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"できる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
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2022年2月分
「すぐ調べてすぐ入ってくることは、
 すぐ忘れちゃって。
 長く時間をかけて、
 長く理解してったものは、
 長く自分のなかに残る。」
幅允孝氏が小学校で講演した際「紙の本とデジタルやインターネットとの違いは?」と質問をした際、3年生と4年生から返った意見だ(先日の『LIFESTYLE COLLEGE』)。それでも全て紙という訳にはいかないが、私は常に多重検索と複合検索を繰り返す。
●No.7179/2.28

「人の『好き』って気持ち、
 元気になるんだな。」
と南沢奈央氏がMCを務める「i hon-yomokka!」で見せる本への愛情を評した本仮屋ユイカ氏(本日の『Sparkle Life』)。毎週、テーマに沿った本を紹介するのだが、作品の深部に斬りこんで語る南沢氏の説明は、素直に本好きが伝わって爽快だ。
●No.7178/2.27

「刺激とリスクを求める割合。」
は米国では5人に一人だが、日本は20人に一人という調査結果を中野信子氏が紹介(先日の『News Sapiens』)。それだけ安定を求める日本人が多いと分析。人生をコストパフォーマンス優先で考える思想が、失敗を恐れ挑戦を避けるライフスタイルを生むか。
●No.7177/2.26

「お前がブラジルに行こうと決心し、
 行ったこと、つまり行くだけで
 成功なんだよ。
 そこに失敗も成功もない。
 プロになった、なれない、
 そんなことじゃない。
 挑戦したことが成功なんだ。」
三浦知良氏がプロサッカー選手になるためにブラジル行きを決めた15歳のとき、静岡学園高校で「一番怖くて厳しい先生」が言った言葉だ(本日の『日本経済新聞』朝刊)。挑戦することが全てとでも言う、このメッセージの力、コスパ全盛の時代に素晴らしいと思った。
●No.7176/2.25

「人がお好きなんですか?」
と、よく訊かれるとヨシタケシンスケ氏(先日の『TOKYO SPEAKEASY』)。人間の営みの面白味を切り取る作風がそう質問させるのかと思う。しかし氏は「あんまり人に興味がないし好きじゃない」と本音。「社会人として好きになっていかなくては」と吐露。
●No.7175/2.24

「女性の体に生理現象として
 周期的に現れる変調。」
と「月水御書」で日蓮は月経について書いた(今週の『100分de名著』)。そして「生命の種を継承する原理に基づいた」と客観的に見つめる。また、女性の地位が低かった鎌倉時代に、ある女性に向けた手紙では「日妙聖人」と名付け高僧と同じ地位であると伝えた。
●No.7174/2.23

「モンステラ。」
を特集「365日、インドアグリーン!」のトップで紹介した「サルース」(3月号)。「丈夫で育てやすく、多少の日陰でも生育可能」とある通り、オフィス内で鮮やかなグリーンを届けてくれていたが、なぜか弱ってしまった。寿命なのか、何か環境異変があったのか。
●No.7173/2.22

「必ずいつか一人になるんですね。
 そのことを覚悟して。」
2011年10月、岩手県浄法寺町の天台寺で3.11で夫を失くした女性に向けて瀬戸内寂聴氏が言った言葉だ(先日のアナザーストーリーズ 運命の分岐点『愛を生き切った人〜瀬戸内寂聴の99年』)。「好きな人と一緒には死ねない」とも。一人を覚悟して生きよう。
●No.7172/2.21

「でたらめをやってごらん。
 口先では簡単にでたらめと言うけれども
 いざ、でたらめをやろうとすると
 それができない。」
という岡本太郎著「壁を破る言葉」の一節を吉田ウーロン太氏が紹介(本日の『ACROSS THE SKY』)。「自由にやっていいと言われると困る」と、創造が仕事のアーティストを含め頻繁に聞く。「でたらめ」と決めた時点で少なくとも独創性が必須になるからか。
●No.7171/2.20

「男性誌でもフェムテック。」
と「日本経済新聞」本日朝刊。「Female(女性)」と「Technology(技術)」を合体した造語だが宝島社が男性誌を含むフェムテック啓発企画を実施中とか。「メトロポリターナ」も「Fem Care Project」を行い「女性のカラダ」を特集する。
●No.7170/2.19

「筋トレでガンのリスクが下がる。」
という結果が約8万人を対象にした英国の研究で明らかになった(先日の『日本経済新聞』朝刊)。筋トレを週2回以上した人は、しない人に比べガンの死亡リスクが31%下がり、全ての死亡リスクが23%減した。血糖値も下がるし、ボディメイクだけの効果じゃない。
●No.7169/2.18

「田舎に住んで、まともな生活をしている
 人々を、私は尊敬こそすれ、
 田舎者とはいわない。
 都会の中で恥も外聞もなくふるまう人種を、
 イナカモンと呼ぶのである。」
かの白洲正子氏の随筆集「夕顔」の一節を新潮社の小林加津子氏が紹介(今週の『ACROSS THE SKY』)。93年刊だから約30年前にも「イナカモン」がいたとはいえ現在より常識はあったはずだが。恐らくいま、その意味すら理解できない層が多数派を占める。
●No.7168/2.17

「越えられる人の前にしか壁は現れない。」
とイチロー氏が言ったと、あべこうじ氏(本日の『Skyrocket Company』)。生きていれば壁を感じる事は誰でもあろうから、これは恐らく「越えられる壁しか人の前には現れない」だろう。数億の借金などしようにもできない。やはり壁は越えられるのだ。
●No.7167/2.16

「日本の女性学長なぜ少ない?」
という見出しで高橋裕子・津田塾大学学長が語る(本日の『日本経済新聞』朝刊)。そもそも女性教授の比率が低く、職位の高いキャリアを通した育成の機会が男性に偏るなどの原因が挙げられる。男性ばかりの討論会(パネル)を「manel」と呼び、日本に多いとか。
●No.7166/2.15

「一度転落すると
 二度とはい上がれない。」
それが若者共通の“生きづらさ”だと土井隆義・筑波大教授(先週の『日本経済新聞』朝刊)。昨今の“拡大自殺”の原因をそれを誰とも共有できない孤独感に求めた。分析は自由だが、なぜそんな脆弱なしかも人の命を軽んじる人間を生んだのかという問いも答えもない。
●No.7165/2.14

「もういいや! と放置する。」
デザインで煮詰まったときはそう思った途端に新たなアイデアが浮かぶと言ったコシノジュンコ氏に「私も同じ」と応えた阿木燿子氏(本日の『MASACA』)。「私は寝るからあなた頑張って」と脳に言うと朝には詞ができているとか。考え過ぎないのは人生も同じか。
●No.7164/2.13

「沙耶香氏には、
 大切なぬいぐるみの
 山田がいる。」
この沙耶香とは村田沙耶香氏で語り手は朝吹真理子氏だ(『GINZA』MARCH)。「よく山田アドバイスを受けている」と書くが、彼女は“山田”を通じ自分と対話しているのではないか。ちなみに朝吹氏も「ぬいイヴ」と呼ぶゴム製の白猫が「いる」。作家は複雑。
●No.7163/2.12

「頑張って仕事をしても
 なかなか褒めてもらえない。」
JR西日本がInstagram「トキメキショップ」で顧客の悩みや思い出を募った際に届いた声の一つ(先日の『日本経済新聞』朝刊)。ここから同社の期間限定「妄想ショップ」につながり「ほめるBar」が実現。「褒めて伸びる」と言うが、みんな褒められたい。
●No.7162/2.11

「ライフファースト族。」
とは、出発点に実現したい生き方を据えて生活を組み立てる人達を言うらしい(先日の『日本経済新聞』朝刊)。「旅行と生活の境目が曖昧になり始めた」とB・チェスキー・エアビーアンドビーCEO。職場が制限されない環境は旅好きにはたまらないだろうと推測する。
●No.7161/2.10

「町の数だけ暮らしがあって、
 駅の数だけ駅前がある。」
と「メトロミニッツ」(February)で古川誠・同誌編集長。以前、京浜急行の各駅のみ停まる駅を扱った情報誌の取材をしていたとき、駅々で図書館に寄り、その駅周辺の歴史を調べ巻頭エッセイで綴った。駅の数だけ歴史もある、ときに日本史にも関わるほどの。
●No.7160/2.9

「アスハルトの道は安全だから
 誰だって歩きます。
 危険がないから誰だって歩きます。
 でもうしろを振りかえってみれば、
 その安全な道に自分の足あとなんか
 一つだって残っていやしない。
 海の砂浜は歩きにくい。
 歩きにくいけれどもうしろをふりかえれば、
 自分の足あとが一つ一つ残っている。
 そんな人生を母さんはえらびました。
 あなたも決してアスハルトの
 道など歩くような
 つまらぬ人生を送らないで下さい。」
104枚の未発表小説「影に対して」で遠藤周作は、自身の母を重ねた勝呂の母にこの言葉を言わせた(先日の『遠藤周作 封印された原稿』)。自分の足あとが一つも残らない、というのは言い過ぎだが、私も海の砂浜に変えた。しかし私はこの先の足あとしか見られない。
●No.7159/2.8

「『そうですね』禁止令。」
を新庄剛志監督が出した、と「サンデー毎日」(2.13号)。この言葉には「とりあえず穏便に済まそう」という意識がある。また、これを禁じれば否応なしに自分で考える機会が多くなるのだ。インタビューへの返事をこれで始めるステレオタイプにNOを突き付けた。
●No.7158/2.7

「ジャッジされない。」
つまり価値判断されない米国の小学校の教育環境を語ったシェリーめぐみ氏(先日の『News Sapiens』)。そこには「みんな違っていいい」という考え方の下であらゆる子供の言動を“個性”と捉える文化がある。人と違う発想の自由さがGAFAを生む、納得。
●No.7157/2.6

「いい変、悪い変、治る変、治らない変。
 治さない、むしろ大切にしておきたい変、
 その欠点や変さが、どういうものなのか、
 ちゃんと見極めろ。」
実家の玄関で三女・美香(武田玲奈) の足揉みを始めたという学(高杉真宙)の行為への感想を言い合う娘達に源太郎(吉田鋼太郎)は、こう諭した(本日の『おいハンサム!!』) 。人は多かれ少なかれ皆変わっている、だから私は他人に「変わっている」とは言わない。
●No.7156/2.5

「スキーの語源は『裂く』。」
と先日の「日本経済新聞」朝刊/春秋。硬い木を裂きスキー板とストックを調達する作業に由来するとか。16世紀頃にロシアや北欧の軍隊の移動手段として発達したらしい。スキーの歌と言えば「山は白銀♪〜」と思っていたら「輝く日の影♪〜」という歌もあると知る。
●No.7155/2.4

「『右』の説明の仕方。」
を飯間浩明「三省堂国語辞典」編集委員が紹介(先日の『News Sapiens』)。漢数字「一」の終わり、ラリルレロの「リ」の長い方、アナログ時計の1,2,3の側と例を並べた。「北に向かったときの東側」とは中野信子氏。時刻を書く際の分表示の方、ダメ?
●No.7154/2.3

「もし不備がなければ、
 ご返信には及びません。
 ありがとうございます。」
というメールの末尾に感動したというツイートを先日の「ワイドナショー」で紹介。「返信不要です」は冷たい印象を受けるという感想も。私は「不要」から「特にご返信には及びません」に変えた。「受領済みの返信をしたい」という声も挙がったが、返信はすればいい。
●No.7153/2.2

「正直者が馬鹿をみる社会に、
 自分が大人になってから出ていかなきゃ
 ならないと思っていたけど、
 この人が報われてよかったです。」
立憲民主党の小川淳也議員の選挙活動を描いた「香川1区」での娘さんのこの言葉を玄理氏が紹介(先日の『ACROSS THE SKY』)。地元に橋を造ったとかの理由で市民が投票する日本社会を言ったか。自民優位の政治情勢はその社会を維持する構造があるからだ。
●No.7152/2.1

川中紀行のnoteもぜひご覧ください。
「今日の気になる言葉123」と一部が連動しています。
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