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"出きる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
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2005年7月
「還暦を
 迎えて
 私の唯一の
 願いは
 嫁はんより
 先に
 死ぬこと
 である。」
と車谷長吉氏(本日の『日本経済新聞』朝刊)。氏は50歳を迎えた時以来、脅迫神経症に陥り、奥様がその薬の処方を全て行っているのだとか。50歳を来年に控えた私も他人事ではないが人に迷惑をかけるのが嫌いで変なプライドがある私は妻より先には逝きたくない。
●No.1560/05.7.31
「ア・
 ラ・
 ミュート。」
つまり、その場で作る料理について玉村豊男氏が語っている(本日の『日本経済新聞』朝刊)。パーティで料理を作りつつもてなすのがいかにも似合う。翻訳家として出発し今は軽井沢でハーブ・野菜を栽培しながらレストランを営業。羨ましい人生を送る方の中の一人だ。
●No.1559/05.7.30
「ふのやき。」
とは千利休が茶席で好んだ菓子(『one hour』8月号)。水溶きした小麦粉を薄くのばして焼き味噌を塗り丸めた食べたクレープみたいなもの。簡単そうでおいしそうなのに現在は幻の和菓子なのだとか。確かに繊細で華やかな和菓子に比べると質素ではありますが。
●No.1558/05.7.29
「人生の
 最大幸福は
 その職業の
 道楽化に
 ある。」
と言ったのは日比谷公園などを設計した本田静六(『ツインアーチ』8月号)。このような仕事をしているとよく「好きなことを仕事にできて羨ましい」などと言われる。もちろん好きは好きなのだが、不器用で書くことしか人並みにできない私に最早、逃げ道はないのだ。
●No.1557/05.7.28
「やり
 尽くせ
 なかった。」
という思いから茨城ゴールデンゴールズに入団した甲子園優勝経験球児がいる(本日の『朝日新聞』夕刊)。米国独立リーグ「サムライ」には甲子園で松井秀喜選手を連続5敬遠した時の投手がいた。みんな“やり尽くせない”思いがある。本日49歳の誕生日、まだまだ。
●No.1556/05.7.27
「今の
 ジャイ
 アンツは
 誰が
 やっても
 ダメ。」
と海老沢泰久氏(『サンデー毎日』8.7号)。走れない守れない、も理由だろうが堀内監督ではやる気は起きないだろう。しかしそれよりも私は、地方分権の流れの中で全国区を貫いてきた巨人軍が存在理由を失ったと見る。そして、渡辺恒雄が最後の輝きを消し去った。
●No.1555/05.7.26
「証。」
というものを立て、その人に合った治療法を選択する漢方薬療法(『ハイタッチタウン』313号)。タウン誌でご近所の東洋医学系医院の院長さんが連載されているのだが、中島たい子氏の「漢方小説」を読んで以来、俄然興味深くなった“漢方”。いつか必ず行きたい。
●No.1554/05.7.25
「美術館は
 基本的に
 『わざ
 わざ』行く
 ところ。」
と「川崎市民ミュージアム」を紹介した木村衣有子氏(『サルース』8月号)。書くことも好きだったけど同じくらい好きだったのが絵を描くこと。コピーの修行時代、サムネール(アイデアを表した概案)に描いたイラストをよく褒められた。いま行きたい美術展がある。
●No.1553/05.7.24
「手を
 つないで
 寝ていた。」
本日の世界水泳の解説で、田中ウルヴェ京さんが現地の小谷美可子さん(田中さんとのデュエットでソウル五輪銅メダル)との思い出話として語った言葉。鈴木・原田組の銅メダル演技も見事だったが、私はそれ以上に競技前に繰り返し精神統一を図る2人の姿に感動した。
●No.1552/05.7.23
「ハイン
 リッヒの
 法則。」
とは米国の保険会社勤務のハインリッヒ氏提唱の“事故は1対29対300の確率で起こる”という法則(『R25』7/22→7/28)。重大事故の背後には軽傷事故が29件、ヒヤッとした事が300件ある。政治も、犯罪も、自殺も、全てに深刻な予兆がある日本。
●No.1551/05.7.22
「本城直季。」
「ブルータス」(8/1号)で本城直季氏の写真を紹介。大判カメラを用いて被写体をまるでミニチュアの如く撮影する独自の手法。かなりよく見ても現実とは思えない不思議な感覚。コマフォトの表紙で見た時も気づかなかった。立ち読みでもいいからぜひ(108p)。
●No.1550/05.7.21
「立ち入り
 禁止!
 無断で
 作物を
 つくら
 ないで
 ください。」
Webからは言葉を引用しない方針だが「ほぼ日刊イトイ新聞」は例外。この言葉は、糸井重里氏が千葉県八街市で見かけた農地脇の看板。実は“ベランダー” の妻も先日、畑を見ながら何か作物を作っちゃおうかと言った。「歴史の流れだなぁ」と糸井氏。そう言えそう。
●No.1549/05.7.20
「一流の
 ピッチャー
 は皆、手が
 やわらかい。」
と江夏豊氏が昔述べたそうだ(『サンデー毎日』7.31号)。記者に言わせると氏の手は「マシュマロのよう」だったとか。その氏曰く、野茂英雄投手だけが「俺より手が柔らかい」。「一流は一流を見抜く」とあるが、江夏豊は私の中では今も日本NO.1投手である。
●No.1548/05.7.19
「武装
 勢力の
 攻撃。」
と書きつつ「朝日新聞」本日朝刊は「市場でテロ77人死亡」との見出し。イラクの場合、果たしてテロなのか?「現代用語の基礎知識」では「政治目的のために非国家主体や隠密組織が非戦闘員に対して行う組織的暴力・威嚇行為」と説明。これだと拉致はテロではない?
●No.1547/05.7.18
「ヘルシー・
 ピジョン。」
伝書鳩の専門誌で見つけた何と鳩の健康コーナー。つい雑誌名をメモし忘れたが、文化って本当に豊かで奥深いと思った。伝書鳩ファンの某社社長の葬儀にはあの小泉議員まで駆けつけるという影響力も持つ。雑誌の所有者である叔父は昨年、100万円をレースで稼いだ。
●No.1546/05.7.17
「アニ
 ソン。」
アニメソングの略語とは知らなかった(本日の『日本経済新聞』朝刊)。確かに最近、人気アーティストの“アニソン”進出が多いとは思っていたが、世界に冠たるジャパニーズアニメーションとショウジョマンガのパワーの現れか。アニソンイベントも全国に拡大中とか。
●No.1545/05.7.16
「猫村
 ねこ。」
が主人公のケーブルインターネットで話題の漫画が単行本化されるらしい(『ウフ』No.038)。紛れもなく猫なのになぜか犬神家の家政婦として働く。「サスペンスと連続ドラマが好きなの」と市原悦子風の女言葉をしゃべるキャラと超ヘタウマタッチが人気の秘密?
●No.1544/05.7.15
「五輪は
 これからを
 担う大学、
 社会人に
 ふさわしい。」
いつも「日本経済新聞」の豊田泰光氏の視点が新鮮だ。本日朝刊でも、野茂・古田両選手が成長したように優秀なアマ選手に五輪の舞台はふさわしく、MLBの一流選手が出ないのに日本の一流プロが出る必要はないと言い切る。確かにプロの出場は商業主義の臭いが強い。
●No.1543/05.7.14
「一番
 困るのは、
 いろいろな
 考え方が
 一つに
 まとまって
 それが
 正しいと
 されて
 しまうこと
 ですね。」
と「Unlimited:COMME des GARCONS」で川久保玲氏。動きのあるファッションフォトと、世界の一流デザイナーやファッション関係者、そして他ならぬ彼女自身の言葉で綴られたコムデギャルソンの世界。痛快な社会批評に満ちている本書が新鮮だ。
●No.1542/05.7.13
「マー
 ガリンの
 歴史は
 わずか
 100年。」
だから「本当の意味で身体に安全かを知るには歴史が浅過ぎる」と小田豊・六花亭製菓社長(『黒の宣伝会議』7/1号)。「バターの歴史はピラミッドの時代から」と続くが、とすると食品添加物は? 保存料は? 合板は? 携帯電話は? 私達は壮大な人体実験のなかにいる。
●No.1541/05.7.12
「海月も
 水母も
 人間も。」
と「メトロポリターナ」(7月号)の特集は海。海月も水母も「クラゲ」を示す漢字だ。人間の体の約70%が水分なら、クラゲは93〜95%が水分らしい。海月という旅館もお好み焼屋さんも女性アーティストもいるのに、水母には何もなかった。ちょっとかわいそう。
●No.1540/05.7.11
「犠牲的な
 愛。」
妻が出席した従姉妹の結婚式における神父の言葉。「気立てがいいからと結婚したら、気立てがよくなくなった時にさめる。」「〜ならば」「〜だから」ではなく、「幸せにしてあげたい」という気持ちを説かれたとか。聖書に同様の言葉があるようですが、納得できます。
●No.1539/05.7.10
「世界は
 よけい
 危険に
 なって
 しまった
 ように
 見える。」
と「朝日新聞」本日社説。もちろん米国のしかけたイラク戦争以後のことだ。テロに立ち向かう毅然とした態度は結構だが、日本も確実に危険になってしまった。未だに正義が見いだせないこの戦争にホイホイ荷担した小泉純一郎に、しかしまだなお支持者多しの不可思議。
●No.1538/05.7.9
「大事に
 使って
 いただいて
 いる方は
 サポート
 しなくちゃ
 いけない。」
と壊れていない部品まで入れ替えバンドも磨いてくれた東京・西新橋の田中時計店のご主人、いつもありがとうございます。中学1年の冬に買ってもらったセイコー5ACTUSを37年間使っていることを喜び、無料で丁寧に修理してくださる。この言葉もうれしかった。
●No.1537/05.7.8
「来むと
 言ふも
 来ぬ時
 あるを
 来じと
 言ふを
 来むとは
 待たじ
 来じと言ふ
 ものを。」
例えば「万葉集」のこの歌を「来ようといってさー すっぽかしちゃうことあるのにだよ 来ないって言っているアンタを 来るだろーなぁーんて 待ったりしませんよーダ 来ないよっていってるのに バーカ」と“超訳”し学生に教える上野誠奈良大教授。頑張る人はどこにもいる。
●No.1536/05.7.7
「本来なら
 離党して
 から
 やるのが
 筋。」
と「朝日新聞」本日社説。郵政民営化法案の反対派に対する批判だ。今回で自民党の派閥が全く機能しないことが明らかになった。これで民主党の意見不一致を攻めることもできまい。反対派が造反と映るのはマスコミが小泉内閣寄りの報道に終始しているからに過ぎない。
●No.1535/05.7.6
「ユニクロ
 プラス。」
“あらゆる年代で着られる”なる原則を見直し若い女性向けの新ブランドをつくり出したユニクロ(本日の『日本経済新聞』朝刊)。私はまだユニクロの商品を着たことはない。店舗にも一歩も入らなかったが、今年の正月に甥に同行して初めて入店。品質はやはり落ちる。
●No.1534/05.7.5
「銀座の
 ツバメ。」
言葉って面白い。どこにもある単語なのに銀座とツバメがくっつくと新鮮だ。銀座の松屋、松坂屋など5カ所にツバメが営巣しているのだとか(本日の『朝日新聞』夕刊)。知らなかった。本欄でもツバメは自然環境に敏感といつか書いたが、なぜに銀座にツバメが増えた?
●No.1533/05.7.4
「波の日。」
7月3日の語呂合わせだが今日はそんな日らしい(『日本経済新聞』朝刊)。角川書店の歳時記に「浪乗」が載ったのは64年で、日本のサーフィン連盟発足の 1年前だったとか。サーフィンの映画と言えば私は未だに「ビッグ・ウェンズデー」。半夏生過ぎ、いよいよ夏
●No.1532/05.7.3
「ストックが
 たくさん
 あるという
 安心感は、
 気持ちが
 引き
 締まらず
 無駄遣いを
 誘います。」
と「サルース」(7月号)。風水的には消耗品のストックを置くことは気の通りが悪くなり、運気の低下につながるのだとか。かく言う私はストック好き。「えっ?」っていう感じです。すぐ使わないストックにかけていたお金を他に回すべきとは論理的。さて、あなたは?
●No.1531/05.7.2
「奥崎謙三。」
36年前の皇居一般参賀で昭和天皇に向けパチンコ玉を放ったこの男が先月16日に死去していた事を知った(『週刊新潮』7月7日号)。この男を主人公にしたドキュメンタリー「ゆきゆきて、神軍」は未だに私の洋画・邦画オールタイムベストテンの20位以内に入る。
●No.1530/05.7.1

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