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"出きる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
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2004年10月
「酔っぱらい
 時間。」
「数分しかたっていないと思っていたのに、いつの間にか三時間たっていたという例のやつ」を川上弘美氏はそう名付けた(本日の『日本経済新聞』朝刊)。今は深酒を止めた私もかつて経験したが、別に酒なしでも楽しい時間は短い。相手にそんな時間を届けたいものだ。
●No.1286/04.10.31
「さぁ、
 座って。
 座っても
 立っても
 値段同じ
 なんだから。」
とマダム・カーラ。本日は長谷観音から由比ヶ浜4丁目交差点角にある創立47年目のドイツレストラン「シーキャッスル」へ。この女主人は流暢だが愛想のない日本語で刺す。帰り際「4年前に1度来た」と話すと「それじゃ覚えられないね。でもまた来て」と言われた。
●No.1285/04.10.30
「アイデアは
 枯れない。
 枯れるのは
 気力
 ですよ。」
と山本一力氏(『朝日新聞』本日夕刊)。「人物が勝手に動きだす」と作家独特の表現で想像力の凄さを語る。コピーにも似た(考えなくてもキーボードが進む)瞬間はあるが小説とは違う。ただ気力は大切にしたい。そのためには食生活だが私は晩酌を週1回に減らした。
●No.1284/04.10.29
「22日深夜、
 サマワの
 自衛隊
 宿営地内に
 ロケット弾
 1発が着弾
 した。」
という事実を恥ずかしながら昨日の「朝日新聞」夕刊で知った。サマワのニュースが減少していった当時、その報道姿勢を批判したが、正直、関心が薄れていた。政府は最早、自衛隊員の人命を守れるとは言い難い状況らしい。それも国民の半数以上が望んだ道だ。何故に?
●No.1283/04.10.28
「元気に
 育てよ。」
と被災地を見舞った小泉議員は子供に声をかけたらしい(今朝の『情報ツウ800』)。こんな時に言う言葉か? 「パフォーマンスしなくていい」と語ったのは長岡大手高校に避難中の男性。血が通わない言葉は今に始まった事ではない。それがそのまま政治に表れている。
●No.1282/04.10.27
「自分の
 能力を
 今と違う
 形で
 試したい。」
そう思う男達がこの本を購入するのだと秋元康氏(『日経インテレッセ』11月号)。堀江貴文著「稼ぐが勝ち」への批評だ。私はそれとは少し違うが堀江氏のストレートな言動には清々しいエネルギーを感じる。暴言も確かに多い。しかしいつか取材してみたいとも思う。
●No.1281/04.10.26
「ホルム
 アルデヒド
 吸着・分解
 シート。」
先日購入のチェストに付いていた21×30cmのシートの名。「目や鼻の粘膜に与えるホルムアルデヒドの刺激臭を取る」とあるが、害はそれだけではない。こんな商品を買ってしまった自分が情けないが、仮に「ノンホルムアルデヒド」と記されていても信用できない。
●No.1280/04.10.25
「学生は
 勉強志向
 まじめ
 志向の
 方向へ
 向かい
 つつある。」
と武内清・上智大教授(昨日の『日本経済新聞』朝刊)。6年に渡る12大学の学生調査からの分析だ。授業の出席率と満足度が上がっているらしい。コンパとバイトに明け暮れる大学生は激減しているという。喜ばしい事だが大切なのは知的好奇心を感じているか否かだ。
●No.1279/04.10.24
「頑張って
 日本で
 自分を磨き
 ルーツに
 根ざした
 個性で
 海外に出る
 気概が
 ないと
 通用しま
 せん。」
「朝日新聞」昨日夕刊の森英恵氏の言葉。この前に“J・P・ゴルチエさん辺りに誘われても行かずに”という意味の補足がある。それって物凄いチャンスと思うが敢然と断って自ら個性を磨けという「パイオニアからのアドバイス」なのだ。敬服すべき潔い自負心である。
●No.1278/04.10.23
「↓。」
実は今日、JR山手線「新橋」駅4番線ホームで、各駅への所要時間を表示した路線図に赤色の手書きの矢印が貼られていたのに気づいた。「品川・渋谷方面」を示す矢印を駅員の方が貼ったのだと思われる。方向が分かりづらい環状線ならではの気配りが微笑ましかった。
●No.1277/04.10.22
「米軍
 死者
 1100人
 突破。」
なる昨日の「朝日新聞」夕刊の見出しをやはり見過ごす事はできない。イラク民間人の死者は何と1 万5千人以上とか。いつこの理由なき戦いは終わるのか? 尊い人命と引き換えに果たして我々は平和を得たのか? 少なくとも日本はイラク侵攻前より遙かに危険度が増した。
●No.1276/04.10.21
「サイエンス
 ライター。」
とは「難解な研究成果を分かりやすく解説できる人材」で文科省が育成を検討中(本日の『朝日新聞』夕刊)。米本昌平氏は「客観的視点が必要だから民間で育てるべき」と言う。確かに成果評価に客観性は必要だが“分かりやすさ”は理解力と文章力と真心がないとダメ。 ●No.1275/04.10.20
「(NHK
 は)
 昔は
 3ヵ月
 みっちり
 アナ
 ウンサー
 教育を
 したもの
 ですが、
 その後
 1ヵ月に
 減った。」
とは塩原慎次朗・京都文化短大名誉教授(『サンデー毎日』10.31号)。何故だ?! ここにもNHKの堕落が見える。民放の女性アナの採用基準は“可愛くて聡明なイメージ”だそうな。あくまでもイメージだ。物を知らず、物も言えぬ彼女達に「聡明」は似合わない。
●No.1274/04.10.19
「レミ
 パン。」
ご存知、平野レミさん発案のお鍋。我が家にもしばらく前に到着し、昨日は臨時ショップの精算で忙しい妻に代わって久々のクッキング! 戴いた新じゃがで肉じゃがを作る。「旬の味覚」という言葉は何百回書いたか知れないが、このホクホク感は正に天の恵みと讃えたい。
●No.1273/04.10.18
「マニュ
 アルは
 素人が
 つくれ。」
と梶原拓・岐阜県知事(本日の『日本経済新聞』朝刊)。その気持ちは分かるが「専門家がつくると分かりにくい」と言うより“商品の専門家が作るから分かりにくい”のだ。先に言うべき事を後から言う稚拙さはマニュアルを“文章の専門家”が書いていないからである。
●No.1272/04.10.18
「(小泉
 純一郎は)
 国民に
 圧力を
 感じて
 いない。」
とB・トッテン氏(本日午前深夜の『ブロードキャスター』)。T・ブレア英国首相が謝罪したのに「謝罪には当たらない」と開き直る小泉議員。英国民が怒っているのに日本国民が無関心なのが理由だと言う。選挙で自民を許し今も無関心、日本が酷くなっても仕方ない。
●No.1271/04.10.17
「スマイル
 ガニ。」
とは早川いくを著「へんないきもの」収録のヒライソガニの事。スマイルマークの如き甲羅の笑顔紋様は脱皮して初めて本物と確認できたとか。最も薄気味悪かったのは背中でうじゃうじゃ卵を孵すコモリガエルと皆の意見一致。親子に人気の書とか。立ち読みでもいかが?
●No.1270/04.10.16
「人生を
 愛し、
 人生を
 自分の
 責任で
 生きる
 人。
 そして、
 他者を
 愛し、
 他者の
 利益を
 考えられる
 人。」
「ブルータス(11/1号)」の櫻井よしこ氏による紳士の定義。私は前半部は「はい」と言えるが後半はとても無理。田中里沙氏は「絵になる人」。確かに内面は外見に出る。「全てに平等」と自分の定義を考えたら、「フェア」と定義した人あり。こちらの方が上手い。
●No.1269/04.10.15
「その後の
 報道。
 それは
 不得手だと
 思います。」
と後追い取材をしないテレビを批判し自戒した古舘伊知郎氏(本日の『報道STATION』)。アルカイダとの関係を疑われ誤逮捕されたイスラム・モハメッド・ヒム氏の現在を報じた。無実だったのになぜ彼は差別を受けるのか? 日本人って何か薄ら寒い単細胞である。
●No.1268/04.10.14
「人生
 生きちょる
 だけで
 丸もうけ。」
なる「わかば」のおばあちゃんの言葉を紹介した本日の「朝日新聞」夕刊。返す刀で集団自殺を批判するが、生きる事だけで精一杯の(精神を病んだ)人間が急増しているのだ。改めて彼らの食生活を懸念するが、信頼を寄せる人が側にいれば自殺の一部は防げるとは思う。
●No.1267/04.10.13
「お接待。」
連休は仕事で四国遍路の文章を読む(時間があればやりたい)。この言葉は、遍路に金品その他様々を与えもてなしすること。歩き遍路を車に乗せてもよし。お接待は返さず、また必ず受ける。他人の行為は格好を付けず素直に受けて正解なのだ。だけどお礼はしっかりと。
●No.1266/04.10.12
「スポーツの
 家庭
 教師。」
が人気らしい(本日の『マジックFM』)。体育の授業や運動会の成績を上げる目的で忙しくて子供をかまえない親が頼むのだとか。私の場合は勉強で自信がついたお陰で何故か短距離走が早くなった。それより体育の成績が悪いのも個性の一つだと何故思えないのだろう。
●No.1265/04.10.11
「総理大臣は
 総合病院の
 院長の
 ような
 もの。」
と中曽根康弘・元総理(本日の『サンデープロジェクト』)。道路と郵便局しか頭にない小泉議員はさしずめ町医者だ。彼の外交・経済の能力の低さはよく指摘される。国会質問で年金の根本制度も答えられなかった。これを見逃し野放しにしているのは国民とマスコミだ。
●No.1264/04.10.10
「アイデア
 より、
 実行する
 ことが
 大切。」
本日午前深夜の「R30」に登場したライブドア・堀江貴文社長の言葉。だからアイデアはどんどんしゃべるし、しゃべっても新しいアイデアが出てくるという自信が凄い。「無理だと思った所にチャンスがある」という言葉も彼の口から出ると真実味があるから不思議だ。
●No.1263/04.10.9
「Really
 Likeと
 Like。」
久々のNOVA。この2語は上の方が「好き」の度合いが強い。日本語では「秋は好きですか?」と問われたら単に「好き」と答えるが、英語文化では少なくとも5通り以上の段階で答える。ここにも日本語の曖昧さが垣間見られる。政治がはっきりしないのも仕方ないか。
●No.1262/04.10.8
「デザートは
 ア・ラ・
 モード。」
なる見出しが本日の「朝日新聞」夕刊に。何かと思えば05年春夏パリ・コレでの長い食卓をステージにしたショーの記事。料理も振る舞われたとか。カップヌードルじゃないがNO BORDERが世の習い。“コラボ”にミスマッチが全盛のこの世を象徴した内容でした。
●No.1261/04.10.7
「いかが
 ですか、
 この頃の
 若い
 人たち
 は。」
という質問に五百目真・神戸大教授は「いいのも悪いのもいるという多様性に満ちた先進社会に日本も今や移行している」と返す(本日の『朝日新聞』夕刊)。環境が整い学界最高峰の研究を院生が行う一方でレジ打ちすらできない者も生まれる。そう思えば納得がいくか。
●No.1260/04.10.6
「◯◯◯◯君
 へ。ゴミは
 ちゃんと
 ルールを
 守って
 出すように。」
という紙が貼られたゴミ袋がとある部屋の前に置いてあった経験を酒井順子氏が「かわいい顔して」で披露。誰かの忠告だろうが気持ちは分かる。品川区は事業系のゴミは有料なのに無視している会社も多い。ゴミの分別の正確さでその地域住民の格を見分けられると思う。
●No.1259/04.10.5
「もっと
 誠実に
 ピース
 サインを
 作ろう。」
「War and Peace」の曲に乗せる詩を募り発表した本日の「ニュース23」。その試みに参加した桜井和寿氏の詩の一節に私はやはり最も胸打たれた。家族を想う辛い詩に心動かすよりなお、笑顔でピースサインを出す自らの心に我々は平和を問いかけるべきだと。
●No.1258/04.10.4
「艶女。」
と書いてアデージョ(『ニキータ』11月号)。「コムスメに勝つ!」をテーマに発売された本誌は“モテる艶女”になるためのテクニックをしたたかに掲載。 “艶尻”から“乳間ネックレス”までその意気やよし。頼むから“スロー”なんて嘘臭い話題は取り上げないで。
●No.1257/04.10.3
「カタルー
 ニャの小鳥
 たちは、
 ピース、
 ピースと
 鳴きます。」
と不世出のチェリストでスペイン・カタルーニャ生まれのP・カザルス氏の国連スピーチを掲載した「朝日新聞」本日朝刊。駅構内の警官の数が減ったのはなぜですか? 今なお日本はテロの標的であり、日本国内の“ピース”を奪った小泉純一郎という男は未だ首相なのに。
●No.1256/04.10.2
「想像力と
 いうのは
 動物の中で
 人間にだけ
 与えられた
 才能。」
と瀬戸内寂聴氏(『フラウ』10/12)。百万回でも書こう、想像力こそが人類を救うと。「自分の欲望ばかりを先に立てるような状態では他者の心など想像できない」と氏は想像力を恋愛に置き換え読者に訴える。公共の場に想像力のかけらもなき現世に私は絶望する。
●No.1255/04.10.2
「大統領は
 途方もない
 判断ミスを
 犯した。」
と第1回政策討論会でケリー候補(本日の『朝日新聞』夕刊)。ABC結果調査でのケリー氏勝利45%の数字から判断しこの言葉が支持されたのだろう。日本のマスコミは討論会毎に小泉議員にイラク侵攻の是非を問うべし。もうブッシュの小判鮫ではいられなくなった。
●No.1254/04.10.1

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