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"できる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
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2022年4月分
「この度はお騒がせしまして
 大変申し訳ございません。」
沈没事故を受けた記者会見冒頭で桂田精一・(有)知床遊覧船社長はこう謝罪した(本日の『NHKニュース』)。乗客の死亡に対し「安全管理を疎かにし尊い人命を奪った」など責任直視の言葉から逃げた。最近の謝罪は規則を犯しても「ご迷惑をかけた」しか言わない。
●No.7240/4.30

「単語にまつわる共通の理解が、
 社会ですごく大きい言語。」
と玄理氏(先日の『ACROSS THE SKY』)。例えば「おばちゃん」は英語は「00代〜00代の女性」となろうが日本語は「若干のふてぶてしさ」など特有の意味を含む。短歌で「いろんな情景が浮かび上がる」理由に共通の理解があると。しかしそれも崩れてる?
●No.7239/4.29

「共同注意。」
とは心理学で「同じものに注意を向けさせること」と阿部公彦氏(『GINZA』5月号)。SNSは多くの人の「注意」に価値があり、立派かどうかは意味がないと斬った。現代社会は共同注意に重きを置くが“多くの人が注意”する対象にはむしろ冷静な眼をもちたい。
●No.7238/4.28

「グランゼコール。」
というエリート養成校出身者が社会を仕切り勝ち組・負け組が決まるフランス社会の改革をマクロンが進めなかったという背景が、ルペンとの差を縮めたと本日の「日本経済新聞」朝刊。手取り収入が多い層はマクロン支持、工事労働者は逆だ。資本主義の弊害が出ている。
●No.7237/4.27

「どうでもよいことは流行に従い、
 重要なことは道徳に従い、
 芸術のことは
 自分に従う。」
かの小津安二郎の言葉だ(先週の『夕焼け酒場』)。表現することを全て「芸術」と考えれば、オリジナリティの大切さが伝わる。人生はどうでもよいことではなく最重要だが、これこそ自分自身を表現する行為ではないか。そう考えて「自分」に従うのが正解と思いたい。
●No.7236/4.26

「人生には浮き沈みがある。
 でも、あなたは何でも乗り越えられる
 才能と能力がある。
 そして誰が何と言おうと、
 あなたはあなたなのです。
 それだけで素晴らしいのです。
 いつか日本に来てください。
 自信をもって一緒に人生を前に
 進めていきましょう。」
テロ・紛争解決スペシャリストで特定非営利活動法人アクセプト・インターナショナル創業者の永井陽右氏が、テロ組織から抜け出して歩み始めるソマリアのアリ君に語りかけた言葉だ(先日の『ザ・ヒューマン』)。この命懸けの言葉は、悩み多き全ての人間の胸に響く。
●No.7235/4.25

「一日観音。」
とは、ときに千人を数える僧侶が集い一日で彫る観音像と先日の「時を彫る」。異常気象や飢饉で「骸骨道に満てり」という惨状が見られた平安後期に始まる。1568 (文永5)年に彫った旨の記述が仏像の中に納められた古文書にあった。現世も似た光景が広がるとは。
●No.7234/4.24

「もじ鉄。」
とは石川祐基氏が提唱する「駅看板の文字が好きな人」の名称(先日の『日本経済新聞』朝刊)。JR西日本エリアは「ヒラギノ角ゴ」で、かなと欧文に「TBUDゴシック」を使う変則的な書体らしい。人が関心を寄せない事象に執拗に執着する姿勢が注目される王道だ。
●No.7233/4.23

「きまぐれな偶然の女神の仕業。」
と鶴ケ谷真一氏が語る今週の「日本経済新聞」朝刊の逸話は、ゲーテの日記の完全版を求めていたドイツの批評家E・R・クルティウスは、ソーセージの包み紙が欲しい日記のページだったという内容。氏はこの種の偶然を見過ごされるから少ないと書くが、敏感でいたい。
●No.7232/4.22

「スペシャルティコーヒー。」
について「てらす珈琲」店頭で知る。「種子からカップまで」つまり栽培過程から輸送されて消費国に届き焙煎・抽出されカップに入るまで品質管理が徹底される。近年はカッピングという風味テストで産地の特性や味を評価し80点以上が該当とか。焙煎の影響は大だが。
●No.7231/4.21

「ロシアアレルギー。」
と「ロシア」と名が付くものへのアレルギーを表した林真理子氏(『週刊文春』4.14号)。自身も「ロシアと名がつくところに行きたくはない」としつつ「食べるものに罪はない」とロシア料理店へ。ロシアなる国とロシア文化は違うと思いたいがロシア国民よ気付け。
●No.7230/4.20

「望んで叶うことなら努力に値しない。」
本日の「讀賣新聞」編集手帳は、このヨハン・W・V・ゲーテの言葉を紹介し佐々木朗希投手の二試合連続完全試合への再挑戦と絡めた。「望んで叶うと思えたとき人は努力する、が一般的」とコラム子は書くが世の中、望んでも叶わない事に望みをかけるから努力がある。
●No.7229/4.19

「妻がモヤモヤする言葉。」
のベスト3を挙げた本日の「ポップUP!」。順に1「後でやる」、2「言ってくれればやったのに」、3「用意にそんなにかかるの」。特に2は玄関にゴミ袋を置いた場合で家事に鈍感過ぎと言える。3は女性を知らなさ過ぎるし1は「ちょっと待って」くらい言えれば。
●No.7228/4.18

「コント『嫌な人』の始まりだな。」
と「ゴッドタン」や「あちこちオードリー」などを考案した佐久間宣行氏(先日の『Sparkle Life』)。 メチャクチャ嫌な人と会う際はこう考え「このタイミングでこんなこと言える人ってスゲー」とワクワクする方にもっていくとか。いや〜、スゲー想像力だ。
●No.7227/4.17

「UD。」
とはYouTuberチャンネルで横断性脊髄炎による車椅子の日々を発信する中嶋涼子氏が、週2回の排便日に付けた名「ウンコデー」の略だ(先日の『讀賣新聞』朝刊)。へそより下が麻痺しているため下剤などで排便する。「ありのままを伝える」という覚悟の凄さ。
●No.7226/4.16

「すごく容易に対立構造が
 生まれてしまっているな。」
と俳優で映画監督、プロデューサーでもある杉野希妃氏(本日の『TIME AND TIDE』)。「世の中って何事も白黒つけにくく二項対立で語れない事象がたくさんある」とも。最も身近な対立が日々TwitterなどのSNSで起きている。平和を胸に問うべきだ。
●No.7225/4.15

「この世は一つの舞台。
 男も女もただ演じるのみ。」
W・シェイクスピア「お気に召すまま」中のこの台詞に、自ら翻訳した「拳闘士の休息」で再び出合って人生の糧となった、と岸本佐知子氏(先日の『ACROSS THE SKY』)。この「演じる」、ポジにもネガにもなるが、どうせならポジティブに演じ現実化したい。
●No.7224/4.14

「ゴロフキンの右パンチ一発で、
 前歯4本折られた。」
と、キーウで12年に行われたWBA・IBO世界ミドル級タイトルマッチの体験を先日のNHKニュースで話した淵上誠氏。村田諒太選手を沈めたG・ゴロフキンの強さを物語る。戦前「殴られ倒されてしまうんじゃないかという恐怖」を語った村田選手の胸中を思った。
●No.7223/4.13

「人間が好きなんです。」
年末に父が圧迫骨折になり、その後、ケアマネージャーへの連絡からデーサービスの利用、ポータブルトイレや手すりの設置へと一気に介護と向き合うことに。これは毎日の着替えを依頼したヘルパーに「大変なお仕事でえすね」と言った私に返ってきた言葉。個性は大切。
●No.7222/4.12

「僕たちの有給休暇は
 エスパルスのためにある。」
4月6日(水)の浦和レッズ対清水エスパルス戦・DAZN中継で埼玉スタジアムまで来たエスパルスサポーターはこう言った。19:30キックオフで前後半90分にハーフタイム15分。帰ると午前1時過ぎでそのまま仕事へ、とか。サポーター達のチーム愛の強靭さ。
●No.7221/4.11

「子ども自らがSOSを発信する事は難しい。」
と11歳から事故で体が不自由になった母を介護してきた「日本ケアラー連盟」の沖村有希子氏(先日の『讀賣新聞』朝刊)。ヤングケアラー(家族の介護や世話を日常的に行う若者)は神奈川県内の中高生の20人に一人に上るとか。専用相談窓口だけでも告知の徹底を。
●No.7220/4.10

「いいかい、最後は、
 自分を信じるチカラだ。」
「ロックで独立する方法」で忌野清志郎はこう言い「がんばれ、若者! 夢を忘れずに!!」と呼びかけた(先週の『yes!〜明日への便り』)。その秘訣は練習にも作る音楽にも手を抜かない事と語る。「自分を信じる」と何度も書いたが手を抜いていないか自らに問う。
●No.7219/4.9

「30歳までに何とか
 ならなければ、辞めて
 いかなければならない。」
90年代前半の芸人にはそうした暗黙の雰囲気があった、と藤井ペイジ氏(昨日の『MOTIVE!!』)。YouTubeで「辞めた芸人に話を聞こう」シリーズを発信するが錦鯉やずんの飯尾和樹氏らのブレイクが「売れない芸人の寿命を伸ばす」と自嘲気味に語った。
●No.7218/4.8

「貨客混載。」
という実験を実家に行く際の東急バス車内で見る。新型コロナウイルス禍で恐らく乗降客の数が減って考案された方法なのだろう。青葉区内で作られた食品を客が座る一部を貨物用に充ててバス輸送し同区内の「たまプラーザ」駅付近の店舗で売る。積極的に行ってほしい。
●No.7217/4.7

「人間ではなく自然が、
 この世を支配している。」
と信じるのは白井隆・(一社)湖水地方コモンズ・代表理事(先日の『日本経済新聞』朝刊)。水牛からモッツァレラを造るが、美味しいチーズは「牛も同じ生き物と考えて仲よくする」飼育から生まれるとか。こんな気持ちで、世界はもういい加減、開発をやめてほしい。
●No.7216/4.6

「イライラしないっすね。」
私も球界ナンバーワンと思う山本由伸投手は、うまくいかないときも「そんなの仕方ない、やってないんだから」と自然に自らの具体的な問題と捉える(先日の『情熱大陸』)。だから余計な事には苛立たない。そう考えるとイライラする事自体、恥ずかしいとも言えよう。
●No.7215/4.5

「自分でその仕事のイニシアチブをとる。」
4月1日、大井川和彦・茨城県知事が県庁の新人職員に向けて投げかけた言葉だ (1日の『CONNECT』)。新人は自分で仕事は選べないが、自分で考え、自分でどんどん引っ張っていけば世の中を引っ張る時間が得られる、と。何年働こうが、この気持ちでやりたい。
●No.7214/4.4

「Don't Fight, Don't Steal, Don't Be Greedy.」
「golife」というファッションブランドがある。妻の専門学校時代の同級生のソーシ君が創った。しかし彼はこの冬、52歳の若さで亡くなってしまった。戦うな、盗むな、欲張るな。かなり前にデザインしたはずだが、この時代にぴったりじゃないか、この言葉は。
●No.7213/4.3

「金沢、行きますよ。」
昼の生番組に疲れていたTBS時代の田中みな実氏に「息抜きしようか」と声をかけた先輩の安住紳一郎氏は、待合わせた羽田空港で開口一番、こう言った(先週の『あったかタイム』)。ロケで訪れたお店へのお礼訪問とはいえ、このインパクトはさすが人気アナと驚く。
●No.7212/4.2

「東京手仕事。」
とは東京都及び東京都中小企業振興公社による国内外に向けた伝統工芸品の普及促進プロジェクトだ(『メトロポリターナ』APR)。江戸漆器、寿司切子、手植えブラシ、江戸手描提灯ら40点が並ぶ。全ての手仕事が連綿と確かに未来へと受け継がれてほしい、と願う。
●No.7211/4.1

川中紀行のnoteもぜひご覧ください。
「今日の気になる言葉123」と一部が連動しています。
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