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"出きる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
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2004年6月
「吸わないと
 やる気が
 出ない。」
とは、ある喫煙看護職の言葉(本日の『毎日新聞』朝刊)。女性看護師の喫煙率は一般女性の約2倍。医師が一般の半分程度なのになぜか。先日訪れた病院の看護師達の忙しさを思う。「糖尿病患者さんへの喫煙指導上、望ましくない。」確かにそうだが裏事情が気になる。
●No.1156/04.6.30
「明確な
 争点には
 なって
 いない。」
と草間嘉幸・日本テレビプロデューサー(本日の『朝日新聞』夕刊)。“年金・自衛隊・小泉政治の評価”参院選の争点と思われる3つをそう評した。つまり言うほど国民の関心を喚起していないという意味。元凶は国民なのだ。いったい、この日本はどうなるのだろうか。
●No.1155/04.6.29
「国民も
 メディアも
 コイズミに
 なめられて
 いる。」
と岡留安則・元「噂の眞相」編集長(本日発売の『サンデー毎日』)。なのに「刹那的な生き方を選ぶ国民」なのだ。小泉政治を「夢が持てない社会を作った」と断じているが、国民はあの男に何を期待するのか。ただ怖ろしい。いったい、この日本はどうなるのだろうか。
●No.1154/04.6.28
「オレ、
 12時から
 ずぅ〜っと
 外来なんだ
 よ!
 あと
 8人くらい
 いる
 んだよ。」
その8人の中に含まれていた捻挫の妻と私。本日、大和市の某緊急指定病院の待合室で聞いてしまった医師の内線電話での会話だ。お店でも私語が気になる私はこの言葉に唖然とした。いくら仕事が忙しくても仕事を依頼された相手に邪険な言葉は言えない。ね、ドクター?
●No.1153/04.6.27
「奢る
 日本人への
 はどめ。」
と皇室の役割を示した小林よしのり氏(本日早朝『朝まで生テレビ!』)。伊勢神宮の日別朝夕大御饌祭(朝夕2度、天照大御神を始め神々に食事を供える祭) を例に、主張ばかりで朝食への感謝すら忘れた日本人に皇室が守る祭事の意義を問う。私を含め逆らえる者なし。
●No.1152/04.6.26
「(カッター
 と同じ様に
 )インター
 ネット
 という
 道具を
 安全に使う。」
という比喩を用いてインターネットなる道具のマナーを教えた本日の某市立小での公開授業。女児殺人事件を受けたタイムリーな企画と市教委は鼻高々で遅いという自覚はない。それよりもこの比喩は小六に通じるのか? 教育の専門家がこぞって讃えた事こそ私は怖ろしい。
●No.1151/04.6.25
「マギー司郎
 選挙。」
と参院選を表した森永卓郎・UFJ総研主席研究員(『毎日新聞』本日夕刊)。「マジックのネタがばればれなのにトーク能力で切り抜けてきた」小泉政権を揶揄した。次のネタは投票日直前の曽我ひとみさん一家再会とか。これだけコケにされてなぜ意味が分からないの?
●No.1150/04.6.24
「I don’t
 want to
 die。」
と悲痛な叫びで訴えていた金鮮一さんが殺害された。本件に関わるテレビのニュース番組を見ていたが、どれもこれも日本人質事件との相違を分析したり犯人の心理を勝手に予想したり呆れるほど低俗な内容。米国がイラク侵攻を犯した根元的な過ちを問う頭脳はないのか。
●No.1149/04.6.23
「折れた
 傘が
 数多く
 捨てられて
 います。」
と台風6号のレポートは伝えた。人が台風で折れた傘を捨てるのは常識なのかもしれない。しかし、その傘は誰が片づけるのか。私は昨日、打合せに向かう東銀座の路上で強風により折られた傘を捨てられず会社まで持ち帰った。ゴミ問題と捨てられた傘の原因は似ている。
●No.1148/04.6.22
「本音を
 言えば、
 参院選に
 向かって、
 ぼくは半分
 くらい
 絶望して
 いるのだ。」
と小林信彦氏(本日の『朝日新聞』夕刊)。絶望の理由は「弱者への見当違いのバッシング」を行った国民と「戦前のリプレイの恐怖」を始めた小泉議員であろう。これだけ多様な人物が日本人それ自体を批判した事があったろうか。それでも氏は参院選投票を呼びかける。
●No.1147/04.6.21
「薬を
 飲まないと
 頭の中で
 掃除機が
 うなる
 ような音が
 するんだ。」
と注意欠陥多動性障害(ADHD)の子供。「日本経済新聞」本日朝刊は、米国レポートを通じこの病への安易な薬物治療の弊害を報じた。ただ、米国で環境ホルモンの影響を多数のデータが指摘しているのに病因の詳細には触れておらず、誤解を生む内容と私は判断する。
●No.1146/04.6.20
「国民が
 動かない
 ことには
 政治は
 絶対に
 変わら
 ない。」
と岡田克也・民主党代表(本日の『朝日新聞』朝刊)。同紙で星浩氏は「参院選は、有権者が政党や政治家の力量を見抜く格好の機会となった」と。国民の政治水準(知的水準と置き換えてもよい)の低下と想像力低下が確実に進んでいる。この2人はどう感じているのか。
●No.1145/04.6.19
「いままでの
 自衛隊の
 活動と
 同じ。」
百歩譲ってこの小泉発言が多国籍軍における米・英の了解を得たものとしよう。しかし、この軍隊への参加は、国会承認を経ず従来の政府見解を踏みにじって容易く決められる種類の方針ではない。許されぬ暴挙をチャンスに変えよ民主党!そして国民はNOの意思表示を。
●No.1144/04.6.18
「ザンゲ。」
を日記につけている人の「恥ずべき事を探すのが快感」という話を齋藤薫氏が紹介(『フラウ』6/22号)。自分の行為を分析し非を探すというもので、他人の責任にしがちな私達には効果的かもしれない。それが快感である人と、そうは思えない人(私)の2種がいる。
●No.1143/04.6.17
「粗っぽく
 なる
 小泉
 政治。」
なる見出しで一面左に政治部長名で小泉政治を批判した「毎日新聞」本日朝刊。本紙の異例の措置を私は高く評価する。勤務実態のない会社から給料を受けていた過去を巡る「人生いろいろ、会社もいろいろ」発言も、この男をマスコミと国民が看過したから生まれたのだ。
●No.1142/04.6.16
「しかし、
 この高い
 数字は
 5人帰国の
 映像への
 評価で
 あって、
 その画面の
 外にある
 ものは全く
 カットされ
 ている
 ように思え
 ます。」
とは小泉訪朝を6割の国民が評価した「意外な結果」への香山リカ氏の見方だ(本日の『毎日新聞』朝刊)。氏曰く「国民的視野視野狭窄状態」と名付けられた国民の意識は、言い方は違えど想像力の欠如と同根。「1枚の映像の情報だけで善しあしを判断」とも。確かに。
●No.1141/04.6.15
「江戸前。」
は鰻の獲れた場所を指したのが先で、握り寿司をそう呼ぶようになったのは江戸時代後期になってからとか(本日の『毎日新聞』夕刊)。よく「死ぬ前に何が食べたい?」という質問が登場するが私は「鰻の蒲焼」。いつか鰻の名店巡りを書きたい。その名も「鰻の眞相」。
●No.1140/04.6.14
「ポチ。」
と仙石由人・民主党政調会長(本日の『日本経済新聞』朝刊)、小林よしのり氏(本日の『サンデープロジェクト』)。いずれも米国追従の小泉外交への皮肉だ。拉致問題をはぐらかされ途中で席を立たれても言われた通りに帰国した北朝鮮外交も正にポチのなせる失態だ。
●No.1139/04.6.13
「世の中に
 片付く
 なんて
 ものは
 殆どありゃ
 しない。」
という夏目漱石「道草」の一節を「朝日新聞」本日朝刊で紹介。漱石も座禅を組んだ鎌倉・円覚寺の僧侶も同じ事を述べる。漱石研究の河合隼雄氏も「ひと山越えてもその先がある」。確かにこれらの言い方は一見現実的だが、実際は片付いてしまう悩みはあると断言する。
●No.1138/04.6.12
「九条こそ
 リアル。」
と姜尚中氏(本日の『ニュース23』)。現憲法を米国に押しつけられたと言うなら、投げ返せばいいとも。人間同士の争いを戦争という手段以外の方法で解決する。その考えが平和ボケと言われる筋合いは100%ない。多国籍軍参加? またそれを許すのだから涙もない。
●No.1137/04.6.11
「当社は
 広告会社
 ではない。」
と田辺滋・ジェイアール東日本企画常務(7月の『宣伝会議』)。広告業界では「広告代理店」なる言葉を古いと蔑む風潮が罷り通るが私はそのまま使う。謙遜としても氏の区別する視点こそ正論。定義も決めずそういう時代だからでは、広告業界の人間として恥ずかしい。
●No.1136/04.6.10
「環境
 ホルモン。」
が今回の女児殺人事件の原因であると主張されている宮崎大学客員教授の山城眞先生と本日、お会いした。当社ホームページで私が食事の見直しを訴えていると伝えると、某週刊誌を除き全てのマスコミは原因を社会的要因としか捉えていないと強く言われ溜飲が下がった。
●No.1135/04.6.9
「発言には
 十分注意
 して
 ほしい。」
と小泉議員が閣僚懇親会で述べたそうだ(本日の『毎日新聞』夕刊)。1週間に1度は暴言・失言を放っているこの方が、と思った国民は少ないのだろう。私はこの記事にあたかも風刺漫画を見ているような錯覚を感じた。おかしいやら、哀しいやら、やっぱり哀しい日本。
●No.1134/04.6.8
「100年に
 一度の
 チャンスに
 巡り合えた
 ことが今、
 楽しくて
 しょうが
 ない。」
と孫正義・ソフトバンク社長(『ダイヤモンド』6/12号)。ブロードバンドなるインフラで世界一安い価格を実現した日本の可能性を喜ぶインタビューだ。そして我が国の明るい未来に「自分の人生を捧げたい」と宣言。私も何かに向かって行く気持ちは失いたくない。
●No.1133/04.6.7
「ブラの
 伝道師。」
を自称する青山まり氏は「体に合ったブラをしたらすーっと力が抜け、自然体になれた」と言う(本日の『毎日新聞』朝刊)。合わないと「精神的にも影響する」のは想像できるし、ブラジャーへの価値観は生き方を象徴するのかも。妻は「できれば付けたくない」と一言。
●No.1132/04.6.6
「1000億
 円クラブ。」
2003年度の連結経常利益が千億円を超える企業が過去最高の38社に上った(本日の『日本経済新聞』朝刊)。日立・松下が復帰しシャープが新登場。減益はソニーとボーダフォンだけとか。広告代理店大手の業績も上向きだし、もう低業績を不景気のせいにできない。
●No.1131/04.6.5
「元気な
 女性
 多くなった
 のか。」
佐世保市の女児殺人事件で井上喜一防災担当相が、殺人行為を事もあろうに「元気」と表現した。指摘するのも憚られる暴言に「何を陳謝するんですか?」と開き直る態度は正に小泉スタイル。支離滅裂なのに怒鳴れば済むと思っている。それに反応しない国民がまたいる。
●No.1130/04.6.4
「船。」
石川九楊氏「一日一書」本日の言葉。1853年の今日、ペリーが浦賀に来航した。船と言えば今は万景峰号かな? 最近は入港反対のニュース流さないが、日本に非がありながら9.17当時の北朝鮮報道が偏向だった。今は家族の日常ばかりでテレビ局に反省の色はない。
●No.1129/04.6.3
「事件の
 原因探しに
 夢中になる
 のは、もう
 やめに
 したらどう
 だろう。」
と佐世保市の女児殺人事件で「家裁の人」の原作者・毛利甚八氏(本日の『毎日新聞』朝刊)。日頃何も考えない人間が眉をひそめコメントする馬鹿なテレビ番組がますます原因を曖昧化する。私が最も言いたいのは、誰も子供達の薬漬けの食生活を問題視しない点である。
●No.1128/04.6.2
「オガワ!」
とモハメッド君は撮影する小川功太郎さんに微笑んだ(本日の『報道STATION』)。米軍の攻撃で失明した彼の左目を橋田さんと小川さんは東京で治療しようと考えていた。2人の死の報に涙する彼が呟く。「なぜ僕を撃ったの?」その攻撃を日本人が支持している。
●No.1127/04.6.1

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