比べ」というのが面白い。
●No.1562/05.8.2
「サイエン
 ティフィ
 ック・
 ポリ
 ティクス
 研究会。」
とは59年に中曽根康弘議員の下で渡辺恒雄、氏家斉一郎氏らが集まって始められた政治の勉強会(本日の『朝日新聞』夕刊)。賛否は別にして情熱を感じる。小泉純一郎にはそれ感じない、ただの駄々っ子だ。それも陰湿な。考えない日本人が首相に祭り上げているだけ。
●No.1561/05.8.1

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