プレゼントのアピール&プロフィールコピーライターのプレゼント
"できる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
20年間にわたるバックナンバーはこちらから

2020年8月分
「飲み友達のおじさんの知り合い。」
が、ある専門誌の幹部だったと某社クリエイター。ビジュアル素材が重要だったプレゼンでその方の仲介により当の専門誌の写真ストックを借りられた。酒場での偶然の出会いが恋愛や仕事に繋がる事はドラマでなくてもよくある。私もそれぞれ2回ある、新宿と六本木で。
●No.6633/8.31

「言葉の裏を読み取る力が、
 どんどん失われている。」
と馳星周氏(先日の『未来授業』)。小説を読めばその力を取り戻せると語る。これに関しては多くの事例に接しておらず軽はずみに言えない。ただ広告文で若者に比喩が伝わらない、病院が行う検査の説明書を受診者が理解できない、という声は10年以上前からあった。
●No.6632/8.30

「小説は読者が自分を映す鏡。」
と村上春樹氏(本日の『読売新聞』夕刊)。読者の自由だから「このとき主人公は何を思ったか」という国語の問題は「僕にも分からない」と。村上龍氏に「だいじょうぶマイ・フレンド」の金粉の意味を確かめたら、面倒臭そうに「特に意味はない」と返された事がある。
●No.6631/8.29

「HOPE WANTED。」
はニューヨーク・ヒストリカル・ソサエティーが催すパンデミックを生きる人々の写真とその声が聞ける展示「希望を求めて」(昨日の『キャッチ!世界のトップニュース』)。さらに客も自らの経験を声で残すオーラルヒストリーを実践。観客参加が美術館のトレンドか。
●No.6630/8.28

「疲れるのは脳である。」
と証明されたと「メトロミニッツ」(9月号)。例えば運動で疲れるのは筋肉ではなく、脳幹にあるピンポン球大の自律神経中枢が呼吸量等を調整した後に活性酸素で錆びるから。筋肉の乳酸菌は無関係、一日100gの鶏むね肉が最も疲れを取るなんて、疲労の常識崩壊。
●No.6629/8.27

「羊のなる伝説の木。」
という神話から名付けたアルバムタイトル「Barometz」に「本当はないけどあった夢の思いを込めた」と安藤裕子氏(今週の『UR LIFESTYLE COLLEGE』)。4年3か月ぶりの新作で従来のマナーを壊す挑戦の意もあった。みんな羊の木の夢を見る?
●No.6628/8.26

「部屋の更新が近いんだけど、一人のライフプランで考えていい?」
という一言で彼氏のプロポーズを引き出したと奈津子氏(本日の『SkyrocketCompany』)。「結婚どう考えている?」と訊くより直接的でなく友人3人も成功したというマジックワードらしい。私たちは出会って3か月で結婚を決めたので参考にならない。
●No.6627/8.25

「人生は川の流れに流れていくようなもの。」
そう語ったのは出口治明・立命館アジア太平洋大学学長(先月の『最後の講義』)。やりたい事や好きな事が見つからない人は、流れ着いた所で一生懸命やれば面白いものが見つかると助言。自分で決めた選択でも流れる事に変わりはない。人生、流れを信じて進むのみか。
●No.6626/8.24

「愛しあってるかい?!」
と忌野清志郎は「フジロック2005」のファンに「みんなに訊きたい事があるんだけど」と言って叫んだ(本日の『FUJI ROCK FESTIVAL'20 LIVE ON YOUTUBE』)。今の日本は互いに愛し合う気持ちが減り懐疑と不寛容を交わす関係が増えた。
●No.6625/8.23

「ランク配本。」
とは取次店が書店規模に比例し配本する制度で、対象分野で実績があっても「全国の書店で販売中」の本が一冊も入らないと隆祥館書店・店主(先日の『TOKYO SLOW NEWS』)。街の本屋にはAmazonにはない本との出合いがあり、かつて心の交流もあった。
●No.6624/8.22

「何とかなるから大丈夫。」
3歳と生後2か月の子を抱えた妻が、夫に長期治療必須の化膿性骨髄炎が発覚した際に言った言葉だ(今週の『街録』)。その通り専業主婦の彼女はあらゆる保険の請求を行いやりくりした。私も妻からこの言葉を聞いた覚えが。恥以外の何物でもないが何て奴だと思った。
●No.6623/8.21

「自分より長生きして、これからも生きる。」
だから曽祖父の遺品である煙管を大事にしていると語った尾上右近丈(先月の『Sparkle Life』)。考えてみれば住む街の風景に散りばめられた殆どの物は同じで、私は悠久の時の流れの一部に参加するに過ぎない。連綿と続く歌舞伎の奥深さがそう思わせたか。
●No.6622/8.20

「ひとりじゃないよプロジェクト。」
発起人の小島慶子氏は、一人親男性の半分の年収で5割が貧困に陥るシングルマザー家庭への支援を呼びかけた(今週の『ACROSS THE SKY』)。昨年の「ジェンダー・ギャップ指数」で日本は総合121位、性差別に起因する不祥事消えず男女平等よなぜ進まぬ。
●No.6621/8.19

「他人を陥れようと穴を掘る人も穴に落ちる。」
と中国国営放送の「新聞?播」(先週の『ワールドニュース』)。ポンペイオ・米国国務長官の中国共産党批判を揶揄したのだが、自らに向けて言うべきだ。また日本のメディアは「米中対立」などと他人事の発言の鈍感さを自省すべき。日本も主権侵害の対象ではないか。
●No.6620/8.18

「心臓音のアーカイブ。」
は瀬戸内海に浮かぶ豊島の豊島美術館にあるC・ボルタンスキーの作品(昨日の『日本経済新聞』朝刊)。誰でも心臓の音をデジタル録音でき既にその数は4万人を超えた。亡き夫の録音を聴きに訪れたフランス人女性もいたとか。心臓音は一つずつ過去になり、また甦る。
●No.6619/8.17

「十分な対策が必要です。」
と気象予報士は熱中症予防を伝えつつ、こまめな水分補給や適切なエアコン使用を繰り返す。でも、ゲームを減らしての十分な睡眠や免疫力を考えた食生活こそ、まずは重視すべきではないか。今は余裕がないだろうが、相関関係の疫学調査を感染対策も含め行ってほしい。
●No.6618/8.16

「ベラルーシの家庭料理。」
を提供する東京・麻布台の「ミンスクの台所」を紹介した「朝日新聞」昨日夕刊。肉にも野菜を練り込むほど野菜豊富なメニューだが、大統領選の不正疑惑に抗議する市民を数千人も逮捕し拷問にかけるこの国の政治との乖離に憤る。市民と政治との乖離はどの国も同じか。
●No.6617/8.15

「自由!」
米大統領選で民主党副大統領候補に指名されたカマラ・ハリスは幼い頃、泣きじゃくる自分に「何がほしいの?」と訊ねた母にこう叫んだ(先日の『日本経済新聞』朝刊)。彼女の起用で党が一枚岩になり前回の敗因を払拭するか。自由の共通の敵・中国の封じ込めに期待。
●No.6616/8.14

「自分ていうのは世界初。」
とマンボウやしろ氏(先日の『SkyrocketCompany』)。「代表作のラーメンを作りたい」という自営のリスナー投稿に答えて「自分は何者でどんな人間かをちゃんと追求できたらそれがオリジナル」と喝破。この方、しれっと金言を放つので油断できない。
●No.6615/8.13

「小説は楽譜で読者が演奏家。」
という恩師・宮原昭夫氏の言葉を紹介した村田沙耶香氏(今週の『INNOVATION WORLD ERA』)。音楽も「発表の瞬間から聴き手のもの」とよく言われる。確かに受け手の自由は奪えない。「賛否が分かれる小説がいい」も宮原氏だが、村田氏の作品もかな。
●No.6614/8.12

「脳は肉体のストレスを優先する。」
だから肉体に負荷をかけると神経がそちらに向くので心のストレスが軽くなる、と言ったのは54歳のグラフィックデザイナー(先週の『ドキュメント72時間』)。苦手な得意先に出向く前にワークアウトするのはそれも理由らしい。私は散歩だけだが心がスッキリする。
●No.6613/8.11

「正直者は勝たにゃいけんのお。」
高校野球の名門、広島の広陵高校で3年間、補欠だった後藤奨貴君が最終戦で本塁打を放った後、中井哲之監督はこう言い小さく拍手した(昨日の『S-PARK』)。日頃からチームを支える裏方を黙々とこなした彼の行動も併せて賞賛したのだ。無名の球児の夏が行く。
●No.6612/8.10

「世の中は段々と厳しく激しい。」
と聞けば日本の現状のようだが「魯山人味道」に収録の北大路魯山人、55年前後の随筆の一節だ。続けて「なにもかも押し流される」とあり、60年以上前、既に社会的ストレスを感じていたと分かる。ならば外食文化そのものが滅びようとする現在をどう憂えたろうか。
●No.6611/8.9

「物語爆弾。」
とは、生まれてから今まで見聞きした童話・小説・ドラマ・映画に感動したのと同様のパターンの作品に起爆する仕組みで井上荒野氏が示した(先月の『日本経済新聞』朝刊)。小説を書く際に筋書きをスルスル思いつくときはこの爆弾を疑えと助言。氏は全部捨てるとか。
●No.6610/8.8

「男性のタイプは自分自身の理想。」
だったと気づき、華やかでスター性のあるタイプと関係なく素直に話ができる男性を探したら昔からの知人のなかにいた、と土岐麻子氏(先日の『Sparkle Life』)。結局、その関係者の男性と結ばれるが、素直に話ができる、その先に何を見たか聞きたかった。
●No.6609/8.7

「飯があれば世界は一つ。」
とタイ料理店でナムトックムー(ローストポークのサラダ)にジャスミンライスを注文した井之頭五郎(先日の『孤独のグルメ』Season8/6話)。どんな世界の料理であれ、ご飯があればおかずになる、という意味だが、そんな簡単に世界が一つになる物があれば。
●No.6608/8.6

「お酒は飲まない。」
と誓った方も多いだろうが、武井壮氏は小5で禁じた(先日の『TOKYO SPEAKEASY』)。スポーツを目指して書いた10ページ超のノートには、キュウリは水分が大半だから食べないという項目もあったとか。禁酒を今も守る意思の強さが日本記録を生んだか。
●No.6607/8.5

「難民を無期収容施設に送る。」
不認定の難民を本国送還の準備が整うまでという理由で無期収容する日本(『生活と自治』8月号)。日本で育ったのに父が収容された子達は高校を卒業しても就労ができない。難民認定0.4%の日本に来るのが悪いとでも言うのか。それは貴重な人材を失う事でもある。
●No.6606/8.4

「駆け込み傘。」
とは駆け込み乗車する際に傘先を閉まりかけのドアに差し込む行為(先日の『グッド!モーニング』)。「体に刺さるかと思った」とは乗客で当然危険だが、多くの人は傘の先を振り上げて歩き、濡れた傘を他人の服にあてる。人に優しくと言うならまず隣人に配慮すべき。
●No.6605/8.3

「願わぬ夢は、叶わない。」
そんな言葉を、大学入試前日に先生から送られたという投稿を紹介した先日の『SkyrocketCompany』。キットカットにこの言葉を書いた主がアトランタ五輪ウェイトリフティング代表というドラマ。自身がその言葉の実践者であるとは、何と心強いことか。
●No.6604/8.2

「乱心。」
なる題名の交換日記を小6当時の高樹のぶ子氏は先生と重ねた(昨日の『SWITCHインタビュー 達人達(たち)』)。意地悪や持ち物を壊されたりする度、心乱れる少女に先生は「よく耐えて頑張ったね」と返す。書く行為に作家魂の萌芽があったが題名も恐るべしだ。
●No.6603/8.1

川中紀行のnoteもぜひご覧ください。
「今日の気になる言葉123」と一部が連動しています。
20年間にわたるバックナンバーはこちらから
マンスリー広告批評
プレゼントのアピール&プロフィール
プレゼントNOW(作品)
プレゼントNOW(近況)
プレゼントの五反田MAP
PRESENT MAGAZINE
言葉の展覧会
今日の気になる言葉123
英語インタビュー
コピー無料作成
コンパクト・パブ・システム
Thank&Write PRESENT CO.LTD