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"できる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
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2021年8月分
「仕事は私にとって呼吸。」
と言った鈴木修・スズキ(株)相談役(先日の『日本経済新聞』朝刊)。91歳の今年までトップとして会社を率いてきた彼は「生涯現役」を唱え、夕飯を食べた翌朝に冷たくなるのを理想とする。私もオン・オフの境目は曖昧でほぼ毎日、出社するが「呼吸」し続けたい。
●No.6998/8.31

「旅行業界の回復が遅れています。」
と全日空の減便を最初に報じた先日の「ワールドビジネスサテライト」。確かに影響が少ない業界に比べれば遅れているが、「遅れ」は常識の範囲で何を寝言をと思う。少なくとも「旅行業界の逆風が止まない」くらいは。状況により表現を選ばない日本語の劣化の症例だ。
●No.6997/8.30

「クリエイティブな仕事ですよね。」
と訊いてくる人が苦手とマンボウやしろ氏(先日の『Skyrocket Company』)。「生きる事って全てクリエイティブ」と言うが、私も全く同じ事を言う。人はそれぞれの立場で職業で、効率化を美しさを楽しさを考えて生きる。その全てに創造性は宿るのだ。
●No.6996/8.29

「いつもニコニコしてると、
 ストレスたまっちゃうよ。」
と小1の姪が、自分で描いた(遊んでくれる)おじいちゃんの似顔絵に話しかけた(先日の『Skyrocket Company』)。「周りに気を遣い過ぎず自分を大事に、と言う子がスクスク育つ」とマンボウやしろ氏は好意的に解釈したが、これは人類の進化なのか。
●No.6995/8.28

「私はこのまま死ぬまで誰に対しても
 本当の意味で心を開かないまま
 生きていくのかしら?」
と自分自身に問いかけた小泉今日子氏(16年発行の『黄色いマンション 黒い猫』)。9年間暮らした愛猫・小雨だけが「私の全てを知っている」と。周囲に誤解されたまま生きているような私の裏表は辛うじて妻が知るが、一体人はどこまで何人に心を開いて生きるのか。
●No.6994/8.27

「人の縁は、複雑な方程式が導き出す
 世に一つの解。」
そんな松たか子氏のナレーションを挟み各地の夫婦の日々を見せた先日の「新日本風土記」。「出会い、別れる、いつ、誰と、どこで」と語る通り、隣同士の幼馴染もいれば初めての地、未知の家業で阿吽の関係を築く二人も。他人は味わえぬ夫婦という名のスープの妙味。
●No.6993/8.26

「生きることは、誰かの光になること。」
とホスピスの代表のマドンナ(鈴木京香)は雫(土村芳)の死に際し、こう言う(先週の『ライオンのおやつ』)。人生を一本のローソクに例え「自分自身の命をすり減らして誰かの光になりお互いを照らし合う」と。「ローソクは消える瞬間が一番美しい」、そうありたい。
●No.6992/8.25

「CHILL OUT IN SUMMER.」
をテーマにした先日の「濱ジャズ」。「チルアウト」を「海に入った後の心地よい倦怠感」と表したが、よく目にする言葉だ。これが登場する前は「リラックス」や「コージー」だったか。英語なのだからちゃんと書けるようにしてほしい、漢字も書けなくなってる日本で。
●No.6991/8.24

「誰も傷つけない。」
方向にお笑いの背景が変わって女芸人もやりにくくなった? という問いに「無理だよ!」と答えた紺野ぶるま氏(先日の『TOKYO SPEAKEASY』)。容姿、は理解できるが、本当に「誰も」は可能なのか。SDGsの「誰一人」もだが、単なる理想なら分かるが。
●No.6990/8.23

「3秒間、話し相手の目を見られますか?」
その可否で大人になって発症する発達障害を見分けられると医師で(株)脳の学校・代表の加藤俊徳氏(先日の『未来授業』)。今「自分の気持ちが分からない」と悩む40-50代の大人が多いと語る。人と会わない、睡眠が少ない、運動不足の生活が拍車をかけるとか。
●No.6989/8.22

「自分の人生は自分のものなんだ。
 誰がどう言おうと。
 誰がどういう価値観だろうと。
 どんな常識が周りに渦巻いていようと。」
著書「わたしが幸せになるまで_豊かな人生の見つけ方」で、自分を知ってほしいとギャラ目当ての父に待ち伏せされお金をせびられた過去を赤裸々に綴った吉川ひなの氏の言葉(先日の『Color of Life』)。大人に合わせた10代の自分を思った強烈な宣言だ。
●No.6988/8.21

「恋愛話ができる。」
タレントに明石家さんま・田村淳を挙げ、できない方に松本人志・有吉弘行各氏を挙げた放送作家の高須光聖氏(先日の『TOKYO SPEAKEASY』)。一般人も二分されそうだが、どんな性格に起因するのだろう。何となく話せない方が上品な気がするが私は話す。
●No.6987/8.20

「この浜には津波は来ねぇ。」
と地元の漁師が言っていた飯岡(千葉県旭市)の浜にも東日本大震災の津波は来て市で14人が死亡した(先日の『日本経済新聞』朝刊)。しかし元禄年間の大津波でこの浜から70人の犠牲者が出たと古文書に記されていたとか。海沿い・川沿い・山沿いの方の心を思う。
●No.6986/8.19

「ラブレターって久しぶりで聞いたな。」
と小学4年時の同級生の思い出を綴るリスナー投稿に宮島咲良氏(先日の『MOTIVE!!』)。いまラブレターを書いたら「重い」と片づけられるのか。私も中1で書いて、もらって27歳でもらった。「ラブ」すら興味がないと言う若者がいる時代に肉筆の力を思う。
●No.6985/8.18

「自分の靴を履かない。」
と日本人の発言に警鐘を鳴らしたブレイディみかこ氏(先日の『ニュースウオッチ9』)。社会や(その場の)空気の靴に合わせて履くと言う一方、意見の異なる相手を理解する意味で「他者の靴を履く」意識を提唱した。炎上の原因の一つはその意識が生まれぬ脳にある。
●No.6984/8.17

「漁師のぶっかけ。大工の炊き込み。」
とは東京・深川の深川めしを語る俗諺(先日の『太田和彦のふらり旅』)。朝早い漁師は前の晩の冷や飯に葱とあさりの御汁をかけて食べ、大工は朝炊いたあさりの炊き込みご飯を食べたので二種ある。江戸時代に遡る和食のルーツは楽しいが、ならば鮨は立食いが本流か。
●No.6983/8.16

「新たな取組み。」
という表現をマスメディアで最近特に聞くが、殆どが対面からリモートになっただけ。既に一般化され新味はないから「リモートでの取組み」と言えば済む。既存の価値を覆す改革であったはずの「DX」は従来と同じIT改革でも使われる。“新規性”に群がる欲が痛い。
●No.6982/8.15

「地毛証明書。」
を都立高校の45%で求めているとスプニツ子氏(先日の『日本経済新聞』朝刊)。この校則を「日本人が単一民族・人種である幻想を前提とする」と喝破。名古屋出入国在留管理局のスリランカ人女性死亡事故も同じ思想が影響していると思う。地球の動きと真逆の国だ。
●No.6981/8.14

「免疫より脂肪に効く。」
ヨーグルトが売上好調と本日の「日本経済新聞」朝刊。感染対策に免疫効果のある「R-1」が減少し、コロナ太りで中性脂肪・内臓脂肪を減らすヨーグルトが伸びた。この見方はともかく、肥満を気にするなら食事を軽くし散歩するだけで解消する。なぜ再び食品に頼る?
●No.6980/8.13

「因果関係がない。」
というワクチンと死亡の関係における厚生労働省の見解を理由にワクチン接種と死亡を絡めた記事を報じないと述べた中村塁・ヤフーニュース・コンテンツ責任者(先日の『フェイク・バスターズ _新型コロナワクチンと誤情報』)。国は関係が分かっても伝えないだろう。
●No.6979/8.12

「好きな味だと思った。」
と聖(西田尚美)は自分のビスケットを夫・一(森山直太朗)にあげて言った(先日の『うきわ_友達以上、不倫未満』)。夫婦仲のよさを表すはずの言葉だが、二人の冷めた様子は先行きを不安視させる。「不倫未満」という副題だが夫婦はこんな風に距離を広げていく?
●No.6978/8.11

「一瞬。」
をテーマにした先日の「Unframed notes」。まばたきは1分20回で1日2万回とか。「一瞬の定義は人により違う」と言った大豆田とわ子は20秒と2分の例を示した。「5分いいですか」は5分では終わらない。12秒間、目が開けられないとドライアイ。
●No.6977/8.10

「子宮感覚。」
は中沢けい「海を感じる時」の群像新人賞受賞時に吉行淳之介が最初に使ったとは知らなかった(昨日の『日本経済新聞』朝刊)。多和田葉子氏は「子宮を脳の代わりに使っているのか」と皮肉ったが“女性の才能を異端視”する意識が、この表現が嫌われる理由だろうか。
●No.6976/8.9

「好きな事が見つからない。」
と言う若者に「嫌いな事をはっきりさせると自ずと好きが浮かび上がる」と助言すると湯山玲子氏(先日の『日本経済新聞』朝刊)。私も大学教授から「私のゼミを選んだのにやりたい事がない」学生の姿を聞く。子供たちが勉強とゲーム以外に何を見て聞いたか知りたい。
●No.6975/8.8

「今朝、ものすごく悲しかった。」
と切り出したのは栗田大輔・明治大学サッカー部監督(昨年の『FOOT×BRAIN』)。贈られたお米が寮に届くと知らせていたのに連絡せず放置された事を「それがこの部の全て」と落胆した。「人の御恩も感じない奴を使うか」と怒る言葉は全ての視聴者に届いた。
●No.6974/8.7

「人が成長するのに大切なのは、
 ハングリーさと謙虚さだ。」
P・ドラッカーの言葉だというこの一節を紹介したのは読書が好きだという安藤翼選手(先日の『Forza!SC相模原』)。ハングリーは分かる。謙虚をさらに挙げたのは、だからこそ人の意見を受け入れられるという事か。独善的だったという反省を人間はよくする。
●No.6973/8.6

「#駄言辞典。」
とはジェンダーに関わるステレオタイプから生まれた心をくじく言葉を集める日本経済新聞の取組み(本日の『News Sapiens』)。「もうそんな年か、誰かいい人いないの?」が例示された。「目指せ絶版」が合言葉だが、こんな言葉が出る事に根深さを感じる。
●No.6972/8.5

「毎年、“好き”が更新される。」
つまり夫を年毎に好きになると、怒る夫の性格をカウンセリングで克服した犬山紙子氏(先日の『LIFESTYLE COLLEGE』)。釣りは一生幸せにするが結婚は一週間などと皮肉られるが、年輪を重ね気心が通じる訳だから好きの度合いは本来は深まって当然だ。
●No.6971/8.4

「絶望のとなりに誰かがそっと腰かけた。
 絶望はとなりの人に聞いた。
 『あなたはいったい誰ですか?』
 となりの人は微笑んだ。
 『私の名前は希望です』。」
やなせたかし氏の詩集のこの一節を清水文太氏が紹介(先日の『ACROSS THE SKY』)。「希望の姿をして絶望はやってくる」と玄理氏が言う如く、いろんな解釈ができるやりとりだが、やはり「絶望をしてもすぐ希望を見つける大切さ」を思う。いや思い出した。
●No.6970/8.3

「変にオバサン臭くしているのが嫌。」
と若い男子に「私の若い頃はね」などと言うアラフォー辺りの女性タレントに対し田中みな実氏(先日の『あったかタイム』)。自身は「母親目線がラク」と言うが「周囲に心地よいキャラ」も模索する。タレントはどう演じるかで悩むが私もどこまで自分を出すかで悩む。
●No.6969/8.2

「この酒、燗でちょうだい。」
と言ったら「出せません」と言うので「大吟醸じゃない純米だよ」と言うと「ウチは瓶です」と言ったと怒る柴田理恵氏(少し前の『あてなよる』)。しかしその「燗」の発音は「缶」だった。店員は燗は知っているが缶と思ったのでは? 語頭アクセントが消失する日本で。
●No.6968/8.1

川中紀行のnoteもぜひご覧ください。
「今日の気になる言葉123」と一部が連動しています。
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