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"出きる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
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2005年5月
「時計が
 左に
 回ったら
 壊れたと
 思って
 捨て
 られる。
 人間も
 昔を
 振り
 返らず、
 前へ、
 前へと
 進め!」
島田洋七著「佐賀のがばいばあちゃん」収録の“おさのばあちゃん”の語録から。徳間文庫です、オススメです。もちろん貧乏を苦にしないばあちゃんもいいのだけど、洋七少年を暖かく見守る当時の先生達の姿が実にいい。つい、昭和のあの時代をいいなと思ってしまう。
●No.1499/05.5.31
「最高の
 パンチは
 一歩引いた
 時に
 打てる。」
ボクシング歴1年半の私には理解できなかったフランキー(クリント・イーストウッド)の助言。昨日、公開初日に「ミリオンダラー・ベイピー」を観た。テーマは重いが人生の意味を考える契機になる。この言葉、一歩引いて客観的に自分を見ろ、という人生訓だろうか。
●No.1498/05.5.30
「日本人、
 やせ過ぎ
 危険。」
BMI(ボディ・マス・インデックス=体重Kg÷身長mの二乗)の値が22以下、つまりやせ型に入る層の死亡率が、太り過ぎの死亡率より危険性が高いのだとか(『日本経済新聞』本日朝刊)。私は24で肥満ぎりぎり。やせ型は栄養の偏りの心配ありとか。あなたは?
●No.1497/05.5.29
「朝青龍
 みたいに
 強い馬。」
もちろん明日の第72回日本ダービーの大本命、ディープインパクトのこと。本欄で取り上げる競走馬は確か4頭目。確かにちょっとライバルが手薄、という点でも似ているかもしれません。ただ大相撲は1敗しても優勝できますが、ダービーは負けたらそれで最後、です。
●No.1496/05.5.28
「レスト
 ランの
 厨房で
 作られる
 ものと
 いえば
 どんな
 ものが
 あるで
 しょう?」
「metro min.」(No.31)のこの書き出しはおかしい。何かは決まっているのだから「レストランの厨房で作られるものといえば料理ですが」が適当。この書き手「蜷川幸雄のKITCHENは愛を料理する」と書きたかったらしいが、文章は論理的でないと。
●No.1495/05.5.27
「月島は
 鉢植えと
 猫の似合う
 街。」
と林家いっ平さん(本日の『朝日新聞』夕刊)。天然記念物級の人情とも。昨夜、我が家に来ていた東京上野生まれの下町っ娘(35歳)は、真夜中に資源ゴミを捨てに行った収集所で鉢合わせした男性に「こんばんは〜っ」とバカでかい声で挨拶。下町は気さく、である。
●No.1494/05.5.26
「最近とみに
 『ぼおーっ
 と度』が
 高くなって
 きている
 のだ。」
と三谷幸喜氏(『朝日新聞』本日夕刊)。ゴミ袋を捨て忘れて駅まで持って行ってしまったり、お風呂の栓をし忘れてお湯をためたり、私の上を行く注意力の欠如。このコラム、ご本人は歳のせいではなく若い頃からの本性だと結んでいますが、お互い歳には勝てませんね。
●No.1493/05.5.25
「これ以上
 セリフは
 いらない
 から。」
とR・マーシャル監督にジョークを言った桃井かおりさん(『日経インテレッセ』6月号)。ハリウッド大作「SAYURI」のオーディションで置屋の女将役を射止めたが、主張するにつれて存在が認められセリフがどんどん増えていった。同世代に、エールを送りたい。
●No.1492/05.5.24
「古いものを
 いつでも
 取り出せる
 倉庫に
 置かなけ
 れば文化に
 なりません。」
と阿久悠氏(『ツインアーチ』6月号)。昨今のコミュニケーションの障害は多分に文化伝達の欠落にあるとブログで書いている。文化の多様性を否定しておいて、子供達の個性を伸ばそうなどという教育の矛盾。一流大学志向を放置したマスコミに教育を語る資格はない。
●No.1491/05.5.23
「日本人
 としての
 知識や教養
 や誇りを
 持って
 生きて
 いるか。」
が、外国へ行くほど必要になると大沢たかおさん(『まほろば』第44号)。江島神社のご祈祷の折りにもらった冊子だが、さすが神社広報と自称するだけあり取材のテーマも日本色が強い。でもこの感想は真実です。だから日本文化を知らない若者の将来が不安なのです。
●No.1490/05.5.22
「五反田を
 離れたく
 ない。」
と浅井企画の浅井良二社長。本日の「出没!アド街ック天国」は9年ぶりに五反田。いや、よくぞ言ってくれました。「実は使える女性のための街」「穴場」など少々失礼な描写で紹介されるなかで、浅井氏は初心を忘れない街だから五反田を動かないと一言。私も同じだ。
●No.1489/05.5.21
「ウィキ
 ペディア。」
が「R25」(5/20→5/26)で紹介されている。閲覧だけでなく寄稿もできるインターネットの百科事典でネット検索された経験のある方はご存じだろう。確かに便利だが、この言葉がない、この説明は不備と思うこともしばしば。まだまだ未完成との印象が強い。
●No.1488/05.5.20
「江戸前。」
江戸前の定義を横浜や富津市までに限定する派と、剣崎と州崎を結ぶ線の外洋との境目まで拡大する派との論争を本日の『朝日新聞』夕刊で紹介。「三河湾や瀬戸内海からくる魚でも東京の寿司職人が握れば江戸前というには抵抗がある」との仲卸の方の言には納得できる。
●No.1487/05.5.19
「この
 歳になって
 いい仕事を
 選んだと
 思います。」
とは、1920年生まれで今年85歳になる女優の森光子さん(本日の『朝日新聞』夕刊)。ともかく素晴らしいの一言。85 歳でこの言葉を放つためにはまず仕事を続けているのが条件となる。私もこう言いたい! 私が「永遠に生きていてほしい」と願う著名人の一人だ。
●No.1486/05.5.18
「中小企業を
 選ぶ基準。」
(1)売上・営業利益共標準以上(2)賃金水準高く休日多い(3)能力主義(4)定着率高い(5)雰囲気が明るい。以降も似たり寄ったり(本日の『朝日新聞』夕刊)。こんな基準、大学の先生が威張って挙げる事ですか相田法大教授? 就職活動の助言に全くならない。
●No.1485/05.5.17
「大きな
 宗教団体と
 政党が
 表裏一体の
 ものに
 なって
 いたり、
 神道の
 方式に
 基づいて
 首相が
 靖国神社に
 参拝して
 いるのは
 憲法違反。」
と大橋巨泉氏(『サンデー毎日』5.29号)。本号では佐高信氏も杉田かおるさんの自伝を題材に彼女が昔属していた創価学会について揶揄している(氏は好きになれないが今回は◯)。そもそも自民党を勝たせ現在の日本の危機を演出しているのは公明党に他ならない。
●No.1484/05.5.16
「歳出
 3年内に
 10兆円
 削減。」
政権奪取後3年以内に10兆円の歳出削減を目標とする再建ビジョンづくりに民主党が着手した(本日の『日本経済新聞』朝刊)。インターネットの財政赤字カウンタを見ていると背筋が寒くなる。本当に政権与党に甘い日本マスコミ、そんな余裕が許される日本ではない。
●No.1483/05.5.15
「屋台。」
市民からの「博多屋台は近代的な景観にそぐわない」という陳情を巡る移転騒動を描いた本日の「にっぽん再発見」。「街がきれいになってもその後で何も生まれない」と、街興しの視察で屋台を訪れた群馬の方は述べた。苦情を言った人達の生活の様子について知りたい。
●No.1482/05.5.14
「あんたら
 もうえぇわ
 社長を
 呼んで。」
と記者会見でJR西日本の幹部に言い放った記者の件で読売新聞が謝罪した(本日の『朝日新聞』夕刊)。確かにひどいが、テレビは五十歩百歩だ。インターネットでは散々な評価である(『テレビは説教屋か?!』等)。必要以上に“いい人”ぶるのは止めてもらいたい。
●No.1481/05.5.13
「走り
 すぎても
 死なないぞ。」
とジェフユナイテッド市原監督イビチャ・オシム氏(本日の『朝日新聞』夕刊)。0-1で前半を終えた広島戦のハーフタイムで選手達にこう言い、後半追いついた。チーム公式ホームページにも「オシム監督語録」なるコーナーがある。“人生訓”がちりばめられている。
●No.1480/05.5.12
「メディアに
 出る前の
 ものが
 紹介されて
 いる
 メディア。」
をトレンドに敏感な層は求めると土居輝彦「ワールドフォトプレス」編集長(『ブレーン』5月号)。メディアに出たものを求める層か否かを雑誌作りの基点にするとか。ちなみに土居氏はインターネットをメディアから外している。確かにそれを超えた存在とも言えるが。
●No.1479/05.5.11
「人を信頼
 することは
 僕たちの
 仕事の
 場合、才能
 なんだ。」
という故野村芳太郎監督の言葉を、山田洋次監督は葬儀で紹介した(昨日の『朝日新聞』夕刊)。「砂の器」の和賀英良のネコなど、野村監督は助監督や俳優のアイデアをすぐ採用したそうだ。信頼するということは、信頼できるスタッフがいるという意味でもあるのです。
●No.1478/05.5.10
「日本は
 資源のない
 国だよ。
 工夫して
 加工して
 売る国。
 そんな国が
 働かなく
 なったら、
 どうなる?
 大変だよ。」
言葉の主はこの夏場所で定年を迎える、史上初の一代年寄・大鵬親方(昨日の『日本経済新聞』朝刊)。「いつでも物が買えるし、すぐ手に入るから考える癖がついてない」とも。土俵下からじっと力士達を見守ってきた瞳が日本人の衰退を冷徹に見抜いてしまう怖ろしさ。
●No.1477/05.5.9
「けっこう
 いい奴。」
と教官は、前日トイレに当たり散らした少年と話した後で言った(本日の『NHKスペシャル/少年院』)。面と向かって話して初めて、その少年が文化委員という責任を果たすため一人葛藤していたことが分かった。人と人が意志疎通するのは何て難しいことなんだろう。
●No.1476/05.5.8
「しかり方が
 わからない。」
と警視庁の「ヤング・テレホン・コーナー」にかける(子ではなく)親が3割に上ると「日本経済新聞」本日朝刊。「すぐカッとしてどうしたらよいかわからない」との相談もあるとか。最早、世代論では片づけられない。安全はJR西日本だけで揺らいでいるのではない。
●No.1475/05.5.7
「少女
 マンガ
 売れて
 ます!」
なる見出しで「NANA」のヒット以来、新人作品が20万部を売り上げるなど少女マンガに変化が起きていると「朝日新聞」本日夕刊。米国でもブームで「SHOJO MANGA」が英語になっていると私のブログにコメントをくれた方がいた。読者の2割が男性らしい。
●No.1474/05.5.6
「端午の
 節句。」
中国の戦国時代、川に身を投げた高名な詩人を弔って竹筒に入れた米を投げたのが「ちまき」の始まりなのだとか(『サルース』5月号)。その命日が5月5日だったそうですが、この起源は知りませんでした。こんな事も知らないと外国人との会話は難しいし恥ずかしい。
●No.1473/05.5.5
「エスプ
 レッソが
 苦いのは
 日本だけ。」
と本日訪れたご近所の珈琲豆専門店の店主。外国のエスプレッソはベリーや野菜やハニーなど様々な甘みで区別されるという。チェーン店の珈琲は大量仕入れできる豆に自ずと限られるため真にいい豆は使えないとも。珈琲の色は琥珀色、濃く煎れるのは豆をごまかすため。
●No.1472/05.5.4

「火事と
 戦争は違う
 と言う人が
 いるかも
 しれません
 が、不可避
 である点
 では同じ
 だと
 考えても
 いいのでは
 ないかと
 思います。」
第65代防衛庁長官・石破茂著「国防」を買う。まだ読了していないが、まずこの言葉が気になった。もちろん防衛は必要と思うが、戦争を不可避と言うのは不戦を誓った憲法の考え方を否定するものだ。書き言葉にしてはあまりに安易。説明が必要なのは言うまでもない。
●No.1471/05.5.3
「改憲と
 護憲。」
「諸君」6月号広告に「占領憲法の終焉」の文字(『日本経済新聞』朝刊)。 “自分で書く憲法”がブームだ。しかし、改憲派にも護憲派にも、欠けているのは自分で自分をいかに守るかの視点ではないのか。しばらく防衛に関する書籍を読もうと思う。明日、憲法記念日。
●No.1470/05.5.2
「アチュー
 症候群。」
太陽が夏めくこの季節、空を仰ぐとくしゃみが出ることがある。これは、まぶしいという感覚が脳に伝わる途中、鼻からの刺激と誤作動し起きる症状で米国医学界ではこう呼ぶのだとか(本日の『朝日新聞』朝刊)。「ハクション」が「アチュー」と聞こえるのがおかしい。
●No.1469/05.5.1

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