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"できる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
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2021年5月31日
「幸せの健康診断。」
とも言うべき社員調査を行う積水ハウス(先日の『日本経済新聞』朝刊)。前野隆司・慶大大学院教授の“幸せの4因子(やってみよう/ありがとう/何とかなる/ありのままに)”が元で自己実現・感謝・前向き・自分らしさの現実化を指す。重要な核だが全てではない。
●No.6906/5.31

「オール五症候群。」
と表し、勉強が何でもできて親に褒められ教師も問題ないと言い良い大学にも入れるが、自分が何に向いていて何がやりたいか分からないと「僕」に語らせた「TVピープル_」の村上春樹氏。「選んだゼミなのに研究テーマがない学生が多い」と大学教授から度々、聞く。
●No.6905/5.30

「自分の声をより大きく遠くへ
 響かせる拡声器としてテレビを使おうとする
 人の道具になるよりも、声にならない声に
 耳を傾ける社会の聴診器としての
 役割を果たすこと。」
是枝裕和著「歩くような速さで」のこの一節を紹介した安田菜津紀氏(先日の『ACROSS THE SKY』)。ジャーナリズムの使命とのことだが、声にならない声、の前に声に出さぬ思いはより見え難くなった。聴診器をもつ気概を失わず聴診器をもった人を追いたい。
●No.6904/5.29

「人に迷惑をかけない。」
という項目が子供に期待する内容で日本が断トツに高いと指摘した中野信子氏(先日の『News Sapiens』)。「助け合うという寛容さが必要」と説いたが、外出して電車に乗り食事をするだけで「単に願っているだけで何も教えてはいない」と思わざるを得ない。
●No.6903/5.28

「恋したら霧で見えなくなっちゃう。」
だから結婚前にモラハラ亭主を見抜けない、とある50代女子会での会話。その霧が、ある日突然、晴れるのだとか。先日の「生きるとか死ぬとか父親とか」では「好きっていう感情は目を曇らせる」とトキコ(吉田羊)。人間は変わるから、いずれにしても進むしかない。
●No.6902/5.27

「人が怒るのを、人は喜んで見る。」
と安藤俊介・(一社)日本アンガーマネジメント協会代表理事(先日の『MOTIVE!!』)。例えば芸能人の不倫の報を見るのは「正義中毒」とも言え、関わりのない人には関わらず時間の浪費をやめるべきと助言。私も見出しのみ見てやめる事が多いが、そうしたい。
●No.6901/5.26

「あちこちでミチクサした方が、
 若い時は、いや歳を取ってからでも、
 その方がいろんなことが
 身に付くんじゃないか。」
伊集院静氏の新聞連載小説「ミチクサ先生」中の夏目漱石の言葉だ(先日の『日本経済新聞』朝刊)。小説中、寺田寅彦は「ミチクサ人生路」と名付けたが、これは一つの道を目指すにも様々な歩き方があるという哲学で、失敗にも意義を見つける視点が楽にさせてくれる。
●No.6900/5.25

「もしあなたがもう一人いたら、
 その人のことどう思う?」
早良(石橋静河)は八作(松田龍平)にこう訊く(先週の『大豆田とわ子と三人の元夫」』)。そして元夫3人に「想像してみて自分とつきあってる自分を」と訊ねる。私は自問自答して動く事が多く自分に話しかけてもいるので既に自分とつきあっているのだと分かった。
●No.6899/5.24

「宇宙はただ一種類の実体からできていて
 その一つ一つが生命をもち、
 その一つ一つが自分の存在の仕方を
 自分で決めています。」
タデウス・ゴラス著「なまけ者のさとり方」の一節を津田寛治氏が紹介(先日の『ACROSS THE SKY』)。「全ての存在は素粒子レベルでは同じで、全てなりたい存在として生きている」と述べた。人の生き方に何か言うのは無用で人は生きたいように生きられる。
●No.6898/5.23

「無理だと思う事を超えてみたい。」
と松本まりか氏(『アエラ』5.17号)。「存在しているだけで説得力がある」女優を目指し売れない20年間に自分を作った。常に何かを探しているように見えるのはそのためか。「無理だよ」と言う事は日常茶飯事だが、まずそれを口にせぬ意識から整えていきたい。
●No.6897/5.22

「イスラエル12位。日本56位。」
国連の幸福度ランキングから(先日の『News Sapiens』)。パレスチナと紛争が続くイスラエルの高い幸福度に「国への信頼度もある」と中野信子氏。1位フィンランドが出生率も離婚率も日本より高い有様に欧米価値の基準を疑う。幸せの感覚は人と国で違う。
●No.6896/5.21

「開発と閉店の波が去ったあとに
 残っているのは、グローバルブランドや
  チェーン系のお店ばかり。」
と軍地彩弓氏(『メトロポリターナ』5月号)。老舗が3店、閉店・休店していて銀座であんみつが食べられなかったという話だが、私にとって六本木ヒルズが建つ前の坂道、渋谷区桜丘の狭いエレベータのカフェ、四ツ谷駅前の修道院グッズ店などが全て再開発で消えた。
●No.6895/5.20

「時にはかぎりがある。夢にはかぎりがない。」
松井五郎著「時と夢」のこの一節を先日の「MASAKA」で紹介。本の中身を読んでいないが、例えば60歳で何か新しい事をやりたくなったとき、年齢的には限りがあるが、夢をみることも目指すことにも限界がないと読める。まずは夢を思い浮かべることからと思う。
●No.6894/5.19

「私は正しい事をして国をよくしたい。」
今野敏氏の警察小説の主人公である警察庁長官官房総務課長・竜崎伸也はこう言う(先日の『SWITCHインタビュー 達人達(たち)』)。この言葉を偽の証明書発行事件で冤罪を覆した村木厚子氏が紹介すると重みが増す。現実はこの理想に遥か遠く、人は保身に走る。
●No.6893/5.18

「現代人は引き算が苦手。」
と米国の大学研究チーム(先日の『日本経済新聞』朝刊)。土台に立てられた1本の脚で板を支える模型で板のぐらつきを抑えると1ドルもらえるが脚1本10セントという問題で、脚を外すと答えたのは41%だった。人間は引くより足して問題解決する。頭のどこかに。
●No.6892/5.17

「失敗しても、間違ってもいいんだぞ。」
という事を夫達に教えてもらった人と自ら演じる「大豆田とわ子と三人の元夫」の主人公を定義した松たか子氏(『FRaU』5月号)。3回結婚・離婚という失敗だけでなく、とわ子の言動は軋轢を生むが、でもめげない。失敗や間違いには反省を通じた成長が必ずある。
●No.6891/5.16

「私は映画のためなら
 隣に爆弾が落ちると
 分かっていても行くよ。」
という自らの映画に参加したときのジュリエット・ビノシュの言葉を紹介した河瀬直美氏(『& Premium』5月号)。ホテルがない地で寺に寝泊まりしたどころか朝の勤行に出て同じ食事を食べた飾り気のなさが胸に届いた。プライドも拘りもないのが、スタイルか。
●No.6890/5.15

「あのときの自分、ナイス!」
売上7,610円のお客様を降ろした後でタクシー運転手の女性が言った言葉だ(先日の『あのとき、タクシーに乗って』)。この職に就くなど思ってもいなかったが「いまこの瞬間は全然やってよかった」と。人が仕事を続ける拠り所は人の数だけあり生き方そのものだ。
●No.6889/5.14

「じゃんけんで一番弱いのは何か知ってる?」
と呟いたかごめ(市川実日子)は「グー、チョキ、パーみんな一緒でしょ」と言ったとわ子(松たか子)に「じゃんけんのルールが分からない人」と返す(先日の『大豆田とわ子と三人の元夫』)。このルールを様々な組織での振る舞い方と翻訳すれば悩みの深さが伝わる。
●No.6888/5.13

「味覚センサーレオ。」
は味蕾代わりの独自センサーで甘味・塩味・苦味・酸味・旨みを電気的に測定し数値化 (先週の『MOTIVE!!』)。その成果物の「悪魔の食べ合わせレシピ」が凄い。バナナ&しらす、ご飯&みかん、ウニ&桃もいいが、ラーメンに合うプリンは調味料で使えるとか。
●No.6887/5.12

「正しいことを言うときは、
 少しひかえめにするほうがいい
 正しいことを言うときは、
 相手を傷つけやすいものだと
 気づいているほうがいい。」
吉野弘「祝婚歌」の一節を「CREA」(18年11月号)で紹介。TPOに応じて考えたい言葉だ。特に相手に非がある際はこの通りだが、正しいことが相手に気づきを与え勇気を与えられる場合もある。組織人の経験が10年余りの私だが組織での発言にもあてはまる。
●No.6886/5.11

「今しか観れない、っていう
 すごい作品がどんどん
 生まれてるんですよ。」
「いつ(公演が)中断されるか分かんない」状況下で宮本亜門氏はこう言った(先日の『深層NEWS』)。「絶対見逃さない、この瞬間を」という「劇場のライブでしか味わえない気がぐんぐん来る」とも。それは俳優の「今日が最後」という覚悟で成り立っているのか。
●No.6885/5.10

「どうせなら小粋にポップに
 生きたいからね。」
「なんでこんなうまいもん、汚ねぇあんだが飲んでんだよ」と訊いた青山(中村倫也)に、ホームレスのたこ(光石研)はこう言って「だから底辺の暮らしでも頭使って工夫すんだよ」と返した。自分にとって揺るぎなく尊い愉しみが、金銭を超えた人生の豊かさをつくる。
●No.6884/5.9

「戦略を考えるより好きなことをやる方がいい。」
と上田慎一郎監督(先日の『SWITCHインタビュー 達人達(たち)』)。「カメラを止めるな!」の次作で「違うものを作ろう」と「今まで味わった事のないスランプ」に陥ったとき「もう1回面白いものを作る」と思い直した。結局ここでも正解は「好き」にあった。
●No.6883/5.8

「家にいるのがそんなに退屈で苦痛か。」
と「動かずにいられない都会の人間」に疑問を呈した馳星周氏(先日の『日本経済新聞』朝刊)。氏は軽井沢に住み朝は犬の散歩、日中は仕事、夜は妻と語り映画鑑賞し読書する日々を重ねる。家にいる時間は暇で飽きる味気ないというメッセージに偏り過ぎだと私も思う。
●No.6882/5.7

「ぼうふらも蚊になるまでの浮き沈み。」
娘義太夫で寄席に出たいと言うお峰(福本莉子)に小吉(古田新太)は俳句でこう励ます(先日の『小吉の女房2』)。「いつか叶うから辛抱しろよ」という思いを託し「成長し蚊になれば自由に飛べて浮き沈みもない」と言ったのだろうが、大らかながら格言の趣もある。
●No.6881/5.6

「俺はな、八方塞がりでもな、
 九方めを探すんじゃ。」
福岡県福津市の宮地嶽神社で「昭和24年生まれは八方塞がり」と書かれた掲示を見てこう言った火野正平氏(先日の『にっぽん縦断 こころ旅』)。あきらめぬ思いを見事に表現したアドリブの妙。海に続く本社参道の絶景を映したのは伝説の嵐のCMより本番組が先とか。
●No.6880/5.5

「28の後ろにゼロが8つ並ぶ借金。」
を被り「人生終わったな」と覚悟したさだまさし氏(先日の『日本経済新聞』朝刊)。申請した融資が認められた事で「ならば返せる」と決意し声帯を痛めつつ最高で年180回超のライブを催して約30年で完済した。人間味ある厚みはかくの如き修羅場から生まれたか。
●No.6879/5.4

「どんなご縁であなたにこんなことを。」
と耕治人の妻・ヨシは、自らが漏らした便を拭く夫に言った(先日の『どんなご縁で〜ある老作家夫婦の愛と死』)。方や舌ガン、方や認知症になった夫婦が久々に再会する場面で妻は夫を認知できたか分らぬまま人生の容赦ない筋書きが進む。目を背けたい私は凝視する。
●No.6878/5.3

「オリオンの三ツ星の下の小さな三ツ星。」
その真ん中で渦巻く星(オリオン座大星雲)が見えれば視力2.0で自身も見えたと、さだまさし氏(先日の『MASACA』)。氏の知人に「昼間に星が見える」人がいて、これが4.0とか。受験勉強で落ちた視力が大学入学後に1.5まで回復したことを思い出した。
●No.6877/5.2

「ワクワクすることを実行に移したら、
 必ず実現化する。」
というダリル・アンカ氏の言葉を「DEPT」のeri氏が紹介(先週の『ACROSS THE SKY』)。バシャール(地球外生命体)のチャネラーと聞くと胡散臭いが「これで楽になった」と言うのは理解できる。青臭いと言われようが好きな道を選んで間違いはない。
●No.6876/5.1

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「今日の気になる言葉123」と一部が連動しています。
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