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"できる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
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2020年11月分
「うまくならない。作る事に慣れない。」
はブックデザイナーの佐藤亜沙美氏が自らに刺激を与え続けた岡本太郎から学んだ創作への姿勢(昨日の『ACROSS THE SKY』)。経験を積むと、得てして慣れた方、安全な方に行きがちだが常に自分を更新したいと述べた。「道がないんだ」と太郎は言葉を残す。
●No.6724/11.30

「総和の日本語。」
つまり日本語を話す人全ての日本語を合体した日本語は不可能という井上ひさしの考えを本日の「日本経済新聞」朝刊で紹介。世は「一人一人の日本語」に分散するが私は、言語に必須の発音規則の崩壊や語彙の枯渇により一語で全てを兼ねる現状に言語機能喪失を憂える。
●No.6723/11.29

「それ(料理)が私のエネルギーが入っている産物だから。」
と3児の母の小雪氏(先日の『SWITCHインタビュー 達人達(たち)』)。だから「食事作りは他人に任せていない」と。コンビニ弁当を1か月食べ続けて体調不良になったツイートが話題だ。食品添加物の基準は、人間が利便性と経済性を優先して設けたに過ぎない。
●No.6722/11.28

「アミロイドβ。」
は脳内で作られるたんぱく質でアルツハイマー型認知症の主因と世界の研究者が除去剤の開発に集中した(先日の 『大切な記憶は何ですか? アルツハイマー病と戦う』)。結局、完治する薬は開発できず、成人病と同じ食事・睡眠・栄養習慣の改善が最も効果的と言われる。
●No.6721/11.27

「出会ってくれてありがとね。」
と裕一(窪田正孝)が言うと、妻・音(二階堂ふみ)は「あなたといられて幸せでした」と返す(本日の『エール』)。音が最期に行きたいと願った浜辺の設定で、恐らくは病床の二人の会話が続く。老いて私もこんな会話ができる夫婦関係をつくるために日々を重ねたい。
●No.6720/11.26

「ボディポジティブ。」
なる体形の多様性を認める考え方を玄理氏が紹介(先日の『ACROSS THE SKY』)。「NUIDEMITA 」で一般女性のヌードを撮る花盛友里氏は「モデルもコンプレックスがある」と身体への微妙な女性心理を語る。なおボディライン加工アプリは人気上昇中。
●No.6719/11.25

「分かったつもりは外道の見解。」
僧たちによる問答「首座法戦式」でこの言葉を聞く(先日の『永平寺 禅の世界』)。「悟りとか迷いとか色分けできない真実がある」が、もちろん真実は彼らにも分からない。それを求めて「乱れては整え、乱れては整え」る修行があるか。俗世界に生きる私も背筋を正す。
●No.6718/11.24

「そのために生まれてきたのかも。」
と「朝から晩まで足がむくむまでず〜っと料理していると本当に幸せ」と述べた印度カリー子氏(昨日の『LIFESTYLE COLLEGE』)。東大院生のスパイス料理家だが、何のために生まれてきたかを知るために人は生きるとも言え、それを知る瞬間こそ至福だ。
●No.6717/11.23

「関係ないじゃん!」
「みんな人の目を気にして苦しそうな時代に、そう言って明るく生きる女性に底力を感じる」と谷村志穂氏(先日の『Color of Life』)。氏がヨレヨレなとき、そんな女性たちに取材し刺激を受けたと語る。明るさが全てではないが明るさがないと女神は来ない。
●No.6716/11.22

「速く走れないなら死んでいるのと同じ。」
という名のドキュメンタリーのヒロインは福島千里氏。この100m、200m日本記録保持者はいま高校生にも勝てないレースを繰り返す。そこで全盛期を取り戻すのではなく変わる体に合うフォームへミリ単位の調整をする姿が悲痛だ。全盛期の記録へ1秒、取り戻せ。
●No.6715/11.21

「よし、やめよう。」
と新入社員代表挨拶まで任された大手損保を蹴って留年した池辺和弘・電気事業連合会会長(今週の『日本経済新聞』朝刊)。花王をやめた私は3年目で、さすがに新卒で入社を断る勇気はなかったが、人生の進路を変更するなら不安を感じ迷った時点で中止した方がいい。
●No.6714/11.20

「体は疲れるが心は疲れていない。」
と徹夜で朝5時に作品を完成させたフィギュア原型師・HYO氏(先日の『金曜日のソロたちへ』 )。究極の仕事観だが、私も30代前半、過労死で報じられるどの事例より遥かに多く深夜まで残業したがこの言葉と同じだった。好きな仕事は量多くとも労苦にはならない。
●No.6713/11.19

「自分の気持ちを伝える。」
と神社での祈りを定義した佐々木ジュディス氏(先日の『ワタシが日本に住む理由』)。願うのではない、その通りだ。報徳二宮神社・広報を務めるスイス人の彼女は「心の塵や埃はその都度落とし今日は生きてよかった、明日死んでもよい」という心で暮らしたいと願う。
●No.6712/11.18

「感情を殺せ。」
と入団3年目で得点力に悩む小林悠選手に助言した中西哲生氏(先日の『サッカーの園』)。サッカーの敵ゴール前で「早く、強く打とう」と思うと落ち着いた判断ができない。ここ数戦の日本代表の得点力不足はゴール直前でも得点できない弱さにあるが、50年同じだ。
●No.6711/11.17

「いつも強い風に吹かれている。」
と日本を表した森達也氏(『生活と自治』11月号)。この「風」を「(メディアが生む)一極集中と付和雷同」としたが、ステイホームの乱発や菅新首相礼賛などの情報洪水は散歩も悪という誤解や安倍政権の腐敗を許す支持率上昇を演出した。それは報道とズレている。
●No.6710/11.16

「何かとだまされやすい世の中で。」
と言いつつ、巻き尺が戻る音がカメラのシャッター音に似るなど類似音の例を挙げるキヤノンマーケティングジャパンのラジオCM。最後は「合成音声がお送りした」と正体を晒すが、何の証拠もなく「フェイク」と言えば成立するように、真偽混じる世は判断を放棄する。
●No.6709/11.15

「何のプロフェッショナルでもないので。」
と語る田中みな実氏の本心は「その道一筋の人にこそプロの呼称は相応しい」ではなかったか(『プロフェッショナル 仕事の流儀』)。仕事で求められる価値に徹底して応える姿に自身の「相手が求める以上のものを安定的に供給できる」というプロの定義を見た気がした。
●No.6708/11.14

「仕え(奉仕し)合う仕合わせ。」
と、中島みゆき詞・曲「糸」の「仕合わせ」という文字に素敵な自説を述べた森口博子氏(本日の『KISS & SMILE』)。この言葉、本来は単なる二つの巡り合わせを指すらしいが「幸せ」も巡り合わせなくして生まれぬ。それが仕え合う仲に昇華するのが醍醐味か。
●No.6707/11.13

「友達に会ってくれない。」
のがスパイを見分けるポイントと元カレがスパイだったと言うアンミカ氏(本日の『SkyrocketCompany』)。また、写真が常に変顔で印象に残らない顔つきも特長とか。スパイは、勧誘、情報入手、地位のある人から社会的信頼を得る目的で近づくらしい。
●No.6706/11.12

「decency。」
品位・良識を示すこの語をバイデン・ハリスの正副大統領候補が、米国が取り戻すべき価値として使ったと「日本経済新聞」本日朝刊。鶴見俊輔は「まともである事」と訳したと言うが、トランプは元より中国共産党、そして混乱した日本人までこの言葉を見つめるときだ。
●No.6705/11.11

「美味しさは恋で、
栄養は愛だ。」
なる遠藤彩見著「二人がいた食卓」の一節を紹介した恋バナ収集ユニットの清田隆之氏(先日の『ACROSS THE SKY』)。恋愛中は彼好みの味に、結婚後は健康を考えた味になる事を表す。なぜ料理は妻が作るかという疑問はその通りだが、これはいずれ両立する。
●No.6704/11.10

「WEIN挑戦者ファンド。」
は「大きい事やろう」という本田圭佑氏の誘いで始まったとFiNCテクノロジーズ創業者の溝口勇児氏(先日の『浜松町InnovationCultureCafe』)。モノやサービスのコモディティ化の一方で「物語」で差が出る事業に投資する。何が生まれるか。
●No.6703/11.9

「歌がここ(胸)とか体に詰まっていて、
  思い出にもなるし、心にもなるから、
  大好きです。」
ママが弾くピアノに合わせて「やさしさに包まれたなら」を歌った後で、少学1年生の女の子が言った言葉だ(先月の『街角ピアノ〜広島・紙屋町シャレオ』)。大人顔負けの表現だが、まさに個人の心に詰め込まれ、それが世代を超えて共有され、引き継がれるのが歌だ。
●No.6702/11.8

「1日6万回マイナス思考する。」
と人間の一般的な傾向を示した柏木理佳・城西国際大学院准教授(昨日の『MOTIVE!!』)。しかも翌日も95%繰り返すとか。同教授は、毎日10秒、楽しい事を考えるだけでトラウマを減らせると語る。不安になる心の足枷を外すには、ほんの少しずつのトライ。
●No.6701/11.7

「かけがえのない私の恩人です。」
クリスマス慈善音楽会の舞台で裕一(窪田正孝)は妻・音(二階堂ふみ)をこう讃えた(本日の『エール』)。「音楽家として続けて来られたのは彼女のおかげ」と。翻って「ありがとう」も言えないのが日本の「夫」とか。恩人、私はなぜこの言葉が浮かばなかったんだ。
●No.6700/11.6

「夜のパン屋さん。」
は売れ残りのパンを買い取り格安で夜間に販売する事業(先週の『ワールドビジネスサテライト』)。枝元なほみ・ビッグイシュー基金共同代表が主導するが東京・神楽坂「かもめブックス」では1時間で完売。18年の食料自給率38%を無視した無駄が罷り通る日本で。
●No.6699/11.5

「枯れた豆。」
という言葉の後に「鮮度が悪く石ころや木屑も混じる」安い珈琲豆は味がクリーンにならず飲みやすくならない、とある珈琲豆専門店の店主。これは「飲みやすい珈琲が一番」と言った私への素直な情報提供で単なる悪口ではない。搾取もあるが、あとは推して知るべしだ。
●No.6698/11.4

「妻の気持ちがわかる本。」
を書店で見つけ「またか」と思う。「怒られる前に知っておきたい」と副題が付くが「怒る」という自己表現を避ける時点で既に妻に向き合っていない。この種の本に共通するのは、世の夫婦が全て同じ法則の下で生活している前提に立つ事で、何もかも絵空事に過ぎない。
●No.6697/11.3

「なぜ星が美しいか、誰も証明できないのと同じように、数学の美しさを証明するのも困難だがね。」
映画「博士の愛した数式」で、教師となったルート(吉岡秀隆)は授業で博士(寺尾聡)のこの言葉を紹介する。先日「統計学を学んでデータに説得力が増した」とある方が言った。証明できるほど分析の水準が高まったという事だが、世の中は証明できない感覚ばかりだ。
●No.6696/11.2

「簡単に手に入る。」
とハーブやバルサミコ酢を料理の材料に加える事でハードルが上がるのを反省したコウケンテツ氏(本日の『日本経済新聞』朝刊)。近所でこの二つは買えるが確かに普段使わない人には面倒さが増すだろう。彼が「ハイスペック」と言う日本の家庭料理が変わりつつある。
●No.6695/11.1

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「今日の気になる言葉123」と一部が連動しています。
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