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"できる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
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2021年10月分
「若いときは、いつまで経っても
 自分の人生だけは、まだまだ本格的に
 始動していない気がするものだ。」
「東京フィルメックス」新プログラムディレクターの神谷直希氏が「Life After God」のこの一節を紹介(本日の『ACROSS THE SKY』)。この後「予定していた人生なんてやって来ない事に気づく」とあるが、仮にそうであっても何かの始動を目指す。
●No.7059/10.31

「男性が植物なんて。」
という言い回しは既に死語と書きつつ「松屋」銀座店5階・紳士フロアに苔売場ができたと報じた先日の「日本経済新聞」朝刊。多肉植物やエアプランツの店で奇怪な形の塊根植物を買うのは女性より男性客が多いとも。そもそも“男が植物”を愛でるのは新しい傾向なの?
●No.7058/10.30

「マスコミの報道は、
 動きが起こったときに焦点があたりがちで、
 その 成果の検証などには
 あまり触れません。」
と富永京子・立命館大学産業社会学部准教授(『生活と自治』10月号)。私は「イラク日本人外交官射殺事件」と「在瀋陽日本総領事館への北朝鮮住民駆け込み事件」の真相を追及しなかった自民党とマスコミに呆れる。「森友・加計問題」の真相究明が進まないはずだ。
●No.7057/10.29

「本当の名には霊的な力がある。」
と信じられた平安時代、本名は口にしなかったらしく、紫式部の「紫」は紫の上から「式部」は父・藤原為時の官職だったとか(先日の『Unframed notes』)。MCの川井郁子氏は源氏物語で一人芝居を演じた。SNSで本名を使う私は霊的な力の恩恵を祈る。
●No.7056/10.28

「おじさんたち、名刺、渡しても
 連絡来ないですからね!」
とマンボウやしろ氏(昨日の『Skyrocket Company』)。「おじさまたちから名刺をもらうが、どうしていいか分からない」という女性タクシー運転手の書き込みを読んで。「ジュースでも買って」と言い釣銭を受け取らない方がよほど有難いとか。男って。
●No.7055/10.27

「ダイアログって言うか対話してる。」
と森村泰昌氏の「M式『海の幸」を見ながら小野正嗣氏(先日の『アートシーン』)。早大教授でもあるから講義で「ダイアログ」という言葉を使っているのかもしれないが、不特定多数が観る番組のMCを務めながら最初に「対話」と言えない場面に文化人の病理を見た。
●No.7054/10.26

「今日の日本では、政治ほど国中の
 生き生きとした注目を
 集めているものはない。」
とドナルド・キーンは「果てしなく美しい日本」に記した(本日の『日本経済新聞』朝刊/春秋)。戦後間もない選挙戦を見た言葉らしいが、先日記した生田花世と同様に熱い。神奈川県選管の啓発ポスター「選挙って、世の中を知る、チャンスかも。」はハードルが低い。
●No.7053/10.25

「餃子を毎日食べ続けて5年になる。」
と餃子サイト「千餃子」編集長の池山千尋氏(『サルース』11月号)。名店を知るが「一番は?」と訊かれて真っ先に思い浮かぶのは「日曜日の夕方に家族で包みホットプレートで焼いて食べた餃子」。仕事で遅くなった際に冷凍は便利だが、やはり“一筋”の力は強い。
●No.7052/10.24

「ということでいいんですよね。」
の前に話し相手の最後の3つの言葉を拾って話す交渉術を披露した紛争調停官・国際交渉人が肩書の島田久仁彦氏(昨日の『MOTIVE!!』)。相手が「関心をもって聞いてくれている」 と思う(麻薬より)中毒性がある言葉とか。取材時に行う確認作業はこれと似る。
●No.7051/10.23

「スイッチを入れるのがファッション。」
と田居克人「マリ・クレール」編集長(昨日の『JAM THE PLANET』)。「今夜、クラブに行くからこのスウェットパンツで」はカッコよすぎるが、高揚感を与えるものこそファッションだ。例えば短期で劣化してしまうユニクロのデザインにどこまでときめくか。
●No.7050/10.22

「大好きな仕事は24時間を
 36時間くらいにしても働きたい。」
と村西とおる監督(本日の『Skyrocket Company』)。「仕事はほどほどな」と言う20代リスナーに向け「仕事を好きになる努力をする」と助言した後で。書く事しかできなかった私も30代は平均睡眠時間4時間というなか泊まり込みで仕事に向かった。
●No.7049/10.21

「下から沸き上がる力は何で現す
 国民の正直に書く参政の一票で現す
 男の筆ばかりでなく女の筆で現す。」
戦後初の総選挙のポスターに書かれた作家・生田花世の言葉だ(昨日の『日本経済新聞』朝刊/春秋)。一票の力を信じて思いを込める高揚感が伝わる。翻って、今月末の投票率はどうだろう。投票所に行かない20−30代の選択が恋愛や人との交流への消極さと重なる。
●No.7048/10.20

「ジョディ・フォスターは、
 アンソニー・ホプキンスが
 怖くて話しかけられなかった。」
という「羊たちの沈黙」の撮影中の逸話に言及した徳光正行氏(先週の『あったかタイム』)。高橋克典・保阪尚希両氏は「サラリーマン金太郎」の撮影中は話さなかったとも。こうした話はあるベテラン女優からも聞いたが、最近はそんなプロ意識より“チーム重視”か。
●No.7047/10.19

「SHEIN(シーイン)。」
とは1日数千点の新作を発売しネットのみで発売している中国のファッションブランド(昨日の『日本経済新聞/春秋』)。人工知能でトレンドを分析し宣伝はSNSで無料という寸法だ。インターネットがアナログの構造を一気に切り崩しているが、手作りの味は消える。
●No.7046/10.18

「やさしい人は幸せよ。」
電車で自分が席を譲った高齢の婦人が下車する際にこう言ったと「MOTIVE!!」のリスナー投稿。その前には「お嫌じゃなければ」と黒飴をくれたとか。心温まる情景が浮かぶが、電車内でのふとした交流は印象に残る。私は「昨夜は何を食べましたか」と訊かれた。
●No.7045/10.17

「53%の読者が離脱。」
するのはWEBサイトのサムネイル(縮小画像)を開くのに3秒かかった場合だ(本日の『週刊テレビ批評』)。また、読み始めても5秒すると3割は離脱するらしい。そこまで自分は、と思うもののWEBサイトにおける操作の円滑性には似たような感覚をもつとも思う。
●No.7044/10.16

「彼女は私だ。」
の彼女とは東京都渋谷区「幡ケ谷原町」バス停で男に頭を殴られて殺害された大林三佐子氏(64)だ(先月の『ストーリーズ_事件の涙 たどりついたバス停で ある女性ホームレスの死』)。このプラカードなどを掲げた約170人が弱者への暴力に反対する行進を行った。
●No.7043/10.15

「成長と分配の好循環。」
と岸田さんは言うが、株価が下がったと聞けば所信表明では金融所得課税強化に言及なし。「優先順位がある」と釈明するが、「23年度までに25%まで引き上げる」と表明した立憲民主党に比べ早くも日和見が目立つ。税制に不公平があるなら是正は当然ではないのか。
●No.7042/10.14

「自分たちが好きなこと、
 大切なことに価値をつけていく。」
とは「MAGIC NUMBER」というストリートブランドを主宰する「白線流し」が懐かしい中村竜氏の言葉だ(先日の『ROPPONGI PASSION PIT』)。「本当に自分が好きなこと、やりたいこと」を強調した先日の中村政七氏と奇しくも同じ発想に頷く。
●No.7041/10.13

「女人禁制の人類学。」
なる書籍を取り上げ、女性政治家すら土俵に上げなかった日本相撲協会や登山を禁じる修験道の聖地・大峯山について語った酒井順子氏(『週刊文春』10.14号)。氏はその理由を「何かが絶える事への怖れ」と語った。どちらも神仏が絡むが故の頑なさなのだろうか。
●No.7040/10.12

「うかつな事は言わないで。」
と「(金融所得課税に)当面触れない」と言った岸田首相を批判したニッセイ基礎研究所の井出真吾氏(本日の『NIKKEI NEWS プラス9』)。「市場は任期中はないと決めつける」が理由だが、それは所詮、投機でしかない株式市場の無責任さを忘れた本末転倒だ。
●No.7039/10.11

「1万の夢をみれば10分の1は実現する。」
そんな事を思ってランニングすると言ったのはフィンランド大使館商務部のラウラ・コピロウ氏(先週の『JAM THE PLANET』)。たまたま函館の女子高に留学しヘルシンキ大を経てさらに早大に留学、早大大学院に国費留学した縁でいま日本で働く才女の説得力。
●No.7038/10.10

「僕は失敗という言葉を使いません。」
55年のペンシルロケットの実験後、「失敗の原因は?」と問われ“日本の宇宙開発の父”糸川英夫はこう返した(本日の『yes!〜明日への便り』)。理由は成功の糧になるから。「間違った所にこそ成功のヒントがある」と教え子に消しゴムを禁じた徹底ぶり、強い。 
●No.7037/10.9

「真っ白なご飯や餅やぼた餅。」
戦後食糧難の時代、「十日夜(とおかんや)」と呼ぶ稲の刈り上げ行事の日にこれらを腹いっぱい食べさせてくれた老人の思い出を神田松鯉師が語る(『エプロン』10月号)。いまはそっぽを向かれる食べ物かもしれないが、それが憧れだった時代があったと記憶すべき。
●No.7036/10.8

「いみじい感情。」
という室尾犀星「性に眼覚める頃」の一節を「夏の終りから秋の初めに移る季節」の「エモい」 気持ちの表現として語った先日の「言葉にできない、そんな夜。」。「(悲し・うれし共に)心が甚だしく動く」意味の古語「いみじ」から来ていると言うが、造語は昔からか。
●No.7035/10.7

「Your life is your own and you shouldn't value yourself on other people's standards.」
「The 100 Most Influential People(世界で最も影響力のある100人)」に選ばれた大坂なおみ選手の言葉(先日の『太田光のつぶやき英語』)。「あなたの人生はあなた自身のもの。決して他人の基準に合わせて評価しない」。主人公は自分。
●No.7034/10.6

「怖い所にしか新しい世界はない。」
と言ったのは山崎育三郎氏(先日の『SONGS』)。語学留学した米国の高校でいじめの標的になったとき、校内ダンスパーティのステージに意を決して立って踊った事で「Iku!」のコールと共に友として迎えられたとか。こう書いて何だが期待しかない挑戦もある。
●No.7033/10.5

「最初から正解の選択はない。」
と(株)FCEトレーニング・カンパニー取締役の石井 努氏(先日の『Skyrocket company』)。「将来を予め見て点と点を繋ぐ事はできない」とも。迷うと人により面白い方、難しい方、無難な方と選択するが、できるのは結果が出てから結び付けるだけ。
●No.7032/10.4

「単純性接触効果。」
とは何度も顔を合わせたり食べたり使ったりする事でそれ以外は考えられなくなる現象(先日の『Unframed notes』)。それが本当なら、毎日顔を合わせる夫婦は、なぜ年と共に互いの悪口を言い合うようになるのか。違いは言葉を交わすか交わさないか、か。
●No.7031/10.3

「他人の評価は絶対じゃない。」
「補欠のミカタ」などレギュラーになれなかった選手に焦点を当てた本を著す本永知宏氏の言葉だ(昨日の『MOTIVE!!』)。仙台育英高でベンチ入りできなかった松原聖弥選手(巨人)を例に、いま補欠の座に甘んじる若者達に「今がゴールじゃない」と激励した。
●No.7030/10.2

「勝ち組でも負け組でもなく引き分け組。」
格差社会と共に生まれた年収を基準とする勝ち負けの考え方に対し、年収を必死に追わない「引き分け」を説いた常見陽平氏(昨日の『News Sapiens』)。出世はあきらめるが定時に帰宅でき日本のどこでも働ければ可とする。さて問題は引き分けの判断基準だ。
●No.7029/10.1

川中紀行のnoteもぜひご覧ください。
「今日の気になる言葉123」と一部が連動しています。
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