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"できる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
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2022年9月分
「棚とは何かって、
 そんなのわかんないよ。」
と谷川俊太郎氏(『BRUTUS』8/15号)。「棚は、生きざま」なる特集の取材を受けておいてこの返事は既に老害の域だ。「とは何か」という問いは分からなくても考える点に哲学的面白さがあるのに、それを分かっていて拒絶するのは配慮が衰えつつある証左か。
●No.7393/9.30

「高校を辞め、自分で稼いで
 自立して生きていくための計画書。」
を高1の冬に親に見せたと山之内すず氏(先日の「読売新聞」朝刊)。「自分は恵まれていない」という思いが爆発したとの事だがネット番組出演時の嫌がらせで実際に中退し状況した。「自分」への思いが強烈過ぎるのか、芸能人には社会から逸脱するエピソードが多い。
●No.7392/9.29

「トイレのスリッパ、
 直し忘れた人。」
とFCトリアネーロ町田の若山聖祐監督(先日の『『FOOT×BRAIN』』)。トイレのスリッパを元の場所に揃える行動はボールを扱う人がトラップしやすいボールを届ける思いやりに通じるからで、ここには想像力がある。ぜひとも学校で教えてほしい道理だった。
●No.7391/9.28

「美味しくなくても
 美味しいって言わなきゃいけない。」
とバイきんぐ・西村瑞樹氏(先月の『HIROSHI’S ひとりキャンプのすすめ』)。食レポを含む演出過剰なテレビ制作現場の批判だが、私も某ブラジル料理店でその店が紹介された番組録画を観て(多分シュラスコを)食したのだが美味しいとは感じず無言を貫いた。
●No.7390/9.27

「言語や感情をつかさどる
 前頭葉への血流が減り。」
と子供がPCやスマホなどのデジタルスクリーンを見る脳科学的弊害を米国の精神科医、ビクトリア・ダンクリー氏が語った(先日の「読売新聞」朝刊)。現代人の傍若無人な態度や異常犯罪の多発を勝手に前頭葉の変化と結び付けてきた私にとって刮目すべき情報だった。
●No.7389/9.26

「被害者に真摯に謝る。」
が謝罪の基本と中川淳一郎氏(『週刊新潮』9月22日号)。「銀座のホステスのブラジャーを取ってニオイを嗅いだ」香川照之氏の会見への意見だが、既に相手女性とは和解しているとは言え、やはり一言ほしかったという戒めか。「ご迷惑・ご心配」もやめた方がいい。
●No.7388/9.25

「[目指す]特別市。」
と「かわさき市政だより」(9月号)。新型コロナウイルスや水害などの際に県を通さず国に直接要請でき素早い対応が可能になるなどと特別市のメリットを語るが、自衛隊派遣をはじめ県知事に行使権限がある事項を全て持てるのかなど住み分けが曖昧過ぎ賛成できない。
●No.7387/9.24

「子供の命は渡さない。戦争反対。」
プーチンの軍務経験のある予備役30万人招集発表を受けロシアに起きた反戦デモでの言葉だ(昨日の『NHKニュース7』)。国外脱出を目指す(ビザなし渡航可)航空券は27日まで売切れ。ウクライナ東部ハルキウ州の拠点都市奪還での形勢逆転がロシア崩壊へ導く。
●No.7386/9.23

「女20%、男6%。」
40年時点の65歳が100歳まで生きる割合だ(先日の『日本経済新聞』朝刊)。「自らのワクワクを大事にする姿勢」を訴えるが、私は介護を憂える。“高齢者重視の政策”と安易に言うが誰もが老いるのに、年齢で区切る発想に疑問を覚える。日本は介護から崩れる。
●No.7385/9.22

「高齢者ってスマホ苦手でしょ。」
とマライ・メントライン氏(昨日の『JAM THE PLANET』)。ドイツ人の彼女だから母国も同じと思うが少なくとも日本は今後、団塊の世代が本格的に高齢化しスマホを軽く使いこなす時代がもう来てる。安易にこう片付けるのは年齢差別だし現実も見誤っている。
●No.7384/9.21

「1回目の奇跡は奇跡と言うけど、
 2回目の奇跡は何と言うか
 誰も知らない。」
渡辺直美氏が米国初挑戦の相談をした際に千鳥・大悟氏が言った言葉だ(先日の「読売新聞」朝刊)。1回目の奇跡は茨城から上京しビヨンセネタで売れた事とか。「ただ一度奇跡起こした若者に」という阿久悠の詩に基づく言葉らしいが、何度も奇跡を起こしそうな彼女。
●No.7383/9.20

「民主主義とは、
 思考を止め、全権を立候補者に
 委ねるのではなく、当選した議員たちが
 どんな答弁をし、
 どんな行動をとるのか、
 常に目を配っていくことで
 成り立つものだ。」
と安田菜津紀氏(『生活と自治』9月号)。だから「選挙って難しい」などと視聴者におもねるのは間違いなのだワイドショー。「権力は監視の目が届かない限り必ず腐敗し、ときに暴走する」とも。何をやっても5割支持に甘え、既に増長が目に余る自民党を放置するな。
●No.7382/9.19

「バラクラバ。」
はスキー場で防寒用にかぶる“ニットの目出し帽”で顔の部分がハートで切り抜かれていたりする(『メトロポリターナ』9月号)。「自分が若者世代を受け入れる側になったのだと思えば」と、ぐんじさゆみ氏。だがその裏に新たな「匿顔」意識が隠れていたら話は違う。
●No.7381/9.18

「夫1時間54分、妻7時間28分。」
6歳未満の子持ち夫婦が家事・育児にかける1週間平均時間(先日の『news every.』)。街頭取材で「妻9に対し夫1」と言って笑うが、これでは改善しない。「昭和ではないのに昭和のモデルが残る」と山田昌弘・中央大学教授。共働きでも変わらない悪質さ。
●No.7380/9.17

「スティーブ・マックイーンは
 大和市鶴間に住んでいた。」
不動産屋を営む「FLAT HOUSE cafe」の親方の友人の父が「マックイーンに物件を貸していた」と、よく話していたとか。「週刊文春」(9月15日号/米軍ハウス三都物語)の同店の記事中でも記述。中央林間周辺の有名人エピソードに映画スターが加わった。
●No.7379/9.16

「最短の梅雨
 幻に。」
と先日の「読売新聞」朝刊。6月下旬に「統計が残る51年以降で最も早い」と発表された梅雨明けが7月下旬に見直された。発表時、半信半疑だったが直後の長雨を「戻り梅雨」と言ったのには呆れた。気象が注目されるなか勇み足の警告も多く勘違いしてないか気象庁。
●No.7378/9.15

「ダイエットって何なの?」
に「自分の体の心地いい状態をつくっておけばいいだけ」と中田英寿氏(先月の『VOICES FROM NIHONMONO』)。体が重いと感じたら運動すればいいという当然の理屈で体重維持可だ。「自分の体とよく向き合えば分かる」と冨永愛氏、誰でも分かるはず。
●No.7377/9.14

「ちょうどいい薄っぺらい会話。」
を(『GINZA』9月号)。馴染みの店で隣の客にお薦めを訊かれ「刺身」と答えると店主が「全部ですと言ってくださいよ」と言ったり、「新潟にイタリアンって焼きそばがあるでしょ」という話から新潟談議が始まる類の会話を例に挙げたが、その気持ちよく分かる。
●No.7376/9.13

「避けがたい運命に
 直面した時でも、どのような
 態度をとるかを決める
 自由は残されている。」
と黛まどか氏(先日の『日本経済新聞』朝刊)。「想像を絶する苦痛と不安に襲われたであろう入院生活」でも皆を笑わせ医師らに美しい季節の言葉を教えた父と、生死の境を彷徨った後リハビリを経て金毘羅宮の785段を登った母の逸話を交え。そんな老後を迎えたい。
●No.7375/9.12

「一人100票。」
を与え重視する論点別に配分し投票する方式を紹介した成田悠輔氏(先月の『TIME AND TIDE』)。現在の投票方式を街頭アンケートに例え「普通に考えるとヤバい」と批判。民主主義への提言が多かったが「コメンテーターっぽいお仕事はほぼ休眠」と発表した。
●No.7374/9.11

「自由に働き方を選べる方が
 より幸せで生産的だ。」
と米アップルの一部社員が「原則週3日の出勤」の会社方針に反発しネット上に嘆願書を公開(先日の『読売新聞』朝刊)。日本も社員3万人をテレワークにしたNTTグループと出社前提のホンダらとの分化が進む。リクルートワークス研調査では両方混在を6割が支持。
●No.7373/9.10

「電動キックボードの歩道走行可
 (最高速度6km/h以下)。」
という道路交通法の一部改正案の閣議決定を報じた先月の「ワールドビジネスサテライト」。高齢化社会の新たな乗り物的に紹介するが、その前に全国の歩道の整備をしない限り歩行者の危険度が上がる可能性を考えないのだろうか。今でさえ自転車を恐れながら歩くのに。
●No.7372/9.9

「年間500万円。」
が1ドル150円で算出した米国の私立・州立大学の平均授業料と仲野博文氏(先週の『MOTIVE!!』)。バイデン大統領が大学学費ローンの一部免除を発表したらしいがコロンビア大は年間800万円で施設拡充が学費高騰を助長。貧富の差は拡大し大学が遠くに。
●No.7371/9.8

「このままじゃ人生決まってしまう。
 課長になってしまう
 ヤバいと思って。」
とはIT関連企業勤めから37歳で噺家に転身した春風亭柳雀師の動機(先月の『ドキュメント72時間』)。50歳での真打昇進は見事。入門時、18歳の先輩にラーメンをご馳走になり翌日、最敬礼した思い出が泣かせる。好きな道で生きてこそ幸せという真理の好例。
●No.7370/9.7

「なるほど、こういう人間に
 出来上がったかぁ。」
何かを装備したり捨てたりを繰り返し、死ぬときにこう認識してこの世を去れるとよい、と美村里江氏(先月の『日本経済新聞』朝刊)。「性格は変わらない」と言うが気持ち次第で多少調整する事はできる。死ぬときに意識があれば、こんな感慨が訪れるのかもしれない。
●No.7369/9.6

「THE BEAST。」
は米国大統領専用車の愛称(先日の『Newsモーニングサテライト』)。正式名は「キャデラック・ワン」らしいが、冷蔵庫に大統領の血液が保存され医師が同乗しパンク後に100km走れる。パックンは安倍晋三の国葬は問題なしと言うが軽すぎる日本の首相の存在。
●No.7368/9.5

「失敗するチャンスを与えてやる。
 教育者にできることはそれだけだ。」
「最強スポーツ漫画ランキング20」で10位の「DFAYS」から聖蹟監督の言葉を紹介した中澤佑二氏は「もし自分がサッカーの監督になったら、これをまんまミーティングで言います」(先日の『ジャンクSPORTS』)。それにしてもみんな漫画、よく読んでる。
●No.7367/9.4

「生稲さんは存じ上げなかったと思います。」
と萩生田・自民党政調会長(先週の『ワイドナショー』)。旧統一教会の関連施設を生稲参院選候補と訪ねた件だが「存じ上げなかった」は彼女が主語で教会への謙譲語になる。通常の関係がそのまま口に出た感じ。「ご存じなかった」「知らなかった」と言うべきだった。
●No.7366/9.3

「菌根菌。」
は植物の根に寄生し土中から窒素などを吸収し植物に与えつつ光合成で得た炭素化合物をもらいエネルギーに(先日の『ワールドビジネスサテライト』)。(高騰する)化学肥料が8割減で収穫量が3割増と農家。松本微生物研究所が純粋培養に成功したとか、行け!日本。
●No.7365/9.2

「WAW(World Assembly for Women)!」
とは2014年に安倍内閣が「女性が輝く社会」の下で始めた国際女性会議(先日の「読売新聞」朝刊)。外務省の初代女性参画室長時代に本会議を主導した松川るい参院議員は「女性の地位向上に熱心に取り組む国だと印象づけられた」と言うが看板倒れの格好の事例だ。
●No.7364/9.1

川中紀行のnoteもぜひご覧ください。
「今日の気になる言葉123」と一部が連動しています。
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