プレゼントのアピール&プロフィールコピーライターのプレゼント
"できる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
23年間にわたるバックナンバーはこちらから

2022年1月分
「“楽地”を見つける。」
昔は殆どの小学校に薪を背負う像があった二宮金次郎の哲学だ(先日の『yes!〜明日への便り』)。どんな苦境にあっても楽しい場所、即ち“楽地”を見出さぬ限り人生の達人にはなれないと説いた。苦を楽に変える視点を懸命にもつ、不可能でもそれをするしかない。
●No.7151/1.31

「その服を着るということの
 スタンスの表明。」
とファッションを定義した代々木上原「sio」のオーナーシェフ・鳥羽周作氏(先日の『キュレーターズ_マイスタイル×ユアスタイル』)。ファストファッションは個性に欠けるばかりか長く着られないため環境負荷も増加する。この定義こそファッションの真骨頂だ。
●No.7150/1.30

「人生に、折り返し地点って
 ないと思う。」
とYOSHIKI氏(先日の『SWITCHインタビュー 達人達(たち)』)。「死ぬまで、その瞬間まである種、戦いだと思う」と続けた。「そろそろ折り返し地点」と思えるなんて幸せだ。私は折り返し地点が分かるほど成果を挙げておらず、死ぬまで求めるしかない。
●No.7149/1.29

「恋愛感情のない男女が、
 家族になる理由ある?」
他者に恋愛感情を抱かぬロマンティックで性的に惹かれないアセクシュアルでもある咲子(岸井ゆきの)が始めた共同生活に母・さくら(西田尚美)はこう呟く(先日の『恋せぬふたり』)。「逃げるは恥だが役に立つ」から「ラブコメの掟」など契約結婚・恋愛が目立つ。
●No.7148/1.28

「褒められることも、
 けなされることも、
 どっちも響かない。」
と森田剛氏(先日の『ボクらの時代』)。しかしその後「身近な人に喜んでもらえる方がうれしい」と言うのだから結局は褒められてうれしいのだ。冒頭の言葉はメディアや観客の評を想定したのだろうが人は多かれ少なかれ(先日書いた)“褒められて伸びるタイプ”だ。
●No.7147/1.27

「運、不運は、そのときだけのもの。
 運がのちに不運ともなり、
 不運がのちに運のもとになる事がある。
 今のお前が
 『自分は不運だ』とがっかりしたら、
 一生の負けで終わりになる。」
池上正太郎が、稀代の劇作家、長谷川伸に言われた言葉だ(先日の『yes!〜明日への便り』)。人生は繋がっているから不運からも何かを得られると思い込むようにしている。しかしそれでも割り切れぬ不運な出来事はあるが結局それなくして現在はないと思うのみだ。 
●No.7146/1.26

「君らは公務員や甲子園球児よりも
 品行方正、求められているってことを
 忘れたらアカンで。」
本多正識・吉本総合芸能学院(NSC)講師が生徒達に言う言葉だ(昨日の『週刊テレビ批評』)。ある意味、常識の枠外にいるから芸人だと思うが、匿名のマスクを着けたSNSの輩が「調子に乗るな」と批判する。罷り通る差別のなかで日本人の言動不一致が甚だしい。
●No.7145/1.25

「踏まれても根強く忍べ道芝の
 やがて花咲く春もくるらん。」
ボン八木秀峰・ニューヨーク日本食レストラン協会会長がお母様から教えられた歌だ(昨日の『日本経済新聞』朝刊)。大学入試を遅刻で受けられず座間の米軍キャンプで知り合った兵士の実家を目指して渡米、青果店から始め現在の地位を築くアグレッシブの極みの究極。
●No.7144/1.24

「真冬の朝食に、野菜スープ。」
なる特集タイトルを据えた「サルース」(2月号)。白菜・小松菜・ネギ・ブロッコリー・レンコン・キャベツ・大根と冬が旬な野菜がスープの素材として並ぶ。血行を促し体が温まるのが冬野菜の特長でビタミンも豊富。冬に合わせて誠に自然の摂理はうまくできている。
●No.7143/1.23

「季節の変わり目くらいしか
 お風呂に入らない。」
という作家の五木寛之氏の逸話を大石静氏が紹介(本日の『日本経済新聞』朝刊)。氏のお風呂嫌いの夫は70代で5日に1回ほど入るとか。これは「エイヤッて自分を鼓舞しないとスタートできません」と自身を語る年齢が原因なのだ。私も自らを鞭打つ感覚で行動する。
●No.7142/1.22

「ベルガモット・ド・ナンシー。」
フランスはロレーヌ地方のナンシーでしか買えない(三越伊勢丹の催事でも販売) ベルガモット(柑橘)キャンディが妻の妹から贈られる。彼女のフランス人夫の母が時折、日本の家族にとナンシーまで出かけて買ってきてくれる。そもそもの希少性がさらに深まる甘さだ。
●No.7141/1.21

「指に力が入っていない。」
と「ボソボソしゃべる」日本人を評した萩本欽一氏の言葉を小堺一機氏が紹介(本日の『TOKYO SPEAKEASY』)。夥しい平板読みもこれと同じか。指に力を入れ「私の言葉」という思いで言わず平板な音の羅列にして意味を薄めたい意識が背後にある気がする。
●No.7140/1.20

「木材からプラ。」
と先日の「日本経済新聞」朝刊。王子ホールディングスが25年にも木材を原料にしたプラスチックの量産に乗り出す。トウモロコシやサトウキビから作る植物樹脂が飢饉にある国の存在と矛盾するなか注目。地球環境を考えたら今から全てをバイオプラ等にすべきなのに。
●No.7139/1.19

「最近のニュースは
 『NHK WORLD-JAPAN』や
 BBCの携帯アプリで
 チェックしている。」
という高校3年生女子の声を最相葉月氏が紹介(先日の『週刊テレビ批評』)。民放のニュースに「ジェンダーや様々な多様性の欠如、固定観念に縛られたような質問に不快感を覚えた」と理由を語るが、私はワールドニュースとWBS中心。しかし台本はなくしてほしい。
●No.7138/1.18

「厚底靴戦国時代へ。」
とナイキ一強だった厚底靴比率が今年の箱根駅伝で変わったと先日の「讀賣新聞」朝刊。前回は約95%だった比率が73%に下がった。同紙は一方で「厚底靴故障リスク」なる見出しで股関節周囲の炎症が増えていると記述。いずれにしても新記録への靴の寄与は大きい。
●No.7137/1.17

「いつまで続くか。」
と吉田健一は、瀬戸内海の海洋汚染を心配し広島の牡蠣の行く末を嘆いた(本日の『日本経済新聞』朝刊/春秋)。70年代の発言だが、いま海水が吸収するCO2濃度が高まって海が酸性化し、貝類は殻や甲羅を作り難いとか。地球環境は最早こんな嘆きの期限を過ぎた。
●No.7136/1.16

「5類相当。」
とは感染症法上、毎年流行する季節性インフルエンザと同じ分類(本日の『日本経済新聞』朝刊)。新型コロナウィルスは現在「新型インフルエンザ等感染症」として結核などと同じ2類だ。多くの日本人の意識は5類に近い気がする。マスク必須とし特例措置継続でぜひ。
●No.7135/1.15

「褒められて伸びるタイプ。」
と自称する方は率直に「褒めてほしい」と言えばよい。しかも例えば欠点を指摘されて伸びるタイプが現実的に想定し難い以上、そもそもこの表現は不完全で、褒められない場合は原因を取り除き伸びる努力はしないのかなどの疑問もわくなど何とも居心地の悪い言い方だ。
●No.7134/1.14

「一日、一日が送れていればそれでいい。」
という考え方をある方から教えられる。昨年末の父の圧迫骨折で私も介護に向き合う事になったが、いろいろ思い悩んでも予想がつかないから先の事は考えず、何かが起きた段階で対処するしかない、という事だ。私なりに突き進んだ1か月を経て、日々の状況を見つめる。
●No.7133/1.13

「今年1年間、同じゴールキーパーで
 1試合も出られなくても、
 毎日、クラブハウスに一番早く来て、
 準備していた大久保(択生)選手。
 僕は、彼が本当に毎日熱い姿勢で
 練習をしていたお蔭で、自分の身体が
 しんどくても、彼の顔を見てると
 絶対にもっと頑張らなきゃって
 思わせてくれました。」
J1リーグ昨季最終節、勝ってJ1残留を決めた後の挨拶でキャプテンの権田修一選手が言った言葉だ(JLEAGUE DOCUMENTARY SERIES 清水-CHANGE-EPISODE2)。誰にも見られなくても自分に誓って努力する姿勢を見習うと、決めた。
●No.7132/1.12

「自分はこの食事をするだけの
 価値がある行いをしているか。」
午前7時からの禅の朝食の作法を表す「朝粥行鉢」の二として紹介された言葉だ(昨年の『永平寺』再)。これを日常で常に問うのは不自然だ。しかし、早食いを是とし、自ら盛った、あるいは注文した食べ物を平然と残す行いは止めるべき。毎食、心で味わう事はできる。
●No.7131/1.11

「人から受け取って返す。」
芝居ができていないと気づいたと宝塚・星組の有望若手の天飛華音氏(昨日の『宝塚カフェブレイク』)。「自己発信型」の芝居から、まず相手の芝居を受け取って返せるよう「懐が大きい」芝居を目指すと語った。まさに私が重んじる「まず受け入れる」意識だと感じた。
●No.7130/1.10

「地球を龍で押さえている。」
そんなオブジェを中央に飾った本日の「サンデーモーニング」。龍は一帯一路で後進国を借金漬けにし国連で親中派を広げる中国を指す。政治・経済は言うまでもなく、穀物在庫の半分強を占め、高級コーヒー豆の価格まで高騰させるこの国を傍観する事は最早許されない。
●No.7129/1.9

「茶色い炭酸。」
たぶんコカ・コーラと言おうとしてこう言い換えた満島ひかり氏(本日の『おやすみ日本 眠いいね!』)。NHKは企業名やブランドを言わないルールを守る姿勢をことさら番組で強調するが、取材で企業名を出す、出さないの差が不明確で徹底しないなら止めた方がいい。
●No.7128/1.8

「花より根。」
とは富士酒造が醸す(吊るした酒袋から滴り落ちる雫を集めた)雫とり本醸造酒の名だ(先日の『太田和彦の日本百名居酒屋』再)。太田氏も目を細めた味よりも気になるこのネーミング。「住する所なきを、まず花」風に言えば「根なくして花咲かず」なる名言の如しだ。
●No.7127/1.7

「軍人・政治家が“いいね”を見ながら
 方針を決める。」
イスラエル空軍の司令官がガザ空爆の判断をSNSの“いいね”の数で決めていたと言われる、と小谷賢・日本大学危機管理学部教授(本日の『News Sapiens』)。日本で言えば新型コロナウィルスワクチンの方針がSNSの傾向で左右される事も否定できない。
●No.7126/1.6

「正しいという字は一を以って止む、
 と書く。」
そう真宗大谷派の教えを説いた川村妙慶師(先日の『10人のお坊さん』)。落ち込んだり後悔したときは一度立ち止まろうと語る。ここからやり直した方がいい、スタートラインを与えると意味付ける。止まれば頭を整理できるという簡単な事に気づかず慌てるなと思う。
●No.7125/1.5

「なんで若い世代が投票に行かないんだ。
 なんで若い世代が自民党に
 投票してるんだ。」
大晦日恒例の「朝まで生テレビ!」で「自分たちは恵まれない立場」と若者を評した三浦瑠璃氏らの議論に田原総一郎氏はこう質問をぶつけた。71年生まれの小川淳也議員も自らをバブルを知らない世代と述べたが冒頭の問いへの答えは出ない。保守化と言うが、なんで?
●No.7124/1.4

「自分の思い通りにいかないってことですよ。
 面白いってことは。」
「いつも私は裏切られてっから、自分自身に」と続けたのは昨年没した篠田桃紅(昨年末の『耳をすませば』)。これは目指す頂が高過ぎるが故の悩みなのか。あるいは生涯独身で画壇との縁もなかった自身の生涯への悔いか。難局を面白いと捉える境地にない私は憧れる。
●No.7123/1.3

「(中国の新疆ウイグル自治区からの
 輸入を原則禁止した)米国の手法は、
 企業に踏み絵を迫るもの。」
と柳井正・(株)ファーストリテイリング会長兼社長は当初「その手には乗らない」とノーコメントだった(昨年の『日本経済新聞』朝刊)。「政治的立場への便乗はビジネスの死」と言うが、SDGsを投資に繋げた時点で企業は政治に便乗している。中国は無視できぬ。
●No.7122/1.2

「その選手がジンクスを
 知ったときに、ジンクスが
 生きちゃうんですよね。」
本日のニューイヤー駅伝実況中継でのゲストの大迫傑選手の言葉だ。6区で区間賞を獲ったチームが9年連続で優勝していたのだが、優勝したホンダの6区・中山顕選手は見事、区間賞。しかもこのジンクスを知っていた。思い込む事でそれが実現する見本が元旦から再現。
●No.7121/1.1

川中紀行のnoteもぜひご覧ください。
「今日の気になる言葉123」と一部が連動しています。
22年間にわたるバックナンバーはこちらから
マンスリー広告批評
プレゼントのアピール&プロフィール
プレゼントNOW(作品)
プレゼントNOW(近況)
プレゼントの五反田MAP
PRESENT MAGAZINE
言葉の展覧会
今日の気になる言葉123
英語インタビュー
コピー無料作成
コンパクト・パブ・システム
Thank&Write PRESENT CO.LTD