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"出きる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
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2003年8月
「日本の
 順位は
 ワン!」
世界陸上女子マラソンの実況で松下賢次アナは、日本人の応援が多い事について述べたうえ犬も2匹いたと話し、こう結んだ。ルーマニアのトメスク選手が1人先頭を走っている状況も把握せず「かたまりが近づいてきました」と叫ぶ愚かさにも閉口。レベルが、低過ぎる。
●No.840/03.8.31
「全寮制。」
を謳った秀明の広告が本日の「日本経済新聞」朝刊に。自民党総裁選出馬を表明した亀井静香議員も、この全寮制を教育改革の持論とする。いい案だと思うけど、それにはいい教師が不可欠だし、日本の教育をメチャクチャにした文科省から主導権を奪うことが先決である。
●No.839/03.8.30
「ペリ
 ドッ
 ト。」
妻の「天然石ビーズアクセサリー」を見ていたら8月の誕生石としてこの名が。7月のルビー、5月のエメラルドは知っていたが、この宝石は忘れていた。インターネットで調べると3500年前から掘られていて「幸福」「和合」の象徴とか。世の中の8月は逆だったが。
●No.838/03.8.29
「プチ
 悩み。」
という表現を「フラウ」9/9号で見つける。「普段から星の数ほどのプチ悩みを抱えている」という編集部・担当T。そして「プチ嬉しい」が増えれば「プチ悩み」も減るとか。最近、夥しく増え続ける「プチ◯◯」という表現。いま私は、使用例を集めているところだ。
●No.837/03.8.28
「財を
 生ずるに
 大道
 あり。」
とは寺村久義・ニチリョク社長が選んだ一言(『経営者会報』9月号)。「財産を成すには踏まえるべき大きな道がある。徳が本で財は末である」の意。近頃の政治家はよく「国益」と口にするが、例えばイラク侵攻支持の如く大道を失った単視眼的思考に思えてならない。
●No.836/03.8.27
「自衛隊は
 軍隊
 でしょ。」
とあっさり言ってのけるこの小泉純一郎という政治家への支持が特に女性の間で高まっているという調査結果(『朝日新聞』本日朝刊)に唖然とした。それが自民・民主両党の支持率の差を拡げたらしい。何かこの人いい事しましたか? 言いましたか? その逆でしょ? なぜ?
●No.835/03.8.26
「野党や
 マスコミは
 追求しない
 のでしょう
 か。」
「朝日新聞」本日朝刊「声」欄で、公務員や特殊法人の削減成果を追求しない疑問の声を掲載。私は「検証」の乏しさを日本の欠陥だと思っている。最初から検証を前提としたマニフェストを支持するのはそうした理由からだ。検証を忘れた人達が小泉内閣を支持している。
●No.834/03.8.25
「ゲロッ
 パ!」
本日、井筒和幸監督の本作を鑑賞。正直、前半のドタバタ誘拐劇がリズム感悪く112分は辛かった。ただし、主演・西田敏行さんの面目躍如たるGET UP!を歌うステージからは得意の浪花節的ストーリーに引き込まれた。岸部一徳怪演、子役・太田琴音ちゃんも凄い!
●No.833/03.8.24
「南中の
 火星
 路傍の
 花
 カンナ。」
は「俳句甲子園」での神奈川・開成高優勝決定の句(本日の『五七五にかけた夏』)。壇上で互いの俳句を批評し合う形式でディペートする高校生の説明を聞いていて、個々の言葉の意味や効果を立派に理解しているのに驚く。犯罪ばかり追わずもっと社会が注目していい。
●No.832/03.8.23
「ひとりで
 見る夢は
 夢でしか
 ない。
 しかし
 誰かと見る
 夢は
 現実だ。」
「コスモポリタン」10月号掲載「パートナー選びの名言集」からオノ・ヨーコ氏の言葉。誰かという言葉の先にJ・レノンがいる。「現実」と言える彼女の力強さに夫への誇りを感じた。ひとりの夢は「したい」だが、ふたりの夢は「してあげたい」。そこが違うのかな。
●No.831/03.8.22
「最も美しい
 オードリー
 が甦る。」
「朝日新聞」本日夕刊の広告特集から。「ローマの休日」製作50周年記念で(フィルムの埃・傷を除去した)デジタル・ニューマスター版が公開されるとか。A・ヘップバーン没後10周年でもある。アン王女はもちろんだが、「戦争と平和」のナターシャも美しかった。
●No.830/03.8.21
「一番偉い
 のが女。
 次が犬。
 次が
 男だ。
と、映画監督のアキ・カウリスマキ氏の言葉を紹介した中野翠氏(『サンデー毎日』8/31号)。美輪明宏氏にも「史上最強の動物は女。だから神は男に腕力を与えた」という名言がある。こういう言葉に苦笑するのが一人前の男らしいが、だって納得してしまうものね。
●No.829/03.8.20
「雑誌は、
 発行部数
 では語れ
 ない。」
とは「ブルータス」9/1号の「BRUTUS LOVES 470 MAGAZINES」。各界、と言ってもアイドルからゲイ、フェチ、仏具、陶磁器、カブト虫まで本当に人間の興味って多彩、と思わせる誌面が圧巻! でも、こんな特集をするブルータスが一番凄いと思う。
●No.828/03.8.19
「グループ
 ホーム。」
とは5〜9人の痴呆性高齢者が少人数のスタッフの介護を受けつつ共同生活を送るための“わが家”のような空間のこと。仕事でずっと調べているが、欧米では既に老人のための“施設”なる概念はなくなっているとか。あと20年で私も高齢者。どうなっていくの?日本。
●No.827/03.8.18
「分からない
 人は手を
 挙げて
 くだ
 さい。」
とは、G.M.エドワーズ・サンマイクロシステムズ営業推進本部長が会議中に日本語で言う言葉(本日の『日本経済新聞』朝刊)。「日本人は英語が完璧でないのを気にするのと同じで仕事のアイデアも自信がないと出さない」とか。受け身だけの教育を早く正さないと。
●No.826/03.8.17
「彼女は
 ちょっと
 首を
 かしげて、
 キスでも
 しませんか
 と
 言った。」
後ればせながら読み終えた「世界の中心で、愛をさけぶ」の一節。話題の純愛ベストセラーだが恥ずかしながら号泣した。人生をたどたどしい目で見つめながら別離を恐れる朔ちゃんとアキの本当に100%純粋な愛の物語。一瞬の感情が濃密に閉じこめられた206頁だ。
●No.825/03.8.16
「このごろ、
 死んだ
 戦友や
 上官の
 夢を見る
 ように
 なった。」
とは「日本経済新聞」本日朝刊の水木しげる氏。「誰にみとられることもなく、誰に語ることもできずに死んでいき、そして忘れられていった若者たちの物語」である「総員玉砕せよ!」を自作のベストに選んだ。終戦記念日の今日も、イラクにそんな若者が生まれるのか。
●No.824/03.8.15
「彼の
 あだ名は、
 石器時代の
 家族を
 描いた
 アニメ
 「フリント
 ストーン」
 のバーニィ
 ・ラブル
 から来て
 いた。」
というある翻訳小説の一文を紹介し、読者の理解を促すため翻訳者が加える注釈について述べた「週刊ST」8/15号。原文にアニメの説明はない。昨今のカタカナ語問題も同じで、意味を知らない読者には注釈を加えるしかなく日本語の造語を見せても無駄なのである。
●No.823/03.8.14
「危険!
 高速道路で
 メールを
 打つ
 ドライ
 バー。」
なるレポートを今朝の「ウオッチ!」で。実際に道交法改正後、一時下がっていた携帯電話が原因の事故がまた急増しているとか。死ぬのが本人だけなら勝手だが交通事故はそうはいかない。しかし、何よりも恐ろしいのは現代人の凄まじいばかりの携帯電話依存の現状だ。
●No.822/03.8.13
「日本版
 ネオ
 コン。」
と安倍晋三、石破茂、米田建三各議員を表した「噂の真相」9月号。核武装を容認している安倍や薄気味悪い形相で有事を語る石破らが、いま評価されているという現実。しかも安倍に至っては次期首相候補にまで名を連ねるという異常が他ならぬ国民の手でなされている。
●No.821/03.8.12
「キレ
 ート。」
とは「カニのハサミ」の意で、魚に蓄積された水銀をつかまえ取り除く効果とか(『アエラ』8/18-25号)。厚労省が6月に魚ごとの水銀汚染濃度を発表したらしいが正に世も末だ。有毒物質を体外に出す“智恵を持て”って、それ海洋汚染はあきらめろということ?
●No.820/03.8.11
「空。」
敬愛する石川九楊氏著「一日一書」の本日の言葉。台風10号の影響が残る北海道を除き全国的に晴天が戻った。氏は空の見えぬドーム球場の人工的なマイナス面を指摘。中5日の登板で「辛い」とこぼす巨人・上原投手の疲労も空なきドームの環境と関係あるかもしれぬ。
●No.819/03.8.10
「老人党。」
なる仮想政党のサイトhttp://yufuu.com/RJ/を設立した、なだいなだ氏の活動を「朝日新聞」本日朝刊で紹介。早速アクセスし入党した。小泉純一郎という、とてつもなく浅はかな政治家を増長させ続ける日本国民への失望を少し取り戻せた気がする。
●No.818/03.8.9
「ヒット曲の
 詞に古語が
 急増中。」
なる見出しが「日経エンタテインメント」9月号に。右傾化・愛国心・郷土愛と分析するのは勝手だが「喩え蒔いても」「戦災う声は」なんて日本語として間違っているし、「齧り付く」など単に難しい漢字を使っただけの印象しかない。自由な遊び感覚は支持したいけど。
●No.817/03.8.8
「傾向。」
“外来語の分かりやすい言い換えを検討している”国立国語研究所が昨日発表した52語の言い換え中間案によると「トレンド」の言い換えはこうなる。この日本語は流行の意を含んでおらず正しくない。ユビキタスが時空自在だって? 知らない人にはどっちも分からない。
●No.816/03.8.7
「とにかく、
 逃げること
 ですよ。」
と「いきなり誰かが襲ってきたら?」の著者、黒木昭雄氏(『アエラ』 8/11号)。 ナイフで刺される危険があるから売られた喧嘩は買ってはいけないとも。同誌は中学1年の夕食実態を調査しているが家族の見地からしか分析していない。脳の構造を問題視してほしい。
●No.815/03.8.6
「いざと
 いうとき、
 国家は
 国民を
 守らない  んだ。」
と命からがら逃避行した満州からの引き揚げ体験を語ったジェームス三木氏(本日の『朝日新聞』夕刊)。ろくな武器も持たず戦地に赴いた父の体験談を聞いている私も本当にそう思う。「国民の安全」をあんな適当な言葉を吐き続けている政治家達に守れると思いますか?
●No.814/03.8.5
「かま
 わぬ。」
と言えば、東京・代官山に本店がある手ぬぐいの名店。昨日この店の手ぬぐいの文様をプリントしたポストカードブックを買った。素材感際立つ鮮やかな色彩と意匠は素晴らしいの一言。だが落語にも登場する“豆絞り”の染め手が一人しかいないという現実に愕然とした。
●No.813/03.8.4
「国民は
 そんな
 細かい
 ことは
 分から
 ない。」
本日の「サンデープロジェクト」で田原総一郎氏は小泉批判をした枝野議員にこう述べた。確かに私も分からない。しかし、だからこそマスコミは細かな点を明確にすべき。いい加減な小泉改革に国民は騙されている。北朝鮮問題ばかりやっていたマスコミにも責任がある。
●No.812/03.8.3
「ヒノキの皮
 やチップを
 固めて
 床にした
 畳。」
を紹介した「エコはデザインだ!」がテーマの「ブルータス」8/15号。この畳を薦めている赤池学氏には失礼だが、一般論で言うとこの言葉に頷いてしまうのは恐い。集成材は接着剤を使用しており果たして安全かどうか、本当に100%信頼できないのが現代なのだ。
●No.811/03.8.2
「姿消す
 屋上ビア
 ガー
 デン。」
なる見出しが「朝日新聞」本日朝刊に。「ビールより食べ物の充実」に客の嗜好が変化してきたとか。もちろん長梅雨も原因の一つだが、私はビアガーデンがもともと嫌い。10年前の、と断ったうえで書くが、料理もジョッキの磨き方もサービスも雑なイメージしかない。
●No.810/03.8.1

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