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"出きる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
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2003年7月
「すぐ隣の人
 よりも
 遠くの
 人々の
 近くに
 いる。」
感覚を情報技術がもたらす人間の変化と捉えたP・ヴィリリオの言葉を「朝日新聞」本日夕刊で紹介。「私たちは徐々に自分自身から身を離しつつある」と言うが“我を忘れる”感覚は以前からのものだし、ちょっと古臭い現代分析という感じ。これだけで判断できないが。
●No.809/03.7.31
「つよき人は
 つよきを
 たのみて
 つつしま
 ざるが
 故に、
 よわき人
 より
 かへつて
 早く
 死す。」
「経営者会報」8月号で貝原益軒「養生訓」を紹介。丈夫な人間の代表とも言えるオリンピック選手には血管系等に異常が多いとか。己の体に過信せず、無茶しないで生きる。歯医者と(怪我の際の)整形外科以外は25年間病院に行っていないと豪語する自分が一番恐い。
●No.808/03.7.30
「30代
 後半
 リセット・
 ファンタ
 ジー。」
なる標題で「このままでいいの?」と迷い焦る30代後半を特集した「アエラ」8.4号。私が独立したのは36歳だった。だから言うのではないが、人生変えたいと思ったら変えればいい。迷っているくらいならお辞めなさい。と、この人達に捧げる言葉はこれしかない。
●No.807/03.7.29
「ことは
 甘く
 ないのだよ
 菅君、
 小沢君。」
と民主・自由両党合併を皮肉った「朝日新聞」本日夕刊・素粒子。この筆者は厭世的気味が強過ぎ、コラム全体の組立も前任者より拙い。本日の「日本経済新聞」朝刊の「野合と切り捨てるのは簡単だが(中略)試みの意義は小さくない」という合併への期待に賛同したい。
●No.806/03.7.28
「はか
 らめ。」
机の上に葉っぱを浮かべたコップがある。葉の縁から小さな芽を出しているこの植物はもともと某社がDMの封筒に入れて送ってきたもの。日本では小笠原諸島に生息するとか。私も今日で47歳。「芽が出る」という言葉に相応しくない年だが気持ちだけは失いたくない。
●No.805/03.7.27
「コロンビア
 元大統領
 候補の救出
 作戦。」
なる見出しが本日の「朝日新聞」夕刊に。本コラムの02.10.17、22両日で紹介した「それでも私は腐敗と闘う」の著者、イングリット・ベタンクール(本紙ではペタンクル)さんだ。あのドビルパン仏外相も救出に関わったが失敗したらしい。無事を本当に祈る。
●No.804/03.7.26
「日本も
 あの戦争に
 加担した
 のだと
 いう責任を
 もっと
 感じて
 いいと
 思う。」
とアグネス・チャン日本ユニセフ協会大使(本日の『朝日新聞』夕刊)。「米国が日本を守る」という言葉にどれほど価値があると言うのか。そんな事態にならぬ努力が先のはずが情けない国会答弁の有様はどうだ。マスコミよ、この誤った政府を支持する国民を批判せよ。
●No.803/03.7.25
「事故。」
昨日、JR京浜東北線と横浜線で人身事故が、本日、JR山手線と小田急線で接触事故があり、私か妻が列車遅延などの影響を被った。東京と神奈川を往復していると影響を受ける人身事故だけで2週間に1回は起きる。それらは自殺なのか事故なのか何が原因か知りたい。
●No.802/03.7.24
「愛されて
 いれば、
 どんな
 女性も
 キレイに
 なるん
 だな。」
と、荒木経惟氏(『フラウ』8/12号)。“美人”がテーマの本誌で「恋人や夫に十分愛されていると女は顔つきがガラリと変わってくる」と述べる。世に美女は多いが、79年、愛人との失踪先から帰国した関根(高橋)恵子さんの輝くばかりの美しさを今も思い出す。
●No.801/03.7.23
「本当に
 あなたの
 一生は
 お見事
 でした。」
と、僚友の桂米丸師は春風亭柳昇師の弔辞を終えた(本日の『朝日新聞』夕刊)。柳昇師の生の高座にも接したし、かつて騒がれた“柳昇ギャルズ” に友人がいた縁でライブにも行った。“飄々と”なる形容が相応しい噺家だった。“お見事な一生”を私も送りたいと思う。
●No.800/03.7.22
「十歳
 若くも
 二十歳
 若くも
 なりたく
 ないし、
 ましてや
 二十代
 なんかに
 もどりたく
 あり
 ません。」
とは自著「今日のわたし」での大橋歩さん。老いを認め今の生活を慈しみつつも老いを疎ましく思う複雑な心境が軽妙な筆致で描かれている。高齢社会の一つの処方箋だ。7年ほど前に仕事でお会いした事があり大橋さんの名刺に刺激され当社の現在の名刺をアレンジした。
●No.799/03.7.21
「明確な
 けじめ
 を。」
なる見出しを辻元清美元衆院議員逮捕の記事に付けた本日の「日本経済新聞」朝刊。ならば松浪健志郎議員をなぜ糾弾しない。「出処進退は政治家本人が決める」が常套句の政界で山崎自民党幹事長は土屋埼玉県知事に平然と「お辞めになるべき」と言う。終始一貫してね。
●No.798/03.7.20
「若い
 チーム。」
本日の夏の全国高校野球神奈川県予選、磯子高対瀬谷西高戦で先発メンバー中1・2年生が6名の瀬谷西高をこう表した実況アナ。甲子園でも聞く表現だが、3年生にしたって所詮は18歳なのだから奇異だ。1・2年生主体か下級生主体のチームと正確に放送してほしい。
●No.797/03.7.19
「本当の
 自分。」
という言葉を用いて呟くマクセルDVDのCM。モデル・女優としてある程度の成功を収めた小雪が「明日やめちゃうかもしれないし」と言うだけでも嫌味なうえに、“自分の居場所”探しなるコンセプトも手垢がつき過ぎて味気なさ過ぎ。ナンシー関さん!何とか言って。
●No.796/03.7.18
「ミッション
 オリエン
 ティッド。
 キュリオ
 シティ・
 ドリ
 ヴン。」
前者は「使命誘導型」で使命に対する答えを出すやり方、後者は「探求心駆動型」で何だか分からないけどこの表現が面白いという物を追求するやり方であると佐藤雅彦慶大教授(『広告批評』7-8月号)。広告制作は前者であるが故に、純粋な面白さの追求に惹かれる。
●No.795/03.7.17
「マニ
 フェスト
 だろうが、
 公約
 だろうが
 同じ。
 どうせ
 言いっ
 放しの
 腰砕け。」
と本日の「朝日新聞」夕刊・素粒子。何を言っているのかこの方は。マニフェストを検証できない公約と同じにするか否かは、国民にそしてマスコミにかかっているのだ。小泉純一郎議員が約束した事をどれだけ反故にしてきたか。それすら新聞は明らかにする能力がない。
●No.794/03.7.16
「小泉総理
 という
 アジテー
 ションは
 なかなかの
 方に、
 力強さを
 感じて
 いる。」
と内閣支持率60%の構造を語った古賀誠前自民党幹事長(『現代』8月号)。当を得た分析であると思う。国民は、小泉純一郎というパフォーマンス上手な低レベル議員の“なんとなく改革してくれそう”な雰囲気によく見もせず期待している。あんなにいい加減なのに。
●No.793/03.7.15
「品位。」
がないと日本の政治家を批判した筑紫哲也氏(本日の『ニュース23』)。森前首相、鴻池構造改革特区担当大臣、江藤(江藤・亀井派)会長と続いた失言に対しての所感だが、本日の「朝日新聞」夕刊でおすぎ氏も同様の趣旨で政治家を批判。マスコミが最も矛先が鈍い。
●No.792/03.7.14
「3M。」
昨夜、馴染みの中央林間「獺(かわうそ)」で、いも焼酎「魔王」を注文すると「森伊蔵」「村尾」を併せた三銘柄を入手困難ないも焼酎の3Mと呼ぶと教えられる。楽天酒鮮市場の「魔王」ページは「ご予約や入荷時期のお問合せなどは承っておりません」と説明している。
●No.791/03.7.13
「松井が
 売ら
 れる。」
と本日の「日本経済新聞」朝刊。大リーグの松井ではなく、2ヶ月で株価が2.4倍になった松井証券の株が売られて下げたという記事。松井道夫社長の発言は度々読むが野村証券の株価を上回っていたとは知らなかった。昨日で松井証券1575円、野村証券1619円。
●No.790/03.7.12
「心の闇。」
猟奇的な殺人事件が起きるとマスコミは決まってこの言葉を使い、興味本位に犯人の生い立ちや関係者の評判を調べたがる。犯人の心を覗くのは確かに次の悲劇を招かない一つの方策でもあろうが、テレビ局よ!いつか真剣に食と住と電磁波の影響について特集してほしい。
●No.789/03.7.11
「心から。」
「フラウ」7/2号のコラムで齋藤薫氏は「今日は心から楽しめました。ありがとう」という挨拶の中のこの言葉が心に響いたと書く。確かにこのように肯定的な文脈で使う事は意外にない。「心からお悔やみ云々」という使い方は心からでないのがあからさま過ぎて嫌だ。
●No.788/03.7.10
「Are
 you a
 good
 smoker?」
なる英語が日本の広告にあったとオーストラリア人の英会話講師。喫煙はそもそもbadで、good(よい)smoker(喫煙者)は存在しないと言う。日本滞在3年になる彼はもちろんマナーのいい喫煙者と理解しているが、喫煙に対して日本人は驚くほど甘いとか。
●No.787/03.7.9
「自分以外は
 バカの
 時代。」
と吉岡忍氏(『朝日新聞』本日夕刊)。「自分だけがよくわかっていて、その他大勢は無知で愚かで、だから世の中うまくいかない」と考える人達を批判。私はこれでも(議員を除き)自分のできない事は批判していないつもりだが、一番嫌なのはサラリーマンの同僚批判。
●No.786/03.7.8
「自分
 探し。」
と口にしコート外の生活を充実させ自分を見つめ直そうとした杉山愛さんの過去を「朝日新聞」本日夕刊で紹介。地道だが女子プロテニストップ10も見えてきた。やるべき事があったうえで自分を見つめるのと自分の中にやりたい事を見つけ出そうとするのは大きく違う。
●No.785/03.7.7
「なぜ、
 しかし、
 でも、
 だから、
 所詮。」
本日の「日本経済新聞」朝刊はイラク復興支援特措法案への国民の心情をこの5つの言葉で分類。大量破壊兵器が見つからないうちに武力攻撃すべきなどと勇ましいこと言った日本だ。今さら危険だから行かないなんて誰が言える。こんな日本にしたのはあの超人気首相だ。
●No.784/03.7.6
「楽しみ
 じゃない
 ですか。」
本日の「K-1ミドル級王者ついに今夜決定!!」で初田啓介アナは番組の最後をこう結ぼうとして言葉を濁し「楽しみですね」と言い換えた。もう「じゃないですか」言葉は、無意味な会話の“合の手”になりつつある。しかしアナウンサーが無防備に使うのには呆れる。
●No.783/03.7.5
「戦闘。」
の定義が曖昧なまま衆院本会議で可決されたイラク復興支援特措法案。「国際的な武力紛争の一環として行われる」と定義した時点で今回のイラクを既に排除している。自民党が自衛隊を軍隊化してしまったからこんな矛盾がでるのだ。第一、大量破壊兵器は見つかったの?
●No.782/03.7.4
「Mini
 me
 lon。」
とは小玉のスイカのことで現在、米国で人気だとか(『週刊ST』JULY 4)。種なしで重さ5ポンド(2.3kg)。何より遺伝子組み換え作物でなく小粒のスイカを掛け合わせて作った点がアメリカらしくなくていい。いよいよスイカの季節で同名のドラマも始まる。
●No.781/03.7.3
「軽井沢に
 移り
 住んだ
 みな
 さん。」
軽井沢がテーマの「ブルータス」7.15号に、彼の地に移住した様々な方の生活スタイルが綴られる。現地で開業した歯科医さんなどはうらやましいが東京への新幹線通勤者もいる。価値観の違いだが、私はいま職住接近で無駄な通勤をなくす五反田移住計画を進行中だ。
●No.780/03.7.2
「クリス
 ターズ。」
女子プロテニス世界ランク2位の彼女の名をNHKとテレビ東京だけがこう呼ぶ。他局と朝・毎・読・日経各紙はクライシュテルスだが、テニスマガジンはクライスターズでスマッシュはクリステルス。記述に関する協定はないのだろうが、どれを正解と解釈すればよいの?
●No.779/03.7.1

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