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"できる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
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2020年10月分
「オリジナリティは自分の中にしかない。」
留学先のパリで洋画家の岡田三郎助に師のR・コランがこう言った(昨日の『yes!?明日への便り』)。洋画の模写に技術的な壁を感じていた岡田に「日本人である自分を捨てるな」と助言。そこから着物姿の女性を描く画風が生まれる。自分の中にしかない事は多い。
●No.6694/10.31

「女性の自殺者。」
の増加を7月〜9月の前年比較で115.6%、140.3%、127.5%と報じた本日の「ワールドビジネスサテライト」。先日、水無田気流・国学院大教授は40歳以下女性で76.5%増と述べた。医療・介護・飲食の非正規社員に打撃と言うが家庭の影響もある?
●No.6693/10.30

「お金から自由になりたい。」
と福岡にある4畳半に住むミニマリストしぶ氏(先日の『マスメディアン 妄想の泉』)。持ち物200個(ビジネスホテルで150個)で物を買わず家賃2万円を含む生活費7万円で暮らすがストレスなしの、株式会社代表でブロガーでプロダクトデザイナーという生き方。
●No.6692/10.29

「老人向け『ジャンプ』。」
がいつか出ると「ジャンプ」の成年版「ヤングジャンプ」を読む層の高齢化に言及した伊集院光氏(本日の『100分de名著』)。「痴人の愛」から「鍵」、「瘋癲老人日記」まで年代毎の性愛を描いた谷崎潤一郎も例に挙げた。多くの市場で「高齢者版」が期待される。
●No.6691/10.28

「別に意味をもって
 生きてる訳じゃないから。」
とカズレーザー氏(先日の『誰かに話したかったこと。』)。会話の反射神経にいつも驚くが、これは忖度抜きに刹那的に自己表現するという意味か。確かにこの人に「させていただく病」はないはず。先日、タレントが「させていただいてますか?」と訊く場面があった。
●No.6690/10.27

「毛穴が開いた。」
と、ある映画の感想を述べた田中麗奈氏(先日の『キュレーターズ 〜マイスタイル× ユアスタイル〜』)。人は映画で毛穴が開くのだろうか。最近すぐ「鳥肌が立つ」と軽々に言うが、人間が敏感になったのか、感動を表す言葉が単に肉感的になっただけなのか分からない。
●No.6689/10.26

「こだわりを、もたない。」
それが大切と言ったのは焚き火マイスターの猪野正哉氏(本日『SEASONS』)。もつと進む方向が固定し、うまくいかないときストレスになると指摘した。執着しがちな私は結果が悪いときの切替えを大事にしている。今は200商品の焚き火台が競う戦国時代とか。
●No.6688/10.25

「海は命のスープ。」
大小島 真木氏は、気候変動と海洋破壊の影響を調べるフランスの調査船「タブ号」の船上から、鳥や魚に食べられた白いイルカの死体を見たときそう感じた(先日の『SEASONS』)。プラスチックの消費が急増する今を本気で考えるなら全て生分解性にするしかない。
●No.6687/10.24

「昨日バッタ、今日トンボ、
 明日、俺か。」
火野正平氏はトンボの交尾を見つつ、にっこりしてそう言った(本日の『にっぽん縦断 こころ旅』)。葉や木の実を見れば品種や味を解説し、昆虫や動物と話し、風や空の微妙な変化を語る。俳優で動物・昆虫・植物・気象学者を兼ねるから、この番組はこの人しかいない。
●No.6686/10.23

「この世のもっとも純粋な喜びは、
 他人の喜びを見ることだ。」
三島由紀夫最後の戯曲「癩王のテラス」から、この言葉を宮本亜門氏が紹介(今週の『ACROSS THE SKY』)。「三島らしくない」とも言うように自己愛に満ちた言動とは乖離する。無関係の他人の笑顔に微笑む事はあるが「純粋」の定義がこの言葉を複雑にする。
●No.6685/10.22

「コロコロ禁止やで。」
は井村雅代・アーティスティックスイミング代表コーチの言葉で移動時のキャリーバッグを止めリュックで体力作りをする(だいぶ前の『東京VICTORY』)。昨年のスポーツ庁調査では20〜64歳のほぼ全ての年代で握力が低下した。「握る」動作が消えつつある。
●No.6684/10.21

「俺だけ男女愛。」
男女は結婚すると家族愛から人間愛へと変化するが、自分はまだ妻を男性目線で見ていると述べた関根勤氏(日曜の『ボクらの時代』)。披露宴のスピーチでさえ「結婚後は片目をつぶれ」など結婚をネガティブに考えるのが主流の社会に一石。私も同じと言っておきたい。
●No.6683/10.20

「フードサルベージ。」
とは余った食物を持ち寄って料理し食べる事でサルベージ(救い出す)活動(先週の『SEASONS』)。全く使わず捨てられる食物は年間612万トンで一人おにぎり1個を毎日捨てる量に匹敵。使いきれなかった際の罪悪感を胸に、外では食べきれる量のみ食べよう。
●No.6682/10.19

「点で見ないで線で見る。」
と神田伯山師(先日の『誰かに話したかったこと。』)。「いま打たれたとしても5年後に笑い話になる」と即バッシングに繋がる現代社会を憂えたが、つまりは将来を見越した許容力の必要を説いたか。目の前のコスパのみで判断する短絡的な価値観も何とかしてほしい。
●No.6681/10.18

「ポジションとらない人が多い。」
と世の発信者を評した安部敏樹・Ridilover代表(本日の『マスメディアン 妄想の泉』)。批判を恐れ立場を鮮明にせぬ態度を指すが、だから「考えは更新される=意見は変わる」と認めるべきと述べた。曖昧化の意識が日本語を変質させていると考える私も同感。
●No.6680/10.17

「日本語で言え。」
と町田康氏がカタカナの多用に吠えた(先日の『日本経済新聞』朝刊)。ただ「俺に解らんこと言うな」の矛盾(解る言葉はカタカナの方が無難)にも気づき「漢字も外国から」と自嘲した。カタカナ語なんてまだ可愛い、と私は昨今の語彙の枯渇と平板読みの多用を嘆く。
●No.6679/10.16

「一日を一生と思い生きる。」
を「いま一番大切な言葉」に挙げた水前寺清子氏(先日の『ザ・インタビュー 〜トップランナーの肖像〜』)。今日は二度と来ないという意味を込めるが、これもつまるところ「今」に集中する事に尽きるか。人がくつろぐ夕食後にも仕事をする一日が私の晩年を暗示する。
●No.6678/10.15

「ミクソロジスト。」
とはバーでミックスして新しいもの(カクテル)を作る人と第一人者の北添智之氏(先日の『TRUME TIME AND TIDE』)。リキュールで加えていたフルーツフレーバーに生の果物やハーブを使いトリュフや焼トマトも活用。あらゆるフードから境界線が消える。
●No.6677/10.14

「アーティストは鏡を掲げ
 時代を反映させる。」
とポストクラシカルの旗手であるマックス・リヒター(先日の『ACROSS THE SKY』)。「浸食された権力や社会的正義」という言葉も重い。例に人権を巡る米国や香港の抑圧と欧州の極右政党を挙げたが、経済が最優先される今それらを収める手立ては望み薄だ。
●No.6676/10.13

「スマイルフードプロジェクト。」
とは都内のシェフら10人が実践する医療従事者への弁当無償提供だ(昨日の『日本経済新聞』朝刊)。ある日の主菜に「塩麹のローストポーク」があるがコース料理の手腕を弁当に注ぎ込んだ味は「おいしさに思わず涙した」という感想をもたらす。人を思う心の偉大さ。
●No.6675/10.12

「見たことのない添加物。」
入りの市販の商品は消化のために無駄に酵素を使うから食べないとトライアスロンインストラクターの中村美穂氏(先日の『MAKE MY DAY』)。炭水化物は体脂肪を燃やす着火剤になるから食べるとも。炭水化物ダイエットはやるが歩くのは嫌、じゃなおさら無意味。
●No.6674/10.11

「役積み。」
この河瀬直美監督独特の撮影手法について永作博美氏(本日の『サワコの朝』)。ロケで使用する家に家族役の俳優達がカメラ・監督なしで朝から食事をし歯磨きし子供の通園の仕度をし、思い出の地にまで実際に行く。役を染み込ませる工夫だろうが、完璧主義の権化だ。
●No.6673/10.10

「人生に説明書はない。」
とは日本で兄妹二人の子供を育てるブラジル人ママのヴァニア・ファティマ・ミゲル・アラウジ氏の言葉(先日の『ワタシが日本に住む理由』)。だから「私は子供に1から10まで教えない」と。人は歯を食いしばり、自分を納得させるために人生の説明書を書き続ける。
●No.6672/10.9

「私の好きな言葉に、
 『女』という一字があります。」
恐らく昭和の世が育てた「女」の概念に自らを投影しトップ歌手の座を捨てた彼女のラストコンサートでの言葉だ(先日の『伝説のコンサート〜山口百恵1980.10.5日本武道館』)。「女でありたい」とも言った彼女の脳裏に「良妻賢母」という四文字はあったか。
●No.6671/10.8

「365日の献立日記(NHK)。」
で、昭和41年4月22日の「牛肉バタ焼き、そら豆 白ソース和、小松菜 蒲鉾煮浸し、若芽の味噌汁」に始まる、沢村貞子による26年間の食卓の記録を知る。「そうそう連れ合いを変えるのは無理だけど、料理なら変えられる」という言葉の裏に潜む達観の術を知りたい。
●No.6670/10.7

「失念。」
とは「うっかり忘れる」の意で、ビジネスシーンにて目上の人や第三者に対し使われるらしいが私は使わない。ニュアンスが本来意味するミスに遠く通常の手順のように曖昧化する印象を受けるからだ。多くはうっかりなので「忘れました」と潔く伝える方を選ぶ(私は)。
●No.6669/10.6

「プレーの言語化。」
をし教えると再現性が高いと中西哲生氏(先日の『『TOKYO TEPPAN FRIDAY』』)。プロなわとびプレイヤーの生山ヒジキ氏は、あや跳びを「前跳びと交差跳びを順に」と言語化するが「考えるだけで動けない子が目立つ」のは普段動かないからとか、不安。
●No.6668/10.5

「ハイダイビング。」
とは高さ27mからの飛び込み競技で「日本で最初の人間になれる」と始めた荒田恭兵選手が唯一の競技者(昨日の『MAKE MY DAY』)。最大重力加速度10Gの負荷があるため足から踵を返し飛び込む。日本代表は当然、荒田選手だが、これぞブルーオーシャンだ。
●No.6667/10.4

「自分と他者をどうしたら
 大切にできるかが分かる。」
それが性教育の定義とフクチマミ氏(今週の『ACROSS THE SKY』)。「相手のNOを尊重する、あなたの意志は尊重される」ことを教えるとも。しかし「私はどこから生まれたの?」」という番組内での問に答えられなかったフクチ氏の動揺が難しさを実証した。
●No.6666/10.3

「女だなぁと思った瞬間は?」
なるテーマで話した、たなかみさき氏と岩谷香穂氏(先日の『MIDNIGHT CHIME』)。「女だもんね体がね」は一致したが結局そんな瞬間は浮かばず。「弱さが女性性じゃないし強さが男性性じゃない」の通りで、この質問は女らしさ男らしさを前提にしている。
●No.6665/10.2

「文ちゃんがお菓子なら
 頭から食べてしまいたい位可愛い。」
1917年11月、芥川龍之介は後に妻となる塚本文への恋文にそう書いた (先日の『BSスペシャル』)。最初の恋文でも「(貰ひたい理由は)文ちゃんが好きだ」からとストレートに。文豪たちの恋文は意外に純粋だ。私は先日の結婚記念日に妻に“恋メモ”を書いた。
●No.6664/10.1

川中紀行のnoteもぜひご覧ください。
「今日の気になる言葉123」と一部が連動しています。
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