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"できる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
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2022年12月分
「人はみんな自分の人生を
 ふるいにかけて、
 愛情と優しさを注ぐ先を
 定める。」
ミランダ・ジュライ著「あなたを選んでくれるもの」のこの一節を川内有緒氏が紹介(先週の『ACROSS THE SKY』)。氏は「誰もが誰かを選んでる。人生のなかで自分の大切なものを選んでいく瞬間がある」と述べたが、今年も皆、無数の選択をしながら生きた。
●No.7485/12.31

「思っていて。」
にはマウントを取る意識を感じる。「絶対に優先順位って、ちゃんとシビアにつけていかないとホントに一番大事なものを疎かにしてしまう事があるだろうなと私は思っていて」と言った玄理氏はこの後そうでない人を否定した(昨年末の『ACROSS THE SKY』)。
●No.7484/12.30

「あれもこれもSDGs。」
と(弁当&マイボトルでプラ容器とペットボトルを減らせるなど)21の提案をして「かわさき市政だより」(12月号)。「外食で食べきれる量を注文」はいかにもこじつけで、根底にある「人権」にはふれておらず環境寄り。こうした情報発信がSDGsの誤解を招く。
●No.7483/12.29

「独立州議会。」
とは米国州議会に大統領選挙のルールを決める権限をフリーハンドで与える考え方だ(先日の『JAM THE PLANET』)。トランプが「州議会に不正がある」として選挙人は自分に渡すべきと主張した事に起因するが、民主主義に関し米国は狂ってるとしか言えない。
●No.7482/12.28

「いまの50代、60代って、
 僕らが小さいときの
 50代、60代じゃないです。」
とマンボウやしろ氏(先日の『Skyrocket Company』)。46歳の氏が10歳のときで36年前。「それは違うでしょ」と思うものの、今でもWHOで言う高齢者(65歳以上)に「スマホが使えない」「メールが難しい」などと平気で言うテレビの空虚さ。
●No.7481/12.27

「信用しない。」
と韓国人が答えた率が裁判56%、検察庁59%、警察67%だったとパク・ジンファン氏(先日の『JAM THE PLANET』)。大統領が変わると逮捕され、ユン・ソンニョル大統領夫人の疑惑への捜査打ち切りなどの事実がそう思わせている。日本も同じくらいか。
●No.7480/12.26

「やっぱ、成功じゃ
 成長しないっすね、しない。
 人はね、成功して
 得られることって、10のうち2ぐらいで
 8ぐらいは失うことで
 しょうね。」
今夏の甲子園で東北勢初の全国優勝を果たした仙須江航・仙台育英学園高等学校硬式野球部監督の言葉だ(先日の『情熱大陸』)。頂点を極めたからこその悩みに新チームがもがくなか、「自分の人生、変えられるとこだぞ!」なんて練習で言う、これが名将というものか。
●No.7479/12.25

「運がいいと言われてる人たちは、
 皆いろいろな意味で自分を
 大切にしています。」
という中野信子著「科学がつきとめた『運のいい人』」の一節を青木良文氏が紹介(先日の)。「自分を大切にしている人は人を大切にできる」ことも脳科学で証明されているとか。個性を変えることはできないから、自分を大切にする。中野信子はこれを「自愛」と呼ぶ。
●No.7478/12.24

「食べないことって貯金。」
と言ったのは120の国と地域で食べ歩いてきたトップ“フーディー(美食家)”浜田岳文氏(先日の『TIME AND TIDE』)。美味しく食べ体調を維持するためだから食べないのは貯金で、美味しくないものを食べるのは散財とか。空腹感の心地よさを感じるべき。
●No.7477/12.23

「こんどとオバケは出たことがない。」
という噺家の枕を「日本経済新聞」朝刊/春秋で紹介。「こんど食事でも」の類の「こんど」だが、私はそもそもそうした席が嫌いなので殆ど言わない。言われることはあるが、いつもこそばゆい感覚に襲われる。やはり「出たことがない」のになぜ言うのかと思うからだ。
●No.7476/12.22

「プロデュースしている自分がいて、
 それを演じている自分がいるのか、
 じゃ、どの自分が本当なのか、
 それははっきり言って僕は分からない。
 いまこうやってインタビューしてても、
 そのインタビューしてるYOSHIKIを
 どこかで違う自分が見てて、
 何か、ある種プロデュースしてんのかなって
 思ったりもしますし。」
「本当のYOSHIKIさんて一体どこにいると思われます?」という質問にYOSHIKIはこう心境を語った(先日の『プロフェッショナル 仕事の流儀』YOSHIKIスペシャル)。人は全て“違う自分”を意識し生きる。私の場合それは、頭の上ではなく心の中だ。
●No.7475/12.21

「言葉の意味を理解することと、
 相手の思いが分かるってことは
 違った。」
自分が手話を学ぶきっかけとなった相手の奈々(夏帆)に向かって、春尾(風間俊介)はこう言った (先週の『silent』)。手話(言葉)の意味を理解することでは、相手の思いは分からなかったという意味だが、健常者が使う言葉も全く同じだ。
●No.7474/12.20

「カバンでスカートを押さえる。」
某大学最寄駅のエスカレーターにあるポスターのこの注意書を安田菜津紀氏が紹介(『生活と自治』12月号)。「横を向いて乗る」「隙を見せない」なども、被害を受ける女性への注意喚起だけで加害者に目を向けないと指摘した。ニュースも結果だけで原因を追わない。
●No.7473/12.19

「他人が笑おうが笑うまいが、 自分の歌を
 歌えばいいんだよ。歌にかぎらず
 他人の判断ばかりを気にしていては
 本当の人間としての責任がもてない。
 もし自分がヘマだったら、
 「ああ、おれはヘマだな」と思えばいい。
 もし弱い人間だったら
 「ああ弱いんだなあ」で
 いいじゃないか。」
「the chef cooks me」の下村亮介氏が、岡本太郎著「強く生きる言葉」のこの一節を紹介した(先週の『ACROSS THE SKY』)。彼は、この文章を読んで普通通りに歌が歌えないイップス病から抜け出すことができたと言う。自分の主張に勇気をもつ。
●No.7472/12.18

「世の中に存在したり、
 言語化されたりしているのは、
 まだ10%程度に過ぎない。
 残りの90%は闇の中にある。」
「だから世の中に存在しないものを自分たちの手で生み出していく」と語った遠山正道・株式会社スマイルズ代表取締役社長(先日の『日本経済新聞』朝刊)。クリエイティブな仕事に従事している方には希望が持てる言葉だ。そして、全ての仕事はクリエイティブなのだ。
●No.7471/12.17

「人間は50から努力した
 者が伸びるんだ。」
という中川一政の言葉を中江有里氏が紹介し50歳を前に「挑戦を続ける」と言った(先日の『TIME AND TIDE』)。既に50歳を遥かに過ぎたが努力しつつも焦点がぼけている気がする。実はこの言葉、児玉清から教えられたとか。確かに努力を感じる知性派だ。 
●No.7470/12.16

「わが国では私一人で。」
という師匠・春風亭柳昇のつかみの文句に「唯一無二の個性をもつ落語家」と考え弟子入りした春風亭昇太師(先日の「読売新聞」朝刊)。確かにこの名は柳昇しかいなかったが考えてみれば全員この世で一人だ。かつて「渋谷La.mama」の柳昇イベントに参加した。
●No.7469/12.15

「心が折れる。」
という表現は「心はそんな硬質なイメージでなくもっとしなやかでは」という思いが強く好きでなかったが、語源とされる神取しのぶ氏の発言で納得(先日の『チコちゃんに叱られる』)。「骨折はさせられないが戦いへの恐怖を教える意味で使った」。いまの用法と違う。
●No.7468/12.14

「At the end of the day.」
という歌劇「レ・ミゼラブル」の挿入歌を紹介した先日の「日本経済新聞」朝刊。この英語、「一日の終りに」が転じて「結局のところ」「要するに」という意味にもなるとか。発音したときのイメージがこの意味にふさわしい感じで日本語でも使いたいほど似合っている。
●No.7467/12.13

「熱々なんですけど。」
と焼酎のお湯割りのときはお店にしつこく伝えると栗原はるみ氏(先日の『きょうの料理/キッチン日和』) 。「あつあつ豆腐の白みそ椀」を作りつつ熱々好きの話題に。私は近所の開店仕立ての店で焼酎のお湯割りを頼み、ぬるま湯で出てきて以来その店に行っていない。
●No.7466/12.12

「銀座はじめて物語。」
として若松「あんみつ」、煉瓦亭「とんかつ」、木村屋「あんぱん」を紹介した先日の「日本経済新聞」朝刊。仔牛肉にパン粉をつけバターで焼き上げるフランス料理のコントレットを「バターは日本人に重い」と豚肉を油で揚げる手法を思いついた話が“初めて”っぽい。
●No.7465/12.11

「冬の。」
という括りで魚介や温泉のPRが賑わう時期、「メトロポリターナ」11月号では「発見!ふくしま」の広告で脂肪を蓄えるノドグロの丼や旬のホッキ貝を使う「ほっき飯」を紹介。私も「冬の」金沢の広告のコピーを書いたところだ。寒さ厳しき折、旨く温かなもの多し。
●No.7464/12.10

「法戦。」
は創価学会内での選挙の別称(『週刊新潮』12月1日号)。選挙時は学会員の友人から電話が来るが、会合で法戦の成果が拡散され「公明党を応援できないあなたには信心がない」と叱咤される。信仰と選挙の間で葛藤する学会員もいる、統一教会の後は公明党にメスを。
●No.7463/12.9

「ヴァロットン-黒と白展。」
三菱一号館美術館で行われているこの美術展を紹介した先日の「アートシーン」。 全て同館所蔵というフェリックス・ヴァロットンの黒一色の木版画の世界を見て、フィリックスという黒猫が登場する米国アニメを思い出した。いつの世も黒白のモノトーンの強さは健在だ。
●No.7462/12.8

「シュミット指数。」
とは、どのハチに刺されたら痛いかを実際に刺されて数値化した尺度(先日の『Sunday Good Vibes!!』)。シュミット博士の研究らしいが、机上でなくハチに対峙した行動力に驚く。言い換えれば他人の意見に無思考で同調せず自分で確かめろという事か。
●No.7461/12.7

「うまくいかなくても
 自分で決めれば、
 自分がダメだと納得できます。」
だから無力をしないと語ったのは90歳になる香川京子氏(先日の『日本経済新聞』朝刊)。振り返れば私も「ああしておけば」という出来事は多いが結局、決めてきたのは自分なので確かに「納得」できる。この「自分」との対話が最近の日本人に欠けている点だと思う。
●No.7460/12.6

「森喜朗は、入れないで
 いただけませんか。」
森喜朗はオールド・ボーイズ・ネットワークの典型という解釈で描いた漫画に編集側からこう言われたと馬場康夫・ホイチョイ・プロダクションズ代表取締役社長(先日の『TOKYO SPEAKEASY』)。過度な自粛と大衆に受けない状況に風刺が廃れていくと苦言。
●No.7459/12.5

「湯っ足りパーク妻恋舟の湯。」
石川県七尾市にあるこの施設に遊歩道やベンチが設けられた年月日が、和倉温泉のWEBサイトでは「2021年3月」とあり、ほっと石川旅ねっとでは「同年4月」とある。現地に訊ねると3月と確認できた。インターネット上にはこの種の間違いが多く、訂正されない。
●No.7458/12.4

「井戸を掘るなら水が湧くまで掘れ。」
全国の農村を立て直した成果を見た農商務次官に頼まれ開拓の指導を行った石川理紀之助が、宮崎県の村民に向けて言った言葉だ(先日の『yes!?明日への便り?』)。彼は奉公先のために始めた午前3時の起床を71年の生涯を通じ続けた。勝つまでやれば負けない。
●No.7457/12.3

「シマウタ。」
は「島唄」と書くのではなく奄美大島で「シマ」は「私が生まれ育ったシマ」つまり縄張りを示すと元ちとせ氏(先日の『Color of Life』)。島内でも訛りがあり出身が分かるとも。「島唄」はTHE BOOMの曲だが、この歌が大いなる誤解を生み育てている。
●No.7456/12.2

「和を以て貴しと為す。」
で教育される日本でそれを実践すると自分の本当のよさも気持ちを感じなくするためフィルターをかけて生きると、ジャズ芸人と称する宮嶋みぎわ氏(今週の『未来授業』)。そんな人は職場で自分の気持ちを主張(ランチの店の指定でも)する意識で取り組めと励ました。
●No.7455/12.1

川中紀行のnoteもぜひご覧ください。
「今日の気になる言葉123」と一部が連動しています。
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