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"出きる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
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2004年5月
「全日本の
 選手にも
 なって、
 あいさつも
 できない
 のは
 恥ずかしい
 です
 から。」
と“小言ばあさん”にもなった(本日の『毎日新聞』夕刊)。メダル獲得を信じる事からチームの士気を高めた。ネットの向こうで敵を睨みつけるその視線の先に、私は背後の若い選手達への檄を感じていた。吉原知子主将、あなたの言葉にはリーダーの真実がありました。
●No.1126/04.5.31
「現在の
 十代作家の
 視野は
 ひとり、
 個人に
 限られる。」
と久間十義氏は前期芥川賞の女性二作家を揶揄し「文学に裏切られた」とも述べた(本日の『日本経済新聞』朝刊)。三島由紀夫の頃の「社会や政治と個人との関わり」がないとしたら、むしろ文学は個人の神経や意識から「頭脳」の問題へ向かうと、私は密かに予言する。
●No.1125/04.5.30
「はじめての
 チュウ。」
ご存知「キテレツ大百科」のエンディングを本日深夜、山崎まさよしの歌声で聴く(『U-CDTV』)。すっかり遠ざかった音楽番組だが久々に堪能。「one more time one more chance」も涙を流す女性客と共に最高のラブソングと納得しつつ泣く。
●No.1124/04.5.29
「外交で
 大事なのは
 きちんと
 自己主張
 することだ。」
と小沢一郎・民主党前代表代行(本日の『毎日新聞』朝刊)。家族会バッシングに評論家達も率直に反論している。「想像力がない」という私と同じ表現を横田滋氏と財部誠一氏も使用。ヒステリックで小沢氏が言うが如き正論を理解できぬ日本国民自体を調査してほしい。
●No.1123/04.5.28
「3年
 A組。」
鹿児島県立阿久根農業高校の生徒達が実習で作った紅夏蜜柑のジャムなどの食品加工品を、同校はこの名で販売している(昨日の『朝日新聞』夕刊)。手作り感があり、素朴さを感じさせ、Aが阿久根と農業のAgricultureに掛かったいいネーミングだと思った。
●No.1122/04.5.28
「勉強の
 つもりで
 いろんな
 企業を
 訪問して
 いるんです
 よぉ。」
と某大手生保で研修中だという新入社員の女性は言った。私はこの時期の新人研修の営業には名刺を渡し簡単に挨拶を交わす程度の配慮はする。敬語の誤りを指摘する事もある。しかし今日の彼女は酷かった。基本的な敬語と会話のマナー指導は、前にも増して必須である。
●No.1121/04.5.27 ※アンケート記入の約束をし、生年月日まで記載して入口前のテーブルに置いておいた私の前に、ついに彼女は現れなかった。この大手N生命保険はビジネスプロセスの基本すら研修で行っていない。
「シャープな
 薬。」
と患者である妻に向かってその医師は言ったそうだ。妻が伝えた市販薬の名前を聞いた後で、それより効果が強いという意味で。事実、YAHOO!で検索すると薬の効果の強さを示す意味で普通に使われている。この言語感覚、医師の信頼感低下と比例している気がする。
●No.1120/04.5.26
「なんだって
 そこを畳み
 かけない
 のだ、
 名だたる
 新聞
 テレビの、
 大センセイ
 より賜った
 蔑称「ぶら
 さがり」
 どもよ?」
と松崎菊也氏(『サンデー毎日』6/6号)。この“ぶら下がり”と称される記者達の実に甘ったれた批判精神なき質問を思うと、またしても情けなくて涙が出る。一方「政治家の言動をしっかりと見定めて評価する国民がいる」と書かれたが、それ本心ですか? 松崎さん!
●No.1119/04.5.25
「結婚式で
 集まって
 いた40人
 以上の
 イラク人が
 先週、
 米軍の
 空爆で
 殺された。」
と本日の「日刊ゲンダイ」。いまイラクでは、民間人が何人殺されても地元のメディアでさえ大ニュースにしないのだそうだ。今日も日本のテレビはなぜか人質虐殺ばかり取り上げる。サマワの自衛隊を取材する者は日本政府恐さに帰国したか? どこまでも情けないテレビ。
●No.1118/04.5.25
「67%
 62%。」
それぞれ朝日・毎日各紙調査での小泉訪朝を評価する国民の割合。調査が家族会の会談前だとか理由はどうでもいい。10名の拉致被害者の追跡調査の期日を決めないという点だけでも小泉の交渉能力欠如は明らか。日本国民には想像力がないと誰かはっきり言ってほしい。
●No.1117/04.5.24
「小泉さんを
 動かすのは
 皆さんの
 声です
 から。」
と行方不明の拉致被害者家族に田丸美寿々氏(本日の「報道特集」)。自分の意見は皆無。「家族会側の厳しい評価を受けてからはテレビなどのメディアも批判に傾斜」といみじくも本日の「毎日新聞」朝刊。及び腰で家族の顔色を窺うだけとは全く情けない。新聞も同様。
●No.1116/04.5.23
「拉致問題は
 終わった
 んだ。」
と金総書記が会談冒頭で語ったと随行の山崎正昭官房副長官(本日の『サンデープロジェクト』)。よく言うよ。総書記にそう言わせた原因は9.17時に何も言えず帰国した小泉議員にある。この男の政治は全てかくの如き低水準だった。もう遅いが、とりあえず辞職を。
●No.1115/04.5.23
「意見が
 分かれ
 ている。」
拉致被害者家族5名帰国への評価をテレビ各局は臆面もなくこう表現した。家族会の言論統制に従う卑しきマスコミといえど、首相として何一つ言えず帰国しその低能を再び露見させた小泉の屈辱外交に対し何たる言い草。心底下劣なマスコミを無視し目覚めよ!日本国民。
●No.1114/04.5.22 午後22:33
「2年前の
 会談では
 拉致という
 問題が
 生じた
 が。」
と本日の平壌会談冒頭で金総書記。現在形や進行形でなく過去形で拉致を語った総書記の言葉に誰も気付かない。本日の「毎日新聞」朝刊で「(交渉の中断は)北朝鮮が家族8人を帰さなかったから」と安倍議員が述べているが、嘘をつき通しの日本が何を今日言えるのか?
●No.1113/04.5.22 午後12:49
「江角
 マキ子が、
 国民年金を
 払っても
 いないのに
 年金のCMに
 出たのが
 いけない
 んじゃ
 ない。
 CMのなかで
 えらそうに
 年金を
 払えと
 言った
 のが
 いけない
 のだ。」
と天野祐吉氏(『広告批評』6月号)。例えば、老後を幸福に楽しむ人々の姿を見せた後、年金手帳を持った彼女が「みんな、助け合って幸せに。国民年金」と言うCMがあったとしても責任は同じだ。反戦運動家が武器技術を語るが如き矛盾を天野さんは分かっていない。
●No.1112/04.5.21
※「マンスリー広告批評(4月)」でこの問題に関する私の意見を述べています。
「どれだけ
 マーケ
 ティングを
 行ったと
 しても、
 製品がよく
 なければ
 誰も買い
 ません。」
とグッチのクリエイティブディレクターを勇退したトム・フォード氏(『ブルータス』6/1号)。商品から店頭、広告まで全てのクリエイティブを指揮した異才は冷めた目線でこう語った。しかし私は、デザインの美しさが注目されるほど、じゃあ心は? と言いたくなる。
●No.1111/04.5.20
「三谷。」
三谷幸喜氏が小説・映画の人物名について綴る本日の「朝日新聞」夕刊。川島雄三監督「しとやかな獣」の三谷幸枝なる役柄を紹介しつつ、主人公・三谷の失踪物語「ジャンプ」を観た感想を述べる。川中は意外に珍しくフィクションでは皆無。紀行は旅行の広告では主役。
●No.1110/04.5.19
「薔薇は、
 薔薇は。」
オスカルに扮した女性を店頭に立たせ「ベルサイユのバラ」の主題歌を流すパチンコのkotobuki五反田店。Pマンなるキャラで呼び込みした次はベルバラだ。街の空気におかしみを与える不思議な販促策に注目している。ちなみに私にとって永遠のオスカルは稔幸。
●No.1109/04.5.18
「孫子の
 生涯を、
 同時代の
 孔子と比較
 しつつ描き
 たい。」
とは4月15日死去した横山光輝氏、晩年の構想(本日の『朝日新聞』夕刊)。死の前に実現せず消えゆく志ほど哀しいものはない。私が小学校入学前に夢中だった「鉄人28号」の生みの親にしては若すぎる68 歳。昔、何枚も描いた“鉄人”を描いてみた。顔は描けた。
●No.1108/04.5.17
「やってる
 事も
 言ってる
 事も
 みんな同じ。」
今朝の「サンデーモーニング」街頭インタビューの女性。自民と比べた民主党への意見だ。確かに民主党の戦略も稚拙だが、私はこのように政治を真に見ない人こそが、イラク自衛隊派遣を容認し小泉議員と外務省の嘘で固めた北朝鮮外交を許した世論の元凶であると思う。
●No.1107/04.5.16
「9.17で
 やるべき
 ことを
 やらな
 かった。」
と小泉議員を批判した蓮池透・家族会事務局長(本日の『サンデープロジェクト』)。先の訪朝で金正日に何も言えずに帰国した小泉を、日本のマスメディアは全く批判しなかった。蓮池氏の言論弾圧は許せないが、今日ばかりは私が1年半訴えてきた事を代弁してくれた。
●No.1106/04.5.16
「人生は
 回転すしと
 いっしょ。
 チャンスは
 一度しか
 回って
 こない。」
とは、盗聴事件に揺れた武富士の新社長に内定した元久存・松井証券前専務(本日の『日本経済新聞』朝刊)。松井道夫社長も認める片腕だが、松井証券でのトップの座は遠く、千載一遇のチャンスと判断したのだろう。「何もしない事が最大のリスク」という名言もある。
●No.1105/04.5.15
「The only
 place
 where
 success
 comes
 before
 work is a
 dictio-
 nary.」
成功が努力の前にくるのは辞書のなかだけである。「人生を豊かにする英語の名言」中のヴィダル・サスーン氏の言葉。と言っても今度は「努力」の仕方について幾多の成功理論が待つ。どこまで行っても楽に成功できる人生術などないが、自分を信じる、これのみである。
●No.1104/04.5.14
「日朝平壌
 宣言に
 則って
 国交
 正常化を
 進める。」
日朝協議延期に対する小泉議員のコメント。この言葉を「一貫してて頼もしいなぁ」なんて思った方は、ネットで今すぐ宣言内容を見て! 日本の謝罪ばかりで「拉致」の文言すらないのに「拉致という言葉はある」と、平然と嘘をついたこの男をなぜ国民は英雄視するのか。
●No.1103/04.5.13
「パーマ
 カルチャー。」
に関する山田貴宏氏の文を読む(『ハチハチ』Vol.02)。「永続的な農業、文化」と定義しているが、「外注していた(自分ではやらない)ことを減らす」という主張に惹かれた。野菜を植える、紙コップを使わない、袋を持ち歩く、できる事は自分でやる心構えだ。
●No.1102/04.5.12
「政治が
 おかしい。」
と書かれても、それってもう「地球にやさしい」と同じくらい陳腐な表現だよ、本日の「毎日新聞」夕刊。テレビ出演を掛け持ちした菅民主党前代表と小泉議員を指し「メディアの波に乗るサーフィン演技」と批判するが、見破る能力も意志もない日本国民が問題なのだよ。 ●No.1101/04.5.11
「バカラは、
 2004年に
 240周年を
 迎え
 ました。」
会社用に買ったバカラのタリランドショットグラスの中のミニパンフにこの言葉が。それにしても目出度さを超越した年数だ。フランスの外交官タレーランの名に由来するグラスは一口で飲み干す種類のリキュールに似合いとか。なぜか私は前から神前にこれを用いている。
●No.1100/04.5.10
「エレベター
 を降りる
 時に、必ず
 〈開延長〉
 ボタンを
 押した
 ままに
 しない様に
 してくだ
 さい。」
この文章おかしいと思われましたか? 「日本経済新聞」本日朝刊で澤井繁男・関西大文学部教授が某病院のエレベーター内部に書かれた告知の副詞「必ず」の誤りを指摘。世の中にこの種の日本語の間違いは多い。ミスは誰にもあるが誰も発見する能力がない事態が深刻だ。
●No.1099/04.5.9
「エコロジー
 と快楽を
 やすやすと
 同列に
 語ったのが
 スロー
 フード
 だよね。」
とスローフードの権化、辻信一氏(『ソトコト』6月号)。山菜の話をしつつ旨い酒を飲む快楽をそう定義したいなら現代社会批判はやめてほしい。農民だって車内で携帯電話を使うのが今の日本。スローと環境配慮を謳うなら他者への配慮を欠いた心をまず変えるべきだ。
●No.1098/04.5.8
「国民年金
 未納。」
は確かによくない。しかしテレビの情報番組は国民の未納期間を罪とは責めず“保険料がもらえない手続き上の空白”と捉えていたはず。もちろん私は政治家を全く信頼しないが一方的に議員を責められるほど我々は真摯だったか? 冷静な世論ではない。私は未納期間なし。
●No.1097/04.5.7
「三角形を
 描けない
 子が
 4.7倍も。」
と「サンデー毎日」5/23号。鈴木みゆき聖徳大短期大学部助教授による5歳児358人対象の調査で、夜間睡眠量にバラつきが目立った子供はそうでない子供に比べ三角形を描けない割合が4.7倍にも上った。夜更かしに、薬漬け食品、TVゲーム。人体実験は続く。
●No.1096/04.5.6
「5月4日が
 オセロの日
 になる?」
と「毎日新聞」本日朝刊。「祝日と祝日に挟まれ平日から休日にひっくり返った日」という理由もおかしいが、何よりオセロが1945年に水戸市で誕生したとは意外だった。06年世界大会の水戸市誘致計画も進展中とか。3日に水戸を訪れたばかりでつい目がとまった。
●No.1095/04.5.5
「満車?
 これっ。」
昨夜21時「新宿」駅発ロマンスカー1号車に乗車のお嬢さん、この場合は「満席」では? 指定席がない電車なら「満員」を使い、雀荘なら「満卓」、ホテルなら「満室」、あなたが用いた「満車」は駐車場。「満杯」が最も汎用性が高いのかなとしばし言葉探しを楽しむ。
●No.1094/04.5.4
「つばめ
 頭上
 注意!」
GWで訪れたJR常磐線「友部」駅1番ホームの駅舎天井にこの言葉が連続掲示されており、しかも糞の落下防止に色とりどりの傘が逆さに吊され並んでいた。付近の駅では見られず特別な理由がこの駅にあるのだろうか。同様の風景が見られる駅をご存知の方はご一報を。
●No.1093/04.5.3
「スター軍団
 いざ難関。」
なる見出しで、先発5人中4人がオールスター経験者というNBAの名門ロサンゼルス・レーカーズの苦闘を報じた昨日の「毎日新聞」夕刊。レアルマドリードはバルセロナに逆転負け、ヤンキースと巨人軍はやっと五分。世界で寄せ集めの“スター軍団”が苦戦している。
●No.1092/04.5.2
「(米軍の
 爆弾は)
 石油省
 には、
 一発も
 落ちて
 いない。」
と戦場カメラマンの橋田信介氏(今朝の『朝まで生テレビ!』)。日本が訴えたバグダッドの学校建設にも米国はNOと言ったとか。結局は利権狙いのブッシュの戦に、イスラムを敵に回し殺戮に目をつぶり従うのか? そうしたいのなら東京でテロが起きても何も言えない。
●No.1091/04.5.1
「中古の
 台所。」
なる「天然生活」創刊号の記事で忘れていた「中古(ちゅうぶる)」という言葉と出会う。「生活のなかで慈しまれ、手入れをされ、味わいが出てきたもの」と定義された。昔、両親が口にしていたのを思い出すが、41年前に買った私の机を今年から大学1年の甥が使う。
●No.1090/04.5.1

川中紀行のブログ「いいコトバ」 「再現批評」もぜひご覧ください。
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