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"出きる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
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2003年9月
「郵政
 民営化。」
実際に見ていないのだが、国会の冒頭、菅VS小泉の論戦でこの言葉が“絶叫”されたそうだ(本日の『毎日新聞』夕刊)。小泉議員の主張は正に単細胞以外の何ものでもない。それを支持する国民は単に分かりやすいからで、その背景を見ていないから恐ろしくなるのだ。
●No.870/03.9.30
「ほかに
 類を見ない
 凶悪な
 犯行。」
とは、池袋通り魔事件での東京高裁・原田国男裁判長の判決内の言葉(本日の『毎日新聞』夕刊)。99年に池袋の繁華街で2人を殺害し6人に重軽傷を負わせた事件だが、大阪府の池田小学校の事件といい、いまや無差別殺人は「類を見ない」とは言えなくなったのでは?
●No.869/03.9.29
「クリ
 スマス・
 コフレ
 到着。」
今年、雑誌で初めて目にした“クリスマス”の文字(『アーブ』11月号増刊)。「コフレ」とは仏語で「貴重品を入れる箱」の意。ミニサイズの化粧品が美しいポーチやバッグに詰められた様は宝石箱にも喩えられる。このコフレという言葉の使い方も和製仏語なのかな?
●No.868/03.9.28
「おはよう
 クロちゃん
 今日も
 よろ
 しく!」
とは、黒澤明監督の「乱」に出演したピーターが「役柄のためなら監督にも遠慮はいらない」と言われ翌朝、監督にかけた一言(本日の『いつでも笑みを!』)。反応も聞きたかった。実は黒澤作品は私の邦画ベスト10には入らないのだが、納得できるエピソードだった。
●No.867/03.9.27
「あえて
 一・五流の
 結婚が
 素敵だ。」
は「フラウ」10/14号の特集タイトル。レトリックとしては分かるが、この言葉は「自分のライフスタイルから一番近い」なる意味に遠く所詮、一流に縛られたものだ。自分のしたい結婚に一流、二流は無関係、というのは挙式代5万円、新婚旅行・熱海の私の実感だ。
●No.866/03.9.26
「人生
 一度は
 万博だ。」
なるキャッチフレーズで本日より第1期前売入場券の発売を開始した愛知県の「愛・地球博」。私は70年の「大阪万博」を実際には観ていないが、この調子でいくと80歳を過ぎて人生三度目の万博と出会える計算になる。しかし国家があれば、地球があればの話である。
●No.865/03.9.25
「信念なき
 日本人の
 集団
 行動。」
朝日新聞本日夕刊の吉田司氏のコラムに全く同感。自衛隊を軍隊だと言う首相が6割の支持を集め、核武装をほのめかす安倍新幹事長をマスコミがおだて、それに浮かれる自民党に国民が熱を上げる。北朝鮮問題への度を越した熱狂、無反省、無検証。日本は恐ろしい国だ。
●No.864/03.9.24
「サムエル・
 コッキング
 苑。」
今日は江島神社からこの庭園へ。明治の貿易商、S・コッキングが築造した大庭園は江の島植物園として親しまれてきたが今年再整備された。松本・マイアミ・昆明の各市と提携する藤沢市ならではのモニュメントが点在し展望灯台から眺める夕陽の美しさも絶品であった。
●No.863/03.9.23
「国民が
 黙って
 ない。」
個人として会社の代表として税金も国民年金も完納している一国民である私を、安易に同一視したこの蓮池透家族会事務局長の傲慢さに虫酸が走った(本日の『ニュースJAPAN』)。何も検証せぬまま不感症のマスコミは、よだれを垂らすが如くニュースを流し続ける。
●No.862/03.9.22
「コート
 デュローヌ
 ヴィ
 ラージュ・
 ヴァン
 ソー
 ブル。」
近所の中央林間「獺」で赤ワインを頼みリストの説明を見ながらの銘柄当て。お店の奥様とスタッフのヒナちゃんは試飲した際に「仕事のできる女性みたいな味」と思ったとか。有機農法で有名なドメーヌ(生産者)のワインらしいが残念ながら当たらず。でも辛口で美味。
●No.861/03.9.21
「もう一人の
 総裁
 候補。」
と菅民主党代表を紹介した本日のTBS総裁選特別番組。“空気”って大切だから民主党政権を望む私には歓迎すべき事だ。内閣支持率も首相に不利な質問を続けた後で尋ねれば低下するとは、なだいなだ氏。しかしこの唐突な持ち上げぶりにはマスコミの軽薄さも感じた。
●No.860/03.9.20
「子供を
 産むのが
 恐い。」
本日の「ニュース23」異論反論!オブジェクションでの、あなたにとっていま恐いものは?という問いに対する最後に映った女性の答えだ。政治家は、保育施設の充実など制度面からしか見ないが少子化は正に醜い現世の鏡である。他ならぬ私と妻も同じ答えを胸に抱く。
●No.859/03.9.19
「民主党
 マニフェ
 スト。」
の草案が本日発表された。小泉議員の呆れた公約と比較されるがよい。しかも、かくも低レベルの総裁選を演じる政党の内実と見比べられるがよい。国の腐敗の中枢にメスを入れんとする民主党の気概は少なくとも伝わる。国民よ、小馬鹿にされるのはもう沢山じゃないか。
●No.858/03.9.18
「星野
 仙一
 セール。」
飲み放題+おつまみ二品付で1,380円→1,001(センイチ)円。こんな居酒屋の貼り紙を本日発見。ここ五反田にも阪神優勝の余波が来た。その経済効果は6,355億円(UFJ総研)とも言われるが星野監督は管理術の面からも昨年の原監督より注目度が高い。
●No.857/03.9.17
「こういう
 やり方
 だったら
 安全だ
 という
 方法。」
があるはずとイラク帰りの岡本行夫首相補佐官(本日の『NHKニュース』)。“検証”できないマスコミはこの言葉にも無反応か。いいですか? 自衛隊派遣を決めた以上、戦闘地域外は危険でも派遣するのが日本の方針なのですよ。首相は「軍隊」だと言ってるんですよ。
●No.856/03.9.16
「楽しい
 こと?
 そりゃ
 仕事
 だよ。」
新橋駅で靴磨きを始めて51年、来月で90歳になる松本よしさんの言葉(本日の『日本経済新聞』朝刊)。「母ちゃんから仕事取り上げたら自殺するぞ」と子供達に言うそうだ。この年で、こんな言葉を私は言えるだろうか。他人の評価で人生は絶対に決定づけられない。
●No.855/03.9.15
「国民は
 言うべき
 ことは
 言って
 行かなきゃ
 なら
 ない。」
今朝の「サンデーモーニング」で幸田真音氏は、米国と英国で厳しい検証が進むイラク侵攻の是非を日本が無視している現状にこう苦言を呈した。それは無理だと思う。小泉が何をしようと、オペラや歌舞伎が好きなロマンスグレーの風貌に異常にも酔ったままなのだから。
●No.854/03.9.14
「(教員は)
 校長を
 はじめ
 先輩から
 教育指導の
 つたなさを
 鍛え
 られ。」
よき好敵手に恵まれればやる気は持続すると本日の「日本経済新聞」朝刊で明石千葉大教授。これには私自身も考えさせられたが、教師の力量の基準をどこに定めるかは問題。総合的学習などなかった私の小学生時代でさえ、教科以外の多くの事を教えてくれた教師がいた。
●No.853/03.9.13
「羞恥の
 感覚は
 人類の
 道徳的
 自覚の
 最も早き
 兆候で
 ある。」
と「武士道」第八章にあり。「恥はすべての徳、善き風儀ならびに善き道徳の土壌である(カーライル)」。バルザックは、家族の連帯が消え「名誉」が力を失ったと説く。「恥ずかしい」という感覚が崩壊した日本の目を覆うばかりの醜態と解決策の喪失に私は絶望する。
●No.852/03.9.12
「藤井さんの
 兄として
 やって
 きた
 村岡
 さんが。」
議員同士の行為に義理人情の世界や感傷的な心の葛藤を不必要に持ち込むのが得意の野中広務議員だが、この言葉(『朝日新聞』本日朝刊)もその極めつけの一つとして残ろう。しかし泥臭くても野暮天でも今度ばかりは野中さんに“してやったり”の顔をしてもらいたい。
●No.851/03.9.11
「日本は
 どんな
 力を
 失った
 のか。」
とは「アエラ」9/15号の特集。いわゆる“失われた10年”について述べているが、日本が失ったのは国際競争力やナノ素子材料関連特許の出願件数などの産業面だけではない。教育水準はもちろん治安や道徳観もだ。悲観論を排除するなら解決の道筋を示してほしい。
●No.850/03.9.10
「公約と
 言える
 中身に
 なって
 いない。」
と菅民主党代表(本日の『朝日新聞』朝刊)。その通り! こんな空虚な小泉の文言を「勘所もわかっている」などと褒める小泉支持派は正に日本の汚点だ。菅党首はまた「2年間の検証がなされていない」と述べた。その通り!なぜマスコミは何も言えぬ? 情けなさ過ぎる。
●No.849/03.9.9
「改革。」
はしていないと本日、テレビ出演の亀井静香議員、本日発売「サンデー毎日」の高村薫氏。昨日の「サンデープロジェクト」の高野孟氏は党改革はやったと言う。本日発表のNHK世論調査では小泉内閣の支持率が60%を超えた。その方々に改革とは何かを問うてみたい。
●No.848/03.9.8
「携帯電話の
 ご利用
 ルールを
 変更させて
 いただき
 ます。」
関東17鉄道事業者が電車内の携帯電話利用ルールを統一し、優先席付近では電源を切りそれ以外ではマナーモードで通話禁止に。この言葉は東急電鉄車内放送のものだが、17会社で統一したというニュースを伝えた方が効果は増すはず。他社も同じだがなぜそうしない。
●No.847/03.9.7
「失言が
 ない。」
と小泉人気の理由をつけ加えた岸本裕紀子氏(本日の『ブロードキャスター』)。政治家との対談も経験しているこの方にして小泉魔力に毒されている。これほど多くの致命的な失言への鈍感さを、単純な言葉と見た目の好印象が生んでいるとしたら日本国民に未来はない。
●No.846/03.9.6
「反小泉。」
自民党総裁選は結局、4氏による争いに。地方組織は小泉非支持が多いと言っていたのにこの有様。企業が財務調整を終え株価はさらに上がる予想もあり不景気と批判もできなくなった。でも、それって小泉さんの力? この言葉に勢いを与えない世論を私は正常と思わない。
●No.845/03.9.5
「ザ・
 ミッシェル
 ・ガン・
 エレ
 ファン
 ト。」
が本日の「トップランナー」に出演。ファンだった妻と共に見る。タトゥーの代わりに演奏したと思ったら解散発表と話題が多いが、詞の世界は度を超した感傷がなく言葉遊びに溺れもせず好感が持てた。武田真治とのトークの中で彼らが同じ明治学院大学出身だと知った。
●No.844/03.9.4
「NOVA
 うさぎ。」
を「CMから生まれたキャラクターの新しい展開」と題し紹介した「ブレーン」10月号。いまNOVAにはこのキャラのグッズがあふれているが、実は多くの外国人教師達の間でうさぎは悪夢の象徴として嫌われている。幼稚さを愛する日本人の象徴とされることもある。
●No.843/03.9.3
「NEW
 YORK
 HIGH
 &
 LOW」
なるタイトルで贅沢とリーズナブル2つのニューヨークライフを特集した「ブルータス」9/15号。折しも日本の階層化が叫ばれている。勝ち組・負け組なる言葉が徘徊し金持ちA様×貧乏B様なる番組が人気を集める。しかしLOWを楽しんでこそスローライフなのだ。
●No.842/03.9.2
「武士道。」
本日発売の「アエラ」9/8号で、新渡戸稲造が著したこの本の再評価を訴える李登輝前台湾総統の「武士道解題」を紹介。「学校の荒廃、少年非行、官僚の腐敗から指導者層の無責任ぷりまで」武士道なる道徳規範を失ったのが原因と説く。早速、岩波新書版を購入した。
●No.841/03.9.1

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