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"できる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
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2021年9月分
「服を選ぶことは、
 大げさに言えば生活や人生を
 選ぶことでもある。」
もうすぐ78歳になる山本耀司氏の言葉だ(本日の『日本経済新聞』朝刊/私の履歴書)。だから他人と同じ服でもいいと思うのも自由だ。しかしファッションに興味を示さないのは最も身近な自己表現を行わない事だ、とは言え私服を制服化するのも表現の一つになるか。
●No.7028/9.30

「セミ少年。」
と紹介された東大大学院の矢口太一氏(本日の『日本経済新聞』朝刊)。高校時代にセミの研究で日本学生科学賞・内閣総理大臣賞に輝く。ゲオホールディングスではいま人間の感性の研究を活かす仕事も行うが、これはセミ300匹を保管した高校時代の研究熱の賜物だ。
●No.7027/9.29

「生きること、それ自体が趣味。」
「趣味がない」悩みにこう考えようと言った山田ルイ53世(先日の『日本経済新聞』朝刊)。ワークライフバランスの考え方を「家庭や余暇の時間を充実させよう」と叫ばれているようで重荷だとも。つまり充実させる義務などない、生きているだけでよい、という事か。
●No.7026/9.28

「暗いところばかり見ないでよね。
 だって、影は明るいところより、
 ずっと少ないんだから。」
モデルで環境活動家でもある小野りりあん氏がエンリケ・バリオス著「アミ 小さな宇宙人」のこの一節を紹介した(先日の『ACROSS THE SKY』)。アミは「愛が足りない未開の星だ」と地球を評するが、愛の度数の高いというアミの惑星ならいまどう生きるのか。
●No.7025/9.27

「どのようになりたいかを
 イメージできる人は多くない。」
とは、聞き取りを通し顧客の言葉でなりたい自分を明確にし、そこからメイクを施す妹・eriと姉・直美姉妹のメイクレッスン「ビューティチェンジ」で知った事実だ(本日の『日本経済新聞』朝刊)。「自分を犠牲にしがちだった」女性達が美容により自分に目覚める。
●No.7024/9.26

「本当に自分が好きなこと、やりたいこと。」
結局それを貫くと好結果に結び付くと述懐したのは(株)中川政七商店の十三代目、中川政七・代表取締役会長(先日の『VOICES FROM NIHONMONO』)。ナチュラル全盛時、波佐見焼のマルヒロと挑んだ60・70年代の米国テイストが結果的に成功した。
●No.7023/9.25

「私の弱いメンタリティが、
 お菓子のアイデアに
 活かせるんじゃないか。」
和菓子作家の坂本紫穂氏が6年間勤めたIT企業を体調不良で辞めた経験を振り返って言った言葉だ(先日の『情熱大陸』)。「繊細」という言葉は良し悪し二つに用いられるが、「感情や感受性を映す」と言った彼女は、その最後に繊細な感性を感じているのではないか。
●No.7022/9.24

「コンステレーション(星座)。」
を「一見、無関係に見える事が、あるとき全体的な意味をもつかのように振る舞う状況」としたユングの理論を「サルース」(10月号)で紹介。佐治春夫・美宙天文台台長は「力づくで相手を変えるより自分が変わる方が少ないエネルギーで変えられる」と。やはり自分。
●No.7021/9.23

「勘違いしないでどうすんだよ!
 何回、勘違いできるかってことでしょ、
 生きてるってことは。」
「あなたとドライブ行きたい」という同僚の女性の一言を「勘違いしてんじゃねぇ」と言って悩むリスナー投稿に、こう叫んだマンボウやしろ氏(先日の『Skyrocket Company』)。 「勘違いが結局、真実に変わる」と。私はタブレットのこちらで感動した。
●No.7020/9.22

「恩送りカード。」
とは、都内に2店舗を構える「こはぜ珈琲」が行うサービス(先日の『日本経済新聞』朝刊)。コーヒー1杯で1ポイント付与され12ポイントで無料になる1杯を(例えば『夏より冬が好きな人』など)贈りたい人に贈る。こんな人と人の接点が張り巡らされると楽しい。
●No.7019/9.21

「『辛い』という言葉に
 一本加えると、幸せになる。」
1972年に起きた旧国鉄の北陸トンネル列車火災事故で自身も入院した中島伸子・井村屋グループ社長が目の前の子供の命を救えなかったと悔いたときの父の言葉だ(先日の『日本経済新聞』朝刊)。その一本、人とは違うプラス1をどう身につけるかを考えろと続いた。 
●No.7018/9.20

「仕事も人生も何でもありなのに、
 いつの間にかやり方を決めつけている。」
この言葉、「孤独のグルメ Season5 #2」の井之頭五郎が、恐る恐るオニオンロールパンを煮込みに浸けたとき思いの外美味しくて自問自答したものだ。店名の「だるま」に掛け「失敗してコケても、ダルマのようにまた起き上がればいい」とも。居酒屋哲学面白し。
●No.7017/9.19

「孤独から逃げるな。
 誰かに好かれようなんて思うな。」
先日の「yes!〜明日への便り」で、岡本太郎のこの言葉が紹介されていた。「自分が自分であるためには、人に嫌われる事を嫌がってはいけない」と続く激励は、鵜呑みにするには強烈過ぎるが、何かの壁に挑むとき、この言葉を思い浮かべれば、一歩が踏み出せそう。
●No.7016/9.18

「変えようと思ったら、
 人っていつでも
 変えられるかもしれないんだよ。」
と森三中の黒沢かずこ氏(本日の『Skyrocket Company』)。「40過ぎて図々しく生きようと思った」という自身の変化を踏まえての言葉は、精神的にタフではなかった彼女の「無駄に生きてきたんじゃない」という実感の裏付けがあるから頼もしかった。
●No.7015/9.17

「チェーン展開しない、
 こだわりの定食屋さん。」
うぴ子氏の独特の歌の世界をこう表した斎藤工氏(先日の『TOKYO SPEAKEASY』)。「売れてやろうとなると自分を見失いそうで、無所属で行こうと決めてる」と語る彼女。「所属する」のは既存の世界に入る事で、ブルーオーシャンの強みを発揮できないか。
●No.7014/9.16

「絵の具が線からはみ出るのを恐れるな。」
絵画教室の子供達に向けてそう言ったのは「はらぺこあおむし」の作者、エリック・カール氏(先週の『発想を自由に解き放とう!絵本作家・エリックカールからのメッセージ』)。はみ出るのを恐れ逡巡しがちな子供たちに、盛んに「失敗を恐れるな」と繰り返していた。
●No.7013/9.15

「家にある本の数が多いほど、
 テストの正答率が高い。」
傾向を指摘した文部科学省調査(先日の『日本経済新聞』朝刊)。蔵書数は経済的な余裕との相関性も高いが、教育格差が指摘される一方でコラム子は、学校に殆ど通わなかった昭和の女優・高峰秀子の高い向学心に言及した。何にせよ読書時間の減少は思考を貧弱にする。
●No.7012/9.14

「お札って、苦いな。」
商品のクレーム対応で“カラフルな腕”の男に半地下の部屋に案内され「商品は捨てた、レシートは食べた」と言われたとき「では、私もこの返金予定のお金は食べちゃいますね」と言い去った後の先輩の一言(先日の『Skyrocket Company』)。ドラマだ。
●No.7011/9.13

「ずっともがいて、しゃべっていたい。」
と古館伊知郎氏(先日の『Skyrocket Company』)。「森の奥に分け入ってブルーベリーを摘んでくる」ような趣味的生活を要領よく送れないと自嘲した。隠居とも言えるそんな生活に入る割合は何%なのだろう。地位は全く違うが、私も、もがくしかない。
●No.7010/9.12

「頭に入ってない分は、
 足でかせぐしかない。」
というドイツの諺を紹介した原沙知絵氏(先日の『ACROSS THE SKY』)。「整理整頓ができてない人はいつでも探し物をしてる」という意味は思いつかないが「前もって考えておけば探さない」という忠告だ。つまり、収納場所は頭の中に入れておくべきなのだ。
●No.7009/9.11

「白人のアイデンティティは
 本質的に人種差別的。」
と白人性研究の専門家で白人のロビン・ディアンジェロ氏(先日の『日本経済新聞』朝刊)。「人種は私には何の意味もない」「私は白人の知人がいる」と個人視点で語る自己防衛が白人特有と言うがそれに似た事は私も言う。人種を超えた「受け入れる」意識をもつべき。
●No.7008/9.10

「私たちはタリバンを恐れない。
 権利を守るために団結する。」
と人権活動家ソニア・アフマディ氏(先日の『ラジオ日本ニュース』)。アフガニスタンの首都カブールで行われた女性の就労・教育の権利保障を求める女性によるデモ行進で。流血とも報じられたが、勇気に驚く。タリバンを中国共産党をベラルーシを放置してよいのか。
●No.7007/9.9

「ありのままでいいはず、ない。」
と林真理子氏(先日の『キュレーターズ_マイスタイル×ユアスタイル』)。そんな人ほど後で「このままでいいのかと自問自答する」と言うが、「ありのまま」は自分を見失う愚を避けるための助言でもあり、向上心がないという事ではない。常套句への嫌悪は分かるが。
●No.7006/9.8

「オーケストラの実験。」
とは70年代まで女性の割合が5%だった米国のオーケストラで行われた性別を隠した採用方法(先日の『News Sapiens』)。演奏者と審査委員の間を幕で仕切ると女性比率が50%上昇した。私は異なる感覚を求め女性中心に採用したが、全ての偏見は空虚だ。
●No.7005/9.7

「日本は穴埋め式・選択式の問題が多い。」
と三森ゆりか・JFAアカデミー/コミュニケーション講師(先日の『FOOT×BRAIN』)。だから問題の意図は深く考えないと指摘。対してドイツでは「なぜそうなる」「証拠はどこにある」と問う。世の悩みは、自らに問わず正解のみ求める姿勢に起因しないか。
●No.7004/9.6

「人間は、強くたくましく
 成長していける生き物。」
と言ったのは風吹ジュン氏(先日の『ボクらの時代』)。自らの人生から導き出した言葉だろうが「サバイバルの時代に自分の意思をはっきりする事が大切」とも語った。多くの人は常に壁を感じて生きるだろうが、そんな全ての人々に向けた激励のメッセージに聞こえた。
●No.7003/9.5

「素直に音を書いていくと
 自分らしい作品になる。」
と言った筝奏者のLEO氏(先日の『TIME AND TIDE』)。唯一無二の演奏家になろうと模索した10代を振り返り「自分らしさはルーツや経験から自然に出る」と気づく。「自分」を外に追う“自分探し”は既に死語か。「自分」は自分の中の自分と話す事から。
●No.7002/9.4

「人と違ってもいい。
 違う方が面白い。」
流れるプールで「流されないぞ」と頑張るような絵本作家の父にそれを学んだと矢部太郎氏(先日の『Sparkle Life』)。自分の感じ方や物事の対処や好きな事象や感情の揺れが、単に他人と違うのではなく外れていると感じたとき、面白いと思えたらよかった。
●No.7001/9.3

「症例の一つ。」
優先対象外のため自宅療養中だった妊婦が出産し新生児が死亡した事件をこう表した地元保健所の担当者の言葉を「命のかけがえのなさからは遠い」と先日の「日本経済新聞」朝刊。人が死んでも「人身事故」で片付け、規則最優先で入管収容女性を死に追いやる国、日本。
●No.7000/9.2

「知らない人は風景と一緒。」
社会学で言う一般的信頼(知らない人をどれだけ信頼できるか)という尺度が低い日本人をこう表した中野信子氏(先日の『News Sapiens』)。鴻上尚史氏は「知らない人に親切にしない日本人に驚く」外国人の姿を語る。自宅前で氏神様境内で挨拶が返らない。
●No.6999/9.1

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「今日の気になる言葉123」と一部が連動しています。
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