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"できる限り毎日更新"を基本にあらゆるメディアで、 あるいは群衆の中で出合った「気になる言葉」をピックアップ。 すべて123文字で綴った日本語論・日本人論である。
★123文字による簡潔な情報伝達の文章スタイルは「知的所有権登録 187441号」を取得しています。
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2020年7月分
「調和の幻想。」
の題でコレージュ・ド・フランスにて講演した杉本博司氏(本日の『日本経済新聞』朝刊)。自然との調和は崩れ、当初の理念から遠く儲け主義に陥った五輪は途上国で他国が支援し開催すべきと。誠に同感。世界の岐路は感染拡大の今ではなく遥か前であったと言いたい。
●No.6602/7.31

「ノンフィクションの人ですね。」
と言われると加藤登紀子氏(先日の『GOOD NEIGHBORS』)。「世界中のいろんな国で体験した事やリアルに起きた事にこだわり」そこから生まれた各国の歌を日本語の歌にして紹介したいと述べた。最近の朝ドラは人物伝を下敷きにするが、小説より奇なりだ。
●No.6601/7.30

「顎には肘をつける事ができない。」
物知りな男性がタイプだという、あいみょん氏が気に入った投稿だ(先日の『オールナイトニッポン』)。好感をもつ男性がこう言った後で「知ってる?」と訊かれたら「好きって言う」らしい。もちろん私はできないが、新体操の皆川夏穂選手ならやってしまうだろうか。
●No.6600/7.29

「仕方ないがね。」
3か月後に結婚式を控えながら突如、全身円形脱毛症になった男性が悩みながら婚約者に相談した際の彼女の言葉だ(昨日の『街録』)。農業を営む男性は、結婚後も苗木の接ぎ木ができないなどの問題が起きる度に、この言葉を返された。まず全て受け入れるという強さ。
●No.6599/7.28

「社会が欲しがるものを欲しがる。」
のが現代人の特長だと「クリエイターになりたい」若者に「何を創りたい?」と訊いても答えられない事例を紹介した紀里谷和明氏(先日の『INNOVATION WORLD ERA』)。「あなたが欲しいものは?」と問うたが、社会が欲しがらない生き方も肯定したい。
●No.6598/7.27

「ナチュラルで同性、女性が好き。」
と“美しすぎるバレーボール選手”滝沢ななえ氏(昨日の『らしく〜My Story〜』)。22歳で女性を好きになり、現役引退後にレズビアンを公表した。「人を愛することができ、うれしかった」という述懐は切実だ。性のボーダーラインはゆっくりと消えつつある。
●No.6597/7.26

「世界一幸せな動物。」
クオッカが、埼玉の「こども動物自然公園」で人気とか(今月の『日本経済新聞』朝刊)。口の両端が上がり笑顔のように見えるのが名の由来らしいが「楽しいから笑うのではない。笑うから楽しいのだ」という高名な心理学者の言によれば、この動物は楽しいはずなのだ。
●No.6596/7.25

「神さまありがとうございます。」
と22日間、空腹だったと言う女性は涙をみせ深々と頭を下げた(昨日の『おはよう日本』)。感染広がる中南米のホンジュラスで「今日は私のため。明日はあなたのため」と言いつつ貧しき民の間で無償の食料提供が行われる。世界はもう底辺の人々を救う力をもたない。
●No.6595/7.24

「性別欄に『無』。」
と記しオードリー・タンは35歳で台湾デジタル総括担当閣僚となる(先日の『日本経済新聞』朝刊)。生後8か月で話しIQは測定限界を超えたが集団生活不適応で中卒。驚異のプログラミング能力をIT大手に買われ蔡総統に抜擢された。ダ・ヴィンチも、は大袈裟か。
●No.6594/7.23

「いいか、勝負はこれからだぞ。」
など長島茂雄監督の言葉を列挙した元巨人の仁志敏久氏(昨日の『日本経済新聞』朝刊)。 “メークドラマ”の96年も「まだまだこれから」を繰り返し、対中日最終戦も「大丈夫だ思い切ってやれ」と檄を飛ばし続け見事に優勝。これは誰も励まされる。自分に言いたい。 
●No.6593/7.22

「yet mind。」
は「部下はまだ(yet)できないがいつかできる」とし不合格でなく未合格と言う指導者意識(先週の『浜松町InnovationCultureCafe』)。(株)TEAMBOX代表で早大ラグビーを選手権連覇に導いた中竹竜二氏の発想だ。成長を信じる意義。
●No.6592/7.21

「大声で話すときは正面を切る。」
複数の役者による再開後初の演劇公演となった「大地」の苦肉の演出に、目を背けられない限界を感じた(先日の『日本経済新聞』朝刊)。換気のため壁も大道具もない舞台装置は正に演劇の壁だ。出演者間の距離を保つなかで我々はそこに新たなリアルを感じられるのか。
●No.6591/7.20

「書く事でわだかまりが消失した。」
と三浦瑠璃氏(先日の『ザ・インタビュー 〜トップランナーの肖像〜』)。「死産した後の心に残る痛みと空っぽになった気持ちを、なぜ夫は理解してくれずにこんなに早く回復するのか」という思いを抱えたまま本を著した。カウンセリングにも似た「書く」という行い。
●No.6590/7.19

「背筋を伸ばすと認知機能アップ。」
と脳科学者の篠原菊紀氏(先週の『MOTIVE!!』)。箱を上げる運動時はポジティブな、下げる運動時はネガティブな出来事を思い出す実験結果もあるとか。やる気のないときに行動に移すと快感が湧く仕組みをもつのも面白い。この、脳という不可解で頼れる存在。
●No.6589/7.18

「作家と呼ばれるには足りません。」
と99歳まで作家として生きた野上弥生子(先週の『yes!?明日への便り』)。修業が足りずおこがましいと言ったが、思い描く理想があったと推察する。翻ってコピーライターは未経験でも今日から名刺の肩書に書けるが、その代わり以降は容赦ない批評に晒される。
●No.6588/7.17

「できるに決まってるだろ。」
という一流アスリートの言を“クレージーマインド”と言いつつ薦めたメンタルトレーナー・久瑠あさ美氏(先週の『MAKE MY DAY』)。「無理」と「できる」のギリギリを狙って可能な方に導くには、勘違いでもこんな意識が必要とか。大胆に臨んでこそ成就、か。
●No.6587/7.16

「アンシャン・レジーム。」
を小池都知事のカタカナ語の例に挙げた昨日の『SkyrocketCompany』。しかしこれは世界史のフランス革命の項で学ぶはずで驚かないでほしいが、内部告発者をなぜホイッスルブロワーと言うか。都の状況下で記者も言葉に突っ込む余裕はないとは思うが。
●No.6586/7.15

「努力できる親だと、努力できる。」
と脳科学者の中野信子氏(先週の『田中みな実 あったかタイム』)。人が努力できる能力(コップの大きさ)は決まっていて、それ以上コップに努力を注げない。しかもそれが遺伝であることが脳科学の常識とか。自分を努力家とみるかどうかは、自分でも評価が分かれる。
●No.6585/7.14

「必ず最高に幸せな事につながる。」
と思って目の前の出来事に対処していると千代里氏(『メトロポリターナ』7月号)。「一見、解決に関係なさそうな事が突破口になる場合も多い」という一言が何にでも立ち向かう力をくれる。「ピンチはチャンス」を疑い続けた末の気持ちという素直さにも共感できた。
●No.6584/7.13

「相貌(そうぼう)心理学。」
を日本で唯一、研究する佐藤ブゾン貴子氏(昨日の『セブンカフェ』)。顔のどこに力があるかで人間を3型に分けるが、額・目は思考派、頬骨は感情派、鼻から下は活動派とか。活動派は目の前の現実しか信じないが、この型のカンニング竹山氏はその通りの事を言った。
●No.6583/7.12

「作品のない展示室。」
なる企画展の名を聞いても「ひねりを効かせただけで何かあるはず」と高を括りたくなるが、世田谷美術館は「窓の外の景色を見せる」という意図で真面目に開催(『週刊新潮』7月16日号)。普段は作品で隠れる壁の汚れを取るなど準備は意外に大変だったとか。無料。
●No.6582/7.11

「AIを超える。」
と今では夢物語の形容が藤井聡太七段の実力とか(今週の『クローズアップ現代』)。棋聖戦挑戦権を決定づけた「三六銀」は千万通りのAI分析では評価が低いが7千万通りでは賞賛に変わる。つまりAIが考え抜いた先の一手を指したと言え最早隙がないとも。正に夢。
●No.6581/7.10

「リズムがいい建築と悪い建築。」
があると隈研吾氏(昨日の『TOKYO SPEAKEASY』)。歩いてリズムに乗れる建築がいいとか。対して「呼吸もリズムだからそれに共鳴する方がいい」と澤和樹・東京藝大学長。広告文にもリズムがあって高級マンションはアダージオに、IT関連はアレグロで。
●No.6580/7.9

「山葵で日本酒を飲む。」
という言葉が南沢奈央氏から放たれるとは(先日の『あてなよる』)。あてが途切れたときなど私も山葵で飲む事がある。無論、塩だけでも飲めるのだが昔、六本木の飲み屋で朝まで毎日、あてなしで飲んでいた先輩は早逝した。やはり、あてと酒の相性を愉しむのがいい。
●No.6579/7.8

「ハムカツ初体験。」
のクリス智子氏に「ソースはハムと衣の間にちょっとたらす」と衣の触感が保たれソース味が広がらない、と教えた植野広生・dancyu編集長(本日の『GOOD NEIGHBORS』)。50歳近くで初という点に上品さがのぞく。私はハムカツでザリガニを釣った。
●No.6578/7.7

「ゴムホースに生命が宿る。」
と中島由佳氏(先日の『日本経済新聞』朝刊)。道端のゴムホースのとぐろに力強さを感じ、長年の使用で鱗のようになった上半分と色褪せた下半分の対比に同じ物のない一期一会を感じる、という異端。探すまでもなく、風景から浮かび上がるとか。一途に思う力は尊い。
●No.6577/7.6

「弱者でも強者を倒せる。」
と野村克也氏(先日の『あの人に会いたい』)。「野球は意外性のスポーツ」が理由だが、それより何より伊東ゆかりと交際していた柴田勲の打席で「あなたが噛んだ小指が痛い♪」と彼女の曲を歌ったというエピソードは笑った。こんな事をする捕手が今いるのだろうか。
●No.6576/7.5

「ビジネススーツ・ビルディング。」
とは画一的で面白みに欠ける都会のビル(先日の『日本経済新聞』朝刊)。いかに炎上しないかに心を砕き目立つことを好まないサラリーマン社長の増加も原因と五十嵐太郎氏。私も指摘してきたが、“街づくり”と称した個性のかけらもない開発には空しさしか感じない。
●No.6575/7.4

「どれ位が東京出身じゃないの?」
と都民に問うたマンボウやしろ氏(本日の『SkyrocketCompany』)。私も都税は収めたが都民の経験はなく訊きたい。「東京の人は冷たいと言うが冷たい(対応)をつくるのは全国から来た人」と喝破。「東京」なるものの原因は密集・密接が生む焦燥か。
●No.6574/7.3

「電線が花や蔦、血管に見えた。」
そんな小学3年生時の衝動を起点に、いま「電線愛好家」を名乗る石山蓮華氏(昨日の『GOOD NEIGHBORS』』)。愛着は「ラッシングロッドのくねくねが可愛い」と材料にまで及ぶ。「下北沢のミスド2階からの電線の風景」が一番とか。一途に思う力が尊い。
●No.6573/7.2

「出てくるもんですねぇ〜。」
と何度も言ったバービーボーイズの杏子氏(先日の『WONDER CIRCLE STORIES』)。大学卒業後に1年間のOL生活をした際に「渋谷」駅でスポーツバッグを2度と小型扇風機を忘れたが全て出てきたとか。私は計4回、財布を落としたが3回戻ってきた。
●No.6572/7.1

川中紀行のnoteもぜひご覧ください。
「今日の気になる言葉123」と一部が連動しています。
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