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"できる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
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2023年1月分
「世代間の分断。」
を繰り返した先日の「サンデーモーニング」。いわゆる“Z世代(1990年代半ば〜2010年代前半生まれ)”を政治・ビジネスのリスク9位に挙げた米国の調査会社ユーラシア・グループの例を踏まえて若者VS大人という構図を訴えたが結局、VS資本主義体制だ。  
●No.7516/1.31

「雪遊びをして楽しむために
 早く帰るのではなくて、
 あなた達の命を守るために早く帰ります。」
と豪雪予報の射水市の小学校で児童に告げた先生(先日の『ニュースウオッチ9』)。「命を守る」は最近のキーワードだが、それだけの豪雪なのだろう。であればなぜ地球温暖化を安閑として悪化させているのか。根本的に商業主義の論理がSDGsを阻む限界が見える。
●No.7515/1.30

「中央銀行に仕事を丸投げしている。」
と日本政府を批判したエミン・ユルマズ氏(先日の『JAM THE PLANET』)。日銀による金融政策だけという指摘だが、その通り。“アベノミクス”も規制緩和や大規模な財政出動は行われていないのが大方の見方だ。“新しい資本主義”という言葉が恥ずかしい。
●No.7514/1.29

「私『そういうもんじゃん』って言葉、
 大嫌い。」
と「恋愛なんか殆ど友情から始まるもんだし」という前提で「大抵の男女はそういうもんじゃん」と言ったあいこに対し、こう否定したともこ(先週の『今夜すきやきだよ』)。恋愛に限らず「普通は」「みんな」「そんなもん」は例外が多過ぎるので安易に使いたくない。
●No.7513/1.28

「クラスの人の顔も分からないまま卒業。」
と先日の「ワイドナショー」“ワイドナ現役高校生”。今春卒業する高校生にとって同級生は「仲がいい人しか顔を見たことがない」らしい。学校はこうした状況を放置したまま卒業させるのか。マスクなしの機会をつくって批判にさらされるリスクからただ逃げるのみで。
●No.7512/1.27

「煮物をすれば鍋は焦がすし、
 キッチン鋏は行方不明、
 これから返事を書くつもりだった
 手紙は封筒ごと消えてるし。」
と「日本経済新聞」朝刊に書いたのは“レモンちゃん”で一世風靡した落合恵子氏。M・カウリ―著「八十路から眺めれば」の「探していた何かを見つけて使う時間よりも探す時間の方が遥かに長くなったら」という老いの始まりの一節も紹介。呆けは世の東西を問わずか。
●No.7511/1.26

「炎上したらひっこめる
 というやり方ではなくて、
 守る気概、踏みとどまる力が
 重要になってくると思います。」
とフジテレビ番組審議会の席上で三浦瑠璃氏(先週の『週刊テレビ批評』)。“炎上慣れ”した氏の真骨頂とも言えるが正論だ。一部の匿名アカウントによる安全地帯から放つ卑怯でしかも皮相的な批判が、企業の発信の方向性を左右する歪んだ状況。なぜ安易に従うのか。
●No.7510/1.25

「25年で10軒(の鮨屋)が2軒に減った。」
半径500mにある鮨屋の軒数をそう説明した近所の名店の大将。相模原市は15年で130軒の鮨屋が40軒に減ったと言う。ネタが生ものなのでロスが大きく漁師が減り中韓・東南アジアとの競争で漁獲高が全魚種で減ったのも理由か。世界に冠たる日本の鮨が消える?
●No.7509/1.24

「1分1秒で人生を棒に振る
 なんて理解できない。」
と緑ナンバーのタクシー運転手。狭い商店街を制限速度超えのスピードを出して歩行者ギリギリに走る荒っぽい運転に対しての感想だったが、危険を危険と思わない言運転が理解できない。ウインカーを指さないなど運転マナーの悪化の話はよく聞くが歩行者としては怖い。
●No.7508/1.23

「俯瞰した自分が、
 自分自身をコントロールする。」
と今年の抱負を語ったのは、ミュージカル「バンズ・ヴィジット 迷子の警察音楽隊」に出演する矢崎広氏(先日の『DIG GIG TOKYO!』)。カーリングのプレーヤー(俯瞰した自分)と自分(ストーン)に例えていたが、これぞ自分自身との対話で、人生の基本だ。
●No.7507/1.22

「ティーンは、あなたの
 『いいね』を
 欲しがらない。」
SNSに疲れたニューヨークの高校生達が「ラッダイト(19世紀・英国の産業革命時の反テクノロジー運動)」を名乗って公園に集い読書や絵を描くという「ニューヨーク・タイムズ」の記事を先日の「JAM THE PLANET」で紹介。やらないと精神の危機が迫る?
●No.7506/1.21

「コンビニ、イライラ。」
という(ネタ用の)メモをとっても何でイライラしたか分からなくなると、さまぁ?ずの三村マサカズ氏(先日の『Sparkle Life』)。私も俳句や短歌、note用にメモするが、字が走り書きで読めない。「〇〇かよ」を広めた男の力の抜けた創作活動を聴く。
●No.7505/1.20

「FIFTYS PROJECT.」
とは政治におけるジェンダー・ギャップの解消を促し女性の選挙立候補を支援する目的で設けられた活動(先日の『日本経済新聞』朝刊)。地方自治体の議会で女性比率が3割超なのは東京と大阪のみで女性議員ゼロの市区町村議会は16%。なぜ女性差別はなくならない?
●No.7504/1.19

「(給与明細を)ご自分で
 拝見されるんですか?」
と、ゲストのマツコ・デラックス氏に訊いた神田愛花・元NHKアナ(先日の『ぽかぽか』)。「拝見」は、自分が見る行為の謙譲語だから尊敬語ではなく当然、誤りだ。昨今は謙譲語を尊敬語に使う例が目立ち、敬語は崩れているのではなく既に消失したという感が強い。
●No.7503/1.18

「今まで本気じゃなかったんだ
 と絶望しちゃった。」
と藤田ニコル氏(先日の『サンデージャポン』)。これは岸田議員の「若い世代から『ようやく政府が本気になった』と思ってもらえる」発言に基づく。伝え方は下手だが「本気でやってきたが『今回は本気だ』と思ってもらえる」という意味の発言で批判が短絡的なのだ。
●No.7502/1.17

「おかしな二人。」
というニール・サイモン作の戯曲を挙げて「あの作品を観ていなかったら、この世界に入っていなかった」と三谷幸喜氏(先日の「読売新聞」朝刊)。この脚本の第一人者をその気にさせた作品に興味を覚えた。“特別な作品”と呼ぶ「笑の大学」を超える代表作を目指す。
●No.7501/1.16

「根が深い。」
「なぜ日本では多様化が進まなかったのか」という中村結記者の問にこう答えた浅川智恵子・IBMフェロー(昨年の『日本経済新聞』朝刊)。高齢男性中心で意思決定してきた文化があり民族的な多様性が低く特別支援教育(国連から中止勧告)の制度も。確かに根深い。
●No.7500/1.15

「吐き捨てられたような言葉に
 あふれていてゾッとした。」
と校正者・大西寿男氏(昨日の『プロフェッショナル 仕事の流儀』)」。「自分の言葉に対してもうちょっと手間ひまというかケアしてあげる」と言葉の扱い方を伝えたが、最近、明らかな変換ミスを放置し誤字をそのまま使う人が目立つ。常套句の誤用なども関知しない。
●No.7499/1.14

「痴漢チャンスデー。」
大学入学共通テストが始まる明日を(時間を気にして訴えないからと)こんな風に表現して煽る投稿が見られるとか(本日の『首都圏ネットワーク』)。不安を抱えつつ電車に乗るだけで女子にはマイナスだ。痴漢に遭った場合は再試験が認められるので試験会場に連絡を。
●No.7498/1.13

「(行為や結果だけではなく)
 考え方とか枠組みとか
 背景とかと
 ちゃんと会話する。」
帝京大学ラグビー部監督として大学選手権で9連覇を含む26年間で10度の優勝に導いた岩出雅之氏の言葉だ(昨年の『インタビュー ここから』)。得てして行為や結果だけを振り返るが人間は思ってない事を言ったりやったりするものと見る。人の世に共通する視点だ。
●No.7497/1.12

「自分は善だからどこかに悪がある。」
という善悪二元論を分析した橘 玲氏(昨年の『未来授業』)。そこで「悪と闘わなければ」という発想から分断が起きると語る。米国は政党支持がアイデンティティになり政財界とマスコミのエリートが悪という陰謀論を崇拝する“Qアノン”に結び付く。歪む日本と地球。
●No.7496/1.11

「財源3兄弟。」
として安定財源のために負担を求める防衛費の増額、脱炭素に向けたグリーントランスフォーメーション(GX)、出生数向上による子育ての3政策を挙げた昨年の「ワールドビジネスサテライト」。岸田議員は既に防衛費増税前の衆院選に触れたが、きっと説明できない。
●No.7495/1.10

「おネギーします。」
と中継のNHK 女子アナと並んで照れずに笑顔で「矢切ネギ」をアピールした近藤泰久氏(昨年の『おはよう日本』)。矢切耕地が低地で川が近かったため、水分の多い土壌となって太く肉厚で甘みが強いネギになった。農家でもここまで積極的にアピールできると面白い。
●No.7494/1.9

「臘八(ろうはち)のあとに
 かしましくりすます。」
とは釈迦が悟りを開いた日に行う仏事「臘八」の後に「くりすます」がうるさいと不機嫌になる正岡子規の句だ(昨年の『日本経済新聞』朝刊/春秋)。平仮名で書く時点で気に入らない感じだが、いまは正月と同じ位置にある催事となって関連業界は増加の一途だと思う。
●No.7493/1.8

「僕の料理は遊びと反逆。」
とは、「酒肴 和ろく」の佐竹剛氏に師匠の道場六三郎氏から贈られた色紙の言葉だ(昨年の『夕焼け酒場』)。和食で殆ど用いられないチーズを大胆に取り入れるなどの進取の気性が「遊びと反逆」に表れる。岡本太郎も同じことを言った気がするが創作の神髄ではないか。
●No.7492/1.7

「まつとしきかば
 いまかえりこむ。」
百人一首にある中納言行平の歌の下の句を「行方知れずの猫が帰ってくるおまじないだよ」と昌江(吉行和子)は言った(昨年の『八日目の?』)。「あなたが私の帰りを待つと聞いたら、すぐに帰ってきましょう」という意味だとか。どんな別れを歌ったのかが気になる。
●No.7491/1.6

「セレンディピティ。」
とは英国の作家(ホレス・ウォルポール)の造語で「幸せな偶然」と訳される事が多いとか(昨年の『読売新聞』朝刊/編集手帳)。この語が作られたのは1754年だが昨年デビューの競走馬に同名のドゥラメンテ産駒がいる。いずれにしても幸せな偶然が増えてほしい。
●No.7490/1.5

「昭和歌謡。」
のアーティストとしてザ・フォーク・クルセダーズなどフォークソングばかりを紹介した昨年の「CONNECT」。まさに昭和に青春を生きた私にとってフォークと歌謡曲ははっきり二分されていた。昭和歌謡の定義が単に「昭和に流行った曲」なら即刻、修正すべきだ。
●No.7489/1.4

「とし玉のさいそくに来る
 孫子かな。」
という小林一茶の句があるとか(本日の『読売新聞』朝刊/編集手帳)。「そのままやないか」と流行りの似非関西弁で突っ込みたくなる感じの出来だ。正月に丸い鏡餅を切り分けて与えたのが“とし玉”の由来で一つひとつに魂が宿るとし最初は「御歳魂」と書いたとか。
●No.7488/1.3

「指導者は辞書と一緒。
 君たちから引こうと
 してほしい。」
と花田勝彦・早稲田大学駅伝監督(昨年末の『読売新聞』朝刊)。その前提で「一歩踏み込んでくれたら時間は作るから」と選手に言っていると言う。自身も現役時代、瀬古利彦氏に何度も相談しに行ったらしい。本日、第99回東京箱根間往復大学駅伝競走往路スタート!
●No.7487/1.2

「1月1日に
 台風が発生した年は?」
と昨年末の「日本経済新聞」朝刊/お正月クイズで時流読む。正解は2019年で、この年は10月に日本を襲った台風19号が東京で歴代2位の最大瞬間風速41.5mを観測し実家の瓦屋根も破損した。今年は発生しなかったようだが、気象異変は避けられないはずだ。
●No.7486/1.1

川中紀行のnoteもぜひご覧ください。
「今日の気になる言葉123」と一部が連動しています。
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