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"できる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
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2021年3月分
「いつも余っているという気持ち。」
を自分に感じていたと米倉涼子氏(先日の『サワコの朝』最終回)。「70%の人が私を好きじゃない」とも言い阿川佐和子氏を呆れさせたが、それで「シカゴ」によるブロードウェイ3度主演を実現させたのだから強烈な反骨心が彼女を動かしているのだと思うしかない。
●No.6845/3.31

「37歳男性なんで、自分のお母さまのことは
 母と呼んだ方がいいかもしれません。」
と安東弘樹氏(先日の『MOTIVE!!』)。「何でもお母さんに甘えていた」というリスナー投稿に言及したのだが、多くのタレントが平然と「お母さん」と言うのに私も落胆していた。「私もママって呼んでるぅ」とは宮島咲良氏で、これはもう世の中の常識なのか。
●No.6844/3.30

「#春から〇〇大学先輩の声を
 聞いてみませんか。」
というハッシュタグのサークルのツイートに新入生が返すとビデオ電話で先輩と名乗る人達との会話が始まり徐々に中年男性ばかりとなって宗教めいた言葉が混じる(先日の『日本経済新聞』朝刊)。オンライン授業で不安な学生にカルトの誘いが忍び寄る。宗教って全く。
●No.6843/3.29

「10知るには、12まで行く。」
と言った大瀧詠一(先週の『yes!?明日への便り』)。「推測だと思うんだよ8とか9でっていうのは。12までいかないと分かんない」と徹底して知ろうとした。21年の夏にも「A LONG VACATION」の旋律が似合う奇跡。もっとやらねば、と思い直した。
●No.6842/3.28

「OKで喜ばないですよ。」
と磯村勇斗氏(先日の『情熱大陸』)。携帯を耳に階段を駆け降りる場面で「両足で降りない」「曲がり方が大きい」と20回のテイクを重ねて出たOKなのに「喜ばないね?」と訊ねられ。「正解がないからうまくいけたと思わない」、だからまだ見えない正解を探すか。
●No.6841/3.27

「小さな油田を掘り当てるのが得意。」
とミュージシャンからタレント(『タモリ倶楽部』電車クラブ・ゴールド会員)、ラジオDJ、執筆へと活躍の場を広げる自分を表現した土屋礼央氏(先日の『MOTIVE!!』)。副業が拡大するが、新たな才能を探す行為もこれに似るか。自分の「油田」を信じよう!
●No.6840/3.26

「米中ぶつかる国家観。」
と先日の「日本経済新聞」朝刊一面。マスメディアの多くは今回の米中協議をこのように様子見しているが、中国共産党の人権・領土蹂躙は明白で悠長に報じる姿勢に呆れる。米中ではなく世界対中国、もちろん日本対中国の問題として糾弾しないと未来の日本人が危うい。
●No.6839/3.25

「HELP EVER HURT NEVER.」
「常に助け、絶対に傷つけない」とその意味を補足し「人生で一番大切なこと」に藤井風氏のアルバム名でもあるこの言葉を挙げた17歳の渡辺蒼氏(先週の『ここはぺこぱと倫理です。』)。10代から日本は変わるのか、この心で生きたら日本の大半の問題は解決する。
●No.6838/3.24

「(山が)青くなったときには青くなった。
 今度は雪が降ったから雪になった。」
氷点下19.5℃と85年に関東の最低気温を観測した栃木の土呂部(先日の『新日本風土記_日光うら道 隠れ里』)。冒頭の言葉は「生まれてからずっと居っから」らしき老婆が語る里のよさだ。住人32人、病院も郵便局も雑貨屋もないこの地に幸福の一つの形を見た。
●No.6837/3.23

「学生の質が落ちた。」
と都内某一流私大の教授が口を揃えると、同大近くで治療院を営む先生。約15年前、都内理工系私大の教授に「高校の数学を補習でやらないと講義できない」と聞き、都内医歯薬専門予備校の教師は「学力が落ち続けている」と嘆いた。五輪の体たらくの遠因ではないか。
●No.6836/3.22

「お金がないから、絶対に病気にならない。」
と、ききがたり「ときをためる暮らし」で今年92歳の津端英子氏。「案外、その緊張した毎日がいい」とも言われているが、夫を失った後はお元気なのだろうか。我が家も似たようなもので、確かに過度に食欲には走らず散歩を日課にし、お金がないから健康に留意する。
●No.6835/3.21

「ロンリネスとソリチュード。」
は前者が「不安で寂しい」、後者が「一人の時間を楽しむ」と英語の意味が異なるのに日本語では両方とも「孤独」と表す、とコミュニケーション・ストラテジストを名乗る岡本純子氏(先日の『日本経済新聞』朝刊)。人間どちらもある、でも“一人”であることは同じ。
●No.6834/3.20

「『標準』という言葉。」
で外見の理想を押し付けられていると感じる人が約6割とユニリーバの9か国1万人調査(先日の『ワールドビジネスサテライト』)。同社は肌の色・髪の性質などの多様性を尊重し標準表示を廃止するとか。普通も標準も消える今後、学歴はなお親達の価値であり続ける。
●No.6833/3.19

「生きるって、なんて一人ぼっちなんだろう。」
逢沢(茅島みずき)は自分を巡る倫理の授業の発言を受けてこう思う(先日の『ここは今から倫理です。」最終回)。「一人ひとりに意見があってそれぞれに一理ある」が「一つになることはない」のを寂しいと感じる。「孤独」を勧める中高年向けベストセラーとの乖離。
●No.6832/3.18

「正しいことを選ぶんじゃなくて、
  自分が選んだことを正しくすればいい。」
鈴木保奈美氏が、過去に出演したドラマから好きな言葉として選んだのがこれだ(先週の『Color of Life』)。何事もコスパ優先で近道を行きたがり、挙句「自分のやりたいこと」にさえ正解を求める風潮は、効率優先のサービスに骨抜きにされた果ての有様か。
●No.6831/3.17

「斜めになった地面。これを斜面と言います。」
なる浜村淳氏の話し方を模範に挙げた石井亮次アナ(先週の『サワコの朝』)。分かりやすい説明の極致だ。一方、落胆する出来事の後でペンを落とし「次のニュースです」と続けた久米宏氏の無言で伝える技を古舘一朗氏に教えられたとも。いまは日本語がおぼつかない。
●No.6830/3.16

「翻訳できない世界のことば。」
を玄理氏が紹介(先週の『ACROSS THE SKY』)。日本語「コモレビ」「ワビサビ」が掲載された。韓国語「パリバリ」を例に「いっぱい、だけど違う」と説明がもどかしそうで「いい物を詰め込んで渡す」意味らしいが言語は文化と切り離せないと改めて思った。
●No.6829/3.15

「人生で感じる幸せの量って、
 決まってると思う。お母さんは、
 ものすごい大きい幸せが何回かあるより、
 ちょっとした幸せがたくさんある方がいい。」
ハルカ(黒島結菜)の母・有香(山下容莉枝)は、3年ぶりに音信不通だった娘と話しながらこう言った(先日の『ハルカの光』)。「ちょっとした幸せ」とは日々の暮らしそのもの。量はともかく家族との会話のように何気ない時間を幸せと思えることこそが幸せの姿だ。
●No.6828/3.14

「常識が分かってないからできた。」
と社長を務めるオーブ(株)設立時を振り返った鈴木啓太氏(先週の『MAKE MY DAY』)。Jリーグを引退しアスリートの腸内環境解析のビジネスを始めたが「こんな大変なんだ」と後から思ったと語る。私も独立時、根拠なく楽観的だったが、それのみが力だった。
●No.6827/3.13

「あきらめてきたことを、
 あきらめなくていいんだよと
 伝えること。」
を一つの目的にオストメイト(人工肛門・人口膀胱保有者)としてモデルになったエマ・大辻・ピックルス氏(少し前の『ザ・ヒューマン』)。病に打ち勝ってきた患者さんを元気づけると共にオスとメイトへの理解促進も目指すその勇気と決意の重さにまばたきを忘れた。
●No.6826/3.12

「『つまびく』に代わる日本語はない。」
とバッハの組曲から「サラバンド」を聴いたあとで村治佳織氏(先日の『CLASSY LIVING』)。16〜17世紀の欧州で広まった弦楽器・リュートの音色は心の奥をくすぐるように奏でられた。「PLAY」以外の訳があるのか知らぬが、改めて日本語って繊細。
●No.6825/3.11

「強いられて何かをするのは嫌い。」
と言っていた篠田桃紅氏が107歳で死去(先日の『日本経済新聞』朝刊)。戦後にアメリアに渡り書でも抽象画でもある水墨アートを広めた。テレビで何度かお見かけしたが、その自由な生き方は唸るしかなかった。強いられるのは私も嫌うが普通はそれあっての人生だ。
●No.6824/3.10

「(2.26事件で)43発の銃弾を浴びて
 血まみれになった父。」
を9歳の渡辺和子(カトリック修道女)は目撃し(先日の『日本経済新聞』朝刊)、事件から50年後の法要で銃撃の止めを刺した二少尉の実弟の謝罪を受けてようやく許した。彼女は暴力による改革の悲惨さを語ったというが、人類は何も、何一つ変わらないじゃないか。
●No.6823/3.9

「Sober Curious.」
とは、あえて飲まない選択(先日の『ワールドビジネスサテライト』)。厚労省「国民健康・栄養調査(19年)」で20代男性の49.5%が飲まない(飲めない・殆ど飲まない含む)と回答。変わったなと思った私は土日しか飲まず平日は外でもノンアルコールだった。
●No.6822/3.8

「自分の思い、怒り、悔しい、悲しいこと
 そういうことを言葉にしないで
 服に込める。」
と言った山本耀司氏(少し前の『ヨウジヤマモト〜時空を超える黒〜』)。「言葉にできるのなら続けない」とも。そして「人の手で作るものが訴える何かを信じてる」からハンドメイドの服作りに情熱を傾ける。あらゆる創作物は、言葉で説明できない思いから生まれる。
●No.6821/3.7

「好きなことを夢中になって
 ずっとやり続けられること、
  それこそが本当の才能だ。
  だから君のなかにもあるんだ、王者の才能が。」
由衣(倉科カナ)に「王者の才能をもつあなたが必要」と言われた世界的バレエダンサー・高野(宮尾俊太郎)が返した言葉 (先日の『カンパニー〜逆転のスワン〜』)。裏方で奮闘する彼女の努力を認めた言葉だが、王者になれなくても何かをやり続けることはできるか。
●No.6820/3.6

「高級フィレ肉にトリュフと
 フォアグラを加えた料理。」
をロッシーニ風と呼ぶのは「セビリアの理髪師」など数多くのオペラを作曲したG・ロッシーニ考案だから(先日の『CLASSY LIVING』)。37歳で突然引退してレストラン経営やワイン醸造を行ったというこの作曲家の人生は羨ましいが真似は、いや、したい。
●No.6819/3.5

「心にコスプレを。」
と女性に向けて壇蜜氏(先日の『日本経済新聞』朝刊)。本来の自分と違っても気にせず逃げたりお茶を濁したりと演じて難局をしのぐ処世術は男性にも当てはまろう。「朝起きると壇蜜の着ぐるみを着た」頃もあったと言うが、自分を出すべき場面とのバランスは重要だ。
●No.6818/3.4

「むずかしいことをやさしく
 やさしいことをふかく
 ふかいことをおもしろく。」
とはホリプロ本社玄関に掲げられた井上ひさし直筆の言葉で創業者・堀威夫氏が依頼した(先日の『日本経済新聞』朝刊)。難しいことをシンプルに捉え、簡単と思っても深く考え、深く考えることを面白くする。と書いたが、人によりこの言葉はふかくひろがる気がする。
●No.6817/3.3

「座り込んだら前へ行けない。」
を座右の銘に挙げたのは75歳の宇崎竜童氏(先日の『日本経済新聞』朝刊)。ザイールで「スタンド・バイ・ミー」を口ずさむ黒人少年を見て「この子らに一節でも覚えてもらう曲を作る」と決意した。座り込んで休んでも立てるが前へまた行く気になるとは限らないか。
●No.6816/3.2

「エゾリスが胡桃を割っている。」
と知床の山中で突然言った動物写真家の上田大作氏(先週の『情熱大陸』)。もちろん撮影スタッフには聞こえないがリスはすぐ見つかる。彼は日本で越冬する白頭鷲もすぐに発見し動画に収めた。比ぶべくもないが外出時には自然の変化を五感で察知する意識をもちたい。
●No.6815/3.1

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「今日の気になる言葉123」と一部が連動しています。
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