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"できる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
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2022年8月分
「人から揶揄されるくらい
 自分が没頭しているもの。」
そこから世界が広がると訴えた(株)yutoriのCEO・片石貴展氏(先週の『ACROSS THE SKY』)。「情熱大陸」などを観ているとそんな人間ばかりだ。起業のリスクを問われ「リスクがない事の方が自分にとってストレス」だったと独立の背景を語った。
●No.7363/8.31

「正常の方と全く変わりません。」
と学校形式のデイサービス「こぐれ学園」を運営する小暮康弘氏(先日の『おはよう日本』)。一般的な通所介護の他に数学・文学、美術や書道などの授業を時間割化して行うが認知症の方が数学を「面白い」と言う。教師側にも認知症の方がいて認知症の概念が覆される。
●No.7362/8.30

「研究者
 雇い止め不安。」
と先日の「読売新聞」朝刊。勤続10年で「無期雇用契約」に転換できる権利が発生する研究者・非常勤講師が人件費削減のため契約更新されず大量(約3千人)に雇い止めされる可能性が高いとか。学問の道も世知辛い。今後、研究者を選ぶ若者が減少し自らの首をしめる。
●No.7361/8.29

「果物を食べない理由。」
を1位から順に「値段が高い」「日持ちしない」「皮むきが手間」「他の食べ物がある」と挙げた先日の「ワールドビジネスサテライト」。消費量が年々、下がっているようだが、だからと言ってスナック菓子に群がっては不健康そのもの。皮むきくらいやれよと失望する。
●No.7360/8.28

「運命の先読みはしない。」
とホラン千秋氏(先月の『SWITCHインタビュー 達人達(たち)』)。「どうせ失敗するのであれば、わざわざ緊張して失敗するより、何も考えず失敗する方が心は軽い」とメモに。「運命の先読み」は認知行動療法用語らしいが悪いイメージは先読みしない方がいい。
●No.7359/8.27

「自分の抱えているものを
 洗いざらい話すってさぁ、
 相手に何かを背負わせて
 しまうことにならないかな。」
と呟いた陸(藤原季節)に、バーのママ・北斗(飯田基祐)は「背負うのもしんどいかもだけど、背負わせてもらえないのも寂しいよ」と返した(先週の『プリズム』)。そこに正解はない。背負うものが重いと感じたら、そこまで。でも話さなかったらそこには着かない。
●No.7358/8.26

「質の高い“未成功”を積み上げて
 いくことが成功への道。」
と本間正人・NPO法人学習学協会代表理事(先日の『TIME AND TIDE』)。「いつでもどこでも学ぶ存在」と人間を捉え、失敗を「未成功」と呼ぶ。失敗から何かを学ぶことが質の高い未成功になるか。氏は「学び続けていくこと」即ち永遠のチャレンジを促す。
●No.7357/8.25

「米粉の普及。」
と先日の「読売新聞」朝刊/社説。技術革新で微細な粉末にする環境は整うが、1kgあたりの製粉費用は小麦粉50円よりかなり割高の70〜340円とか。まさに「技術開発と量産化」が鍵だ。輸入小麦の高騰で米粉に舵を切る施策が求められるが政府の発信力が弱い。
●No.7356/8.24

「自分がやりたいこと。」
を求め内定企業を蹴って愛知県豊根村でチョウザメ養殖を始めた小早川武史氏(先週の『いいいじゅー!!』)。村にいる先駆者に教えを乞うて始めたが、いまは必死に自分の目と手で試行錯誤を重ね、視力が弱く難しいと言われる古代魚の飼育に挑む。この頑固さがいい。
●No.7355/8.23

「アニメは自分の(思う)
 人物像が壊れない。」
と15年のコミケに来た女性ファン(先日の『ドキュメント72時間_歴代ベスト10』)。人間は裏の顔が持つがアニメのキャラにはそれがないとも。確かにアニメでは設定された範囲内で行動するが人間は裏と表で違う。その二面性がさまざまな軋轢を生んでいくのだ。
●No.7354/8.22

「空気、飯、ムーラン。」
戦地の慰問から帰り存在意義を見失っていた明日待子(古川琴音)は、佐々木(椎名桔平)が見せたファンレターを前に改めてステージに立つ事が日常に欠かせないほど重要なのだと考え直す(先日の『アイドル』)。糸井重里氏の日産CM「くうねるあそぶ」を思い出す。
●No.7353/8.21

「二子玉川を“ニコタマ”と略せない。」
というふかわりょう氏の言葉を「私も」と本仮屋ユイカ氏が紹介(先日の『Sparkle Life』)。私は高校時代、喫茶店を「サテン」と、コンビニエンスストアの草創期、「コンビニ」と略せなかった。いまニコタマと略して平気なのは言語感覚が変わった証拠か。
●No.7352/8.20

「知床旅情。」
は映画「地の涯に生きるもの」で久松静児監督の要請により森繁久彌がセットのちゃぶ台上に紙片を置いて作った、と山崎努氏(先日の『日本経済新聞』朝刊/私の履歴書)。共作者がいるという話もあるが、即興で作ったという山ア氏の紹介の方が楽曲が際立つ気がした。
●No.7351/8.19

「地域移行。」
とは公立中学校の休日の運動部活動を地域のスポーツ団体に委ねるスポーツ庁の有識者会議による方向性(先日の「読売新聞」朝刊)。しかし長沼豊氏の「平日の部活動も地域移行が必須」という意見に賛成。静岡市内の中学校のサッカー部の廃部危機を10年前に聞いた。
●No.7350/8.18

「Dota2世界大会。」
なる賞金総額4千万ドル(130円換算で54億円)のeスポーツイベントを宮下英之「eSports World」編集局長が紹介(先週の『ACROSS THE SKY』)。賞金に比べeスポーツの認知は低いが、卒業文集でDota2優勝と書く小学生はもういるか。
●No.7349/8.17

「首相、人事で反転攻勢。」
と先日の『読売新聞』朝刊。安倍元首相の国葬と旧統一教会と閣僚の関係にセットで批判が集まるなか内閣改造を早めたが執務に慣れた時点で派閥のため閣僚を替える人事がなぜ攻勢に繋がるのか意味不明。こんな政治の世界でしか通じぬ発想は時代遅れと讀賣は知るべき。
●No.7348/8.16

「答えは出なくても、
 歩き続けていれば、
 きっといつか何かが見つかる。」
検事の姉・優乃(MEGUMI)と争う裁判に悩む佳夫男(中村倫也)にランニングマシンで隣り合わせた綿郎(さだまさし)はこう言う(先日の『石子と羽男-そんなコトで訴えます?-』)。人生を言ったのだろうが単純な散歩で悩み解決のヒントが見つかる事もある。
●No.7347/8.15

「工事人A。」
という出番5秒の役を頼み込んでもらいドラマ「チロルの挽歌」で高倉健と出会った阿部寛氏(先日の『読売新聞』朝刊)。「今度はちゃんと絡むものをやろうな」と言われ「輝かしい瞬間」を実感。出会いは人生の醍醐味だが自ら引き寄せた積極性がその後の糧となった。
●No.7346/8.14

「各校の主将のみ行進する形に
 変更する形となりました。」
と第104回全国高校野球選手権大会・開会式について大川立樹アナ(先日の『めざましどようび』)。昨今の「形」の乱用は目に余るが、4秒に2度はひど過ぎる。世の局アナは、自分がいかに「形」を使い過ぎているか気付かないのかそれでいいと高を括っているのか。
●No.7345/8.13

「5分で10度上昇。」
という気温35度の環境下で白い車体の車内で実験したJAFの見解を先日の「読売新聞」朝刊で紹介。厚木市内で2歳と1歳の姉弟が高温の車内に放置され死亡した。2時間後に50度を超えるという恐怖の結果も。毎夏の惨事を繰り返さないでほしい(水の事故共々)。
●No.7344/8.12

「長い間、歴史の風雪に耐えて残ってきた
 経験値とか良識とかっていうのが大切で。
 けれども世の中変わっていくので、
 ちょっとずつ変えていく。
 大切なものを守るためには、
 やっぱり調整しながら
 変えていくっていうのが大切。」
「保守」の定義をこう述べた中島岳志・東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授(先日の『SWITCHインタビュー 達人達(たち)』)。「保守」が誤って使われていると嘆いたが、批判すれば反日と言われる歪んだSNSの言葉か。思考する行為が廃れ始めている。
●No.7343/8.11

「大野がいま2着に上がってきた。」
とインターハイ(全国高等学校総合体育大会)の陸上男子1500m決勝の実況で西川典孝アナ。「着」は「行きつく・決まりがつく」という意味があり最終結果を言う言葉で途中経過では使わない。日本語の扱いが粗雑というか、乱れっ放しで無法地帯の局アナの迷実況。
●No.7342/8.10

「我々、昭和時代の人間っていうのは、
 ポンポン転職するっていうのが
 なかなか性格的にできないので。」
と山一証券破綻時に29歳だった玉山英樹氏(先日の『あの日、偶然そこにいて』)。氏は6回転職した私より年下だし私の花王の同期には新人研修後に転職した男もいた。時代で特性を括られては困るが、氏は2社目の製造業で社員人生を全うしそう、生き方はそれぞれ。
●No.7341/8.9

「大人たち自身が理科離れしている。」
だから子供たちが理科離れすると言った生物学者の福岡伸一氏(先日の『読売新聞』朝刊/編集手帳)。「ゴキブリやクモを見たらすぐ叩き潰したり」と言うが昭和世代も潰した。ただ私の子供の頃はザリガニ、トンボ、アメンボなどと遊んだ。理科に近かったとは言える。
●No.7340/8.8

「美術館 絵の楽しみ方が分からない。」
と石井隆広アナ(先日の『あさイチ』)。P・シニャック「サン=トロペの港」に「カラフルで明るい。これ以上、何を感じればいいのか分からない」と困惑したが、それでいいのでは?「絵の世界に入る」という助言もあくまで一つの鑑賞法。どこまでガイドに頼るんだ。
●No.7339/8.7

「永遠の平和が祈られ続けている
 ここ広島市。」
被爆から77年目を迎えた本日の「原爆の日」に行われた広島の平和記念式典で岸田首相はこう述べた。誤りではないが平和を祈る行為は全世界共通のはずだ。ここには平和を祈る事すら難しいという意識が暗に働いている気がする。最高級を使うなどの工夫が欲しかった。
●No.7338/8.6

「勝手に新奇な言葉を拵える
 ことは慎むべきだ。」
と谷崎潤一郎は1934(昭和9)年の「文章読本」で述べた(先日の『読売新聞』朝刊/編集手帳)。妙な新語に「待望」を挙げ「期待と希望を一つにするのはせわしない」と言ったが定着した。問題視すべきは新語ではなく会話を不成立にさせる口語の発音と無秩序だ。
●No.7337/8.5

「国民の生命と財産を断固として
 守り抜くため
 (中略)防衛力を抜本的に強化。」
先の施政方針演説での岸田首相の発言だ。今週のNHKニュースでは「国民の生活を守るため」という言い方もした。しかし、ロシアや北朝鮮の攻撃を受ける可能性より介護が行き詰まる可能性の方が遥かに高い。攻撃は非常事態だが、介護は既に非常事態に突入している。
●No.7336/8.4

「米子って役を作ってしまえ。」
朝ドラ「ひよっこ」の主役の友人オーディションを受けた伊藤沙莉氏が岡田惠和氏に言わせた言葉(先日の『らじるラボ』)。米屋の一人娘の役名だが、これも“出会い”の妙だ。同日「あさイチ」では江口のり子氏と長塚圭史氏の出会いを紹介したが、人生はこれで回る?
●No.7335/8.3

「へそ天。」
とは猫や犬、パンダなどがお腹を上にして寝転ぶ姿を指すが、気象予報官の間では、太平洋高気圧が張り出し晴れと予報すれば後はへそを出して寝ていても間違いない天気を意味するとか(先日の『読売新聞』朝刊/編集手帳)。もちろん今は予報技術を気象現象が上回る。
●No.7334/8.2

「介護事故
 背景に人手不足。」
と先日の「読売新聞」朝刊。25年度に必要な介護職員は約243万人で19年度比32万人増の計算。介護従事者の待遇改善は必須で「介護職員等ベースアップ等支援加算」もあるが、全産業平均年収より低く女性が低い。これを正さないと日本は国民の尊厳が守れない。
●No.7333/8.1

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「今日の気になる言葉123」と一部が連動しています。
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