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"出きる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
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2005年6月
「アニマル柄。」
ヒョウ柄に代表されるアニマルファッションの調査を「朝日新聞」本日夕刊で紹介。アニマル柄は阪神圏と思われていたが東京との比較ではどちらも4%という割合だった。「信じるものは金」など、気取りを捨てた東京人の関西人化が見られるという。素直には頷けない。
●No.1529/05.6.30
「誰にも
 得意の
 舞台がある。」
という英国の競馬の格言を井崎脩五郎氏が紹介(『サンデー毎日』7.10号)。カズサラインなる馬が単勝2万5750円という大穴を出したレースは得意の芝コース左回りだった。そのまま人間の格言にしたくなるこの言葉。やはり競馬は人生との重ね合わせが似合う。
●No.1528/05.6.29
「20代の
 49%、
 30代の
 57%が
 太平洋
 戦争の
 ことを
 知らない。」
と「朝日新聞」本日夕刊・素粒子。何の調査でしょうか?この場合の「知る」の定義は何なのでしょう。また「太平洋戦争」と訊くのと「第二次大戦」と訊くのとではパーセンテージも違うはず。父の著した戦記と思い出話しか知らない私も、知らないと言うかもしれない。
●No.1527/05.6.28
「万博の
 つうしんぼ。」
とは、FoE Japanが「愛・地球博」で展開する企画の一つ(『Green Earth』Vol.14)。「この万博はほんとに環境にも人にもやさしいの?」と来場者に採点してもらうのだとか。だいたい来場者の何%が万博と環境問題をリンクしているのだろうか。
●No.1526/05.6.27
「男の
 色気は、
 煙草と
 燐寸である。」
と久世光彦氏(本日の『日本経済新聞』朝刊)。最近は煙草を吸う場面がドラマから消えたと嘆く。昭和20年代の夜の裏通り、10円でマッチ1本分、スカートの中を見せてくれる女性がいたという話に彼ならではのエロスが香る。燐の匂いと共になくなった物もあろう。 ●No.1525/05.6.26
「ピカソより
 2倍よい
 画家を
 発見した。」
とは画商レオポルド・ズボロウスキーの言葉。この画家とはアメデオ・モディリアーニ(本日の『美の巨人たち』)。酒と麻薬に溺れ35歳の若さで没した彼の生涯とその独特の首長で縦長のモデルの謂われが面白かった。この番組、画面が美しく小林薫の語りも実にいい。
●No.1524/05.6.25
「40歳を
 過ぎて
 音楽に
 シビレる
 なんて、
 もうないと
 思ってた。
 彼らの
 歌には
 “言霊”が
 ある。」
と水道橋博士(『ブルータス』7/1号)。ここで言う“彼ら”とは、サンボマスター。少し前に本欄でも取り上げたが、ボーカルの山口隆が印象的だ。この“言霊”、皆さんも大切にしてください。言葉に出していると現実になる。だから常にポジティブにしゃべること。
●No.1523/05.6.24
「人は
 誰でも
 話したい
 ことがある。」
とは今年30年目を迎えた長寿トーク番組「徹子の部屋」司会の黒柳徹子さん(本日の『朝日新聞』夕刊)。だからしゃべり過ぎを慎むことが肝要なのだ。聞きたくもないことを気持ちよく延々としゃべる方がいるが、こういう方こそ“空気が読めない”人種の典型である。
●No.1522/05.6.23
「そのことが
 第二次
 『噂の
 眞相』の
 再刊に
 つながって
 いくか
 どうかは
 まったくの
 白紙の状態。」
とは岡留安則著「『噂の眞相』25年戦記」のあとがきの一文。あのジャーナリズムへの期待を熱く詰め込んだ名物雑誌を休刊させた後、沖縄県那覇市に居を定めた氏の回顧録だが、正に“戦記”という名がふさわしい。しかしエネルギーをもらえる本である。再刊を早く!
●No.1521/05.6.22
「生後
 8ヶ月の
 男児が
 包茎手術の
 失敗で
 おちん
 ちんを
 失った。」
その彼は性科学の権威の勧めで女児として育てられ、15歳で男性に戻り28歳で子持ちの女性と結婚し、38歳で命を絶つ(本日の『朝日新聞』夕刊)。男児として育てるべきだったと私は思う。この例は男女共同参画社会と絡めて語られているが、角度が違う気がする。
●No.1520/05.6.21
「川中
 醤油。」
すいません、手前味噌にすらならぬ話で私とは全く関係のない醤油メーカーなのですが、昨夜、東急ストアの棚でたまたま出会いました。明治39年創業の老舗で、社長は川中敬三氏。皆さんも買う買わないは別として、お醤油を買う時にちょっと思い出してみてください。
●No.1519/05.6.20
「長嶋や王は
 太陽の下で
 咲く向日葵
 ボクは人の
 見ていない
 ところで
 ひっそりと
 咲く月見草
 みたいな
 もの。」
という野村克也選手の有名な言葉は75年の通算600号本塁打の記者会見で生まれた(本日の『日本経済新聞』朝刊)。人間を大きく二分する論理(『人は体力のある人とない人に分かれる』など)があるが、ヤンキースの松井選手などを見ていると正に向日葵だと思う。
●No.1518/05.6.19
「おーい
 どうやって
 こっから
 でるん
 だよー。」
って、卵の中でひよこが言った後で「あっ、こんなとこに、でかたがかいてある。」佐藤雅彦著「プチ哲学」の「想像力」の項より。もちろんそんな方法が書かれている訳ではないのですが、人間はその言葉さえ想像することができる。それにしても事例が面白い。大天才!
●No.1517/05.6.18
「仕事は
 いい加減に
 人生は
 まじめに。」
と渡辺謙さん(『R25』6/17→6/23)。「俳優という仕事は枠にはめると全然つまんないから」と言うが普通の仕事でそのように言われる成功者の方も多い。別な言い方なら“仕事には自由な発想が大切”ということか。100%いい加減では俳優も務まるまい。
●No.1516/05.6.17
「魚の
 名前を
 ツラツラ
 言えても
 皿洗いも
 でき
 なきゃ
 役立たず
 なのよ!」
とは「R25」(6/17→6/23)の「いかんともしがたいオトコたち」のカヨコの言葉。出世魚の名を知らないのを馬鹿にされ一言。ちなみに私は、皿も三角コーナーも排水溝の中も全て洗い風呂もトイレも掃除するが、出世魚の名前の区別はなかなか覚えられない。
●No.1515/05.6.16
「いいえ、
 ちっとも。」
イラクで拉致されおよそ5ヶ月“1日24歩しか歩かず80語しか話さない”という生活を送ってきたF・オブナさんが「絶望的な気持ちになったか」という質問に答えて言った言葉(本日の『朝日新聞』朝刊)。こんな言葉を言える強靱な性格が彼女を生かしたのだろう。
●No.1514/05.6.15
「骨格。」
赤ワインの原料となる黒ブドウのカベルネ・ソーヴィニョンの渋味成分をつくるタンニンは骨格に譬えられるのだとか(『ファミリー109』6月号)。女優で言えばオードリー・ヘップバーンで、対比されるメルローはマリリン・モンロー。ワインの表現は詩的と言える。
●No.1513/05.6.14
「ポルノ
 っぽい
 小説を
 書き上げて
 最年長の
 芥川賞
 作家に
 なるよ。」
と語る内に倒れ、そのまま先月死去した平岡篤頼氏(本日の『朝日新聞』夕刊)。時折、書かれた文に接した。それにしても新宿のバーで、仕事仲間と談笑するなかであの世へ旅立つなんて、本当に小説みたいじゃないか。残された人は驚くだろうが、そんな死に方もいい。
●No.1512/05.6.13
「ボク
 ドラえもん
 です。」
本日の「ウチくる!?」は大山のぶ代さん。この有名なセリフ、実は最初の脚本では「お前が、のび太か」だったそうですが「ドラえもんはそんなコト言わない」と、大山さん自身が変えたそう。あの親しまれた声も、いつか知らない子供達が育っていく、それも文化です。
●No.1511/05.6.12
「放射上に
 いろ
 いろな
 坂道が
 延びて
 いて、」
「サルース」(6月号)に黛まどか氏が渋谷の坂道についてエッセイを寄せている。もちろん「放射上」は「放射状」が正しい。パソコンの“変換”が生み出す誤字だ。急いで書いていると、見直した際に誤りに気づくことがある。書く仕事をしている者にとって要注意だ。
●No.1510/05.6.11
「一部の
 急ぐ人の
 ため、
 残りの人が
 時間を
 無駄に
 するわけ
 です。」
エスカレーターで片側(各地で左右が違うらしい)を空ける行為は輸送効率が悪いと、このような論理まで掲げた本日の「朝日新聞」夕刊。ぶつかる事故の多さも指摘するが、私は“急ぐ自由”はあると思う。この記事は急いで歩く側のマナーについての視点が欠けている。
●No.1509/05.6.10
「100億
 稼ぐ
 仕事術。」
ライブドア社長の堀江貴文氏が書いたこの本を読み終えた。よくも悪くも氏の人間性が如実に表れている。それは淡々と効率を追求する一貫した姿勢だ。ひたすらその姿勢を徹底したからこそ100億が現実になったのだと思う。私にも取り入れられるものは取り入れたい。
●No.1508/05.6.9
「女子の
 ランキング
 を初めて
 発表。」
という本日の「朝日新聞」夕刊の小見出し。何のランキングかと思ったら、世界ボクシング評議会(WBC)初の女子ランクだった。まだその段階だったかという感想だ。先日観た「ミリオンダラー・ベイピー」を火付け役に、女性の本格的なボクシングが脚光を浴びるか。
●No.1507/05.6.8
「海老の
 数が
 足りない。」
と苦情の電話をかけるお客様がいるそうだ。本日、某通販カタログの打合せで聞く。だから見栄えよく撮ろうと食品に追加の食材など入れるのは御法度。それだけ消費者の目は厳しくなっていると考えるべきか、世知辛くなってきていると判断すべきか。どちらとも言える。
●No.1506/05.6.7
「不愉快に
 なるくらい
 なら、
 好きに
 なるよう
 努力しろ。」
とは、棒高跳びの日本記録保持者である沢野大地選手が学生時代、「嫌な人にイライラする」と言った際に父親から言われた言葉(本日の『朝日新聞』夕刊)。正に至言、です。世の中このように生きるのが正解だと多くの人が言う。ただしなかなか難しいのです、これが。
●No.1505/05.6.6
「サステナ
 ビリティ 。」
は「持続可能性」と訳されるが、植田和広・京都大学教授に言わせると「環境面だけではなく、社会、経済、文化、場合によっては都市政治の領域まで含む広い概念」とのこと(『日本経済新聞』本日朝刊)。氏も疑問視する昨今の大規模都市開発に私も大きな疑問を抱く。
●No.1504/05.6.5
「お客さん
 いえ渡辺
 です
 渡辺さん、
 お箸と
 スプーン
 おつけ
 しますか。」
などの不条理な短歌が“ネット世代”の間で共感を呼んでいるという(『日本経済新聞』本日朝刊)。あるいは「ひるねからわたしだけめざめてみると右に昼寝をしてるわたくし」なども。紹介されている5名の“歌人”の短歌の一部に現代詩と似通っている感想を持った。
●No.1503/05.6.4
「いま、
 かつてない
 地球環境
 保全ムード
 に包まれて
 いる。」
という「日本経済新聞」本日朝刊(第二部)の書き出しは嘘である。京都議定書発効に愛知万博開催と確かにニュースは続いているが、市民レベルの地球温暖化が必要という空気は一向に生まれていない。ペットボトル一つルールを守って捨てられぬ日本人に私は失望する。
●No.1502/05.6.3
「ヨガ。」
を特集している「ブルータス」(6/15号)。ヨガ教室に一度も通っていない私も、見様見まねで行うことは多い。手を前に伸ばして握って腕をひねるだけでも気持ちがいいです。「背が1cm伸びました」という26歳女性の感想あり。姿勢がよくなるからでしょうか。
●No.1501/05.6.2
「クール
 ビズ。」
夏の軽装化の試みの愛称だそうだ。しかしテレビを見ても深刻さが伝わってこない。地球温暖化防止を目指し冷房設定温度を28度にするためらしいが、果たして本当に28度にしているのか。危機にある地球環境と共に我々は歩み続ける。本日、1500回。明日も書く。
●No.1500/05.6.1

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