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"できる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
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2022年10月分
「ラクして楽しく。」
は「お弁当はどんなに好きでも毎日同じものを食べる訳にはいかない」から「明日は何にしよう」と考える「世の中のお母さん」への山本千織氏の助言だ(『サルース』11月号)。日常にあるヒント探しを楽しめればお弁当作りが楽しくなるとか。発想の源かもしれない。
●No.7424/10.31

「勝負スーツ。」
がここぞのときのアイテムとして増加とか。直近9月の都心オフィス出社率指数(20年1月20日〜2月14日の曜日平均値=100/ニッセイ基礎研究所&クロスロケーションズ)によれば9月は68と上昇(4〜5月は40台前半)。一気に進んだ時代はまた逆戻り。
●No.7423/10.30

「平等より公平性を。」
とスプツニ子!氏(先日の『日本経済新聞』朝刊)。同じ出発点に立たせる平等(Equality)とは異なり、努力で解決できない部分を支援する公平性(Equity)を訴えた。大卒男女で賃金格差があり出世できぬ女性を支援するのも一例だが意識改革も難関だ。
●No.7422/10.29

「こっちが何もしないのに
 戦争をしかけてくる国がある。」
と小野寺五典議員(先日の『日曜討論』)。ロシアのウクライナ侵攻を踏まえての発言だが、両国がソ連の遥か昔から同じ国だった歴史を無視している。 そのような状況が生んだプーチンの執着と軋轢があったからで、東アジアの関係にはまず外交努力がなくてはならない。
●No.7421/10.28

「リサーチを
 ネットに頼らないって
 いうのを大きく掲げました。」
と島本亮「私のバカせまい史SP」チーフプロデューサー(先日の『週刊テレビ批評』)。「人に会い、先輩方の声を聞き、アーカイブを掘り起こし」と言ったが、そんな風に地道に足で稼ぐしかない。しかしギャラクシー賞受賞のこのシンプルで力強い覚悟、素晴らしい。
●No.7420/10.27

「化け物だな。」
と、あのイチロー氏が練習での浅野翔吾選手(高松商業)の柵越えを見て言った(速報!ドラフト会議『THE運命の1日』)。素直に凄い高校生だ。彼をドラフト会議の抽選連敗を11でストップさせて獲得した巨人は、原監督が余計な事をせずにしっかり育ててほしい。
●No.7419/10.26

「なぜキミは、
 ないものばかりを
 訊ねるの?」
「世界・ふしぎ発見!」ミステリーハンター役の浜島直子氏がボリビア多民族国チパヤ族に、野菜も育たぬ乾燥高地で「なぜ暮らすの?」と訊いた際の返事(先日の『TIME AND TIDE』)。「風が吹いたら入口を小さく」、あるもので対応する大切さは私達も同じ。
●No.7418/10.25

「走るのをやめる。」
遮断機の下り始めや電車のドアの閉まりかけの際、走って間に合わせるのをやめたと片桐はいり氏(先日の『あさイチ』)。インド旅行の際、到着した電車に間に合うのに「次でいい」と乗車しない現地人に刺激を受けた経験を話した。私も無理に間に合わせるのをやめた。
●No.7417/10.24

「ニュースはTikTokで。」
と統一教会問題でワイドナ高校生(今週の『ワイドナショー』)。「短くまとめられているから」と理解を示す大人たち。しかし、これが習慣化すると自分で論文を構成する力が弱まり、読解力も弱まるだろう。挙句の果てに「政治は分かりにくい」からと現状維持、地獄。
●No.7416/10.23

「家族全員で見ていました。」
と「8時だョ!全員集合」についての松本幸四郎丈の言葉を昨日の「日本経済新聞」朝刊/春秋」で紹介。仲本工事氏が先日、交通事故に遭い 81歳で死亡したが氏を含むドリフのコントを我が家も全員で観た。加瀬邦彦氏が無名時代にメンバーの代役で氏を呼んだと知る。
●No.7415/10.22

「ベタCM。」
として通販の夢グループを紹介した「日本経済新聞」朝刊。社長がDVDを「デーブイデー」、CDを「シーデー」と発音しつつ恐らく出身地の訛りで話す牧歌的な空気が良くも悪くも強い印象を残す。何かと言えばダンスをさせ教材のように情報を詰め込むCMのなかで。
●No.7414/10.21

「LOST PLATE.」
フィリピン国有鉄道南方線「ラオンラアン駅」で、こんな手書きの説明をナンバープレートの代わりに付けた車が撮影されていた(先月の『迷宮グルメ 異郷の駅前食堂』)。日本だとすぐ通報されるだろうか。この状況が許される彼の国の慣習が何となくうらやましかった。
●No.7413/10.20

「ジーンズ1本を作るために、
 約7500Lの水が必要。」
と先日の「読売新聞」朝刊。これは平均で人が7年間に飲む量に匹敵するとか。20年の国内供給衣類81.9万トンの内97%は使用後に手放され62%が廃棄、再利用・リサイクルは34%のみ。ファストファッションもエコ対応を進めるが小手先で行う時代は過ぎた。
●No.7412/10.19

「オフザピッチ(ピッチの外)が、
 オンザピッチ(ピッチの上)
 に出る。」
とサッカー日本代表の田中碧選手(今週の「讀賣新聞」朝刊)。「人間性が洗練されればプレーもどんどんよくなる」と彼自身がこの言葉を語る。つまり人間の価値とは、目に見えない場所でこそ決まる、という真理。デュッセルドルフで輝きを見せる彼の未来が楽しみだ。
●No.7411/10.18

「誰でもできる。
 やるか、やらないか。」
“ホルモンの神さま”と呼ばれる「スタミナ苑」の豊島雅信氏はこう言う。それは彼が必ず毎日「当たり前のことを当たり前にやっていかないと」と言いつつ行うトイレ掃除も同じだ。そして世の中の全ての行為に同じ事が言える。自分にとってそれは何かと改めて考えた。
●No.7410/10.17

「ドイツを信じてる。」
と口を揃えたのは「爆笑問題のTHE REAL VOICE」で、インタビューロボットに答えたドイツ人女子大学生。紛争地帯に武器を輸出しない政策も反故にし戦争支援に傾く母国を心配しつつ、独自の平和教育を受けた彼女たちの、非戦の側に立つ言葉が頼もしかった。
●No.7409/10.16

「遺骨は、ごみではない。」
と長年、沖縄で遺骨収集に取り組む具志堅隆松氏(『生活と自治』10月号)。今も多くの遺骨が眠る沖縄本島南部の土砂が辺野古の米軍基地建設の埋立てに使われるとか。氏は8月14・15日に靖国神社前でハンストを決行。先祖を敬ってきた風習に照らしてもNOだ。
●No.7408/10.15

「ギュッとする。」
知り合いの子が「弟に引っ掻かれたりする」と言うので「どうするの?」と訊くとこんな言葉を返したとリスナー投稿 (先月の『Skyrocket Company』)。仕返ししたり言い返したりせず受け入れて愛を伝える。世の大人に伝えたい「大人」のメッセージだ。
●No.7407/10.14

「三大洋食。」
とは1923(大正12)年の震災以降に流行り出したライスカレー、コロッケ、トンカツだと松家仁之氏(先月の『日本経済新聞』朝刊)。「日本三大洋食考」を著した映画監督の山本嘉次郎を食の随筆が光る伊丹十三の師匠と記す。トンカツの旨さを分析した、憧れだ。
●No.7406/10.13

「今年も食べられたなと思って。」
と52年設立の「枚方凍氷」でかき氷を食べる73歳の男性(先月の『ドキュメント72時間』)。かき氷を食うのに憧れていた子供時代を回想し「また来年も食えるやろか」とつぶやく。古希を過ぎた年代は(平均寿命には遠いが)そんな思いが自然によぎるのだろうか。
●No.7405/10.12

「ユーモアが支える抵抗。」
と先日の「日本経済新聞」朝刊。ウクライナの首都・キーウのお笑い劇場が盛況で「ロシアの戦車兵とジグソーパズルの違いは。バラバラになってもパズルはまた組み立てられる」などのジョークに会場が湧く。露軍はミサイル攻撃を再開したが苦難にあるときこそ笑いか。
●No.7404/10.11

「日本の葬式のスタイルは、
 僧侶や葬祭業者の
 利益のために行われてきた
 側面が強い。」
という島田裕巳著「葬式消滅」の説を紹介した先月の「読売新聞」朝刊。戒名も日本の仏教界が作ったもので最初から求めない人が増えているとか。また友人知人との接点が途絶える「社会的死」が先で肉体的死は社会的に意味を持たなくなったという。頷ける問題提起だ。
●No.7403/10.10

「クグロフ。」
は小麦粉・バター・干し葡萄などで作るフランスの菓子だが百科事典「ラルース」にはマリー・アントワネットが「オーストリア周辺の酵母で作られた」製法で食べたとある(先月の『歴史探偵』)。嫁いだフランス王室への反感から母国の流儀で作らせた心の内が哀しい。
●No.7402/10.9

「疲れた、あぁ〜。」
という状態を言語化した先月の「言葉にできない、そんな夜。」「屍みたいになる」(葵わかな)、「指揮系統を失った無能な軍隊」(井之脇海)、「(疲れ過ぎて)何かに運ばれている」(川谷絵音)。どれも意識が薄れた状態で(言葉を盛ったにしても)危険過ぎない?
●No.7401/10.8

「そんな悪口ばっかり
 言ってたら、井戸端会議の
 おばさんになっちゃうよ。」
という母の言葉を紹介した熊谷美由紀氏(今週の『ボクらの時代』)。午後の田園都市線に乗るとパート帰りの女性グループに遭遇する。決まって話題は同僚や上司の批評。その大半は悪口で、聴かされる方の気分はお構いなしだ。悪口は自分に返るのは脳科学の定説だが。
●No.7400/10.7

「2023年問題。」
とは東京23区で132棟の大規模オフィスビルが建ち供給過剰が心配されている件で25年にも137棟が建つ(先月の『ワールドビジネスサテライト』)。その分の消える街並や廃業する店舗がある。ジムや小学校まで入れて差別化する状況を伝えたが、高まる空しさ。
●No.7399/10.6

「みんながみんな、全ての人に
 優しくなれたら、きっと幸せな
 未来がやってくる。」
03年紅白歌合戦で大トリだったSMAP・香取慎吾氏の「世界に一つだけの花」歌唱前のこの一言を「日本経済新聞」本日朝刊/春秋で紹介。根拠未確認で自衛隊をイラク派兵し日本がイラク戦争に加担した年だ。そして日本人はこの言葉が不可能と医療界差別で示した。
●No.7398/10.5

「(北朝鮮から発射された)
 弾道ミサイルの可能性の
 ある物は、既に
 落下したと思われる
 情報がある。」
と防衛省の情報として伝えた今朝のNHKニュース。「情報がある」という言い方は身内の情報ではなく外部情報を指す表現だが韓国から得た情報なのだろうか。列島を通過した時刻に会議を開いた自民党議員、一体そこで何を話し、どんな意義があったか知らせるべきだ。
●No.7397/10.4

「毎日やんねん。」
新人の加納(守山龍之介)に配送車に荷物を積むコツを訊ねられた亜子(仁村紗和)はこう返す(『あなたのブツが、ここに』最終回)。キャバクラ譲から宅配ドライバーに転身、白眼視されるなかで顧客との関係と社内の信頼を築いた彼女の一言が働く人全ての耳に響く。
●No.7396/10.3

「無駄な時間を
 使いたくないんですよ。」
とテレビを倍速視聴する若者の意識を代弁した「映画を早送りで観る人たち」の稲田豊史氏(先月の『週刊テレビ批評』)。「ググるれば分かるのに引っ張り過ぎる」とはクイズ番組への早大生の感想。「タイパ(タイムパフォーマンス)」を重視するから失敗に弱いのか。
●No.7395/10.2

「よりよく死ぬには、
 よりよく生きとかなきゃ
 ダメだよね。」
と、敬愛していた松田優作の死に際して思ったと原田美枝子氏(昨日の『あさイチ』)。亡くなる際の「立ち去り方が鮮やか」と感じ、その生き方に思いを馳せた。父の介護のなかで自身の死も考えるようになったが、それ以前にまず「よりよく生きる」大切さに気づいた。
●No.7394/10.1

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「今日の気になる言葉123」と一部が連動しています。
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